僕が警備員を辞めた理由

S係長の部下の一人であるN女史。単純にNさんと呼ばれていました。
定年間近で、おそらく管財課で終わるだろうとの見込みでした。

以前は電話交換手をしていましたが、民間委託となり職場を追われ管財課に。
仕事はイマいち、いやイマにイマさん？でS係長によく怒られていたようです。

生涯独身を貫きたいのでしょうか、ずっと独り身で老いた母親と暮らしていました。
趣味は市役所近くの売店で宝くじを買う事でした。

A社のK部長はS係長とN女史を相手に仕事がやりにくいとこぼしていました。
お互いの主張が矛盾していて最後にS係長がケリをつける、そんな日々でした。