2008年11月08日
日本シリーズ 8日、東京Dで第6戦 巨人が勝てば日本一
![](http://joker.rgr.jp/g/200811/08-1.jpg)
第6戦は高橋尚の先発が有力。原監督は「先発投手がいかに辛抱して相手に主導権を握らせないようにするか」と勝負のポイントを挙げている。高橋尚が試合を作れるかどうかが勝敗を左右しそうだ。
高橋尚は7日、東京ドームでダッシュやキャッチボールなどを行って調整した。6日には西武ドームのブルペンに入っており、準備は万端。「プレッシャーを楽しみながら、自分らしい投球ができればいい」と意気込みを語った。
過去の実績が左腕を後押しする。高橋尚は今回の第2戦(2日)も含め、日本シリーズ3試合に先発し、2勝負けなし。新人だった00年はダイエー(現ソフトバンク)との第5戦で完封勝利を挙げて日本一に王手をかけ、02年の西武との第4戦では8回2失点で勝ち投手になって日本一を決めた。今回の第2戦も六回途中まで中島の2ランだけに抑えた。
高橋尚は「いいイメージを持ってマウンドに立てる」と自信をのぞかせる。山口や越智、西村健ら若手の中継ぎが好投しており、「うちはリリーフ投手が良いので、つなぐことを考え、最初からどんどん飛ばしたい」と、高橋尚は立ち上がりからエンジン全開で行くつもりだ。
負けが許されない状況に立たされ、渡辺監督は「なりふり構わずいく」。岸ら先発投手陣を中継ぎに回し、総動員態勢を敷く考えだ。そんな大事な一戦の先発マウンドには帆足が立つのが確実。
帆足は今季、11勝6敗で05年以来の2けた勝利に到達した。しかし、日本ハムとのクライマックスシリーズ第2ステージ第3戦に先発して5回5失点で黒星を喫し、前回登板の日本シリーズ第2戦では5回1失点の好投も実らず、2戦とも白星から見放されている。
強気な投球が満ち味だが、前回の自身の投球について「力が入りすぎて、ボールを引っかけたりしていた」と分析。強気に攻める気持ちが力みにつながり、空回りして制球を乱すシーンが見られた。そのため、第6戦ではパームボールを武器に低めを丁寧に突く投球で、ゴロを打たせて仕留める策を頭に描いている。
登板を翌日に控え、帆足は涌井とキャッチボールやランニングなど約1時間、軽めのメニューをこなした。体調も「よくなっている」と笑顔で話し、順調な調整ぶり。
第2戦に続いて高橋尚との左腕対決。「うちはとにかく勝つしかない」。プロ8年目の29歳は、言葉に気合を込めた。
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