工業製品の販売数が減れば、大量生産による製造原価の低下効果が得られなくなり価格は上がってしまう。趣味の製品は特長がないと売れないからこだわって製造し、原価が掛かるから価格はどんどん上がって行く。ハイエンドオーディオ製品は工業製品ではなく手作りの芸術品になっていくのかもしれない。
そう思うと若者がヘッドホンで音楽を聴くのが主流となるのも仕方ない気がする。数万円の投資で良い音が手に入るのだからコスパ重視の経済感覚にも合う。
私は体全体で空気の振動を感じ、ステレオ効果を楽しみたいのでヘッドホンで音楽聴くことは殆ど無い。だから電車内でイングレスをプレイしせっせとポータルのリチャージをしている時は耳が暇していて近くの乗客の会話が自然と聞こえてしまう。『2019 TIAS』帰りの電車で近くの社会人カップルの会話が聞こえてきた。
女性「今『ターミネーター:ニュー・フェイト』が公開されているでしょ。先週観て来たんだ。」
男性「シュワちゃんも出演しているの?」
女性「ターミネーター役で登場するよ。」
『ターミネーター』は『スター・ウォーズ』と並びAV機器のデモで何かとお世話になっている映画シリーズで懐かしい作品だ。
女性「『ニュー・フェイト』は『ターミネーター2』の正統な続編なので『T2』がテレビ放送されたから観たんだけど肝心なシーンがカットされていて酷かった。あれはない!」「悔しいから『T2』のBD買って来て観ちゃった。幾つものバージョンが収録されているんだよ」
男性「『T2』だとシュワちゃんは味方になるんだっけ?」
女性「T-800が味方になり敵のT-1000と戦うんだよ。」「ラストは分かっているのにそのシーンになると号泣しちゃうんだ。」
“劇場版”と”特別編”があったかな。私はすぐに型番を思い出せなかったが、800と1000を憶えているとはこの女性は熱心なターミネーターファンらしい。もしもターミネーターシリーズにバンダイが絡んでいたら赤と白のT-78とか、黒く塗り替えたT-78MkIIとか黄金色のT-100とかが登場したかもしれない。(^_^)
女性「会社で『T2』を5回も観ちゃったと話していたら主任の甥御さんは100回も観たんだって。信じられないよね」
男性「凄いね。」
女性「私も機会がある度に視聴して絶対100回に追いついてやるんだから。」
そこを張り合うのですか!?もっともそんな熱心なファンだったら、追いついたと思ったら頃には300回位観ていそうな気がするけど…。(^_^;;
そう言えば家にある『T2』ソフトは輸入盤『TERMINATOR 2 JUDGMENT DAY』LD BOXと『プロローグ オブ ターミネーター2』LD SINGLEしかない。BD盤の購入を検討した記憶はあるが、色々なバーションが次々発売されるものだから決定版が出るまで待っていたら買い忘れていた。それにしてもこのLDは今も再生出来るのだろうか?
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