正直言って本編に入る前の「刀鍛冶の里編」のタイトル振り返りとフィルム調の演出の拡大版放送告知シーンや本編頭の前話のシーンを入れなければ60分枠本編48分に収まったのではないかと思って見ていた。
原作を読んでいない私はOPアニメのラストで思わせぶりに襧豆子が咥えている竹が落ちているカットにすっかり騙されてしまい、太陽の光でまさか襧豆子が灰になるとは…と思いながら、まあ上弦の鬼2匹を倒しながら炭治郎側に犠牲者が出ないのはドラマとして戦力バランスが悪いからと妙に納得していた。
前作の「遊郭編」では音柱の宇髄天元が片腕を失ったし、仕方ないか…。次は「襧豆子復活編」かと思っていたら鬼が太陽の光を克服するという設定改変と言う意外なドラマ展開に驚かされた。その後珠世さんの手紙で後追い納得させようとするのはズルいなあと思う。
06/24(土)放送のBS11は60分拡大版だった。ちゃんとテロップは"放送枠60分拡大"と修正されていたがCM枠を4分のみにするとは思えないので本編のどこをカットしたのか気になる。
早送りしながら確認するとフジテレビで放送されていた「双六大好き善逸の一振り」がBS11ではバッサリカットされていた。また「刀鍛冶の里編」のタイトル振り返りは4話からに短縮されている。
これだけでは8分差は埋められないので実際どうなっているのか最終回2本のCMをカットして本編の放送時間を比較してみた。フジテレビ版はしっかり8割ルールを守り本編56分だ。
一方BS11は本編54分とCM枠が6分も減らされていた。テロップで"本編は、2つのロングパートに分けて"と言いながら途中CMが入らず本編を一気に視聴できたのは映画みたいでストーリーに没入できたことだろう。
これも鬼滅大ヒットでクリエイターの希望優先となったからと思われる。制作が委員会方式ではなく3社のみだからできる話でCMが流せなくて泣いたのはANIPLEXだったのだろうか?
営業担当者としては放送枠に収めて欲しい、または75分にして欲しかったとぼやいたことだろう。75分拡大版本編60分にしてくれれば放送枠を取り易かったかもしれないがあと4分水増しするのが難しかったのか。通常のOP,EDを加えれば3分消化できるからあと1分前回のシーンを長く…と水増ししたら感動も台無しだ。(^_^;;
双六ゴールのオチになっていた次回作「柱稽古編」の放送が待ち遠しい。
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