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2019年05月03日

猫の幸せって その23


トラコのお腹がタイヘンで



寒さが厳しくなってきた頃、
心配した通りトラコのお腹は次第に大きく目立つようになった。

小柄で痩せこけた体に大きなお腹はなんだかとっても不自然で
・・・・はっきり言ってみっともない。

    カッコワルイ 


ある時なんか、おしりを舐めようと座って片足持ち上げたら
ひっくりかえってしまい、なかなか起きられない。
心配するより失笑してしまった。
きっと自分の体格に不釣り合いな数の胎児がはいっているのだ。

 大丈夫かなあ・・・
 何匹も生まれて、育てられるのかなあ・・・
 この身体じゃあおっぱいが出ないかも・・・

 それより、生まれる前にトラコの身がもたないんじゃないかなあ・・・

       (@_@);



この頃には、トラコは私が与えるキャットフードをよく食べて、
餌を食べた後しばらく庭のイスなどにくつろいで居ることもあったが、
夜はどこで寝ているのか分からないので、
どこかよそで出産してしまうのか
もしかしたら難産でトラコが死んじゃうんじゃないか
などとあれこれ気になったが,
相変わらず人間には距離を置いているのでどうしてやりようもない。

 ”あのイジワル猫対策に作ってやった小屋が
              気に入らないのかなあ”と

取り敢えず最初に寝床を作ってやったところに
また暖かい猫ハウスを作って置いてみた。

自分のお腹に赤ちゃんが入っているなんてことは
全く理解しているはずもないこのやせっぽちの小さなメス猫が、
ひとりでどこで寝ているんだろうか。

ずーっとチャッピイにしっかり抱かれて寝ていたのに
ひとりぼっちで不安だろなあ・・・

などと思いめぐらすのも胸にこたえる。


私はトラコを不憫に思いながらも、
かつて飼っていた猫たちに対するような愛情を持てない自分に
自責の念が沸いて、
「私って薄情なんだろうか」とか
「私は本当の猫好きじゃなかったんだ」と思ったり、
また、
「だってこんなになつかないトラコが悪いんだ」 とか
「これがトラコの選んだ生き方なんだもの。きっとこれで幸せなんじゃない?」
などとあれこれ自問自答して、トラコを見る度に心苦しかった。



 そう言えばこの子の母親もきっとどこかでひとりひっそりとお産をして
 ・・・・・あ、何匹産んだのかなあ
 多分3、4匹は生まれて、きっとチャッピイとトラコだけ生き残ったんだ。

 毎日どうやって何を食べて子育てしてたんだろう?


 去年の夏
 我が家の庭に2匹の子猫を連れて現れたんだったけど、
       その1参照)

 この子の目はあの日の母猫の鋭い眼光とは全然違うもんね。
 トラコが大きなつぶらな瞳を私に向けるとき、
 うん、そうそう、
 あの警戒のまなざしとは全然ちがうよね。

 きっとトラコは甘え方を知らないだけで、
 これで幸せなんじゃない?

 そもそも猫は自分が幸か不幸かなんて自覚すら しないよ。

 だから無事にどこかで赤ちゃんを産むことが出来たら、
 毎日エサを食べに来てはどこかへ行って、
 そのうちにチャッピイと一緒に母猫に連れられてきた時のように、
 大きくなった子猫を連れて来るんだ。
    ・・・・・
 ワ!どうしよう。
 またオモテニワノラネコ」が増えちゃうの?
      

 どうしよーお  ;
 
━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆




2019年04月13日

猫の幸せって その22

トラコに恋したペルシャ猫


そろそろ秋も終わろうというある日、
庭の丸イスの上に座っているトラコを下からじっと見つめている
オスの白黒の大きなペルシャ猫がいた。
地面につくほどフサフサと長い毛の見慣れない猫。

 飼い主に捨てられたの? 
 それともドライブの途中で車から降りてはぐれちゃった?
 だとしたら、ほんのつい最近でしょうね。
 こんなに毛並みがきれいだし・・・ 

 だけどこんな大きい猫が、
 自分の3分の1程?
 いやあ、体重なら4分の1程しかないようなトラコに恋したの? 
 ムリムリ、こっちはまだ子供なんだからさ。

   ・・・・・・・・・

 は!そうか、体は小さくても生殖機能は成熟してるかも・・・
 わあ、大丈夫かなあ、
 そんな貧弱な体で、もし妊娠なんかしたら
 
 
トラコは何だか訳が分からず警戒した様子で背中の毛を逆立て
椅子の上から身じろぎもせずにペルシャ君を見ている。

 ト、トラコ、そんなヤツ 無視、 ム・シ 

しばらく見詰めあって、いつの間にかペルシャ君は居なくなっていた。

しかしどうやらこのオス猫は毎日何回もやって来るらしく、
私は出掛けていることが多いし
絶えずトラコを監視しているわけでもないのに、
彼がトラコをじっと見つめている場面を毎日1回は目撃した。

そして数日後、
ついにトラコは彼の熱烈なラブコールに負けて
大きくて立派な毛並みのオス猫と、
栄養失調の子供みたいに小柄なメス猫の
カップルが誕生してしまったのだった。
     


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2019年04月03日

猫の幸せって その21

トラコの野生パワー

   

ある日、
庭をオニヤンマがスイーッと駆け抜けようとしたその瞬間

音も無くトラコが私の後ろから走ってきて
パッとジャンプして捕ってしまった。
              

  オニヤンマの飛ぶ速さ、ご存知ですか?
  なんと、時速70q以上なんだそうですよ!

またある日は、
庭のユスラウメの実をついばみにやってきたヒヨドリが
トラコの気配に気付いてパッと飛び立った瞬間、

ユスラウメの木の高さがおよそ1,5m、
それを超える高さでヒヨドリをキャッチしてしまったんだから
      スゴイ  

《オリンピックのハイジャンプ金メダリスト》だって真っ青!

