1Fホール・イベントスペースはオープンなので賑わいを見て通りかかった人もぶらりと入り易い。この点個別の視聴室に分かれていて外から見ると閑散としているように見えてしまう『映画館のある家フェア2013』は通行人には敷居が高く損をしていると思った。オーディオ関連イベントの根本的な問題点の1つだ。
まずは20分待ちと掲示されていた「OM-D E-M1タッチ&トライコーナー」に並んだ。「撮影データ持ち帰り、レンズ交換可能」と聞いたのでSDカードとLUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8を持参して行った。
E-M1の大きさはW130.4mm×H93.5mm×D63.1mmとE-M5のW121×H89.6×D41.9mmより一回り大きくE-M5の様な凝縮感は無いが程よいサイズで持ちやすい。かと言ってDMC-GH3のW132.9mm×H93.4mm×D82.0mmほど大柄には感じられずボタン配置も使い易い間隔だ。防塵防滴でもボタンは押し易くなっている。
GH3の約550gに対しE-M1は重さ約497g、E-M5の約425gより72g重いがサイズからは逆に軽く感じる。
操作性はXZ-10のメニューに慣れてきたので問題なし…の筈がちょっとした違いが私を戸惑わせる。ピントを合わせようとシャッターボタン半押しするとピッと鳴ってAFターゲットマークが消えてしまう。「あれ?」と何度もピントを合わせようとしてしまった。実はファインダー右上に小さな緑の丸が表示されている。多分銀塩カメラからの仕様なのだろう。
この大きさと重さでタッチAFシャッターも安定して使える。シャッター音は連写時も軽快で壊れにくそうだ。(笑)
右手でライブビューボタンを押そうとするとアイセンサーが反応して液晶モニターが消えてしまう。左手を使うべきと気付くまで2、3度試行錯誤してしまった。(苦笑)
初めてE-M1に触りボタン配置を良く知らないこともあるが、絞り調整ダイヤルにも気付き難かったし単純にボタンやダイヤルを多くすれば使い易くなる訳でもないと感じた。
係員の説明ではPEN E-P5発表の時よりE-M1の方が予約の入り方に勢いがあるとのことだ。
M.ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PROは12-35mm/F2.8より一回り大きく重いが高級感があり目盛等の意匠もカメラマニアが好むだろう。これでフード付き10.7万円というのはオリンパスの戦略価格だ。ボディー内手ぶれ補正を持つオリンパスカメラユーザーがこちらを選ばない理由はない。
10分しか持ち時間が無かったこともあり試写枚数が少なくて、接写や光源撮影等もっと色々な被写体を撮れば良かったと反省した。帰宅後等倍ピクセルで見比べたが、手持ちでは撮影距離を同じに出来ようも無くボケ味の比較は出来ない。それでも撮った写真を見るとこの2本は解像感、色抜けとも良く、差は殆ど無いというのが私の評価だ。これなら安心して12-35mm/F2.8を使っていける。(笑)
販売中のモデルではE-M5は発売当初タッチ&トライした時よりボタンが押し易くなっているように感じた。E-PL6はPL5よりメニュー等の反応が良くなっているようだ。ダイヤルで絞り変更が出来ないのは不便だ。
PEN E-P5のボディーはW122.3×H68.9×D37.2mm、重さ約420gとGX1のW116.3×H67.8×D39.4mm、重さ約318gに比べて厚みは2ミリしか違わないのに102gも重いので心象的に太った感じがして好みでない。
帰宅の電車に乗ってからM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROのモックアップを見忘れたことに気付くとか、GX1が入院中でなければGX1でもこの2本の撮り比べをしたかったとか幾つか心残りのあるイベントだった。
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