参考:『トップをねらえ! #1-#6(終)』
https://www.nihon-eiga.com/program/detail/nh10007783_0001.html
相対性理論のウラシマ効果がドラマチックにストーリーを盛り上げてくれる。分かっていても最終話のラストシーンには目から大粒の汗が流れ良いストレス解消になった。
物語の時代設定は親友のヒグチ・キミコの誕生日から2020年頃の筈だ。SFアニメながら日常品に関してはほとんど1988年制作当時のままの物が使用されていてテレビはブラウン管だし録画はVHSビデオデッキだった。電話もコードが付いていて昭和を感じさせてくれる。
幸いなことに宇宙怪獣の襲来はないが、30年後の現在2018年は液晶4Kテレビ、BDレコーダー、スマートフォンと想像以上のSF世界になっている。(^_^)
久しぶりに『トップをねらえ!』を観て気付いたことがある。2012年TVアニメ放送の『ソードアート・オンライン』はトップに似た物語構造を持っていたということだ。
トップのカズミお姉さまとオオタコーチにはウラシマ効果が、SAOのキリトとアスナにはVR MMO RPGシステムの事件が二人の関係の障害になっている。その障害を乗り越えて男女が結ばれる展開がファンを魅了しているのだろう。何故オンラインゲームを舞台にしたアニメがこれほど人気を集めたのか正直私には分からなかったのだが、こう考えると理解出来る。
それにしてもSAOの大ヒットでネトゲを舞台としたラノベ原作のアニメが増えて過食気味だ。今期は「SAO+あの花」みたいな作品まで登場するし今の制作者は新たな世界観を構築する想像力と創造力が不足しているのかと思ってしまう。
トップの様な大風呂敷を広げた世界観を構築した作品の登場を期待したい。
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