意外だったのは「シネマDSP HD3 RPG」より「ドルビーサラウンド」のパフォーマンスが良かったことだ。
プレゼンススピーカーの配置を”フロントハイト”とすれば「シネマDSP HD3」が本領を発揮するかもしれないと今回は単純に設定のみを切り替えてYPAOで自動調整して同じ『ゼロ・グラビディ』チャプター4を視聴した。
1) ドルビー5.1ch
1/12(火)のブログの通りで変わる点はない。
2) シネマDSP HD3 RPG
再度エンターテイメント系のRPGで観たがヤマハ推奨設置の正面では無く左右となっているせいなのか「ドルビーサラウンド」と比べると音場の包囲感や台詞の定位位置に差が出てしまう。
では”Drama”や"Adventure”ではどうなのかと切り替えてみたがこの2つのプログラムはリアに回った台詞にエコーが付く為非常に不自然となる。『ゼロ・グラビディ』のチャプター4とは相性が悪いのでメーカーデモで使わなかったのかと理解した。(^_^;;
3) ドルビーサラウンド
音場に関しては”フロントハイト”と”オーバーヘッド”の差は小さい様だ。ただし”フロントハイト”の方が台詞のリフトアップ効果は高くマットが宇宙空間に漂っている感じが出ていた。
4) ドルビーアトモス
概ね前回同様の音場を聴かせてくれるが、オーバーヘッドスピーカーとした時の方がマットの通信音声の定位が明確だと感じた。アトモス用にマスタリングをし直しているからなのか低音の迫力が増していて同じシーンでも「5.1ch DTS-HD Master Audio」に比べ緊迫感が高まる。
この比較視聴ではアンドロイドスマホにインストールした「YAMAHA AV Cotroller Ver.4.31」アプリを使った。DSPプログラムをアイコン付きの一覧から選択出来るのでリモコンボタンに比べて大変便利だった。
『ゼロ・グラビディ』のみの視聴結果ではあるが左右の壁に取り付けたスピーカーを”オーバーヘッド”と虚偽設定しても十分アトモス効果が得られることが分かった。スピーカーを下に向けて設置出来ればより良い音場が得られそうだ。では他の作品だとどうだろうか…。
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