『ペニー・ドレッドフル 〜 PENNY DREADFUL』
シーズンT感想★3話&4話
シーズンT感想★3話&4話
ゴシック要素満載のゴシックホラードラマ。
グロいけど面白いし、不気味でいて、どこか切なく美しい。
あと、エロスもありますね。大人向けのドラマです。
しかし、まさか・・・4話の最後で唐突にBLくるとは思わなかった笑
私、あまり、そっちの趣味はないのですがね。好きな人は好きでしょうね。
人形のような儚さ、美しさの美青年。ドリアン・グレイ。
荒々しくて男らしいイーサン・チャンドラー。
この2人のBLがもれなく見れます。ゴシックな雰囲気満載の空間で。
このドラマに出てくるドリアン・グレイの館、ものすごくゴシックな雰囲気が出ていて好きです。
さて、2話の最後に出てきた化け物。
その化け物の正体は、実は博士が最初に作った子だったのです。
見た目は超不気味だけど、実は悲しい運命に振り回されている悲しい化け物なのでした。
フランケンシュタイン博士が最初に生み出した化け物、だけど失敗作??物凄い痛みをともなって化け物は生まれてきた。その恐ろしさにフランケンシュタイン博士はその化け物に名前も与えず、去ってしまうのです。
名前のないモンスターです。
化け物は生まれたての赤ん坊。生まれたての赤ん坊が親から見捨てられたのです。
化け物はどうしていいのかわかりません。孤独に何とか生き延びてた。化け物は頭が良かったので、孤独ながらも、地味に人間界の事を学び生きようとした。
しかし、その醜い外見から差別をされます。化け物は人間の憎悪を知った・・・
しかし幸運なことに、化け物は、人間の情も知ったのでした。
化け物を助けてくれた老人がいました。劇場のマスターでした。彼は化け物に仕事を与えます。
グラン・ギニョール、いわば、大衆芝居、劇場ですね。
そのグラン・ギニョールで、裏方の仕事を与えられたのでした。
化け物に名前も与えた・・・
この老人のおかげで、化け物は、生きがいをみつけました。
一生懸命、裏方で働く化け物の姿をみて、涙が出てきました。
人造人間にも心はあるんだなーと。私達の世界にも人造人間じゃないけど、ロボットはいますよね。
ロボットに心があったらどうなるんだろう。それって命では?
将来的に、科学が進歩して、いろいろな形の命が出てくる可能性もある。
私はそういう科学の進歩に期待をしています。
しかし、そういう命が存在すれば、差別も出てくる。
でも、できれば、どんな形でできた命でも差別がなくなればいいと思います。
男と女から生まれたからといって偉いわけじゃないんだから。
バカでも子供は作れるし愛がなくても命はできる。むしろ欲の塊で生まれたから汚らわしいともいえる。
だったら化学で生まれた方が崇高で誇り高き成果なのでは?もちろん差別すべきではないけど。
フランケンシュタイン博士に実験と成果、生まれてきたモンスター、フィクションとはいえ、色々考えさせられる描写もあり奥が深いなと思いました。
その化け物は、劇場の裏方で一生懸命働きます。決して、表に出る事はないけど、彼は本当に一生懸命です。
そして、助けてくれ、名前をくれ、職をくれた老人に感謝をしています。
あぁ、感謝の気持ちがあるんだなぁ・・・普通の人間の感情じゃないか。
しかし、そのモンスターは、フランケンシュタイン博士を恨んでいます。
だから博士が新たに作った純粋な人造人間を頃してしまいます。博士は嘆き悲しみます・・・
WHAT DO YOU WANT FROM ME!?
博士は聞きます。モンスターは博士を頃しません。博士からの愛もいりません。
けど、モンスターは博士に、嫁をくれと言います。
自分と同じ人造人間で永遠に朽ちることのない女性がほしいと。
つまり、パートナーがほしいんですね。
しかも、美しい女性が良いと・・・笑
人間らしいモンスターですね・・・笑
博士は時間をくれと言います。
さて、どうなるんでしょうか・・・
吸血鬼、幽霊、フランケンシュタイン、魔女、狼男、謎めいた美女、謎めいた美青年、禁断、秘密、血、呪い、コウモリ、蜘蛛、黒魔術、交霊術、伯爵、卿、アンティーク、館、城、グランギニョール・・・
全部、ゴシックっぽい雰囲気満載です。
次回は、いよいよ、ヒロインである謎めいた美女ヴァネッの過去にせまります。
ミーナーとヴァネッサの過去・・・