2015年09月30日
ラルマナイ川支流へ釣行
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滝つぼからオショロコマが
2年ほど前にある方がyoutubeに投稿された、ラルマナイ川支流での釣行動画がずっと気になっていた。その動画には、小滝の連続する支流の釜や滝つぼで釣れた岩魚が映されていた。
ラルマナイ川本流では、下流域で何度も岩魚や虹鱒を釣った経験はある。しかし上流は魚がいないものと鼻から決め付けていた。実際には、数は少ないが魚は棲息していることが昨年6月の釣行で分かった。
その後も10月に上流へと釣行したが、目的地はラルマナイ川支流だった。その時は、9月の記録的な大雨よる影響が、流域の長いラルマナイ川でも現れていた。
入渓地点の林道は川の氾濫で寸断、その先が崖となっていたほか、河原も幅100メートルに渡り上流から流れ着いた流木や大きな岩で広げられるなど、様相が激変していた。それでも水量は落ち着いていて、川も澄み切っていたことから入渓した。
ラルマナイ川上流への遡行から、15分ほどで川は二筋に分かれた。左の支流は思いのほか川幅が広く、本流とそれほど変わらない。
すぐに小滝の連続するゴルジュが姿を見せた。滝つぼや釜は底まで見通せるほど透き通っているが、ドライへの反応は全くなかった。結局、支流への遡行を諦めてラルマナイ川本流を遡行した。
今回、入渓地点を代えて、あらためてその支流での釣行を試みた。国道横に設けられている、鍵の掛けられた林道ゲートを潜り抜けて600メートルほど下ると、支流の中流域が見えてくる。砂防ダムが構築されているすぐ横には、林道修復工事のための土木会社のプレハブ事務棟が設けられ、下流にはパワーショベルがせわしなく働いていた。
2段になっている砂防ダムの落ち込みからは、魚の反応はない。砂防ダム上流は細い流れだが、蛇行や大岩が作る落ち込み、流れ出し、淵などが続く。だが、ここまでフライへの反応はない。
200メートルほどして渓相は一変、連続して小滝や滝つぼが現れた。初めの小滝の落ち込みで、20センチほどの魚が泳いでいるのを確認したが、フライには反応しない。続いて、二つ目の滝つぼでようやくヒットしたのは、同じく20センチほどの薄いピンクの斑点を持つオショロコマだった。この川には、岩魚と虹鱒しか棲息しないと思い込んでいただけに、少し驚くとともに嬉しくなった。
ところが、この滝が魚止めの滝だったのか、次々に現れる滝つぼや釜からフライへの反応はない。それでも上流へと遡行を続けると、このところ痛い目にあっている雨の急襲。
目の前はゴルジュで、その先には幾つもの岩が崩落して築かれた、自然のダムが作られていた。それほどひどい雨ではなかったが、増水により滝を降りるのが難しくなりそうなので、早めに下ることにした。
その途中の落ち込みで、この日2匹目の10センチ足らずの魚がヒットした。残念ながらオショロコマではなく岩魚だった。
前回のペーペナイ川上流では、同じオショロコマでも岩魚に似た茶色系統と、アメマスに似た白っぽい肌の二つの系統が棲息していた。今回釣れたのはアメマス系のオショロコマだが、別種なのだろうかと疑問に思った。
以前、十勝の戸蔦別川上流で釣った尺余りのオショロコマも、白っぽい肌に白い小さな斑点と薄いピンク状の斑点だった。オショロコマは、ある程度大きくなると肌合いも変わっていくものなのだろうか。
それにしてもこの川でオショロコマに会えたことは、どのような釣果にも勝る。ただ、美しい渓観を楽しむには取っておきの場所だが、魚影は思った以上に薄い。これは、釣人が入り込んだためではなく、もともとの厳しい棲息環境からくるものだろう。
写真説明@:中流域に設けられている砂防ダム。落ち込みからは魚の反応はない、同A:小滝の作る渓相の美しさは最高だが・・・、同B:2番目の滝つぼでヒットしたオショロコマ、同C:最上流はゴルジュ状で踏み出す足を止める。奥に見えるのが岩で築かれた自然のダム
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