・北海道旭山動物園のガチャガチャフィギュアは1個300円で週末1日1,000個売れる。
・1999年発売のチョコエッグは1億3千個売れた。
・東京国立博物館の考古学フィギュアと風神雷神(各3,980円)が飛ぶように売れている。
・「海洋堂ビジネススタイル」はマーケティング:しない、社員教育:ほったらかし、会社の成長:興味なし、5年後の未来:考えても仕方なし。
・大阪門真市の本社屋上には巨大な恐竜が2頭、ホールには4m強の大魔神が飾ってある。怪獣造形師高山良策氏の偉業に敬意を払ってのことだ。
・海洋堂は1964年小さなプラモデル屋として創業した。
・2003年の「タイムスリップグリコ」で精巧なフィギュアの楽しみ方を一般の人に知らしめた。
・明大前の東京工房には動物オタクで生き物造形師の松浦しのぶ氏が働いている。彼がチョコエッグの動物のほぼ全ての原型を作った。
・原型の複製であるレジンを作り塗装班が彩色している。
・大英博物館のお土産で売っているフィギュアも海洋堂製だ。
・有名キャラクターが使えなかったので宮脇社長はチョコエッグ第一弾にニホンザルを提案した。
・松浦氏は指で粘土をこねているうちに動物フィギュアの形を作ってしまう。
・ハイジのアニメオープニングシーンのフィギュアの過剰表現は造形師の成せる技だ。村上龍氏は再編成してアートになっているので感動すると評した。
・宮脇社長はドイツ製高射砲8.8 cm FlaK 37を購入した。執務室にはプラモデルが大量に置いてあるプラモオタクだ。
・アーチスト村上隆氏は、海洋堂はオタク文化の震源地で松浦家をオタクのハプスブルク家と表現した。
・海洋堂は色々な設備を作り全国の模型マニアの溜まり場となった。マニア達は市販キャラクター製品の造形の悪さに不満を持ち「世の中にないものは自分たちでつくれ」とフィギュア造りを始めた。
・本社工房にはオタク界の至宝天才美少女フィギュア造形師のボーメ氏が働いている。彼は小学校4年生の時から海洋堂に通い詰めていた。名前の由来は「帽子とメガネ」からだ。ミケランジェロの作品を参考と見ている。
・ボーメ氏は日曜午前中だけ日本橋で情報収集してあとは休暇も取らず9時から21時前後まで工房でひたすら仕事をしている。
・彼が1987年に制作したアニスファームのフィギュアは1万個売れた。
・造形師達の「好き」は「奪われたら生きていけない」という意味だ。宮脇社長は30年間やり続けた者の勝利と語った。
・フィギュアの彩色は中国深セン市で行われている。100工程に分け100人が1つの色とパーツを担当することで「くまもとカプセル紀行」が作られていた。
・「キャラホビ2012」を見学した宮脇社長は「これで満足か、お前ら。まだまだ負けへんで。」と評した。
・竹谷工房が海洋堂に提案したリボルテック仏像フィギュアがヒットしている。リボルバージョイントを組み込み仏像に好きなポーズを取らせることが出来る。
・公式カプセルフィギュア 岡本太郎アートピースコレクションを7万個販売した次の企画として、宮脇社長は岡本太郎美術館に太陽の塔を提案した。館長は「海洋堂は自分が欲しいもの、自分が美しいと思うもの」を作っていると絶賛した。
・父宮脇修氏(84歳)の故郷四国に「海洋堂ホビー館 四万十」を町と協力して開館し、既に10万人が訪れた。
・宮脇社長は、海外オタクブームは嘘、クールジャパンはメディアが作った幻想と切り捨て蔑まれるまれる側として先人達と同じく「くっそー今にみていろ!」という精神でやっていくと語った。
・村上龍氏は海洋堂の作品には造形師の精神性が刻まれている。「唯一無二」とまとめた。
構成が上手いと唸った。まず旭山動物園と東京国立博物館で権威付けをして美少女フィギュアに話題を持って行ったので一般視聴者も退かずに興味を持って見続けたことだろう。「キャラホビ2012」ではステージばかり見ていたから取材陣にはまったく気づかなかった。
社長が「造形師達は休みも取らず働き詰め」と公共の電波で公言したら労働基準監督署として見過ごす訳にはいかなくなる。労働基準法違反ということで来週にでも海洋堂に監査が入るのではないかと余計な心配をしてしまう。(苦笑)
「タイムスリップグリコ」はたまたま近所のスーパーで在庫処分品になっていたので多数購入した記憶がある。ウルトラQの1シーンを切り取ったかのようなカネゴン、ペギラのフィギュアはその大胆な造形センスに感心した。鉄人28号も格好良い。懐かしの昭和家電の中に松下電器のクーガ7(RF-877)がありジャイロアンテナがちゃんと回転するのには感動した。(笑)
この『カンブリア宮殿』をHD画質で見たいと対応策を考えていたら実家にもパナソニックBDディーガがあることを思い出し電話を掛けて父に予約録画をお願いした。安心して予約を任せられるのはEPGならでは。(笑) 正月にでも実家に帰った時にBDに焼いて大画面で見たいと思う。
【関連リンク】
『8.8 cm FlaK 18/36/37』
http://ja.wikipedia.org/wiki/8.8_cm_FlaK_18/36/37
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