 チャッピイにはとてもじゃないができっこないハナレワザ
 
 


      ユスラウメ.jpg
ユスラウメ

 『サクラ』を意味する『櫻』という漢字は
 元々はユスラウメを指す字だったそうです。
  桜によく似た可憐な花を付け、 
  小さなサクランボみたいな実になり
 味もサクランボを薄甘くしたような味で、
 よく庭木に使われています。




トラコが度々捕食するのはヒヨドリだった。
(いつも庭の隅に食べ残しのヒヨドリの羽が残されていた〉

私としては「ヒヨドリ愛」が強いので  (「ヒヨドリのカタき討ち?」)
トラコの餌になってしまったヒヨドリたちにいつも胸を痛めた。

そしてその度に「トラコも彼女なりに必死で生きているんだから」
と自分に言い聞かせては 自分をなだめた。

夫「[果物農家の敵〕の駆除に一役買ってくれてるんだと思えばいいさ。
  うちのコブシの花だって、
  トラコのおかげで今年は一つもヒヨドリに食べられなかったじゃないか」
                     
                    参照
私「・・・・・・・



 チャッピイが居た頃は
 いつだって一緒にキャットフード食べて満足してたのに・・・

 もともとアンタって野生ネコの本性を内に強く秘めていたの?
 だから人間にいつも距離置いてたの?
 ・・・・・・・
 うーん、・・・そうなのかもねえ




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2019年03月29日

猫の幸せって その20

孤高のトラコ


チャッピイはあの時2度目の「里帰り」をして以来
それっきりもう姿を見せることはなかった。

 あの時、もう一度ナデナデして声を掛けてやっていたら
 また顔を見せてくれたのかなあ。

 いけない いけない、
 チャッピイにはもうこだわってはいけないんだ。
 だって、トラコが拒否しているんだもの。
 そして、チャッピイには別の安住の地があるんだもの。

        
 
    

そしてトラコは、すっかりオモテニワノラネコっぽくなってしまった。

あの意地悪猫対策にと
私のへやの外に作ってやった猫ハウスにはもう全く寝なくなって
朝になるとどこからかやってきて、
私が与える餌を食べ、水を飲んではまたどこかに消えてしまう。
そして、日中は庭の向こうの畑で昆虫を捕まえて
食べたりしてる姿をよく見かけた。 
 
 「畑の隅に積んである藁束の下にネズミが住んでるらしいよォ。
 そっちのほうがおいしいよー、食べ出があるよー。」

トラコも気付いてはいるらしく、
時々藁の山のあたりをじっと見つめているが、
やがてあきらめてフイッとどこかに行ってしまう。

最近、究極の栄養食として「昆虫食」が話題になるが、
トラコにとっても昆虫の方がキャットフードより遥かにおいしくて
身体に良くて、
そして何より、簡単に捕食できるのだろう。
相変わらず痩せていて小柄ながら
すばしこくて 元気だった。

ひとりで頑張って生きているようなその様子がいじらしくて、
「おいで」と声をかけてみるが、
チラッとこっちを見るだけで無視。
 ホントに、なんだか良く分からない猫。  


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タグ:昆虫食

2019年03月24日

猫の幸せって その19

トラコ、お前は幸せだったの?

試みに
「猫の幸せ」で検索してみた。

独身の間はいつも家に猫が居たし
結婚してからも何匹か飼っていたのに
忘れていた猫の習性がいくつかあった。

《喉をゴロゴロ鳴らす》
 うん、普通の猫はなでられたりしてゴロゴロいうんだけど
 人間に触られるのを拒んでいるトラコは
 猫じゃらしで遊ばせてもらう時に
 ゴロゴロ言ってたっけ。(・ω・;)

《尻尾をぴんと立てる》 
 ああそう言えば、
 餌をもらおうとやってきて、私がお皿に入れるのを待つ間
 尻尾をピンと立てて離れたところでウロウロしたりしてたっけ。

《飼い主にスリスリする》
 これはごくまれに足元に来てやってたね。
 そのくせ、撫でようとすればサッとにげてしまって・・・


《お腹を見せる。》
 これは一度も無かった。

《顔をなめてくる》
 これも当然無し。

《何かをひっかく》
 そうそう、私が外出から戻ってくるとどこからか走ってきて
 必ず庭の隅の立ち木に伸び上がってガリガリしたっけ。
 あれって幸せな気持ちの表現だったのかあ(; ̄Д ̄)


《目を細める》
 ああ、そう言えば
 餌を待つ間、座って私の方を見て大きな目を細くしていたっけ。
 「なんだか目をしょぼつかせてるけど、どうしたんだろう」
  って思ったことを思い出した。
 トラコ、お前は幸せだったのお?


《ふみふみする》
 これは見たことなかったけど


 そうかあ、トラコは幸せを感じていたんだ (;´ Д`A 

 私はあの子に対して一体どうしてやればよかったんだろう。
 寄生虫のせいでこんなに痩せているんだろうと
 虫下しを餌に混ぜて飲ませたりして
 何とか普通に太らせてやろうと努力もしてみたし
 そばに来れば撫でてあげようともしたけど逃げちゃってさ
 ・・・・・
 できるだけのことはして上げたよね?

     ウン。


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2019年03月21日

猫の幸せって  その18

猫の幸せって?


