参考:UDP-LX800製品情報
https://jp.pioneer-audiovisual.com/bdp/udp/udp-lx800/
6月の音展でLX500と同時に開発中と言われていたモデルで、この時は年内発売予定と説明していた。予定通り年内11月に発売する運びとなりなによりだ。
2017年7月発売の高級UHD BDプレーヤーOPPO UDP-205(販売価格24万円)が販売終了となった今、待望のハイエンドモデルの登場だ。
LX500発表時に気になった仕様として、「Dolby Vision」対応は同じだが「HDR10+」は対応検討中とのこと。
参考:パイオニア、UHD BDプレーヤー集大成「UDP-LX800」。HDR最適表示、ESS DAC 2基
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1143788.html
再生可能ファイルがWAV 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまでなのはハイエンドDAC ESS ES9026PROを搭載しているのにその性能を活かせておらず残念なところ。MQA-CD再生対応も検討中と、ESS ES9038PRO搭載のUDP-205が攻めた仕様なだけにパイオニアは手堅過ぎて面白みに欠けると感じてしまう。
なお今回LX500搭載のDACは旭化成エレクトロニクス(株)のAK4490と判明した。2014年11月発表の32-bit 2ch Premium DACだが2016年4月には後継チップAK4490ENも発表されている。DACを使いこなすノウハウが活かされた音作りがされているのだろう。
HDMIのバージョンも明記されておらず 2.0のままなのか2.1対応なのか分からないが4K再生なら18Gbps対応であれば十分ともいえる。
アナログ音声回路完全オフの「トランスポート機能」とデジタルオーディオ/ビデオ系回路オフの「ダイレクト機能」は効果がありそうで比較試聴と視聴が楽しめそうだ。
LX500の倍の価格だけにアナログ的な物量のこだわりは職人芸の域に達している。OPPO UDP-205があればそれぞれ10万円台、20万円台、30万円台と予算に応じて選択肢があっただけに残念。やはりOPPOが抜けた穴は大きいと思う。
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