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2019年03月08日

学年末考査が終わって

学年末考査が終わった。
私の学校は、中高で試験の日程を同じにしているので、学年末考査の期間は4日間。中学生にとって4日間は長いだろう。考査一週間前から部活動が停止になるので、10日ほどは原則として活動ができない。
こうなると、試験明けの身体がなまりすぎてしまい、元に戻すのにまた一週間くらいかかってしまうのだ。幸い野球はオフシーズン中でもあり、試験期間中に身体を動かすことに関しては、私は好き勝手にやらせている。

意識が高い生徒はこつこつと走ったりするが、普通の生徒および怠け者は、何もしない。
そして、考査の練習で苦しむ…。

勉強も同じだろう。
試験前にこつこつと勉強できる人は、上手に時間を使っている。

一方で、怠け者は、考査中の午後は昼寝をしている。
これでは何のために試験が午前中で終わるのかが分からない。

だったら、もっと日程を短縮した方がいい。

ところが、試験が終わると昼寝はしない。彼らは、部活をサボってでも遊びに行くのである。

最近はこういう刹那的な生徒が増えてきた。
彼らの親の世代も、これに近いのかも知れないが、どちらかというと、何もかもが無気力になった世代だ。

校内暴力が一段落つき、学校では教師の監視がさらに強化され、「静かに何ごともなく過ごそう」、と思う生徒が増えてしまった世代なのだろう。

時代の流れまでをも影響を与える教育は、本当に難しい。

こうして振り子のように揺れながら、何とか教育活動を行っていくが、そのツケは、20年から30年経ってから現象化する。

我々教師の務めは、『勉強の好きな生徒を作る』ことだ。
新しい知識を得る喜びを知り、分かる幸福をかみしめ、解けた感動を味合う。
これが、将来どこで効いてくるかは分からないが、一生学び続ける中に、人徳が生まれ、文明や文化を創り出していく基礎となるのだ。

怠け者ばかりの国は滅びの坂道を転げ落ちるのみである。
勤勉でこつこつ型の国民性のある国は発展していく。

刹那的ではなく、長いスパンでものごとを考えることができる、正義の判断のできる人を増やしていかなくてはいけない。

「先生、試験、上手くいきませんでした…。」
時期生徒会副会長が、ぼそっとささやいた。

「詰めが甘かったのかもね。そのままにしておいてはだめだよ。やり方からスケジュール、時間配分に、答案の間違えた箇所をよくよく分析して、次に活かさないといけないよ。やりっぱなしはだめだ。」

そう、アドバイスしてみた。
彼なら、きっと失敗を教訓として、次年度の新学年で、成果に結びつけることができるだろう。

試験はできれば嬉しいが、できなくても学びはたくさんある。もしかしたら、できなかったときの学びの方が多いかも知れない。

そのためには、時間的に試験が終わってはいけないのであって、終わっても終わらない試験勉強が必要だろう。

結果に一喜一憂するだけでは、実力はつかないのだから…。









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