チャッピイが居なくなってから、
トラコは私たちが庭や畑に居るとどこからかやってきて
なんとなくその辺を駆け回ったり
昆虫を追いかけて食べたりするようになった。
相変わらず人間に心を開かず、いつも警戒しているくせに
自分を守ってくれる存在だということだけ分かっているのだ。
      

夏も終わる頃のある日の夕方
家の前の畑でひと汗かいて帰ってくると、
トラコが毛を逆立ててよその茶トラ猫に唸り声を上げている。

また例のいじめ猫かとよく見るとそうではなく、
どうもチャッピイに似ている。
立ち止まってトラコをじっと見つめ、
ソロソロとトラコに近寄って鼻先をトラコの鼻に近づけてくるが、
トラコはいつまでも唸っている。
急いで家に入り携帯に保存したチャッピイとトラコの写真を開き
見比べてみた。

くしくも1年前のちょうどこの日の写真で、
後ろ足の付け根と鼻の周りから首にかけてとか
尻尾のトラ毛模様の感じ、
間違いなくチャッピイだ。

「チャッピイでしょ?チャッピイだよね!」
すると
「ニャー」と、前と変わらない、体に似合わないようなカワイイ声で返事をする。

「わあ、元気だったの!」

「おいで」と手を伸ばしたらゆっくりと近寄って
私のそばでゴロンと寝転がってお腹を見せた。
私はもう涙が出そうにワクワクして、その白いお腹を撫でてやった。

「お腹すいてない?ゴハン上げるよ」 と声をかけると
ゆっくり歩いてついてくる。

ちょうどトラコが食べかけて残してあった餌をやってみると
チャッピイは
ゆっくり餌のお皿に近づいてしきりにクンクンしてから
(トラコの匂いを確認したのだろうか?)
ちょっとだけ食べた。

夫が家の中から私を呼ぶので
「ちょっと待っててね」とチャッピイに声をかけて家に入ると
夫は
「よせ、もう猫は増やすな」と言う。
「だって、間違いなくチャッピイよ!」
「そうだとしても、もうよその猫だろう」
「・・・・・・」

夫の言うとおりだ。
チャッピイはきっともう誰かに別の名前で呼ばれて
餌をもらっているのに相違ない。

 でも、この家と私を覚えていてくれたんだ ( ;∀;)
 今、幸せなんだろうか?
 うん、あのおっとりした感じはきっと幸せなのに違いない。
 あいつは人なつこくてホントに甘え上手なんだから。

もう一度撫でてやりたい思いをやっとこらえて
廊下のガラス戸越しに見ていると、
チャッピイは懐かしそうに軒下のイスやヨシズ、柱など
あちこち嗅ぎまわって
最後に、トラコと一緒に寝ていた猫ハウスがあったところに行って
伸び上がってみてそれが無いのがわかると、
「なあんだ」という感じに (私にはそう見えた)
足を速めて裏庭の方に去って行ってしまった。
     

 どこにいてもいいから、
 幸せでいてちょうだい。
 また時々来てね。

 それにしても
 トラコはどうしてこんなになつかない猫なんだろう。
 チャッピイの代わりにこの子が家出していたとしたら
 もうきっと死んでしまっていたのに違いない。
 ここに居て良かったんだろねえ。

 いや、そうじゃないのかな?
 こんなに痩せこけて小さくて、
 どうみても幸せな猫には見えないし・・・

 でも、トラコは人からもらった餌を食べ残しておいて
 自分勝手に小鳥や昆虫を捕って食べたりしているんだもの。
 以前チャッピイが可愛がられて撫でられていたりしていても
 全くお構いなしに、寄って来ようともしなかったし・・・

 これでいいのかも。


 そうそう、
 人間に溺愛されていたって外遊びは許されなくて、
 自由に外を歩き回っている猫を
 窓からうらやましそうに見ているだけの猫だっている。
 猫本来の生き方からはほど遠い生き方でも
 その暮らし方しか知らない猫はそれでも幸せなのかもしれないし
 トラコにしてもこの生き方しか知らないのだから、
 これでいいのかも知れない。

 でも、それにしてもこんなに小さくて痩せこけて、
 人間になでられることすら拒んでいるお前は、
 ホントにこれでいいの?

 猫の幸せって・・・幸せな猫って? (; ̄Д ̄)




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2019年03月14日

猫の幸せって その17





オモテニワノラネコ   


チャッピイが居なくなって4日目の朝、
玄関を開けた夫が「おい、猫帰ってるぞ」と言う。
朝食の支度の手を止めて急いで出てみると、
最初に物置に作ってやった猫ハウスから
チャッピイがちょうど下りてきたところだった。

「どこに行ってたのーお  心配しちゃったじゃなーい」

ところが、チャッピイはどこか様子が違う。
いつものように甘えてこないし
餌を食べたらそそくさとどこかに行ってしまって、
夕方まで帰ってこない。
そして餌を食べたらまたどこかに行ってしまった。

 やっぱり発情しているんだ。
 どうしよう、発情している猫って去勢手術受けられるんだろか。
 獣医さんに聞いてみようかな。
 でも、夫の協力がなければ1人で連れて行くのは無理だし・・・
 あ、猫用のキャリーバスケット買って来れば一人でも大丈夫かなあ
       (@_@);



しかし、チャッピイはこの日以来もう帰ってこなかった。

     

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


   =====================================
   
赤ちゃんの排便に悩んでいるママに朗報です
   
   =====================================


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ひとりになったトラコは、
なんとなく所在無さそうに
ポツンと庭の丸太椅子に丸くなっていることが多くなった。

やがて、どこかに出歩くことが多くなり、
私が餌をやろうと待っていてもなかなか戻ってこない。
(トラコが居ないときにお皿に入れておくと
 あのいじめっ子茶トラ猫が食べてしまうのだ)
 
その内に昆虫を庭の隅で食べていたり、
時々スズメとかヒヨドリなどをくわえてきて
庭の隅で食べたりするようになった。
 ひょっとしてあのヒヨドリ  


そんな様子を見て
夫がトラコにニックネームを付けた。

「イリオモテヤマネコ」をもじって

  「オモテニワノラネコ」  

   ナールホド (・_・;)


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2019年03月07日

猫の幸せって その16

チャッピイの失踪


道端や畑にオオイヌノフグリのたくましくて可憐な花が群れ咲いて
春の気配が色濃くなってきた。
       オオイヌノフグリ2images.jpgオオイヌノフグリ

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このころにはもうすっかり2匹とも猫じゃらしには興味を示さなくなって、
チャッピイだけいつもスリスリしてくるから
背中やおなかをナデナデしてやるのだが
「抱っこしちゃいけないんだ。ソトネコなんだからこれでいいんだ」
と自分に言い聞かせていた。参照ページ


