2021年09月18日
秋の余市川本流の厳しさを実感
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銀山頭首工で小ヤマメだけがヒット
今回の釣りはどこに行こうか、と行先を迷った末に9月16日に釣行したのは、大江頭首工下流の余市川中流域。今年ここまで4回釣行した場所だ。だからと言って、過去の釣果は指を折って数えられるほどの貧果。
それなのに、これだけの回数を赴いたのは、思わせぶりの景観とウェットフライに適した流れに魅入られたから。例え貧果に終わっても「ここには大物が潜んでいる」と思い込んで、性懲りもなく何度も通い詰めてきた。
いずれその呪縛も解けるだろうが、まだその時期ではないようだ。
今回の入川地点は仁木町の月見橋より下流にある、以前に一度入ったことのある橋の下から。ザラ瀬から流れ込み、淵、そして平瀬と連続した格好のポイントが作られている。ここに来れば、誰しも竿を出したくなるだろうという場所だ。
しかし、以前の釣行では小さなヤマメしか手にすることができなかった。それは、雪代が遅くて水温が低いなどの時期的な影響だろうと思っていた。
今回は、初夏まで増水で立ち込むことが困難だったポイントが、対岸まで渡れるほどに水量が減少。それによって、ウェットフライを狙ったポイントに打ち込むことができるようになった。
問題は魚影は、流れの遅い淵では何度も鮭の跳ねが起きるが、流れ込みや流れだし、平瀬といった魚がいれば定位しているはずの其々のポイントからは、竿を出してから2時間が経過しても何の反応もない。
ここはもともと極端に魚影の薄い場所なのでは、との疑念が沸き起こる。結局今回も魚の姿を確認することができなかった。
ならば、ここから10キロほど上流の銀山頭首工はどうだろうか、と思い直して移動することにした。
この頭首工の下流は、岩盤底に切れ込みの入った流れだしや淵が作られており、過去の釣行ではフライに幾匹ものヤマメがヒットした。
しかし今回はどうした加減か、頭首工から100メートルほど下がってもまったくアタリはこない。頭首工は、遡上しやすい魚道が機能しないために、それに代わりゲートを全開。これによって水量は多くて、水流も鮭でも登れないほど激しい流れとなっていた。頭首工直下の流れの中に、遡上できない鮭が溜まっていた。こうしたことが下流の魚に影響を与えているのか。
頭首工下流を釣り下ることを諦めて、今度は頭首工の上流に向かうことにした。
頭首工のすぐ上流に支流も流れ込んでいて、緩やかなザラ瀬から代わる流れ出しや淵、水深のある平瀬などのポイントが連続する。ここでは過去に型もののヤマメを釣り上げたことがある。今回はどうだろうか。
支流の流れ込みから平瀬、淵に代る絶好のポイントに上流からウェットフライを流す。魚がいれば絶対にアタリが来るはず、と身構えるが、流すポイントを代えるなどあの手この手で攻めるが、まったく手ごたえがない。
ここから上流200〜300メートルまで、長いザラ瀬が続いている。そしてその先に荒瀬が見え隠れしているが、これまでの釣行ではそこまで釣り上がったことがない。
今回は1匹でも魚の姿を見たい、と荒瀬まで遡行した。途中の水深の無いザラ瀬で、小さなライズが発生していた。どうも新子ヤマメらしいが、フライには掛からない。
ようやく荒瀬に到着。荒瀬の下流には水深のない早瀬が築かれていた。そこに今度は小さなドライフライを流す。すると、フライを引き込もうとする魚がスレがかりした。10センチ足らずヤマメだった。同じ場所にフライを流すと、連続してアタリが。先ほどと同じような小ヤマメがヒットするが、それ以上のサイズはいないようだ。
さらに釣り上がろうと上流を見ると、遠くに釣人らしい姿が見える。ここから300メートルはあるだろうか。彼はどこから入ったのだろうか、と考えるのと同時に、この日の釣りを終える事にした。この時期の本流釣りは、思った以上に厳しいと実感した釣行だった。
写真説明@大江頭首工下の余市川中流に今年5回目の釣行。景観は素晴らしいが魚影は極端に薄いAB銀山頭首工に場所を替えたが、ここも小さなヤマメしか相手にしてくれなかったCヒットしたのはこのサイズの小ヤマメ
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