『コンジアム (2018)』
<個人的な評価:10点中7.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
Caution SPOILER
怖いのは基本的に嫌いなのに、たまに気分的にみたくなる。今日はそんな日。
ベッドの中で顔半分隠しながら観た為、厳密にいうと、100%全部はみてないかも。だが頑張ってシーツの隙間から覗いてなんとかみたので、まあ、映画の90%ぐらいは観ているだろう。
それにヤバいのが出るのは後半だし。
さて、コンジアム!
一言でいうなら、REALITYがすごい。
面白かった。怖さに、REALITYがあるのだ。
だから、映画を観ている自分は、まるで本当にYOUTUBERの彼らが、探索しているのを生中継で観ているといった感覚。
内容はフィクションではあるけど、こういう心霊スポットは同じ名前で実在しているし、都市伝説も実際のものを基にしている。
だから、映画ではなく、生中継を観ている気分。
そういうのが苦手な人にはおススメしないだろう。
ちなみに、アメリカ映画の『The Blair Witch Project』も似た系統だが、私は苦手。生中継的ではあったが、Realityが感じられなかった。
だが、今回の『コンジアム (2018)』は、本当にRealityが感じられた。
なぜなら、心霊現象がRealisticなのはもちろん、現代社会の闇にもふれてる。
視聴率増やす為にどこまでもやるとか。
ネットとか、SNSとか、そういうのって、便利な社会になったが、新たな凶器も生んでるなと思う。
金儲けになるから、やめれないんだけどね。
YOUTUBERになるのが夢!って子供達も実際にいるのが恐ろしい。
それでヤバい事して、実際に死んだ人もいたし。大怪我した人も沢山いる。
私的には、心霊スポットには、面白半分で足を踏み入れてはいけないと強く思う。
映画での撮影はしょうがないけど、常に霊に敬意をはらう気持ちでいないとダメ。
間違っても、この映画に出てきた連中のような態度だと、呪われるだろう!!!
(まあ実際に、この映画を作るにあたって、たぶん、お祓いはしていると思いますけどね。)
さて、この映画の舞台だが、実在するし、本当に精神病院だった場所!
2012年にCNNの「世界七大禁断の地」のひとつに選出された、“韓国最恐の心霊スポット”といわれる京畿道広州市に実在するコンジアム精神病院跡。
そして、特殊な点は、撮影していたのは俳優本人!
BGMおよび効果音が一切ない。
そう、だから本当に生中継をみている感覚だ。
内容&感想
大勢の患者が不可解な死を遂げ、院長が失踪もしくは自殺したとされ、閉鎖後に幽霊の目撃情報などの恐ろしい噂が絶えないコンジアム精神病院跡に潜入した7人の今どきの若者。
自業自得だが、彼らを襲う怪奇現象を、ドキュメンタリー調のPOV(主観映像)で描いた作品。
戦時中、旧日本軍により拷問や処刑の目的で施設は建てられ、戦後も「コンジアム精神病院」として開院したが、大勢の患者が謎の死を遂げ院長も突如失踪、その後も不可解な出来事が多発したため、呪われた病院として廃院となった。(これは本当の話)
ある夜、肝試しにビデオカメラを回しながら病院を訪れた少年二人は、開けたら死ぬと噂された402号室をこじ開けようとし、何処からともなく聞こえた卓球玉の音を最後に映像が途絶えて行方不明に。
その後、YouTubeで恐怖動画を配信する人気チャンネル「ホラータイムズ」主宰者のハジュンは、コンジアム精神病院への潜入ライブ配信を計画。
まあ、もちろん金目当てだ。視聴者が多ければ多いほど、金になる。それが、YouTubeだから。
まず、一般からの参加者を募り、自身は屋外で動画をチェックしながら指示を出し、スタッフ6人が病院内を探索し、最終的に402号室に辿り着くという計画だ。
目的の廃墟に到着するまで、ワイワイとにぎやかに、遊ぶ7人。
レストランでの様子も、道中での様子も、ごくごく普通な若者と言った感じ。
7人は、俳優たちだが、見た目は超華やかというわけでもないが、一応、一般的に美男美女とはいえる、普通の韓国人(整形後)といった感じ。
まあ、いくらRealityがある作品を観たいからって、ホラーだから見た目は関係ないテーマだろうけど、別に私だって、不細工軍団を観たいわけじゃないので、そこらへんにいるような美男美女の方が、マシにきまっている。
さて、一見、社交的で楽しそうな7人だが、中盤になって怖がっていくと、どんどん本性でるから最悪だな。
特に、首謀者のハジュン(怒)
怨霊が怖いのは当たり前だが、それより、ドラッグ中毒者のように、視聴者稼ぎ中毒にでも陥っているんじゃないかっていう、今どきの人間の闇も怖い。それは彼らの仲間の絆も壊すし(結局上辺だけの仲間)、なにより彼自身も取り返しがつかない事になるのに。
この、SNSやYOU TUBE関連の、今どきの人間の闇も怖いと思う。
炎上商法とか、やってる人達けっこういる。今も普通に。
視聴者増やす為なら、なんでもやる系。
ブログもそうだし、ツイッターもそうだし、最近はYOUTUBEが一番稼げるのかな。
私はそういうの興味ないから登録さえもしてないけど。
このブログは自己満足だし、無料ブログだから広告は、楽天とかちょっと貼ってるけど、基本、収入0なので。
でも別にYOUTUBERを否定しているわけじゃない。他人に一切迷惑をかけなければ、自己責任でやりたければやればいいと思う。
だが、それで自分が壊れていったり、人間関係がダメになったりするのは、なんだか、残念だなとも思う。
それもふまえて自己責任。
さて、霊の存在を全く信じていないハジュンは視聴者数100万人を目標にするべく事前に病院を訪れて細工してた。やらせ!!!その演出も功を奏し、視聴者数は順調に伸びていったようにみえた。
だが、いかにも怪しそうな院長室で演出のために行った降霊の儀式を境に、ハジュン&二人の工作員たちの想定を超えた怪奇現象が続発。その後も、隊員たちは、恐怖と絶望を味わうのであった。
作品の構成としては、序盤から中盤までは“じわじわ”と恐怖を煽る感じ。
私が生中継の視聴者。そんな感覚。
中盤までも、ちょっと怪奇現象はあるが、それより実在する廃墟だから、雰囲気が不気味で、それが、さらに現実味があった。でも、中盤までは、恐がりの私さえ、全然、目隠ししなくても、普通にみれる。
準備が必要なのは、中盤を過ぎたあたりから。でも、まだ大丈夫。
だが、終盤は、もうギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーなので。
叫ばないけど、私は。でも、そこらへんは、たまに画面を半分かくしたりして、楽しんだ。
最終的には、ハジュンも廃墟病院に足をふみいれ。さようなら。
そして、超ネタバレの結末。
もう最初から、呪われてた。
視聴者なんかいないし、配信さえ、されてなかったのだ...............
怖かったけど面白かったですね。
終盤やばかったっす。
実在する場所の都市伝説をネタにするのは犬鳴村という映画でもありました。
まだ観てないけどあれも動画で配信されるようになったら観ようと思います。