ある日、珍しくチャッピイが一日中姿を見せなかった。

トラコはひとりで餌を食べ終わり、
またいつものように
素っ気なくどこかに行ってしまうのかと思ったら
空になったお皿の前に座ったまま
何となく落ち着かない様子で遠くを見ている。

「チャッピイ来ないねえ」と声をかけてみたが
振り向きもしないしニャンともいわない。
      
この子は本当に変わった猫で、
相変わらず人間に甘えてこない。

もっと小さい頃、猫じゃらしで遊ばせてやろうとしても
なかなか乗ってこなくて、
チャッピイが楽しそうにじゃれているのを見ていて
「それじゃあワタシもやってみようかなあ」
みたいな感じでじゃれついてみて、
そのうちにやっと本気で追いかけまわすようになったのだった。
トラコはチャッピイよりはるかに敏捷で、
うっかりすると猫じゃらしの先を持って行かれてしまう。

以前にも書いたが
いつもそっけないこの子が
猫じゃらしにじゃれながら喉をグルグル鳴らしていたりして、
何に、またどんなときに幸せを感じるのだろうかと
ワケ分からん。
(・。・;)
人間に甘えることを全く知らないなんて
なんだか不憫で哀しい。

我が家に来た時からずっと痩せこけて小柄なままで、
餌を食べている時になど撫でようとすればパッと逃げてしまうのだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


翌日も、その翌日も、その次の日も、
チャッピイは帰ってこなかった。
事故にでも遭ったのだろうか ( ´ Д`;)

ハッもう発情期を迎えて、家出してしまったのだろうか? 
わあ、早く去勢手術受けておくんだった

トラコがあんまり小さいから、
チャッピイは体は大きいがまだまだ子供のような気がして
うっかりしてしまっていた。
        


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2019年03月01日

猫の幸せって その15





ちょっと横道


毎朝霜が降りて凍てついた畑のあちこちに
ナズナが見付かる頃になった。
良く見れば、中にはもう白い小さな花を付けたのもあったりして
そのたくましさと可憐さに毎年のことながら感動させられる。

    ナズナ2.png ナズナ


彼らは春から夏にかけて種子を落として、
秋に芽を出し葉を広げ
地べたにぺったり張り付いて厳しい寒さにじっと耐え、
少し暖かい日があるといち早く春の気配を感じ取って
畑のデコボコが小さな南斜面になっている所で
葉を立ち上げ始めるのだ。

私はナズナが大好物で、
毎年冬が来ると
「もう少し待てばナズナの採れる時期がやってくるなあ」
と楽しみになる。
私の姉たちも、私からナズナが届くのを
密かに楽しみにしている筈なのだ。
    


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


春一番が吹いたのち、2日ほど暖かい日が続いて
少し緑色の濃くなったナズナを採ろうとしてハッと気が付いた。
ネギの根本に寄せた土の所に猫のウンチらしきモノが・・・

「エーッ!」
確かにウンチだ。 ( ̄▽ ̄;)

私の畑の南側にはこっちの十倍ほども広い畑があって、
春にはアブラナの花が一面に咲き、
花が散ってナタネになり、
収穫が終わればきれいに耕されてソバの種が蒔かれ、
ソバの収穫が済めばまたきれいにトラクターで耕され、
人が踏み固めることが無いので
いつも猫のトイレに最適な環境になっているのだ。

  所有者さんゴメンナサイ m( _ _ )m  
 でもまあその、有機肥料ですから・・・

ところが私の畑は、
夏の間
アッチには大根の列、ソッチにはカボチャが葉を広げ
コッチはキュウリ、その隣はトマト、
そのまた隣にはナス、ピーマン、青ジソ、etc・・・
所狭しとあれこれ少しずつ。

なので、
いつも野菜の周りは収穫やら手入れの度に踏み固められて
猫トイレには快適な環境ではない。

(と、安心していたのだ)(^ ^;)

ところが、
作物がなんにも無くなりほぼ平らになって
毎日霜が降りて土がフカフカになっていたのにはうっかりしていた。

手近なところでトイレを間に合わせるのが当たり前だ。

猫は大体
排せつ物には周りの土をせっせときれいにかけておく習性だから
どこにやってくれてあるのかわからないものなのだが、
もしかしたらたまたまいじめっ子茶トラに襲われて
土かけが間に合わなかったのかもしれない。
いや、ひょっとしたら
毎日この畑のどこかにしてくれていたのかもしれない。
    (・ω・;)(;・ω・)
 これじゃあナズナは採れないよなあ 
    
 いやいや、よーく考えてごらん。
 ナズナは秋に葉を広げてしっかり根っこを張っていた筈。
 猫はそんなとこにウンチしたくないでしょ。

 ウン!ソーダソーダ、
 ナズナの生えてるとこにはウンチはしないんだ。

それでもよーく見まわして、
ウンチが無いことを確認してナズナを採った。

ナズナを採るのは簡単なのだが、
これを食べられるようにするのは容易ではない。

まず、ボウルに入れたナズナを
庭の流しで何度も水を変えては洗って土を落とす。
これがなかなか大変で、5〜6回(もっと?)繰り返しても
泥水と細かいゴミがいつまでも出てきて
すっかりきれいになった気がしない。

なんとかまあこれで納得しようと、
かごに入れて水が切れるまで外に放置する。
けれど、時々ひっくり返したりしないと
上になったのが乾きすぎてしまったりする。

昨年はうっかり時間を置きすぎて
折角イッパイ採ったナズナが
すっかりしなびてしまったこともあった。

適度に乾いたところでキッチンのシンクに入れ、

 種まきも肥料やりも雑草取りなどの手入れもせずに、
 こんなにおいしくてしかもスゴーイ栄養があって
 タダで頂けるものは、
 手も加えずにそう簡単には食べられないのだ


