2015年10月14日
秋色に染まる小樽内川上流
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ちびやまめと岩魚が相手を
中山峠が吹雪模様となった昨日13日、小樽内川上流部に入渓した。小樽内川には、9月14日に入渓して以来ひと月振りの釣行。また、小樽内川本流としては、二ヶ月振りとなる。
土日に多くのアングラーの入る、釣果を求めるには厳しい川だが、今月に入ってから週末に天気が崩れることが多く、ある程度の確信を持ってこの川を選んだ。
ただ、当日も朝から雨模様だったほか、気温も7度を下回り、遡行している最中にみぞれと雷が鳴り出すという、厳しい条件。多分、最上流部の春香山頂上では雪模様となったものと見られる。
しかし、この川は他の渓流とは異なり、林道に沿って流れていることから、突然の増水・鉄砲水でも逃げることができる。そうした条件も、雨の中での釣行先に選んだ理由。
始めに入渓したのは、さっぽろ湖インレットから1キロほど上流の橋の下。いつもは、ザラ瀬で楽に遡行できる場所も、週末の大雨の影響で水位が増しており、対岸に渡ることさえできない。すぐ上流にある、流れ込みで造られた淵にドライフライを打ち込むが、夏の渓流とは異なり底から浮き上がる魚は見えない。
場所を上流の春香山登山口に移動。8月中旬には登山口から約4キロ先の橋まで、林道を1時間ほど歩いたが、今回は支流・奥手稲の沢川を越えてから1キロほどの地点。林道からは、紅葉に染まる森の景色が続く。標高が高いことから、下流よりも枯れ落ちた広葉樹が目立つ。
入渓地点は水位がいつもより高く、川の真ん中を遡行すると足を取られるほど水流も早い。しかし、流れの穏やかな平瀬や瀬脇、淵、肩はそれなりに点在して、ドライフライを打ち込むには支障はない。
目の前の淵に大型のカディスを打ち込むと、早速10センチ足らずのサビの入ったやまめが食いつく。そして、同じ場所で同じようなチビやまめが、体に似合わないフライに飛びついた。
川岸を見ると、草や蕗が増水の跡を示すように連続して横倒しになっている。川に棲息する魚たちも、増水により捕食に苦労したのだろうか。
入渓地点から1キロほど遡行したが、流れのないトロ場で20センチほどの岩魚がヒットしたほかは、釣れるのはチビやまめだけ。8月の釣行時のような尺越えの岩魚や型物のやまめは見当たらない。流れ込みから淵に変わる、絶好のポイントでも底を這わせたニンフにさえも反応は無かった。そして、みぞれ混じりの強い雨が再び降りだした。遠くからは雷の音が連続して鳴り響く。
遡行をあきらめて入渓地点まで戻ると、雨は上がり少しだけ青空も見えてきた。せっかくの釣行、今度は比較的穏やかな流れの支流に入ることにした。川幅は広いところでも3メートルほどだが、落ち込みや肩からやまめに混じって、本流では1匹しか釣れなかった岩魚が顔を出す。棲み分けが行われているのかもしれない。
小さいながらもヒットする魚が増えきた。さらに上流へと向かおうとすると、雲が厚く垂れ込んで、あっという間に夜の帳が下りたような暗闇が押し寄せた。流したフライも確認できない。そして、この支流は流れは穏やかだが、鉄砲水から逃げる場所が少ない。そうこうしている内に雨が本降りとなり、慌てて入渓地点まで戻った。
写真説明@:紅葉がピークを迎えるさっぽろ湖の景観。このあと、天気が急変、同A:小樽内川上流の渓相。秋が深まり紅葉や枯れ葉が目立つ、同B:釣れるのは錆びの入った小さなやまめ、同C:支流では岩魚も飛び出た。本流と棲み分けが出来ているのでは
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