2016年02月19日
大阪府 自転車保険を義務化
全国自転車事故ワースト1の不名誉を持つ大阪府が自転車保険を義務化するようだ。
自転車保険を義務化した自治体といえば、兵庫県が全国初だった。兵庫県では平成20年9月、当時小学5年生の少年が当時67歳の女性を自転車ではねて意識不明の重体になった事故に対し、その母親に対して9500万円の賠償命令が出る判決が出た。この事故は全国的に有名となり「自転車でも重大事故によっては(保護者に)多額の賠償命令」というイメージが定着する大元となった。
この重大事故やこれに準ずる高額賠償事故の増加を背景に兵庫県では県レベルでの条例が制定された。一方、大阪府ではご存知の通り「自転車が絡む事故ワースト1」という不名誉の事実があり、これ以外にも全国レベルで自転車事故に関する高額賠償が増えていることが背景のようだ。
その自転車が絡む事故ワースト1を裏付ける動画がある。以前にも記事で扱ったが、大阪の街を走る自転車を自転車車載カメラで撮影した動画だ。
動画主の「危険運転 自転車実況チャンネル」さんでは既にかなりの数の違反自転車をアップロードしているのだが、そのうち最近アップロードされた2016年1月下旬の動画を見て欲しい。11分とちょっと長めだがかなりの数の違反自転車を確認できる。逆走、逆走、一時停止無視、信号無視、逆走からの信号無視、一時停止無視からの逆走などとにかくキリがない。
動画からちょっとピックアップすると...
このような現状でかつ自転車利用者が多い大阪府でワースト1になるのは当然であり、いずれ9500万円賠償のような事故が起きてもおかしくない。大阪府の自転車保険義務化はあまりにひどすぎる自転車利用者の実態を反映しての動きなのだろう。
条例案は2月に議会提出、7月施行を目指しているとのこと。自転車利用者に対して保険加入を義務付け、未成年者に対していはその保護者を対象とする。ただし、違反に関するペナルティ(罰則規定)はなくあくまでも努力義務となる。罰則規定が無い点は先行する兵庫県と同じだ。罰則規定が無い点から強力な条例とはいえないが、自転車の安全意識向上や万が一の事故に対する対応が期待でき、自転車利用者が多くかつ事故が多い自治体では今後似たような条例制定の動きが出てくるのかもしれない。
自転車保険を義務化した自治体といえば、兵庫県が全国初だった。兵庫県では平成20年9月、当時小学5年生の少年が当時67歳の女性を自転車ではねて意識不明の重体になった事故に対し、その母親に対して9500万円の賠償命令が出る判決が出た。この事故は全国的に有名となり「自転車でも重大事故によっては(保護者に)多額の賠償命令」というイメージが定着する大元となった。
この重大事故やこれに準ずる高額賠償事故の増加を背景に兵庫県では県レベルでの条例が制定された。一方、大阪府ではご存知の通り「自転車が絡む事故ワースト1」という不名誉の事実があり、これ以外にも全国レベルで自転車事故に関する高額賠償が増えていることが背景のようだ。
その自転車が絡む事故ワースト1を裏付ける動画がある。以前にも記事で扱ったが、大阪の街を走る自転車を自転車車載カメラで撮影した動画だ。
動画主の「危険運転 自転車実況チャンネル」さんでは既にかなりの数の違反自転車をアップロードしているのだが、そのうち最近アップロードされた2016年1月下旬の動画を見て欲しい。11分とちょっと長めだがかなりの数の違反自転車を確認できる。逆走、逆走、一時停止無視、信号無視、逆走からの信号無視、一時停止無視からの逆走などとにかくキリがない。
動画からちょっとピックアップすると...
※車種に関係なく乗る人みんな違法状態 ロードバイクでもこのように逆走
※「安心してください。ちゃんとヘッドホンまでしてますよ!」
このような現状でかつ自転車利用者が多い大阪府でワースト1になるのは当然であり、いずれ9500万円賠償のような事故が起きてもおかしくない。大阪府の自転車保険義務化はあまりにひどすぎる自転車利用者の実態を反映しての動きなのだろう。
条例案は2月に議会提出、7月施行を目指しているとのこと。自転車利用者に対して保険加入を義務付け、未成年者に対していはその保護者を対象とする。ただし、違反に関するペナルティ(罰則規定)はなくあくまでも努力義務となる。罰則規定が無い点は先行する兵庫県と同じだ。罰則規定が無い点から強力な条例とはいえないが、自転車の安全意識向上や万が一の事故に対する対応が期待でき、自転車利用者が多くかつ事故が多い自治体では今後似たような条例制定の動きが出てくるのかもしれない。
現状では自転車の走る部分が曖昧で、かつ走り易くないし道路によっては歩道も車道も危険な部分がありますので、誰でもわかりやすい自転車レーンを引けば自ずとルールは守られてくるという説も一理はあります。ただ、いくら走りやすい道でも進行方向の理解がなければ自転車レーンで逆走といったケースもありえるので、ここは環境と教育のセット・・・かなぁと思います。
昭和時代の規格で段差だらけの歩道/車道や工事で掘り返したあとだらけでデコボコの道路なんて誰も通りたがりません。スイスイ通れる道があれば人は自ずとそちらに流れていくはずです(ソースは俺)。
持論はこうですが、果てさて…どれに注力するのが一番コスパがいいんでしょうかね。
これ、前回記事にした時(改正道交法の施行)から6ヶ月以上経過しているのですが一向に良くなった気配が全然しません。いまだにひどすぎますよね。
やはりおっしゃるように子供だけじゃない全体的な自転車教育が必要だと思いますが、これとセットでもうバンバン取り締まり&赤切符を切るなど積極的な警察の行動も必要だと思います。ただ、大阪府は人口が全国でも有数の規模をほこり、その割に自転車利用者も多いので圧倒的に警官の数が足りてないようです。警官以外に取り締まりが出来る人を増やすなど、大都市ならではの問題もありそうです。
保険屋も「加入できませんよ」と言うかも。
保険の前にまず教育だなぁ。
みんな学ばないから、こんなにメチャクチャなんだ。
小学生だけじゃなく、自転車に乗る人にはみんな免許取らせたら。
費用は行政持ちで。
違反で捕まり、免許をとっていなかったら、罰金を徴収すればいい。