と自分に言い聞かせ、
まぎれこんでいる他の雑草を取り除き、
茶色くなっている葉を一つ一つ取り除き、
根っこがおいしいので
ひげ根をこそげ取ったり根元を爪先やナイフの角できれいにして、
もう2〜3回水を換えてはザブザブして
ようやく茹でる段取りになる。

   フー (;´ Д `A  

そして、熱湯に入れた瞬間
茶色くくすんだ葉がサッと鮮やかな緑色に変身  
これを食べると、ナズナのパワーをいただいて
血液がきれいになって元気になるような気がするのだ。

  わあ、長ーーーい横道になってしまった



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

旅行も出張もご心配なく。
お出かけ先から
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2019年02月20日

猫の幸せって その14 





毎晩いじめに来る茶トラ猫。
子猫たちも可哀そうだが私もたまらない。


見かねた夫が、
「これで囲んでやるから別のところに巣を作ってやれよ」と
藁束を一抱え持ってきてくれた。

私はもとの物置の猫ハウスを
すっかり跡形もなく片付けてしまおうかと思ったが、
あのいじめ猫がここに来てみて
”いなくなっちゃった” と認識することを願って
新しく段ボール箱で猫ハウスをつくり、
床部分に発泡スチロールを敷き詰めて
その上にボアのひざ掛けをたたんで厚く敷いてやった。

そして西の壁の隅にぴったりとつけて置くと、
夫が小屋全体を藁で囲い
目立たないように壁側の隅から入れるように入り口を作ってくれた。

しかし
果たして肝心の猫ちゃんたちがこれを見付けて
自分たちの住み家と理解できるだろうかと心配していたら、
夕方
餌を食べた後チャッピイがタッタと走って行って
藁で囲ったおうちにソロソロと入ったのだ。
続いてトラコも入った。

  ヤッター (*^◯^*) 
 
私たちがおうち作りをしているところを
どこかから見ていたのかもしれない。

あのいじめっ子茶トラ猫がすぐこの新居に気が付くのでは?
と心配していたのだが、
夫のアイディアは大成功だった。
その晩から私は猫の悲鳴で起こされることは無くなった。

    ヤレヤレ   


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


 
旅行も出張も大丈夫 
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2019年02月09日

猫の幸せって その13


猫達も私も
毎日あの「いじめっ子メス茶トラ」に悩まされながら冬を過ごした。

      yjimage[1].jpg          


一般的に茶トラ猫は
人なつこく甘えん坊で飼いやすいと言われる。
昔我が家で飼っていた「チャトラ」もそうだったし
チャッピイもおっとりしてて甘えん坊で可愛いのだが、
この可愛い顔したメスの茶トラ猫は
まったく人なつこそうな感じはしない。

ネットで調べてみると、
メスの茶トラが産まれる確率は茶トラ全体のおよそ2割以下程らしい。

(道理で私はこれ以前にメスの茶トラ猫を見た事が無い)

そして、オスに比べて「甘えん坊」と言うより
「マイペース」という感じの子が多いとの記事も有る。

    フーン 
     


そう言えば
まだチャッピイとトラコが我が家に来る前のこと。
この珍しいメス茶トラを近所のお宅で見かけたので
「おいで」と言ってみたが、警戒心あらわに
じっと私を見つめているだけで
寄りつかなかったっけ。

このお宅では茶トラ数匹と白黒やグレーなど
何匹もの猫を、家の外にいくつかの猫ハウスを置いて飼っていて、
猫達はいつも家の外にたむろしている。
猫同士の争いもあるだろう。
もしかしたらこのメス茶トラもいじめられっ子で、
その腹いせに我が家の猫ちゃん達をいじめに来るのだろうか?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

かわいそうな猫達は、
日中夫と私が家に居ない時はどこで過ごしているのか、
夫か私の車が帰って来ると数秒も経たない内に
どこからか走って来るのが日課になっていた。

そしてチャッピイが私たちの足元にすり寄って来るので、
夫は「おい、なんとかしてくれ。おれは猫は嫌いだ」
などと言うが、本心はどうやら結構楽しんでいたらしい。

その証拠に
時々夫が先端に葉っぱが付いている細い木の枝などで
猫達をじゃれさせているのを目撃したことがある。
     


ある時私が細い木の枝先にヒョウ柄の布を結び付けた
猫じゃらしで遊ばせていた時
トラコがじゃれながら喉をグルグル鳴らせているのを
聞いてしまった。
      

撫でられたり抱かれたりすることを拒んでいるこの子は・・・    
この子はこれだけの事で幸せを感じているのだろうか 




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2019年01月11日

猫の幸せって その12






浅間山がすっぽり雪で覆われて
やがて当地にも時折雪がチラホラするようになった。

チャッピイとトラコは
たしか秋口ごろまでは外で2匹じゃれあっていたが、
気が付けばいつのまにか
じゃれあう姿は見られなくなっていた。

 今思えばトラコはひ弱で体力が無く、
 自分の倍以上も大きなチャッピイとじゃれあうのは
 しんどかったからかもしれない

相変わらず例のいじめ猫が毎日やってきては
チャッピイとトラコをいじめるので、
私が外出から戻ると必ずどこからか二匹が戻って来て
庭を走り回ったり木に登ったりしてはしゃぎ回る。
そして夜になれば猫ハウスに入って
相変わらずチャッピイがトラコをしっかり抱いて寝るのだが、
時々アイツが夜中にやってきてこの子たちをいじめるらしく
私の安眠を妨げるのだ。

フギャーフギャーと大騒ぎをするので
シブシブ起きて窓を開けてみると
外灯の明かりの下をアイツが逃げて行く。
    
まったくなんてこった。
そんなに大きくて肥ってるくせに、
意地汚くよその子のエサまで欲しがるなー

私はもともと不眠症なんだぞ―― \( `O´ θ/キック!

