<個人的な評価:10点中7点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
ロシアのドラマ。16話でワンシーズン。(今のところはワンシーズン)
英語吹替でいっきに観賞。
近未来のロシアの都会が舞台。
超高性能ロボットは、人間より優れているのか否か。そして、ロボットの感情の進化。そんな感じのテーマ。
沢山のロボットが出てくけど、でもフォーカスされているのは、Arisa という超高性能な特別なロボット一体のみ。Arisaを取り巻く人間関係も、とても複雑だ。
最初の1−5話ぐらいは凄く面白かかった。中盤から後半にかけてグダグダ。なんとか最後まで観切った。個人的な評価は、総合的にみて、10点中7点。けっこう面白いテーマ。
ところで、こういうロボットってどうなの?ペッパー君の超進化版。
ペッパー君はちょっとほしいけど、でも、Arisaのような美女のロボット、どんなに高性能でも、私だったらいらないかな笑。やっぱり怖く感じる。人間の仕事も奪うし、人間の存在価値も奪っていくし、人間の家族さえも奪っていく可能性もある。(例:ドラマに出てたように、夫がロボット女と逢引。うーん。これは不倫なのか?笑笑。ちょっと違うよね。でも、ロボット女のせいで、夫婦仲が悪くなかったのは事実だし。)でも結局は人間が作ったものだからコントロールすればいいけど、もし、コントロールできなくなったら?ロボットが暴走したら?
やっぱり、高性能というより、恐怖の方が勝るから、私は、あまりこういうロボットはいらないかな。
で、ここに出てきたArisaというロボット。
かなり、チート。超絶チートです。
どのようにチートなのかは、ドラマを観ればわかるけど笑。
まず強すぎる。天下無双のような強さ。そして何でもできる。子育てや家事だけじゃなく、かなりチートだと思ったのは、なんと医者もお手上げの難解な手術までできる。
今の時代でも、AIが普及しているけど、奪われる仕事といったら、サービス業とかだけど、このドラマに出てた。Arisaは、医者も仕事さえも奪いますよ........
というか、人間の医者より優れている。
唯一、人間に追いつけないのは、感情面の部分だけど、それも、Alisaはどんどん進化していっている。作中で、「妻」になりたがってたけど...
これって、実際は恐ろしいことだと感じた。人間の仕事だけじゃなく、人間の家庭の役割までも奪う。家族まで奪ってしまう。
主人公は、離婚済の男性だから、Arisaは別に略奪愛とかしていないけど、でも元妻に対しての嫉妬、新しい恋人に対して嫉妬、そういう感情って、ロボットでもありえるの?っておもったし、チートだけど。
でも、考えてもみれば、Arisaは、どんどん学習をしていって、どんどん進化していっているロボット。
人間社会に溶け込み、人間の真似をしたり、人間の行動を観察して考察までしたり、テレビや本で情報を得たり、そういう事をして、どんどん、人間に近づいていっている。
このようなロボット、本当にあったら、凄いけど、恐ろしいなと感じた。
だからといって、ドラマに出てた、Liquidators のような反社会的行動は、許せないけどね。
どんな素晴らしいスローガンを掲げても、反社会的な行動やデモをする連中を私は応援できない。(例:BLM暴徒とか)
そもそも、本当に信念があってデモをしている人はどれぐらいいるのだろうか。
周りにつられてとか、暴れたいだけとか、恋愛脳によってとか、または脅されてとか。
それぞれ事情と理由があるし。だから、リアルでも、本当に信念があってデモをしている人って、実は少ないんじゃないかと思う。
このドラマに出てたバカ息子、明らかに信念もクソもないし、全て恋愛脳で動いていただけだし。
そして、結果的に、Liquidatorsって、そもそも、裏があって、権力者に買われてただけ。
マッチポンプ商法みたい。
で、このドラマでは、悪者は、Viktor Toropovみたいにかかれているけど、実は、このドラマでは一番好きかな。まず、見た目がカッコいい。GodFatherに出てきそうな風貌。そして、けっこうクズだけど、でもかなり、追い詰められて、ああなってしまった感がする。当初から義父に追い詰められてたし。
妻の事も、愛していないわけではなく、愛してた。だから、息子を失って病んでしまった妻を助けようと、子供ロボット作成のために、犯罪にも手を染めた。妻は不倫してたけどね。
Viktor Toropov は、加害者でもあるが、むしろ被害者でもある。
人間って追い詰められていくと、どんどんおかしくなっていくし、残酷な事もするようになる。
精神科にいくべきは、妻の方じゃなく、Viktorの方だったと思う。
だから、最後の結末は残念。自業自得かもしれないが、あまりにも、あっけなさすぎるし、彼は彼で、とても人間らしいキャラだった。あんな風に悪者に書かれているけど、私は好きだな。行動には賛同しないけど。
不倫カップルではあるけど、IgorとSvetlana も、可哀想かも。特に、Igorは、パートナーとして、Viktorに一番貢献していたし、パワハラを受けても我慢しつづけて、Viktorのいう通りにしてた。たぶん、Viktorの事も友人としての想いはあったのだろう。最後は裏切ったというか、Viktorの方から、無理難題をふっかけてきて、脅してきたんだけどね。まあ、不倫はよくないけど、そもそも、どんな状況で不倫してたのか知らないし、もしかして、Viktorと付き合う前から、二人は恋人同士だったのかもしれないし。そこらへん不明。でも、個人的に、観た限りでは、あまり嫌悪感がする不倫ではないし、妻Svetlana にとっては、Igorは、騎士のような存在なんだろうな。あと、Svetlana は、黒髪より、金髪の方が美人だし似合っているよ。
Viktor、Igor、Svetlana の上流階級のキャラ達は、三角関係も含めて、個人的に好き。
そして...
