11:30〜12:30 YAMAHA最新一体型AVアンプ「RX-A3080」先行試聴イベント
「SURROUND:AI」は0.2秒で音の内容を判断し2秒の間にフェードアウトとフェードイン処理を同時に行い、DSPモードを切り替えている。AIは万能ではなく音楽ライブソフトに使うとコンサート会場のサイズは決まっているのに拍手のシーンで急に会場が広くなった様な音場になってしまう。映画用途のモードとなるとの説明があった。
AIをオンオフして『ブレードランナー』を比較視聴した。静かな場面で突然の発砲といった音で驚かせるシーンではAIが音場を切り替えようとするので迫力が失われる様な気がした。意外やホラー映画もAIの苦手なジャンルかもしれない。
RX-A3080と現行モデルのRX-A3070ではHDMI音声の音質差は小さい。音楽ライブソフトをメインで視聴するのであれば価格のこなれているA3070もお勧めだ。ただしA3080はネットワークモジュールを一新して大きく音質が向上しているので、この用途であれば2か月待って欲しいと説明があった。
13:00〜14:00 DENON最新AVアンプ「AVC-X8500H」Auro-3D対応記念イベント
最初にAuro-3Dデモディスクを再生してレイヤー構造とその効果を確認してから視聴が始まった。今後Auro-3Dソフトは増えていくのでデノンとしてAuro-3Dを訴求していくと語っていた。正式発表はまだだがAVアンプ購入者にAuro-3DクラシックBDソフトプレゼントキャンペーンを行う予定との話だ。
デノンはAuro-3D推しだが、オンキヨーは対応していないと言っていたし、パイオニアとヤマハも静観している。この差は何なのだろう?
14:30〜15:30 人気エントリークラス4Kプロジェクター比較視聴イベント
昨日同様4KプロジェクターJVC LX-UH1、EPSON EH-TW8300、BENQ HT2550を比較視聴した。何故か『マリアンヌ』だけがHDRと認識されないトラブルが発生したが印象は昨日と変わらない。コントラストを気にするとEH-TW8300も良いが、スカパー4Kのサッカー中継の様な暗いシーンの無い映像はDLPプロジェクターにハマるジャンルだ。
我が家で4K HDRを楽しむにはプロジェクターの買い換えが必要なのだが、LX-UH1を視聴したらこの機種を4K HDR用に買い増ししてVW500ESは2K&3D用に残しておいてもいいなと思うようになった。コンパクトでレンズシフト機能搭載なので設置が楽なので最適だ。
15:55〜17:20 SONY「VPL-VW745」ネイティブ4Kパネルとレーザー光源の実力
ソニー専門スタッフが、VW745はVW1100ESの後継機として税別170万円という価格設定がなされその中で最新機能を搭載した。コストダウンのため外側のレンズ1枚をプラスチック製としたが周辺部分のピントが少し甘くなる位しかデメリットはない。レンズは材料ではなく何枚レンズを使用しているかが重要だと説明した。
VW745にVW1100ESと同等のレンズを搭載したら100万円は値上がりして300万円位の値付けになるだろう。会社にはこの上位モデルの製品化を提案しているが、米国の市場次第だろう。米国では税別800万円のVPL-VW5000が月10台は売れておりこの企画が通るか不明だ。
プロジェクターはレンズだけではなく電気回路も画質を左右する重要なポイントだ。VW745はVW5000と同じ回路を搭載している。今回は行えないがVW245と比較投影すれば、その情報量の差が分かるだろうと語っていた。
メーカー営業の生の声を聞くことが出来て本日のイベントは貴重で面白かった。
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