2008年11月14日
谷「スタメン&日本一」奪回宣言…FA宣言せず単年契約で残留
![](http://joker.rgr.jp/g/200811/14-1.jpg)
晴れやかな気持ちだった。谷の気持ちは、すでに来季に向いていた。「球団から残ってほしいと言われた。自分も巨人でやりたいつもりでした。今年は日本一を逃したので、日本一を目指して頑張りたい」再び巨人の一員として日本一に貢献することを決めた。
移籍2年目の今季は、開幕こそスタメンに名を連ねたが、亀井ら若手の台頭もあって途中出場の機会も増えた。しかし、準備を怠らずに代打でも結果を残した。シーズン終盤には先発出場が増えたものの、スタメンは88試合にとどまり、移籍1年目の07年を下回った。「もう一回レギュラーを取れるように、(オフは)始動したい」と語気を強めた。
この日の会談では、残留することで合意する一方、契約年数、金額提示など詳細は詰めなかった。「(自分は)単年で、という気持ち。条件は次以降ですね」と金額などについては今後、球団と話を進める。契約年数については、1年契約でまとまる可能性が高い。長期契約を結んで、自分への甘えをなくすのが狙い。規定打席には到達しなかったものの、打率2割9分5厘は高い技術の証明。日本一奪回に不可欠なキーマンが、欠かせない戦力になる。