“人生100年”はCMでも使われるほど良く聞くキーワードとなっている。私自身それは無いだろうと思っているので「人生100年は嘘。」という池田教授のメルマガには納得することが多かった。
参考:池田教授「人生100年は嘘。70歳代でも働かせようとする陰謀」
https://blogos.com/article/354774/
確かに現在日本では高齢化が進んでおり、平均寿命は延びている。”2017年の日本人の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳で、いずれも過去最高を更新した。”との報道もあった。
その上“寿命中央値は女性が89歳、男性が83歳”や“寿命最頻値は女性が93歳、男性が87歳”の方が実感に近く、この傾向が続けば100歳も可能と思えてくるのだろう。
参考:"平均寿命より長生きするのが普通"のワケ
https://blogos.com/article/328354/
私は現在平均寿命を延しているのが1935年から1950年の第二次世界大戦(1939年〜1945年)前後に生まれた人達だと思っている。
1)戦中戦後の食糧難でサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が活性化している。
2)戦中戦後の厳しい生活で精神的に鍛えられている。
3)戦中戦後の死線を生き抜いた運の強さを持っている。
参考:カロリー制限が長寿遺伝子活性化
http://www.kanazawa-med.ac.jp/~hospital/2012/07/20127.html
以上3点の資質の高さに医療技術と生活水準の向上が加われば長生きしない訳がない。それでも1950年生まれが90歳になる2040年以降は日本人の平均寿命は短くなっていくのではないかと想像している。
戦後の平和で飽食の時代に育った自分には90歳まで生きる根性はないのがその根拠だ。(^_^)
国立社会保障・人口問題研究所の『日本の将来推計人口(平成29年推計)』は興味深い予測だ。
参考:総人口の推移 (2040年グラフ)
http://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/db_zenkoku2017/g_images/pp29gg0105png2040.png
20年後にはこの推計の正否が判明する。人口ピラミッドが変化して壺型になるだろうが、もっと壺の口が大きくなっているかもしれない…。