2017年07月16日

北海道開発局 自転車観光用の広域ルート5つを決定

読売オンラインに載っていた記事で面白いものがあったので紹介。

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タイトルにもあるように北海道開発局の検討委員会で北海道における観光サイクリング用のモデルルートを決定したというもの。近年、世界的に高まりつつあるサイクリングによる観光、「サイクルツーリズム」を北海道でも推進しようと北海道総合開発計画が平成28年3月に閣議決定。平成29年2月には「北海道のサイクルツーリズム推進に向けた検討委員会」が北海道開発局で初足した。

これまでに3回検討委員会が実施され今夏に実施するモデルルートが整理された。それが上の絵の5つのルートで道北地方の「きた北海道ルート」、道北から道央にかけての「石狩川流域圏ルート」、北の国からで有名な富良野を中心とした「富良野・占冠ルート」、道南の帯広を主体した「トプカチ400」、道東の「阿寒・摩周・釧路湿原ルート」の全5ルートとなる。

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この後は実際にルートの試行を行い、ルート付近での受け入れ環境の改善、情報提供、自転車走行環境の改善、持続性を持たせるための体制・役割分担などを行うとしている。なお、管理人が知る限りでは富良野エリアではサイクリングロードではないものの、道道の左端に自転車が走るというペイントを行いドライバーへの注意喚起やルートそのものを示すような取り組みが既に行われている。

河川敷の走行空間を使う「石狩川流域圏ルート」以外は既存の道道をメインとするためちょっと初心者向けではないのだが、この手の長距離サイクリングを行う人は中級〜上級者がほとんどのためまぁ問題はないだろう。サイクリングによる観光開発、上手くいけば降雪期以外の新たな観光資源ともなりえる潜在能力を秘めているためこの機になんとかものになってほしい。
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2017年06月22日

自転車旅をしてみたい都道府県、1位は北海道。その一方で問題も...

マイナビが運営する「マイナビニュース」で面白い記事が載っていた。内容はというとマイナビニュースの会員向けアンケートで「自転車旅行してみたい都道府県は?」と聞いてみたところ、なんと北海道が他の都道府県を大きく突き放して第1位となっている点だ。以下、順位を転載。

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Q.自転車旅をしてみたい都道府県を教えてください(複数回答可)
1位「北海道」 44.7%
2位「沖縄県」 11.2%
3位「愛媛県」 9.4%
4位「東京都」 5.4%
4位「広島県」 5.4%
4位「香川県」 5.4%
4位「高知県」 5.4%
8位「京都府」 4.8%
9位「徳島県」 4.5%
10位「長野県」 4.2%
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個人的にはサイクリストの聖地とされる「しまなみ海道」がある愛媛県あたりが1位に来るのではと思っていたのだが、嬉しいカタチで裏切られた。その得票数は半分近くで圧倒的第1位。その北海道に投票した人の意見は次のようになっている。

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・「自転車旅のテレビで見て、行ってみたいと思いました。とにかく自然を満喫したい」(39歳男性/東京都/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「広くてまっすぐな道を思い切り自転車で走りまわりながら観光してまわりたいです」(58歳女性/埼玉県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「広い高原が多そうなので、大自然の中がすごく気持ち良さそうだから」(28歳女性/茨城県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「北海道の富良野市に行って、『北の国から』の舞台となった地を走ってみたいです」(49歳男性/富山県/その他/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「夏休みに温泉やグルメも兼ねて、北海道の雄大な景色を満喫しながら自転車で旅してみたいです」(50歳女性/福島県/サービス/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「涼しい、広くてまっすぐな道がたくさんあるし、自然を感じられるから」(32歳女性/千葉県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
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一般的な北海道のイメージである「車が少ない」、「道が広い」、「涼しい」、「景色が良い」、「食べ物が美味しい」などが主な内容だが、北の国から舞台となった「富良野市」、「自転車旅のテレビ」などこれ以外にもその理由としてあり、北海道のサイクリングが魅力的である理由がわかる結果となっている。

北海道の自治体では近年、サイクリングを観光源のひとつにしようと活動するところが増えてきている。管理人の知るところの近隣市町村では剣淵町、中川町、東川町、下川町などがこれに該当する。これら自治体ではスポーツタイプのレンタルサイクルを用意し、現地で気軽に借りれるようにしたり、市内の飲食店などにサイクルラックを設けたり、サイクリスト向けのライドイベントを企画したりと確実にサイクリングが盛り上がりつつある。
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※中川町観光協会のレンタルサイクル


特に町や観光協会などが運営するレンタルサイクルはかなり良心的なレンタル料金となっているので、利用しやすいと思おう。元々はインバウンド観光を見据えた長期的な観光資源の模索にあると思うのだが、今回のアンケート結果から国内需要としてもその潜在能力がありそうな感じがする。ただ、北海道のネックはその観光地までのアクセス距離。基本的に本州からの旅行客は、目的地までは飛行機がメインとなると思うが、手頃なLCCはほぼ新千歳空港のみに集中し、富良野や美瑛など今回取り上げた上川地方のアクセスに便利な旭川空港では国内LCCは未就航と、上川周辺やその上の地域では本州からのサイクリング観光客が来やすい環境とは言いづらい部分がある。函館市はちょっと例外で新幹線開業効果もあり函館空港にバニラエアが就航するなど北海道でのサイクリングが手頃な感じもするが、人気の西部地区は坂が多く電動アシスト自転車のレンタルサイクルがメインとなり、他の地域にあるスポーツタイプの自転車のレンタルサイクルは無いので持ち込みがメインとなるだろう。

