2020年07月31日
最後の切り札の余市川支流へ
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ヤマメの活性化が進む白井川
6月から始めた今年の渓流釣行は、7月の第4週で8回目。内訳は、尻別川と余市川、白老がそれぞれ2回で、日高と浜益が各1回。
いずれもヤマメが目的の釣行だが、未だに尺上の型ものを手にしてはいない。
そして、7月30日に釣行した9回目の行先は余市川支流。ここは6月初旬に一度訪れている。その時は、山岳渓流だけに水温が低くて魚も不活性だったことから、ほとんど釣りにならなかった。
その後、7月16日に釣行した余市川中流域で20センチ越えのヤマメがようやくヒット。だが、このひと月で渇水が進み、本流で釣果を上げるのが難しくなってきた。
逆に、活性が遅れていた支流は、気温の上昇とともに上流域の淵や釜、平瀬、流れ込みなどのポイントで釣果が上がってきたようだ。
30日の釣行は、白井川の上流域で竿を出した。白井川はヤマメの濃い川として知られているが、過去の釣行では誰もが入る入渓ポイント付近は渋く、大型のドライフライに絡む魚はほとんどいなかった。
それを加味して、今回の入渓地点は余り釣人の入らない場所を選んだ。しかし誰もが同じことを考えるようで、入渓地点からすぐの場所では、針にもかからない小さな魚しか反応しない。
それでも、100メートルほど釣り上がるとようやく12、3センチのヤマメのヒットが。
そして次第に型が良くなり、20センチ越えも相次いで飛び出す。同じようなサイズのアメマスも混じって、ようやくいつもの白井川上流の姿が復活。 途中から白井川に流れ出る支流に寄り道したが、いつもは小さなヤマメが飛び出すポイントが続くのに、今回は全く反応がなかった。
魚は小滝の釜底に見え隠れしているので、単に大型フライに飛びつくサイズがいなかっただけだろう。
再び本流に戻り遡行を再開するが、太陽が上流方向から顔を出して、サングラスも役に立たないほどの逆光状態。ドライへの反応が無くなったこともあり、もう少しで魚止めの堰堤という付近から、川を下って入渓地点まで戻った。
この日の釣果は、20センチほどの岩魚と20センチ越えのヤマメが3匹、12センチから15、6センチのヤマメが10匹ほど。正味2時間の釣行だったが、型はともかくとして、ドライフライへのヤマメの反応を久しぶりに楽しむことができた。
朝まず目は過ぎたが、まだ9時前で時間があることから、すぐ近くの銀山の頭首工に行くことした。
ここは、前回の釣行で20センチ越えのヤマメを釣った場所。今回は下流への釣り下りではなく、頭首工から上流への遡行。この上流には、支流の流れ込みでできた大きな淵があり、昨年そのポイントで25センチクラスのヤマメを手にした。
再びそのサイズをヒットさせたい、との想いから。ここで2時間近く粘ったが、小さな魚のライズは頻繁に起きるのに、フライにヒットするような型ものは出てこない。やはりこの時期は、朝まず目や夕まず目でないと難しいようだ。
写真@A白井川上流の景観。ここでも渇水が進んできていたB#10のドライフライにヒットしたヤマメと岩魚
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