2016年10月14日
秋の千歳川上流でウェットフライ
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釣人銀座で厳しい釣果
連休2日目の釣行先は千歳川上流。この川も、自分にとってホームグランドのひとつ。今回の釣行は、6月初旬以来4か月ぶりとなる。いつもの年は月に1度は通うほど頻繁に釣行していたのが、今年に入ってピタリと止まった。
前回の小樽内川の更新ブログでも記載したが、その原因は仕事の関係で釣行自体が減少したことと、オショロコマを求めて尻別川支流や余市川支流、はては白老河川への釣行が増加したことによる。
この川も、坊主になったことがほとんどない、釣果の期待できる川。しかし、釣人銀座と言われるように、平日でも多くの釣人が押し寄せる。入川ポイントを間違えると1匹も釣れない事もあり、他の釣人が入っているのか、濁りはどうか、水量はどうなっているのか、といった判断が釣果の大きなウエートを占める。
上流に架かる橋から川の流れを見ると、いつもよりも増水気味。ただ、立ち込んでの釣りには支障がなさそう。そして早速、上流から釣り下ってきた釣人を発見。
今回は、ウェットフライとニンフだけで釣り下がることにした。というのも、昨年秋の釣行で、ドライフライにヒットしたのが、ピン子ヤマメと20センチに満たないブラウンだけだったことから。型もののアタリは1回もなかった。
6月のヤマメ解禁から4カ月も経つと、型ものはキープされて、針がかりのしない小さな魚だけが残される。そのピン子ヤマメさえも持ち帰る釣人の存在で、秋の千歳川の釣りは、いつも釣果が厳しい状況となる。
入川した12日は、前夜からの雨は収まったが、朝から曇り模様。今回は陽を一杯に浴びた、清冽な流れを楽しむのは無理のようだ。川底を覗いても、陽の光が届かないことから、はっきりと見通すことができない。それでも、流芯から外れた穏やかな平瀬で、ピン子ヤマメの小さなライズが相次ぐ。
流芯に向けて、クロスダウンで打ち込んだのは、#10のダンケルト。スィングさせたあと、リトリーブで魚を引き寄せる。3投目に小さなアタリがきたが、すぐに針から外れた。その2投後に初めてのヒット。簡単に寄ってきたので、拍子抜けすると10センチ足らずのヤマメ。
このクラスが、先ほどのライズの主のようだ。その後も、4〜5投に1回のアタリがくる。ほとんどが、流れの穏やかな流芯脇か、少し水深のある平瀬から。
できるだけ、流芯を跨いだ対岸方向に打ち込むようにしたが、アタリは流芯脇と平瀬に集中。ヒットするのは、相変わらずピン子よりも僅かに大きなヤマメのみ。
川の浅瀬まで、ススキが生い繁っているポイントまできた。そのススキの間から、少し大きなアタリが。引き寄せると、結構暴れるが、それほど大きくはなさそう。
ネットに入ったのは、20センチほどのブラウンだった。その後、釣り下っての釣果は、ヤマメが5匹に対してブラウン3匹、20センチほどのウグイが1匹という結果。残念ならが、型ものや大物を手にすることはできなかった。
釣りとは別の話しだが、この千歳川上流で見る今年の鮭の遡上数が少ないように感じた。いつもの今時期は、立ち込んだ足元にぶつかるほどの大量の鮭が見られるのに。インディアンス水車で遡上数の調整を行っているのだろうか。
同じような鮭の遡上河川の白老・アヨロ川でも、川を遡上する鮭の数が少なかった。今年は鮭の裏年に当たるのかも知れない。
産卵後の鮭は、亡骸となって川の栄養分に代わり、棲息する魚にその栄養が受け継がれていく。こうした循環性のある川は、清冽な流れが特徴で、いつも気持の良い釣りをさせてくれる。だから、役割を終えた鮭の亡骸を見るとたびに、川の豊かさを実感する。間違っても釣ってはいけない。
写真は千歳川上流の景観。あいにくの曇り空で、いつもの清冽さが感じられなかった。下は、ウェットフライにヒットしたブラウン。この時期、型ものは難しいのかも知れない
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これまで楽をしてきた報いが、今になってどっと押し寄せてきました。
そのために釣行回数が減り、お世話になっている方々のブログ訪問もままならない状態ですす。
あき缶さんは、釣人としてのあるべき姿を、いつも身を持って示しておられます。
「釣人である前に、モラルや環境を守れる社会人であれ」という姿勢に、いつも感銘を受けてきました。これからも、ご指導をお願い申し上げます。
あき缶さんの地元・鵡川をまたお伺いします。会える日を楽しみにしております!!
でも、何処に行っても先行者だらけでヒットに恵まれる事はありませんでしたね。(^^;
今年は鮭に関しては確かに良くないと思います。
一部地域を除いては、漁獲数も壊滅的と耳にしていますが、
そんな中でも上流部で真っ黒になった鮭を密漁している輩がいるのには
溜息も尽き果てる思いです。
先日、地元サーフでマツカワを狙っていましたが、近くで鮭釣りをしていた
初老の方々が「マツカワが何枚か釣れた」と喜んでいましたが
どれも20〜30cm前後の小さなサイズでした。
「35cm以下はリリースがルールですよ」って言ったのですが
「小さくてもマツカワは旨いんだ」
「せっかく釣れたのに放すなんてオカシイ」
「お前さんの釣った魚じゃないだろう」と怒られちゃいました。
何のために放流事業をしているのか、もう少し考えて欲しいなあ、と
思いましたが、海でも川でも、
後の世代の分まで釣り尽してはダメなんですけどねぇ。