今回は、警備員からの転職で失敗する
パターンを考察し、地雷を踏まない
ようにするためのセルフディフェンス。
警備員から正規雇用に転職できた人は
ラッキーです。年齢が若ければ難しく
はないでしょう。
しかし、中年以降になると正規雇用は
厳しくなる。あっても待遇は非正規に
等しい義務だけ正社員か。
すなわち、弱い立場でどうやって
生き延びるかがカギになります。
そのためにやっちゃいけないこと。
正規雇用の人間にマウントを取る
態度。俺の方が働いている。
さらに悪いのは、それを周囲に吹聴
していまうこと。
非正規雇用であっても、長くなれば
経験値と共に、業務にも詳しくなります。
だからといって、正規雇用をバカに
する発言をすればどうなるか。
嫌われるに決まっています。
もし、次年度非正規を1人減らすと
いう組織の方針が出されたら。
本来は能力の公平な審査を根拠に
選考を行う必要がありますが、現実は
どうなのか。
その会話、正規雇用の前で言えますか?
警備から転職してきたならば、職場に
盗聴器が仕掛けられている前提で臨む
くらいの意識が欲しいものですね。
別に盗聴されなくても、それを聞いた
同じ非正規の同僚が、正規雇用に何を
言っているか分かりません。
それともう一つ、イケナイ文言は
以前の職場はもっと厳しかった。
過去の自慢、これは俺はもっと能力が
あるぞ、というマウンティングですね。
そんな能力があるのなら、なんで非正規
雇用に甘んじているのでしょうか。
警備でも同じです。そんな尊大な事を
言う人は、大概使えません。
たとえ自分が能力が高かったにしても、
権利主張のやり方を間違えると、嫌われ
ます。
例として挙げれば、あの正規職員は給料
泥棒だ。あんな奴と一緒に仕事をしたくない。
福利厚生面での格差もあるじゃないか。
これ、実際に吐き出すと角が立ちます。
給与を決めているのは、正規雇用の社員
ではなく、会社や就業規則を決めている
自治体当局側です。
憎むべきは、人ではなく制度なのです。
または、制度を運用する組織ですね。
とはいえ、所属する組織への批判を
し過ぎると、仕事運が下がります。
理不尽な制度が横たわっているならば
改善に向け、立ち上がるしかありません。
警備でも、イオンディライト労働組合が
仮眠時間を労働時間と認めさせる実績を
挙げました。
現場で不平不満をぶちまける暇があったら
改善のための努力をする方が生産的。
待遇の改善について、できることから
始めるべきではないでしょうか。
だからと言って、労働組合の役員になって
団体交渉で当局側とバトルせよ、という
わけではありません。
どうやったら、貴方も自分の考える
働きやすい、生きやすい、充実感を
得られる、人生を仕事と両立しながら
過ごしていけるか。そのためには
どのような権利が必要なのか?
一度、考える必要があるということ
なのです。
今の職場でもそうですが、処遇改善は
人任せで、他人にマウントを取ろうと
躍起になっている人もいます。
他人のやっていることにただ乗りして、
美味しいところだけ、戴こう。
そんな浅ましい根性で、生きるの
でしょうか。生き様は人それぞれ
ですが、個人的には好きじゃない。
過去記事「ギバーとテイカー」で言う
テイカーに当たります。
テイカー側でいることの注意点を
上記記事で紹介しましたが
人生自分の知らない所で、誰かが動いて
助かっているケースもあるのです。
お世話になった人たちに、恩を仇で返す
ような事をすれば、どうなるか。
自分が他人にお世話になっている事を
忘れた、尊大な発言もヒンシュクを
買うものです。
「実るほど、首を垂れる稲穂かな」
ということわざは、このことを指して
いるのではないか。
いい年して謙虚さが備わっていないと、
教養さえ疑われます。くれぐれも転職先
での舌禍に注意しましょう。
アンケートサイト i-Say
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