HULUで観賞
またもや横溝正史の推理小説を実写化した作品!
ふだんは、アジア系の作品はあまりみないが、サスペンスとホラーものは、日本にも面白いものがあるので、横溝正史の小説は読んでないが原作の実写版は、いくつか過去に観た。
これは、まだ観た事なかった。双子ものは大好きなので興味あった。
今回は、とある島が舞台のサスペンス。
双子が生まれる家系らしいが、せっかくなのだから
もっと双子ネタを絡めた方が面白いと思うけど。
原作は読んでないが、調べてみると、原作と比べると、色々と改変されたりしているらしい。
さて、色々と、納得いかない部分があったり、突っ込みたい場面があったり、伏線回収してない部分もあったり、総合的な評価としては、個人的に最高の出来とはいえないが、それでも、けっこう面白かったので、評価は、6.5.
まず、やっぱり、印象が強いのは、巴御寮人を演じた 岩下志麻の存在感!!!
とても美人だけど、怖い。
幽霊のような見た目。
初登場時から目をひくような、妙な妖しさがある女性だった。
既に見た目からして、ホラー。
特に、白い肌に、赤い口紅をつけて、狂気の目になってる場面は、本当にホラー。
そこらへんの特殊メイクしたお化けより、こういう方がリアルがあって怖い。
醜い幽霊や特殊メイクの幽霊より、生きてる怖い怖い美人の方が迫力がある。
まあ、巴御寮人(狂人)が、犯人だったけど...
このキャラを演じた女優のおかげで、この作品は、印象に残ったので...
共感できないけどね。実の娘を殺しちゃうし。ただの狂人としか...
というか、狂人だから、共感もなにもないけど。
ただただ怖い。印象的。恐ろしさを感じさせる和風美人。
私が、は??って思ったのは、結局、三津木とかいうヒッピー風情の奴はなんだったの?
ただの勘違い男かな。
神秘的な美人が母親であってほしい願望か。妄想狂か。こいつもなんだかな。
で、結局、ただのミスリードだったわけで、巴は、この人の母親ではないけど。間抜けな奴だ。
実の親が何者であるかは結局判明しない。
原作では、なんとか警部の実の息子らしいけど、この映画では、一切謎のまま、ただの勘違い男で終わった笑。
ただ、細かいツッコミはなしとして、この作品も、横溝正史らしさが出ていた。
土地の信仰や、双子に対する差別ともとれるような迷信。
日本だけじゃなく、世界各地で、土地それぞれで、色々と違うけど、双子は神秘的な存在として、時には崇められたり、時には恐れられたり、その恐れが差別につながったり...
それが、シャム双生児が産まれたら、それはそれは、当時の人達は恐怖するだろう。(広い世界、地域によっては、神として崇める場所もある)
今の時代だったら、手術とか色々あるようだし。健康であれば、そのまま手術せずとも、堂々と生きていける時代。
だからこそ、舞台が、今の時代ではなく、昔の時代である作品をみるのは、面白い。
視野を狭くして、今の価値観で、他の時代の作品をみて、今の時代の価値観で、過去の価値観を叩く人もいるが、私は、そういうのは嫌いだな。
だから、差別用語がでてきても、こういう時代もあったのか、面白いなーと思うだけだ。
たまには、古い時代の作品を観るのも面白い。
ちょっと、言葉とか聞き取れない部分がけっこうあったけど。
昔の作品だからなのか、その土地の訛りからなのか、HULUで観たけど、さすがに、ここは日本だし、日本の映画に、英語字幕はついてないけど。やっぱり字幕はほしいな。
せめて、日本語字幕はつけてほしい。
普通に日本語で観て、それに加え、日本語字幕で観たい。
聞き取れない言葉とか、けっこうあった。
巻き戻してみても、聞き取れなかったな。
ちなみに、訛りが強い作品は、英語が母国語の私であっても、英語字幕をつけてみる場合がある。
私の耳があまり良くないというのあるけどね。
でも、私以上に、耳が悪い人もいたり、聞こえなかったりする人もいるのだから、字幕はどの作品でもあると良いな。(もちろん強制じゃなく、字幕を消したり、つけたりできるようにしてほしい)
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