2015年09月28日
ペーペナイ川上流のオショロコマ
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突然の雷雨で遭難の危機
久しぶりに週末に時間が出来た。さてどこへ行こうか、といろいろ考えた末に決めたのは、京極の双葉ダム上流。上流に新しく築かれた京極ダムには、流れ出る三本の支流がある。そのうちのひとつには、岩魚やアメマスのほかオショロコマも棲息しているという。
このペーペナイ川上流部は、京極ダムの建設に伴って長期間に渡って一般車両の通行止めが実施されてきた。当然、上流に釣人は立ち入ることはできなかった。魚が棲息していたら無垢の状態でいるはず、と6月末と7月中旬の2度に渡って現地を訪れた。
この時の釣行は、ブログにも掲載したとおり釣果の無い散々たる結果だった。その原因を地図や過去の情報を元に考えてみた。その結果、入渓した地点から上流には二つの堰堤があり、魚は下流からの遡上がここで止められ、上流からも下ることができないようだ。つまり、二つ目の堰堤の上流から入渓すれば魚を確認することができるということ。
二つ目の堰堤から入渓するためには、川を下流から遡るかゲートの閉じられた林道を1キロ近く歩くことになる。今回は、林道を経由して入渓ポイントまで歩くことにした。そこまで15分ほどの距離なのに、熊のものと思われる糞があちこちに見られた。熊鈴を思いっきり振り回し、ホイッスルを大きく吹き鳴らしながら現地に。
入渓地点の堰堤の上から、落ち込みに試しにドライフライを落とすが、やはり反応はない。地図上では、この堰堤から1キロほど上流で林道に架かる橋がある。そこを目指して遡行を開始した。
初めにドライに反応したのは、50メートルほど行った流れ出しから平瀬に変わるポイント。この川で初めてヒットした魚を慎重に取り込むと、小さな赤い斑点の入った15センチほどのオショロコマ。やはりここにはいた。
その後も流れ出しやカタ、岩陰などからオショロコマが飛び出るが、数は少なく小さなサイズばかり。上流に行くほど渓相は荒くなり、アタリも少なくなる。そして、川幅が狭まった分だけ水流も激しさを増してきた。
そろそろ、橋が見えてくるのではと上流を眺めるが、それらしくものは見当たらない。途中で気づかずに越えてしまったのか、と立ち止まって地図を確認していると、空はにわかに暗くなった。そして、滝のような雨が一気に降り出した。それとともに、強い光を放った雷がバリバリーという大きな音を立てて近くに落ちる。そのうちのひとつは、真横にまばゆい光が流れたと思った瞬間、間をおかずドーンという地面を揺らすほどの雷鳴が。
川も幾分増水して濁りが入ってきた。このまま川を下れば、雷が川に落ちた場合感電する可能性がある。100メートルほど川を下ったあと、薮こぎして林道に出ることにした。そこから10分ほどして林道に出られたが、体感時間としては1時間以上もかかったような気がした。結局、駐車した場所に着いたのはそれから30分後。胴長を通して下着までもずぶ濡れで、車内で衣服を乾かした。
今年初のオショロコマが釣れたことは嬉しいが、まさか自分が鉄砲水や落雷の恐怖を味わうとは。一歩間違えれば遭難につながった今回の釣行で、考えさせられることがあった。これを戒めとして、もっと慎重な釣行計画を立てることにした。
尚、今回の釣行の模様をyoutubeに投稿した。オショロコマのヒットシーンが中心で、大雨や落雷のシーンは映していない。よかったら見てください。
写真説明@:新しくできた京極ダムの全景。ここに3本の支流が流れ出ている、同A:ペーペナイ川上流部の渓観。上流に行くほど流れがきつくなる、同B:二つの堰堤を越えた場所で釣れたオショロコマ。下はyoutubeに投稿した動画
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心配をしていただき、ありがとうございます。
初めて入る場所は、入念に計画を立てなければならないと、あらためて感じました。
熊のことだけに関して言えば、ペーペナイ川上流の林道には、どの林道ゲートにも見られる「熊出没注意」の立て看板が見当たりません。それは、棲息していて当たり前の場所だかららのようです。
それよりも、すぐ近くに落ちた雷のほうが怖く、次は直撃するのでは、と思いました。
コメントをありがとうございました!!
遭難されなくて何よりです。
熊がいつでてもおかしくないエリアで鉄砲水にあったら大変ですね。
お気をつけて!