主人公、Georgy Safronov。
良いキャラだと思う。息子を甘やかしすぎだが、他の点においては、良いキャラ。
他のドラマにありがちな、主人公特有の正義マンというわけではないし。
もちろん、悪い人でもない。家族思いで、まわりへの思いやりもある、頭が良い医者。
本当に、こんな騒動に巻き込まれて可哀想と思いながら、観ていた。
子供好きでもあるね!
最後は、彼なりの幸せをみつけて良かった。新しいパートナーと、その娘と仲良くしてたし、バカ息子とも一緒にいる事になったし。
最終的に、幼い娘は母親Allaと共に、問題児の息子は父親Georgy Safronovと共に。
それが一番だよ。あのバカ息子は、どうしようもないからな。
離婚カップルでも、最後は円満に別れて、でも子供達の両親としての最低限の付き合うはあるし。
Allaは、ドラマの序盤は、狡猾でムカつく元妻だなーと思ってたけど。話が進むにつれて、嫌悪感は減った。子供達を想っている心は本当だし。
そして、なにより、Leo がすっごく良い人。Allaの今のパートナーね。
血のつながっていない子供達の事も想っているし、Allaの事を本気で愛しているし、なにより、末っ子のSonyaをけっこう可愛がっているね。子連れ再婚は色々と大変な面があるけど、子供が幼い方が、なつきやすいというか、可愛がりやすいというか...
再婚した友達をみても、そう感じるな。(もちろん、性格が悪い自己中心的な意地悪な継父や継母も世の中には、たくさんいるだろうけど、私のまわりには、そんな意地悪な人はいないので。)
あと、Georgy Safronovの新恋人、Lara。
彼女も過去に色々あって、犯罪に手を染めてたけど。
一匹オオカミで、誰も守ってくれる人がいなくて、自分の力で、自分の命を救う為に奮闘している姿が、切なくて。やっている事は、犯罪だしダメだけど、でも寂しい人だなという印象だった。独りぼっちなのに、それでも一生懸命生きようとする、その生命力を尊敬する。こういう人、クズでも、やっぱり嫌いになれないんだよね。嫌な事があって、死にたいとかいう人って、たくさんいるけどさ。独りぼっちでも、辛くても、それでも生きたい!!!って人の方が、私は好き。
彼女は最後はハッピーエンドだった。
このドラマの終わり方は、満足度がそこまで高いわけじゃないけど、でも悪くはないと思った。
下記、ちょっと嫌いなキャラの愚痴になる。
ドラマになると、長いから、どうしてもキャラの好き嫌いが出てくる。
このドラマに関しては、超大好き!ってキャラはいないけど、嫌いなキャラは何人かいるね。
とにかく、このドラマに出てた思春期の息子が、キモイしウザかった。両親が甘やかしすぎ!私の親なら完全に縁を切られてたな。まあ、私はこんなバカ息子とは程遠いし、まわりもこんな恋愛脳バカはいなかったけど笑。そもそも、そういう奴らとつるまない。年齢に関係なく、こういうお花畑な恋愛脳って大嫌いだし気持ち悪い。家族より、出会ったばかりのバカ女を優先するのが、まずキモイ。こういう奴ってすぐに別れそう笑。熱して冷めやすいというのか。そういう性格の人もいるけどね。とにかく、愛してくれる家族を蔑ろにする奴にろくな奴はいない。そういう男(&女)は私の中では、絶対に論外。どんなにかっこよくても金持ちでも、いっきに冷める。このバカ恋愛脳息子が惚れたバカ女もウザいし、犯罪に手を染めて身を危険にさらす暇があるなら、とっとと孤児院だか保護施設だかにいけよ!って何度も思ったが、少なくとも、彼女は、自分の兄を慕っているし兄の事を大切に思っている。出会ったばかり女の為に、家族を捨てる(でも何だかんだで困ったら家族に助けてもらう)甘やかされたバカ息子と、どんな待遇においても恋におちても、兄を見捨てる事はしない彼女。
今はいいけど、将来的に、こいつら価値観が違うから、相容れないだろうね。
そもそもバカ息子の方は、裕福で甘やかされた医者の息子のボンボンで、女の方はストリートチルドレンみたいな感じの不遇な待遇で命がけで兄妹で生きてきた子。家族を見捨てても家族に助けられるボンボン&何があっても兄を見捨てない女。育った環境も違うし、価値観も違う。
長く付き合う上で、こういう価値観って本当に重要だよ。(経験談です)
私がバカ息子が生理的に嫌いで、ムカつくのは、好き放題する癖に、家族より、出会ったばかりの女を優先する癖に、困ったら、親頼み、大人頼みなところ。こういうの本当にぶん殴りたい。
両親は、本当にこのバカ息子を甘やかすぎ。だから、つけあがるし、自分勝手な事ばっかりするし、家族にも大きな迷惑をかける。好き放題しても困ったら親は命がけで助けてくれる、そんな甘さというか身勝手さがある。親はお前の奴隷じゃないんだよ!!私の親なら、絶対に縁を切るレベルのクズ。私も親なら絶縁。こんな息子いらない!毒親っていうワードがあるけど、こいつは愚息というより、毒息子だよ。毒そのもの。同じ家にいるだけで運気がさがりそう笑。(そもそも、そんな息子に育てた親も悪いけどね)
このバカ息子の腐った恋愛描写と、バカ息子がいなかったら、ドラマの評価が8になってたかも。