マイナビニュースのアンケート結果から見えてきた北海道サイクリング観光の潜在能力。その高い人気と裏腹に国内線は新千歳空港と函館以外はLCCが未就航の状況下にあるなど、本州から観光客を呼び込む玄関口でボトルネックがあることがわかった。観光地となる自治体で環境を整えるはもちろんだが、より手頃なLCCを道内の各空港に就航させる必要があるなどまだまだ課題はありそうである。



ちなみに今回2位の沖縄県は、ピーチエアラインがサイクリングモデルコースを企画し、サイクリング観光を特集したページを設けている。飛行機を電車のように使い、離島であっても気軽に短時間で移動できるLCCは本州から潜在的なサイクリストを呼び込むことが出来るツールになるのではないかと予想している。

2017年06月13日

第0回(プレ大会) 東川町キトウシサイクリングに参加してみた その2

キトウシサイクリングのレビューの続き。天人峡温泉から折り返し忠別湖へ向かう。

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大きな橋を通りさきほどの暗めなトンネルへ。

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第0回(プレ大会) 東川町キトウシサイクリングに参加してみた その1

春先の3月の記事でも扱った東川町の「キトウシサイクリング」に参加してきた。当日は天気予報だと曇りの微妙な天気となり、家からの出発前まで雨も降ったりと決していい天気とは言えないコンディションだったがせっかく参加費も払ったし初の試みはどんなものかと気になっていた点もあったので意を決して出発。集合会場は東川町にある「キトウシ森林公園家族旅行村」というところで、スキー場の「キャンモアスキービレッジ」のとなりとえいばわかりやすいだろうか。会場まではそんなに遠くないため自宅から自走することにした。ルートは河川敷から東川町に入る方法と一般道路を使う2パターンを考えたが、河川敷では目的地までおおきく迂回して時間がかかるため一般道路を選択。平均25km/hで家からは50分程度で到着した。

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集合場所、キトウシ森林公園家族旅行村の管理棟。これが一番大きな建物でメイン会場はこの向かいの駐車場となっていた。

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2017年05月20日

北海道中川町でグラベルロードサイクリング

先日の北海道新聞(道北)の記事に面白いものが載っていた。最近流行りの「グラベルロード」を活用したサイクリングツアーやイベントの検討に関してである。

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まずはじめにグラベルロードについて簡単に説明すると、ロードバイクをベースにMTBのような性能をもたせた自転車のこと。「グラベル」という言葉は「砂利」や「砂利道」。モータースポーツ界では「非舗装路面」という意味もある。一般的なロードバイクよりも太い28Cから35C程度のオフロード用タイヤにドロップハンドル、アップライトなポジション、ディスクブレーキ、頑丈なフレーム設計が特徴でとにかくスピードを求めるロードバイクとは異なり、舗装路面はもちろんちょっとした悪路も乗れるゆる〜い感じの自転車といったところ。雪道でも乗れるファットバイクのようにここ数年で出てきた新ジャンルの自転車である(※コンセプト的にはかつてのランドナーに似ている)。

この手の自転車は現在、海外で人気となっており特にロードレースのイメージが強いヨーロッパのイタリアでも今までのスピードを競うイベントからグラベルロードを使った長い距離と景色を楽しむイベントにシフトしつつあるとのこと(サイクリストより)。こういった海外情勢を背景に、日本へ自転車観光に訪れる外国人観光客向けのオフロードツアーを検討するため、今回の視察となったのではないかと思われる。

視察を行なったのは北海道のサイクリングツアーの企画で有名な「サイクルフロンティア」の社長、石塚裕也さんと同社のイギリス人ガイドのデビッド・バーネットさん、元ロードレーサーで自転車製造や選手育成にかかわる三浦恭資さんの3人。結果的には中川町の山道は太鼓判で、景色の良さと雄大な自然が評価されたようだ。

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※中川町観光協会のFacebookページより


日本で既に自転車観光で有名となっている「しまなみ海道」は北海道経済産業局が発表している「平成27年度北海道における自転車利用環境に関する検討業務 」によれば自転車が好きな初心者やライト向けらしい。逆にこういったグラベルサイクリングは欧米のコアユーザー(上級者)などヘビーなサイクリスト向けのツアーのような感じがする。上級者となってくるとしまなみ海道のような指示されたレーンを走るよりも何もない大自然を自由に走りたいという(エキゾチックさを求める)嗜好があるらしく、プラスして北海道の景色や大自然を味わえる部分は魅力的なのかもしれない。もちろん途中で味わう食事も美味しいものが多いからさらに魅力は高そうである。
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