2022年06月17日
余市川中流域でウェットフライ
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型ものヤマメを逃して茫然
これまでの経験から、6月のフライ釣行は低水温で魚の活性が遅れている渓流よりも、本流でのウェットフライの方が釣果が得られることから、本流を優先させてきた。
渓流フライは7月にはいってから釣行を本格化させる考えだが、今年は熊の出没情報が異常に多く、あまり深追いしない釣行を心がけていくつもりだ。
本流フライはウェットフライが中心のために、道央圏ではどうしても広い川幅を持つ尻別川と余市川が主体。それに千歳川を加えた3河川が6月の主たる本流の釣行先だが、すでに千歳川と尻別川は初日を終え、6月16日に残りの余市川へ釣行した。
今回のポイントは余市川中流の大江橋付近。昨年何度も足を運んだ流域だ。昨年は、雪代の終わった6月は型もののヤマメが釣れる、との話に乗せられて釣行したが、水温の上昇が遅れたことと、多くの釣人が入ったことで釣果は20センチクラスの虹鱒と20センチに届かないヤマメが数匹だけ。今回はその雪辱も兼ねている。
今季初釣行の余市川だが、16日は15日夜半からの雨が残り午前5時点でも小雨の降る生憎の天気。
入川ポイントは月見橋下流で、昨年は全くアタリの無かった場所だ。それでも入川したのは、流れがザラ瀬から平瀬、流れ出しの小渕となっている、”見た目”の素晴らしいポイントだから。それだけに多くの釣人が入っているようで、河岸には昨日らしい新しい足跡がいくつも残されていた。
その場所から月見橋を越えた上流に、自分よりも先に入っていた釣人の姿が見え隠れしている。
第1投のソフトハックルをザラ瀬の流れ込みから平瀬に変るポイントに打ち込んだ。ダウンクロスでスウィングさせたラインをリトリーブして魚を誘う。
これを何度も繰り返しながら釣り下るが、ヤマメの新子がスレで掛かったほかは小さな反応さえない。そして小渕に着いたが、ここでも魚影は感じられない。ここまでの時間は1時間ほど。
仕方なく次のポイントの大江橋下流に入ることにした。ここもザラ瀬と平瀬が交互するが、先に記した虹鱒とヤマメがヒットしたポイントなので、少しは期待できそう。
ところが、どう道を間違えたのか然別川の上流に迷い着いた。この上流は、昨年ドライフライで25センチ近くのヤマメを釣り上げた場所。折角だからと、ドライフライを用いて渓流を釣り上がることにした。
ただ、さすがにまだ水温が低いのか、200メートルほど釣り上がっても一度もアタリはなかった。
あらためて目的地の大江橋の下流に向かう。
月見橋下流と同じようにザラ瀬から平瀬に替わるポイントに、今回はグレートセッジを使用して流すことにした。
先ほどのポイントでの不振もあり、半信半疑でフライを流していると、ようやく竿をしならせてグイグイと引きずるアタリがきた。
暴れながら手元に寄ってきたのは、尺には及ばないものの軽く27、8センチは越えているヤマメ。
ようやく型ものが釣れた安堵して岸に引き上げる。それなのに思わぬ不幸が。口からフライを外しカメラを向けようとしている隙に、暴れて逃げられてしまった。初めからネットを用いればどうということは無かったはずなのに。
気持ちを入れ替えて、再びヒットしたポイントにフライを流し込むとすぐにアタリが。今度は先ほどよりも軽い。上がってきたのは20センチほどの虹鱒。そしてそれから3投目にようやくヤマメがヒットしたが、型は17、8センチと、先ほどのヤマメとは比べようもない。
その後はヤマメの新子がスレ掛かりで何匹か上がったが、竿のしなるようなアタリは二度とこなかった。
写真説明@月見橋下の余市川中流域。こんなポイントなのに魚影は感じられなかったA道を間違えて行きついた然別川上流。ついでにドライフライ行ったが、アタリは皆無B月見橋下のポイントCここでヒットした虹鱒とヤマメ。残念ながら型ものヤマメは逃げられた
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