登場人物と個人的な好き嫌い
(Favorite Characters Ranking 0 to 10)
10) N/A
9) N/A
8) Viktor Toropov:CRONOS director
8) Leo:Alla's current partner
7) Georgy Safronov: pathologist, former surgeon, father to Egor and Sonya
7) Sonya Safronova:Georgy and Alla's daughter
7) Igor Mikhailovich Maslovsky: CRONOS head tech
6) Arisa:prototype of a new generation of empathetic bots
6) Lara:a hacker helping the Liquidators
6) Svetlana Toropova:Viktor's wife
6) GrandFather:Father of Georgy Safronov. Grandfather of Sonya and Egor.
5) Alexey Stepanovich Losev:head of the State Duma Committee on Cyber Security and Svetlana's father
5) Anatoly Vladimirovich Svetov:head of the police department on fighting cybercrime
5) Irina Plescheeva: a subordinate to Varlamov in the cybercrime department
4) Alla Safronova:Georgy's ex-wife
4) Pavel Borisovich Varlamov: an investigator in the cybercrime department, a former employee of the homicide department
3) Zhanna Barseneva:Bars' sister
3) Gleb:a fixer on Toropov's payroll
2) Bars: bartender at Club Liquidators and Zhanna's brother
1) Egor Safronov: Georgy and Alla's son
0) N/A
そう、馬鹿息子は嫌いだけど、0ってほどではないです。0は、もう嫌いというレベルを通り越している。
0レベルになるのは、相当な事をしなければいけないな笑。
今まで観た映画やドラマ、読んだ漫画や小説などで、0レベルなキャラは、Game of Thronesの、Lyanna Bitch Slutと Ratgar Targaryen だけ。(病弱な正妻&幼い息子&乳児の娘を捨てたゴミ王子&人の家庭をぶっ壊した略奪愛ワガガマビッチ女!!こいつらのせいで、王子夫婦だけじゃなく、他の複数の夫婦がうまくいかなくなったし、沢山の死と悲しみの元凶。私の好きなキャラの不幸もこいつらのせい。全ての死と戦争の元凶なのに。拷問されて、もっと苦しく死んでほしかった。特に偽りの上で美化&同情されているビッチLyanna!!こいつらがやらかした事も酷いが、作中で様々なキャラによって美化されているのが許せない。)本名で呼びたくないほどキライだから、Rat&Stinky Slutって呼んでいる。このゴミクズカップル以上のキャラは今まで観た作品の中ではいないね。
話はそれたけど、こういう風に感じるのは今までの人生でそれだけ。ほとんどの場合、嫌いなキャラがいても、1−3程度。確かに演じている俳優には罪はない。でも生理的に嫌いなキャラってのは本当にどうしようもないから。あと私は、趣味や作品の好みの違いは気にしないけど、同じ作品をみていて、キャラの好みがあまりにも異なる人とは相いれない。というか、考えてみれば、相方も親友も、好きキャラはともかく、嫌いキャラってのはかぶっている。その人がなにが嫌いかって、価値観や人間性が現れる。逆に嫌いなものはいないよ〜とか言う人って、その時点では信用しないな。まあ、まだその人の事を深く知らないだけなんだろう。
私も、ここは自分のブログだから、好き嫌いを惜しみなく披露しているけど、普段の生活では、何が嫌いかなんて言わないし。でも親しい人には堂々とハッキリというけどね。
人間関係において、その人について深く知りたかったら、その人が何に対して怒りを感じるか、何が嫌いなのかを知ると良い。これ、友情でもそうだけど、経験上、恋愛関係でも大切と感じる。
最後に...
こんなホテルが日本にある。日本のロボット技術は最先端だと思う。(ロシアや中国も隠れて凄い技術を開発しているだろうけど...)
ロボットに興味ある人はどうぞ。
『変なホテル』
https://www.hennnahotel.com/