2015年06月23日
源流釣行「真駒内川の氾濫」
札幌の南区を縦走して豊平川に流れ出る真駒内川は、やまめや虹鱒の釣れる川として釣人から人気がある。石山から上流の堰堤や、常盤にかけての多様な流れの中には、時として30センチを越える大物も顔を出す。ところが、雪代が終わりシーズンを迎えたものの、今年は魚が極端に薄く、いつも遡上のために魚の留まる上流域の堰堤の下や淵にも姿が見えない。
実際に、石山から常盤、魚道のない小滝1号橋の堰堤まで遡行してみたが、国道に架かる町有林橋下の堰堤で20センチほどの虹鱒が1匹だけ。
その原因が、昨年9月の大雨による川の氾濫にあるのでは、と空沼岳登山道と並行して延びる上流域を訪れ、魚を探した。
川岸には、釣人の足跡が多く残されているが、こちらのドライフライには全く反応しない。川は氾濫で流れが変わり、空沼に向かう林道は途中で道が川の流れに削られて、人ひとりがようやく歩けるほどの幅となっていた。下流域には巨大な砂防ダムがあるが、それを乗り越えるほどの氾濫だったのだろう。
分水嶺を同じくする山岳渓流のラルマナイ川や漁川も、大雨の被害が甚大で、上流域には魚の姿が見えなくなった。これが、下流域の生態にも影響を与えた原因と思われる。
川の様子を残すために動画撮影を行い、youtubeに投稿した。大雨による上流域の被害が中心で、ヒットシーンはない。また、「源流釣行」としてのシリーズ化を考えている。良かったら見てください。
写真上:支笏湖に向かう国道に架かる町有林橋から見た真駒内川の下流域、同中:川の流れで削られて、ほとんど機能しなくなった林道、同下:絶好のポイントと思われるところにも魚はいない。一番下は、youtubeに投稿した源流釣行「真駒内川の氾濫」
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今の真駒内川上流部に行かれたら、多分驚かれると思います。
昨年9月の大雨の後遺症はあちこちの河川に残っていて、
中には、「もう回復しないのでは」という悲惨な川もあります。
アングラーとして何かすることがあると思うのですが・・・・。
これからもご来訪をお待ちしております。ありがとうございました。
楽しみに拝見しています。
私も4〜5年前、フライを始めた頃に真駒内川でチビヤマメに遊んでもらった記憶があります。
こんなに変わってしまったのですね。