この寒い夜に起こされて、私はまた眠れなくなる。


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2018年12月25日

猫の幸せって その11





御無沙汰しました。

猫の幸せって その10」に続くお話です


いじめっ子のメス茶トラ


朝、私が玄関のドアを開けると、
音を聞きつけて決まってチャッピィが猫ハウスから
ガタガタと跳び出して来る。
いつもチャッピィが奥に居てトラコを抱いて寝ているものだから
ガバッと起きあがって出て来る時にトラコが引きずり出されてしまうらしく
めんくらったように眠そうな目をショボつかせているのがおかしい。
               
チャッピィは「ニャーオ ニャーオ」と目をキラキラさせて
私が持ったキャットフードのカップを見詰める。
トラコは、黙って後ろの方に座って待っているのだ。

そして
チャッピィが自分のお皿に入れて貰ったエサを
「ウマウマウマウマ」なんて言いながら (*^_^*)
ガツガツと「犬食い」で平らげてしまう頃には、
トラコはいつも半分近くも残して、さっさとどこかに行ってしまう。
彼女は相変わらず少食で痩せこけている。
残ったエサはもちろんチャッピィがいただいてしまうから
チャッピィはすっかりおでぶちゃんになってしまった。
          (◎_◎);   

こんな子猫たちに、とんでもない不幸が襲った。
ご近所さんの飼い猫が
恐らくチャッピィの鳴き声で
エサを貰う時間だとおぼえてしまったのだろう。
チャッピィの騒ぎを聞きつけてすぐどこやらから跳んできて
庭の隅に待機していて、
私の姿が見えなくなるとチャッピィ達を追い払って
エサをひとり占めしようとするのだ。
             
食べ終わるまで私は待っていてやらなくてはならない。

可愛い顔のメスの茶トラ猫で、
顔に似合わずコイツは意地が悪くて
その内に
子猫たちが寝ている猫ハウスの上から手をのばして
強烈なネコパンチで彼らをいじめるようにまでなってしまった。
                   
子猫たちが
「フギャー、フギャーーーー!」と大騒ぎするので
私が気付いて追い払いに行くと、
傍に行く前に逃げてしまう。
私は毎日このメス猫に悩まされることになった。


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2018年11月25日

来年また会おうね





トマトに袋をかけてやりはじめて1週間ほどの間に
なんとか赤くなったのが5個。
余り甘くはないが
もともと余り甘いトマトを好まない夫は何も言わずに食べた。

「ね、頑張った甲斐があったでしょ(^ ^)V 」

「・・・・・・」

しばらくして
「お前って完璧主義というか中途でやめられないんだなあ。
キュウリにしたって普通とっくにあきらめて
支柱を壊してる時期だってのにテントなんか作ってやったり、
カエルだって夜中にあんなスポットライトまで当ててやったり」
と言い出した。

「うん、まあ完璧ってほどじゃないけど
 やりだしたら86%位まではやらないと気が済まないのよね」

「それはいいけど、農業は完璧にやろうとしたら続かないぞ」

「だからあ、 ところどころいい加減な人だから大丈夫なの」
  結構やりっぱなしで何日も放っておくこともイッパイ有るので・・・
       
「・・・ああ、まあそうか。
  もうトマトの棚は片付けろ、今夜は霜が降りるそうだ」


言ってみれば「気まぐれ農業」だからご心配なく。
来年こそ上手にトマト作るゾ。

*******************

今日から11月。
冷え込んだ朝 室温5℃。

  もしかして・・・

窓を開けて庭の向こうを眺めてみる。
 わあ、やっぱり霜
 ケロちゃんもう居ないだろなあ


庭の草木に霜は着いていないが
畑の野菜たちは、みんな霜で光っている。
今はピーマンもナスもトマトもしゃんとしているが
お日様に照らされるとぐったりうなだれ、
2度と元に戻らなくなるのだ。
良く見るとトマトの実が少し透き通って見える。

 あーあ!
 もうどんなに待っても赤くなってはくれないよね。


もうケロちゃんは居るはずもないと思いながら
念の為物干し竿の先をのぞいてみる。
今朝の冷え込みを予測して
昨夜、ちゃんとどこかあったかい所に引っ越したのだろう。

霜が降りた日は暖かくなる。
日中の気温は台所で18℃。
畑のケロちゃんズが時々ゲッゲッゲッとあちこちで鳴いている。
アマガエルって雨が降らない時も鳴くけど
どうしてこんな時に鳴くのか良く解らない。

 もしかしたら霜が融けて草が濡れたから?
 エサになる虫も居ないと思うけどなあ・・・
 こんな時にここらでウロウロしてないで
 早く冬眠したらいいのに
 体力使って余計痩せちゃうでしょ!


身近にケロちゃんズの声が聞こえるのは嬉しいけど、
ちょっと心配になる。

 君達、もしかして冬眠し損ねちゃわない?
 また今夜もきっと冷え込んで霜がおりるよ。
 のんきに鳴いてないで
 早く寝床を見付けなくちゃダメでしょう


翌日も冷え込んで、
それ以後、すっかりケロちゃん達の声はしなくなった。
なんだか寂しいやら安心するやら。

 ちゃんと手ごろな寝床を見付けたかのなあ
 痩せガエルたち。

 来年の春、無事に冬眠から覚めて出ておいで。
 また会おうね。
 来年は虫がいっぱい居るといいね。
 あ、それも私にとってはあんまり嬉しくないかな?
 いやいや、ケロちゃんたちが飢えない為なら我慢して上げるからさ

      


