もしそうであればこの秋発売されるAVアンプの殆どがHDCP2.2未対応なことと、パイオニアがフラグシップユニバーサルBDプレーヤーBDP-LX88を発表したタイミングに首を傾げてしまう。
そんな疑問を感じていたところに9/6(土)18:48に公開された『本田雅一のAVTrends〜4K/UHD対応、HDRサポートの「次世代BD」が目指すもの』を読んでこの秋の新製品動向が納得出来た(ような気がする)。
このレポートの中で”次世代BD対応機器/ディスクの発売時期は2015年後半頃”とある。この秋のAVアンプはドルビーアトモス対応で売り、来年は4K/UHD BD対応(HDCP2.2対応)で売ろうと言う販売計画ではないだろうか。そう考えるとソニーが今年のAVアンプの新モデルを発表しないのも理解出来る。
BDP-LX88も最後のフラグシップBDプレーヤーとしてその存在価値が高まるだろう。フラグシップにしては控えめな税別27.8万円という価格は現在最高画質との評価が高いパナソニック ブルーレイディーガ DMR-BZT9600(最安値21万円)対抗と思っていた。実はBDP-LX88をベースに開発中の4K/UHD BD対応プレーヤーがあり、そのモデルの価格も考慮しての値付けだと考えると納得出来る。
メーカーとして新規格が登場して市場が盛り上がるのは良いだろうが、毎年AVアンプとBDプレーヤーを買い替えさせられるのではアーリーアダプターだとしてもMoney Powerが持たない。オンキヨーのHDCP2.2対応AVアンプなら問題なさそうだが、仕様が公開されていない現状ではこれで4K/UHD BDも安心とは言えない。デジタル機器の陳腐化が早いとはいえ納得し難い話だ。
この計画通りであれば今年前半に3D BDで購入したお気に入りの映画を、年末にはDolby Atmos対応版で買い直し、来年末には4K/UHD BD版を追加購入してしまう訳だ。(苦笑)
まあLD、DVD、BDと買い直してきたことを考えれば同じともいえるが、LD発売は1981年、DVDは1996年、BDは2006年と10年単位以上でメディアが変わって来たがBDは丁度10年でHDからUHDに変わるのだろうか。
どうせならDolby Atmosと4K/UHD BD対応を同時に行ってくれればハードとソフトへの投資も1回で済むのになあ、と「IFA 2014」のレポートを読みながら思ってしまう。今しばらくAtmosと4Kの動向に注視して今年年末の買い替えを検討しよう。
【関連リンク】
『4K/UHD対応、HDRサポートの「次世代BD」が目指すもの』
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20140906_665547.html
『イノベーター理論』
http://www.jmrlsi.co.jp/mdb/yougo/my02/my0219.html
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