02.ドリームス:タイトル通り夢の中を意識して5ch均等に楽器を振ったミキシングになっている。バックコーラスもリア・チャンネルに大きく振っていてメインボーカルが負けそうになるくらいだ。2chステレオ派には嫌われそうな定位感の無い音作りは演出としてアリだと思う。
04.ドント・ストップ:フロント重視のサラウンドで面白みは少ない。リア・チャンネルに楽器とコーラスが少し振られている。タイトル通りの勢いが音で演出されているかと期待したのだがそれは感じなかった。
05.ゴー・ユア・オウン・ウェイ:これもフロント重視のサラウンドで面白みは少ない。
08.ユー・メイク・ラヴィング・ファン:これもフロント重視のサラウンドだが途中楽器がフロントからリアへ移動することがあり少しは楽しめる
12.ソング・バード:ボーカルメインの曲なのでその余韻を楽しむミキシングになっている。
”アルバムはやはりオリジナルの曲順に意味がある”と書いたがこのアルバムはコンセプト性が少ないので「ホテル・カリフォルニア」ほど通して聴いた時ほどの感動は無かった。もっとも解説によるとオリジナルのLP盤では06.シルヴァー・スプリングスはカットされており2001年DVD-A製作時に収録されたという。となるとヒット曲が多い分ベスト盤的に聴くのがいいのかもしれない。
久々にジャケット写真を見ていたら男の股間にぶら下がっているアメリカン・クラッカーみたいな物に気づいた。そういえば「コレはアクセサリーなのだろうか?それとも何かの隠喩?」と34年前に悩んだことを思い出した。(笑)
帯に「2011年DSDマスター使用」とあり解説には”96kHz/24bit PCM音源がマスターになっている”と書かれている。1977年の作品なので録音の鮮度は落ちると感じる点もあるが音は十分良い。買って満足出来る内容だ。
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