<個人的な評価:10点中8点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
下記、個人的な感想。
ネタバレあり
Nicole Kidmanが演じる Grace Kelly。雰囲気出ているし、ちょっと似ている!
Nicole Kidmanは大好きな女優。(ちなみに主演で、一番好きな映画は、The Others )
Grace Kelly こそが、本当に覚悟をもってモナコに嫁いだ人なんだなと、とても尊敬する。
アメリカ人ではあるが、モナコに嫁いで、そしてモナコになった人。
フランスとモナコの微妙な関係もよくわかる映画だった。
人気の絶頂でハリウッド・スターの座を捨てて、馴染みのない他国の公家に嫁いだ。
努力もすごくした。凄いなと思う。
こういう人が尊敬に値するし、ロイヤルにふさわしいんだね。
(アメリカに戻って、詐欺師まがいの事をしている、どっかの元三流女優とは違うね、見た目も性格も)
アメリカ人は、一般的に、自分の意見をはっきり言って、そして我を通す(良くいえば自分をしっかりもっている、悪くいえばワガガマで自己中)そんな人間が多いけど、昔は、やっぱり、こういう人もいたんだな。
Grace Kelly は、自己犠牲の精神をもっている。皇室、王室、公室の人達は、そういう自己精神が必要でしょ。
普通の人でも、やっぱり、ちゃんとした家柄の人は、所詮、他人同士である夫婦のLOVEが全てじゃないし、家族の意思も重要だよ。場合によっては自分の気持ちよりもね。それは他者への思いやりでもある。夫婦の絆も、2人間のLOVEだけでは長続きしないと思うし、一緒になにかを成し遂げる使命感みたいなものを共有すると絆が強くなるし、色んな経験をえて、赤の他人だった夫婦が、本物の家族になれる。お見合い結婚した私の祖父祖母もそうだったし、恋愛結婚ではあったけど、ちゃんと一族同士の絆を大切にした私の両親もそうだった。それが、一国の君主ともなると、国民の意思も大事だし無視してはいけない。国民への思いやりが必要。
女優に復帰せずに、モナコの人々の意思にそって、立派なプリンセスを演じきった Grace Kelly。
それだけじゃなく、彼女の機転で、モナコはフランスとの戦争を逃れたね。
彼女が、モナコで今も尊敬される理由が改めてわかった。
絶世の美女だから尊敬されたというより、アメリカからきたにも関わらず、自己犠牲の精神で、モナコに全てを捧げたモナコを真に愛するモナコの救世主だから尊敬されているんだろう。
トップに愛国心がなければ、国民に愛国心もわからない。
やっぱり、君主というのは、人々の見本であるべき存在なんだなと思った。
私には到底無理ですわ。
でも、そういう覚悟がある人達はリスペクトする。
特にイギリスのエリザベス女王とか、95歳と高齢なのに、20代の時に誓った誓いをずっとずっと忠実に守っている。最近、はりきりすぎて入院したと聞いたけど、国民を失望されたくない想いが強いらしい。
ああ、私のような凡人にはない、覚悟をもっている人達なんだなと。
私はアメリカ出身だけど、イギリスとか、王室があるヨーロッパの国々とか、そして日本とか、Monarchy を尊敬するよ。そういう国々に住んでいる人々って、日本人もそうだけど、自分!自分!!って感じの人より、まわりの空気を読むとか、人の想いも考えるとか、家族を大切にするとか、場合によっては個より団体とか、そういう事ができている人達の割合が多いと思うな。だから、ワクチン接種率も進んでいるし。アメリカなんかよりね。アメリカなんか、自分の権利ばっかりの主張で、他人の権利は侵害する、ワクチン&マスク反対デモとかで、暴れてるし。ワクチン打ちたくないなら、せめてマスクぐらいしろや。コロナ菌を飛ばしてんじゃないよ!!怒。あと、自分は正義で、違う考え方の人は悪と決めつけて暴れるポリコレ信者のWOKE。
そういう迷惑な連中って、日本にもイギリスにもいるけど、発祥はアメリカ。
ポリコレが過激化して、最近は、さらに酷くなったけど、昔から、アメリカ人は、そういう、自己主義が激しい人が多いって知られてるからな。ステレオタイプだけど実際、そういう人の割合が他の国より多いから、そう思われているんでしょう。火のない所に煙は立たぬ。
だから、アメリカから嫁いだGrace Kellyは、やっぱり最初は偏見をもたれて、モナコ国民からは、信頼されてなかった。でも、公妃は本当にとっても努力したよ。言葉も覚えたし、誰よりも、モナコ人になった。
大女優だからこそできいる技。Grace Kelly、一世一代の演技!!
その演技が、国を救ったんだよ。
自分の為の演技ではなく、夫のため、家族のため、国のため。
涙しました。
彼女の心は辛くなかっただろうか。
完璧主義な彼女は、完璧な演技ばかりして、仮面をかぶってて、彼女の心は疲れていたと思う。
このドラマでは、かかれてないけど、史実では、その後、子供たちとの確執もあったようだし、そして最後は交通事故。立派な公妃ではあったけど、子供たちとの関係は微妙だったようだ....
ただ、ダイアナ妃と会って、すぐにダイアナ妃の悲しみを察したり、ダイアナ妃に優しく声かけたり、ちゃんと人を観察できている、思いやりがある優しい人だと思う.....
だからといって、子供にとって完璧な母親ってわけではないけど。
ちなみに、私が尊敬するのは、自己主張もいいけど、やっぱり彼女のような自己犠牲の精神があり、国民の事をちゃんと考えているロイヤルです。
私はそんな人間じゃないから笑。常に自分の事で精一杯!!
ないものねだりだからこそ、尊敬するのかもしれない。
ちなみに、Grace Kellyの孫にあたる、美しい男女の双子のPrincess Gabriella of Monaco & Prince Jacques of Monaco、まだ6歳なのに、とても美しい。美術的な美しさ。フィクションだけかと思ったけど、黄金の双子って存在してたんだ!しかも男女。美しすぎて存在がファンタジーの領域。Grace Kellyの面影がある。