『A Second Chance
(真夜中のゆりかご)
(2014)』
(真夜中のゆりかご)
(2014)』
<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER (Including SPOILER from 『Game of Thrones』)
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER (Including SPOILER from 『Game of Thrones』)
I knew about this movie for quite a while but I was debating if I wanted to watch it or not since the actor was Nikolaj Coster-Waldau (yes my favorite Jaime Lannister from GOT) and I wanted to keep his image as Jaime (and his sister-lover Cersei) in my head... On the other hand, I wanted to watch it too because I really liked the look in him in this show... the beardless clean Jaime Lannister was always the best hottest guy.
Indeed he looked like Jaime and his wife was beautiful blonde, could pass as my image for Cersei...
I knew it was gonna be dark story... and yes it was......
Ahhhhhhhh.... why did he have to lose his child even in this show!!!
He lost 3 children in GOT and he lost his baby in this show too...
Well... but this was no fantasy show... in fact quite realistic sad movie...
It was a good movie... but sad...
Anyway....
Here was the plot.
Police detective Andreas and his partner Simon were called to investigate an argument in a junkie couple's badly rundown flat, where they discovered a child in a wardrobe lying with... excrement...
Ok, that scene was horrible.
I really did not understand why the baby was not taken in to care at that point!!!
The seven-week old child Sofus was very dirty and hungry but after he had been examined by Social Services they realized he was in good health.Because of that he could not be taken from his parents Tristan and Sanne, despite the fact that they were well-known drug addicts...(I donno much about this kindda law... but in USA, I dont think this is acceptable... not sure but yah... but this is Danish movie so maybe different law)
On the other hand, Andreas himself had a seven-week old child called Alexander with his wife Anne.
They lived in a beautiful house and they were happy.
They loved the baby dearly but he was not an easy child.
Well.. so that was the plot... and story went on... It was a sad film...
I wouldn't say Anne was crazy or psychopath or any of that sort.
I would say she was suffering from postpartum depression... (This could happen to any mothers...)
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とにかく悲しい映画だった。
けど色々と考えさせられる作品で良い映画。
赤ちゃんが糞まみれで、親があんな連中の時点で、すぐに保護すべきだと思ったんだけど、国によって法律は違うのかな。でも問題があったのは、あのジャンキー家庭だけじゃなく、警官の家庭もだった。
もちろんジャンキー家庭も、本当にどうかと思うが、一見、幸せで豊かそうな家庭でも外からは見えない、家族さえも気づかない、夫さえも気づかない闇があった。これは映画の話だけじゃないね。リアルでも乳児虐待とか、幼児虐待とかあるし。その時に母親だけを悪人扱いして叩くのも違う。だからって父親のAndreasが悪いのか?って聞かれると、この映画の場合はそうじゃないと思う。誰が悪いとか正義とかの話ではない。警官だって人間だし、完璧な人間なんていない。(根っからの虐待クズのTristan は間違いなく悪だけど。人殺しではないにしろクズ。)
そして、Andreas は私からすれば良い夫。でも、そんな彼でも愛する妻の異常に気付く事ができなかった。そして、妻と、Sofus にとって、(そして自分にとっても)一番いいと思い、あんな事をした。
Alexanderの死因は、揺さぶられっ子症候群。虐待である。
やったのは妻Anne。真実を知った時の、Andreasのショックがなんとも言葉にできない。
彼は、妻に怒りを感じたのか。それとも、申し訳ないと思ったのか。
彼女の異常に気付かなかった自分を責めたのか。傍にいたのに救えなかった我が子。
色んな気持ちが混ざり合っただろう。でも、妻のAnneも、子供も、もういない。
やりきれない想い。
Anne は、産後うつ、もしくは、育児ノイローゼ(又はその両方)だったと思う。でも誰にも相談できなかったんだろう。
それで、あんな事に。元々、人に自分から悩みを話すタイプじゃなかったかもしれない。あの様子からすると友達もいなかったかもしれない。自分の母親にも頼れないような感じだった。(彼女の両親は裕福ではあったし、彼らなりに孫を可愛がってはいたが、子育ての手伝いとかはしなさそうな人たちで、一緒に住んでないから娘の問題にも気づかない)
そういう環境にいると、ああなってしまう確率は誰にでもあるのかもしれない。
逆に、映画に出てた麻薬中毒者夫婦のようなひどい環境でも、生き延びる子供はいるかもしれない。
赤ちゃんも人それぞれだから、手のかかる子、よく泣く子、泣かない子、様々。
ただ、それでも、あの麻薬家庭はダメだと思う。赤ちゃんのあり様がひどすぎて、生きてるけど、そういう問題じゃない。Andreasが自分の家に連れ帰って保護したくなる気持ちがわかるよ...
最後のシーン、Andreasと少し成長したSofusの再会。
Andreasは少しでも救われたのかな...
余談だけど、Andreasを演じてた俳優は私が大好きなGOTのJaime を演じたNikolaj Coster-Waldau。
GOTでも、愛する人の本当の闇に気づけなかったし、長男を失った彼女の気持ちを察する事もできなかったね。そのあとも次々と子供失うし。そのたびに、なんとかしよう!と彼は頑張ったけど、全部空回りだった。愛するCerseiとは双子で生まれてから、ずっと一緒にいたのに、彼女の本心と悲しみと孤独と疑心暗鬼に気づかなかったし救えなかった。世界で一番救いたい愛する人だったのに、彼女も子供も、最後は救えなかった。(一緒に死ぬことはできたのは彼らにとっての唯一の救いだったかもしれないが。)
騎士として、沢山の命を守ってきても、誇りある事をどんなにしてきても、一番守りたかったのは愛するCerseiと子供だったのに。Nothing else matters, Only us...って言ってたのに。
だから、せめて一緒に死んだのは、切なくて悲しかったけど...美しい終わり方だった。
この映画『A Second Chance(真夜中のゆりかご)』は、もちろん中世のファンタジーではない。
けど、Jaime と Andreasは、男として、ちょっと被ったな。
一番愛する妻の苦しみと抱えてた闇を救えなかった、子供も妻も救えなかったという点では。
ただ、Andreasにとっては、血がつながってなくても、一時期だけであっても、わが子のように愛したSofusとの最後の再会シーンは、彼にとっては、それこそ、タイトルにある通りの「A Second Chance」だと思う。
たまたまの再会で、もう会う事はないかもしれないけど。
でも、Sofusが元気で成長しているってわかったのが、Andreasにとっての救いで、彼自身もそれで前に進めると良い。