━☆★☆★☆━ お わ り ━☆★☆★☆━

   次回から
    猫の幸せ」っての続編を書いていきたいと思います。

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2018年11月11日

もうすっかり秋

10月26日

物干し竿の先にケロちゃんを見付けてからもう2週間余り。
庭の向こうの畑にトマトを見に行きがてら
物干し竿の先を見る。

今日もケロちゃんは竿の中にこっちを向いて座っている。
          

先日ビニール袋を掛けたトマトが3個
真夏の頃の3倍くらいの時間をかけてやっと真っ赤になってくれた。
しっかりした固さがある。

私が小学生の時、確か秋口の頃だったと思うが、
近所の農家さんが段ボール箱に並べた20個ほどの真っ赤に熟れたトマトを
「これでもうトマトも終わりだから」と持って来て下さった事があった。
それ以前にもこのおじさんから何回か頂いた事があったが、
それは、それまでに頂いた中で一番甘くておいしいトマトだった。 
その後もあの味を超えるトマトを食べたことは無いような気がする。

 きっと、涼しくなると長い時間かけて赤くなるから
 その間に糖分が増えてあんなに甘くなったんだろな。
 これもきっとさぞかし甘くて美味しいトマト 。
 毎日採り溜めておいて子供達に送って上げよう。
 

期待を込めて大切に採って来てイソイソとひとつを切ってみたら
なんと
夏の盛りの頃のトマトの半分位の糖度かと思われる味。
      
   おいしくなーい

でもまあ、マズイと言うほどではない。
夫はむしろ甘くないのが好きだから今夜のおかずに使うことに。

よくよく思い返してみれば
おじさんは確か半袖の白いシャツを着ていたような気がしてきた。
あのあまーいトマト、
あれはまだ残暑の頃だったのかもしれない。


今年は猛暑の夏の終わりに台風が次々にやってきて
突然涼しくなってしまったから、
あの時の美味しいトマトとはその違いもあるのかもしれない。

9月下旬には最高気温20℃前後の日が続いて
猛暑に慣れた身体には寒いほどに感じた日もあったりしたが、
それでもまだ日中は20℃を超える日が多い。
つい先日は30℃にもなってビックリしたほど。
赤くなってくれる限り大切にしたいのだ 
けれど、夫は「ヤレヤレ」と体中で言ってるような雰囲気。

 私って結構執念深い人?

新たに赤くなり始めた2個のトマトにビニール袋をかけて戻って来る時
また「物干し竿のケロちゃん」の前を通る。

 今日は結構気温高いけど、このパイプの中で大丈夫なのかなあ

アマガエルは水を飲まないでオナカで吸水するのだそうだ。
 体乾いちゃってない?お水上げるね
庭の蛇口から指に水を付けて竿の先にチョンチョンと垂らしてやると
ケロちゃんはちょっとモジモジと動いたきりでまたじっと座っている。
オナカで吸水できたのかな?

アマガエルの知能は小鳥やリスなどと同程度というけど
この小さな頭で何を考えているんだろう。 
 
 私を、ここを通る他の人とちゃんと識別してくれているの?
 いつから自分の住み家をここに決めて住んでたの?
 もしかしたらここから毎晩台所の窓まで出かけてたの?
 まさかねえ、日中の気温が30℃程もあったら
 この中は暑くてたまらないもんねえ


もうほとんど私の意識は、「窓のケロちゃん=物干し竿のケロちゃん」
になっている。
    
アマガエルのお話」のブロガー「お転婆」さんのように
個体識別して名前まで付ける観察眼が無いので

     


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2018年11月04日

物干し竿のケロちゃん


朝、物干し竿の先を見に行く 

「ケロちゃんおはよう」
そっと指先で鼻をつついてみたら
ヒョイと首をすくめただけでじっとしている。

「朝ごはん食べに行かないの?
    昨夜いっぱい食べたの?」

夕方外出から戻った時も穴の中からこっちを向いてじっと座っている。
穴の中でじっとしたまま何時間も過ごしていたのだろうか?

アマガエルのお話」の
「睡眠について」という頁を見たら
アマガエルは夜行性なのだそうだ。

昼間、庭や畑で何匹かピョンピョンしているのを見掛ける事もあるけれど、
人の気配におどろいて逃げただけの事かな?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

物干し竿のケロちゃんに
ハエ叩きで捕った大きなハエを上げようとピンセットでつまんで
鼻先にヒラヒラさせてみたけれど全く関心無さそう。
というか、見てもいないみたい。
竿の先は逆光になっていてケロちゃんが目をあいているのか
閉じているのか、はっきり見えないのだ。
どうやら昼間はここで休んでいて捕食はしないらしい。
近頃涼しくなって竿の中が休むのにちょうど良い温度になっているのだろう。

写真をここに載せられると良いのだけれど
細い穴で逆光の為、中がうまく映らない。

(読者のみなさんは「アマガエルのお話」をご覧になって御想像下さい)

     「お転婆」様、いつもお世話になります  f(^。^;)



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2018年10月30日

庭のケロちゃんズ


明け方にほんの10分程の雨が上がったあとの暖かい朝。
今日もモズが「キチキチキチ・・・・」としきりに鳴いている。
「可愛い顔してお前、食べちゃったんじゃないでしょうねえ」
ケロちゃんを心配しながら畑の野菜たちを見に出た。

添え木をしっかりして、
肥料やりや「わき芽欠き」をこまめにして大切に育てて来たトマト。
夏の間は毎日1,2個しか採れなかったのが
そろそろ初秋という今頃になっていっぱい大きな実を付けている。

「だーめでしょう、今頃になってがんばってくれて。
 赤くならない内に寒くなっちゃうじゃないの」
なんて、トマト相手にひとりごと。 

夫の助言と手助けとネット情報を頼りにこの畑に野菜を作り始めて3年目になるが、
トマト作りがなかなかうまくいかない。
どういう訳か夏に沢山採れた事が無いのだ。
私がヘタだからか、畑がトマト作りに適していないのか・・・?

