2008年11月07日
これぞ主将打!巨人、阿部の活躍でV王手
![](http://joker.rgr.jp/g/200811/07-1.jpg)
G党が総立ちでヒーローを出迎えた。「阿部、サイコーだ!」。試合後のお立ち台。阿部の登場に、声援のボルテージは最高潮に達した。左翼席では球団旗がはためき、オレンジ色のマフラーを巻いたファンが手を振り、声を張り上げた。
「きょうやっとチームに貢献できたなと思います。サイコーです!!」
“慎ちゃん劇場”だった。勝った方が王手をかける大事な一戦で、2安打2打点の大暴れだ。
まずは0−1の二回。先発涌井の初球、144キロの直球をバックスクリーンへたたき込んだ。
1−2の七回には、一死二塁の好機で右前適時打。阿部の一打で打線に火がつき、この回5連打で一挙4得点。初戦で1安打1得点に抑えられた西武のエースをKOだ。
“緊急事態”を救った。第4戦を終えてチーム打率.182。原監督は打率.083(12打数1安打)、8三振の李承ヨプ(イ・スンヨプ)をベンチに下げ、阿部に7月22日の阪神戦以来となる5番を任せた。敵地・西武ドームでの試合はこの試合が最後。阿部は「自分(の先発出場)は最後だと思っていた」と安どの表情を浮かべた。
「仙豆(せんず)がどこかにないかなあ…」「コピーロボットがいてくれたらなあ…」
リーグ優勝を決めた10月10日のヤクルト戦で右肩を負傷。リハビリ中、まじめな顔でアニメ『ドラゴンボール』に登場する骨折をも一瞬で治す豆や、アニメ『パーマン』に出てくる分身ロボットをほしがった。家では今年4月に生まれた長女の眞子ちゃんを抱き上げて筋トレに励んだ。
まだスローイングはできず、打撃でも再発の危険性があるため、バットを振り抜いた際に添えている左手を離すことが禁じられている。DHがない第6戦以降は代打の切り札として出番を待つ。
3勝2敗と王手をかけ、お立ち台で原監督の声も弾んだ。「(阿部は)やってくれると信じていました。気分よく東京ドームでジャイアンツらしい戦い方をしたいと思います。期待してください。頑張ります!!」
さあ、6年ぶり21度目の日本一まであと1勝だ。
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