『Star Wars: Episode II Attack of the Clones
(スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
(2002)』
(スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
(2002)』
<個人的な評価:10点中8.5点>
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
下記、個人的な感想。
ネタバレあり。
オープニングクロール
“銀河元老院に不穏な気配が漂っていた。数千もの星系が共和国から脱退する意思を表明したのだ。
謎の指導者ドゥークー伯爵の指揮のもと、この分離主義運動は限られたジェダイ・オーダーの力で銀河系に平和と秩序を維持することを困難にしたのだった。
ナブーの前女王であるアミダラ元老院議員は、苦境に立たされたジェダイへの支援軍隊設立の是非を問う重大な票決に参加すべく、銀河元老院へと戻るのだった...”
Episode 1 、2、3はいっきに観た方が面白い。
パドメがやっぱり凄く美人で毎回衣装がとても美しい。
アナキンは、すごくハンサム。とにかく、かっこいい。美男美女で神秘的。
パドメとアナキンのシーンは、綺麗。パドメの衣装も美しいが、惑星ナブーでの隠居生活の様子が美しかった。まるで天国のような場所で過ごしていたんだな。そんな平和そうな美しい幸せもいっときだったけど。
恋愛ものは基本的に嫌いだけど、この二人の関係は美しいようで切なく、濃いようで儚く、そしてやっぱり悲恋。女王(政治家)と騎士の関係がいい。惹かれてはいけない人との恋。ジェダイへの忠誠。
不倫や略奪愛はフィクションでも基本的に嫌だし(幼馴染や姉弟の禁断の愛など例外はあり)、身分差の恋愛も基本的に嫌だけど、女性側にも高い地位と立場がある設定は好き。
女王とジェダイ見習いとか、政治家とジェダイとか、幼い頃に出会ってたとか、そんな要素があるアナキンとパドメは、個人的になんかイイ。幼い頃に出会って一度出会って、また10年後に再会して、成長したアナキンをみて、ドキドキする感覚は素敵。二人とも本当に美しい。
ただ、やっぱり、アナキンは危ないな。決してバカというわけではないけど、危うい。
暗黒面に飲み込まれそうな、そんな危うさがある。
破天荒すぎるし、性格も傲慢でナルシスト気味。自分の力を過信。(実際強いのだけど、精神面では安定してないし、ジェダイにとって精神面というのは、とても大事)
強いけど、ジェダイとしては未熟だし危うい。
アナキンに関しては、オビワンに同感。
ただ、そんなアナキンだからこそ、魅力あるキャラなんだなと思いますけど、とにかく危ういキャラ。
展開を少し知っていて、彼が闇落ちするのがわかってるからこそ、彼をみていると、ハラハラする。
まだ闇落ちはしないけど、このエピソード2でも、アナキンの闇落ちの前触れみたいなものがあった。
それは、アナキンの最愛の母に関する事件。
以前から、アナキンは、母シミ・スカイウォーカーが苦しんでいる悪夢にうなされていた。
彼は予知夢みたいなのを見るパワーがあるようだ。
(予知とか予言とかもそうだけど、そういうのを一度信じてしまうと、飲み込まれていってしまう。予知も予言も、当たる占いも私は怖いと思う。Game of Thronesで私が一番好きなキャラのCersei も幼い頃の魔女の予言に縛られまくってるし、それが一番のトラウマで、その予言と家庭環境のせいで人間不信にどんどん拍車がかかってるし、その予言に囚われてるような生き方をしてるし、愛している双子の弟さえ、その予言を信じてないからこそ、さらに不安で人間不信で誰にも頼れないし、結局は彼女の場合は家庭環境もあるが、予言が闇落ちのキッカケ。)
アナキンの任務はパドメを守る事で、ジェダイの掟として、私情に走る事は許されなかったが、それでも母を救いたいアナキン。その気持ちは理解できる。
パドメは、母を救いたいアナキンと共に、アナキンの故郷の惑星タトゥイーンを訪れた。
アナキンはかつて奴隷だったので、そのころの主人ワトーに話を聞きにいった。
そこで、母親は奴隷から解放され、水耕農夫ラーズの後妻となっていた事を知る。
(私も、このお母さんには幸せになってほしかったし、まともな家族だといいなと、元気でいるといいなと思ったけど...)
そのラーズ家を訪れたアナキン。ラーズ家の面々は、やさしそうな人達だったが、そこで知らされた事実は過酷だった。なんとシミは、盗賊タスケン・レイダーに誘拐されたというのだ。
不運すぎる。
アナキンは、必死の捜索でシミを発見。シミはまだ生きていた。
しかし、拷問を受けていて、ボロボロだった。
息子アナキンとは再会できたシミだったが、その息子の腕の中で息を引き取った....
悲しい。
母を亡くしたアナキンは怒りに駆られてジェダイの道を踏み外し、母親を死に追いやったタスケンを虐殺。
女も子供も含めて皆殺しにしたのだった。
これが、アナキン暗黒化のきっかけですね。
(最終的に、アナキンはフォースのダークサイドへ転向してシスの暗黒卿の弟子になるのはわかってたけど、なるほど、母親を救えなかった事がキッカケだったのか。そして、怒りに、かられたら子供さえも虐殺する残酷さがアナキンにはあった。)
愛が深ければ深いほど闇も深い。
私は複雑なキャラに惹かれるので、ただの良い人とか、ただの悪い人とか、そんな単純なキャラより、光と闇があるキャラの方が興味そそられます。
そして、episode2の最後、惑星ナブーで、秘密裡に、パドメとアナキンは結婚。
それにしても、アナキン役のHayden Christensenは本当にイケメンだな。
共演したNatalie Portmanと一時期交際していたようで、それこそ「SWカップル」。
映画でも恋人同士で、リアルでもそうだったのか。映画の中でも、超絶美男美女でお似合いだと思ってた。
でも、シリーズが完結すると二人の仲も完結したようだ笑。憑依型の俳優と女優だったのかな。
まあ、不倫じゃなければ、恋愛なんか個人の自由でファンがとやかく騒ぐ事じゃないと思いますけどね。