東京オリンピックにコロナ禍とコミケ準備会にとってご苦労が続いた中、2年ぶりに「新・コミケ99」が開催された。コミケ準備会の皆様に感謝するばかりだ。
寝坊したので会場に着いたら11時半を過ぎていた。丁度イーストプロムナードを「西南地区受付」から移動してきた待機列の団体が進んでいた。私は急いでTFT西館隣のG1駐車場へ向かった。
受付は1)掌による体温測定 2) 2/30(木)西南地区専用チケット確認 3)TOKYOワクションアプリの確認 4)危険物持ち込み無しの自己申告 の4点を行い、待ち時間なしにリストバンドを受け取ることが出来た。それにしても手荷物検査がないとは予想外に甘い検査だった。(^_^;;
TFTの南通りを進み再びイーストプロムナードを進みビックサイト正面入り口に入った。もう12時近いというのにガラガラで本当にコミケが開催されているのかと思うほどの人数だった。
西南地区のコスプレ広場の屋上展示場を見れば殆ど誰もおらずガラガラ、庭園はそこそこ人が集まっていたので庭園へ向かう。人がいると言ってもレストラン街の前に集まっているだけで庭園内は3〜4人しかいなかった。
今回私はソニーα7 IV+タムロン35-150mm F/2-2.8 Di III VXD+HVL-F46RM+ストロボディフューザーの合計約2.3kgセットを持って行った。開放F2.0と明るいレンズなので今日みたいな快晴の場合露出オーバーになることを心配していたが最新ボディなのでシャッタースピードに関しては心配していなかった。
ところが実際使ってみるとフラッシュ同調速度は1/250秒までなので完全に露出オーバーになる。これを防ごうとオートやプログラムモードに切り替えると絞りがF11まで絞られてしまいボケの少ないつまらない写真になる。電子シャッターに切り替えれば1/8000秒まで対応するので適正露出になるがフラッシュは光らないのでキャッチライトがなく生気不足となる。
電子シャッターに切り替えるとサイレントモードになり本当に撮れているか不安になるしテンションが上がらない。メニューを見て回ったが電子シャッター音を鳴らずオプションを見つけることが出来なかった。
こうなるとレフ板かNDフィルターが必要となる。ND16を使えば1/4000秒をフラッシュ同調速度1/250秒まで落とせるから夏コミには必須アイテムとなりそうだ。
14:15に一休み、14時半には屋上展示場へ移動した。何時の間にか人が集まりコミケらしい混雑になっていた。ただし感染防止のため囲み撮影禁止となっていたのでローアングル狙いの盗撮者を見掛けることはなかったのが良いニュースだ。
快晴で日向は暖かかったが15:15頃黒い雲が流れて来て太陽を隠し冷たい風が吹き出しポツポツ雨が降って来た。暗くなったお陰でF2.0でも撮影出来る機会が訪れたし、ソニーα7 IV+タムロン35-150mm F/2-2.8 Di III VXD+HVL-F46RMの3点は防塵防滴仕様なのでこんな時も安心だ。
AFに関しては見事に人物の瞳にピントを合わせてくれる。もっとも前髪で片目を隠しているキャラだと角度によっては顔認識も働かないことがあった。それでも片目の見えている側を手前に撮影する時は認識するのだからEOS RPより優秀なのは間違いない。
動き回って10枚ほど撮影すると2.3kgのウエイトトレーニングをしている様なもので息が切れてしまう。合計約2.2kgのキヤノンEOS RP GOLD+RF24-105mm F4 L IS USM+430EX III-RTを使っていたときには無かった負荷だ。
重いレンズを支え続けていたので右手中指の左側が赤く腫れて来てしまった。150mmになるとAFが瞳を捉えた状態を維持しながらシャッターを切るのが難しいほど保持力がいる。
ふと前の撮影者のカメラの持ち方を見ていたら縦アングルの場合下から支えるのではなく上からぶら下げる持ち方をしていることに気付いた。実際試してみるとぶら下げる方が重力を味方に出来るので安定するし、3本指を引っかけて支えているから中指が腫れることもない。重力に逆らって下から支えていたから腕もプルプル震えてくる訳だ。もっともこの持ち方だと肘が大きく張りだすから囲み撮影の時には邪魔なんだよねえ…。(^_^;;
ファインダーを覗いて撮影するのは初めてなのでどうしても構図が甘くなるが、慣れてきてだんだん上手く収まる様になってきた1日目だ。