今頃になってこんなに立派な実がなったのは初めてなので
なんとか赤くしたい。

夫は「この頃ほんのわずか赤くなれば虫が入り込んで食っちゃうんだよ。
    もうムリだから諦めろ」 なんて冷たい事を言う。 
どんな虫なのか分からないが確かに大きな穴があいていて、
こういうのは赤くなっても不味くて食べられないのだ。

「そう簡単には諦められません!」

虫ごときに負けてはいられない。
東京の娘家族に、
スーパーでは買えないあま〜いトマトを送ってやるんだから 

 そうそう、果物みたいに袋かけをしてやれば・・・
 でも袋を掛けたら赤くならないかなあ


そこで思いついた。
なんの目的も無くなんとなくとってあった
薬局で貰う処方薬の入ったビニール袋  
下を切って開けて、実の上でジッパーを止めれば日光は浴びられるし
虫は入らないだろう。

ご近所さんに見られたら笑われるかなあと、
ひとりでニヤニヤ照れ笑いしながら袋かけ。
大きくてなんとか赤くなってくれそうなのが6個もあった。

 おてんとうさま、どうか毎日暖めてやって下さい

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

トマトの袋掛けなんてやったことも見たこともないけど
「我ながらうまくできた」とほくそ笑みながら
トマトの横のモロッコインゲンの棚の雑草を抜こうとしたところ、
インゲンの根元からピョンと緑色のかわいいアマガエルが
 あっ、ケロちゃん 

そっと手を差し出したら逃げて行ってしまった。

 まさか「窓のケロちゃん」じゃないと思うけれど・・・
 いや、ひょっとしたらそうかもしれない。
 「窓のケロちゃん」が元気で畑に暮らしていると思えばいいんだ。

なんて考えながら雑草をきれいに抜いて、
トマトの反対側のナスを採りに行こうとしたら
また1匹、あ!また1匹、ピョンピョン跳ねている。

 わあ、畑のケロちゃんズ

    

アマガエルのお話」のブロガーさんはとってもしっかり観察なさって
ご自宅の周りに住んでいるアマガエルのほとんどをちゃんと個体識別して
それぞれにかわいい名前を付けていらっしゃるけれど、
この「お転婆」さんの観察眼と考察力
そして「アマガエル愛」には脱帽です。

私は大雑把な人で、アマガエルはみんな「ケロちゃん」
    

みんなまだ小さくて黄緑色のケロちゃん達。
夏が過ぎて、もう大合唱は聞こえないが
雨が降る前などに我が家の周りで「ゲッゲッゲッ」と
あのカワイイ姿に似合わないような鳴き声があちこちから聞こえては来るけど
このところ滅多に姿を見た事が無かった。

 そう言えば今年はおとなのアマガエルを1匹も見なかったなあ

と考えながらナスを採ってカゴに入れ、
庭に戻る途中、先端のカバーが取れた古い物干し竿の横を通った時、
ふと目を上げたら竿の先の穴にケロちゃんが1匹、
ちんまりと座っているではないか!

つい思わず「アーーッ」と大きな声を出してしまったら
ちょうど出かける支度をして出て来た夫が
「どうした」なんて

    (・ω・;)(;・ω・)

「竿の中にアマガエルが座ってるの」と言ったら
思いがけず「ホーオ」とちょっと興味深そうな反応。

なんだか楽しくなってきた。

きっとこのアマガエル達の中に「窓のケロちゃん」も居るんだ。
ひょっとしたら「窓のケロちゃん」が今日からここを昼間の居場所に決めたのかも。 
暖かい内にせっせと食べて来年かならず元気に冬眠から覚めて、
また私の窓においで。


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タグ:トマト作り

2018年10月21日

秋の到来

     


「暑さ寒さも彼岸まで」とは良く言ったもので
今年も「彼岸開け」あたりから涼しい日が続いて
あの日、ケロちゃんが折角来たっていうのに殆ど虫が来なくて
30分ほどだろうか窓ガラスに貼り付いていたけれど
私がちょっと背を向けている間に居なくなっていた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ケロちゃんが来なくなってもう5日。

 きっともうアイツ来ないんだろうなあ。
 庭や畑にもこんなに虫が少なくて、
 たまに暖かい日にはこの庭のどこかで虫を獲って満腹出来ているんだろか。

 あ、もしかして!
 モズが庭の木の高い枝に留って「キチキチキチ・・・・」
 なんて鳴きながらあちこち見まわしているけど
 お前、ケロちゃん食べちゃったんじゃないでしょうね!

              

95b836011d22743cbf3937e9e7f225fe_t[1].jpg
(無料画像からお借りしました)


モズは可愛い姿に似合わずとても獰猛で、
以前、小スズメを襲って食べてしまったところを目撃した事がある。

モズって「百舌」と書くけれど
他の鳥の鳴き真似が上手なのでこの名前が付いたのだそうだ。

一昨年の春の終わり頃台所で食器を洗っていると
裏庭のあたりで
「ピロピロピロ キョロロキョロロ  ピーピロピーピロ 
と、透き通った美しい鳥の鳴き声。

 あれ?熱帯雨林の鳥みたいな声
 裏の家で何か小鳥飼い始めたのかな?聞いたこと無い鳴き声だなあ・・・

と思っていると、続けて「ホーーホケキョ」と
ウグイスにしてはちょっと音程が低い。

 ハハーン、モズの鳴き真似ね。
 だけど、どこで聞き覚えた鳴き声だろう。
 こんな鳴き方の小鳥はこのあたりに居るはず無いし

と、とても不思議だったが、
その後もいろんな鳴き声を楽しそうにさえずっていた。
繁殖期になるとオスのモズは、
メスの気を引く為に鳴き真似をするのだそうだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今年の夏の暑さは尋常でなかった。
  

余りの暑さで虫の発生がかなり少なかったとの報道があったが、
その上、羽化しても猛暑の時はじっとしている虫が多いらしい。

いつも、夏休みの頃になると蝉の合唱がうるさくて
「暑い」感を一層あおられるのに
なるほど蝉も例年より静かだった。
蚊も、カメムシも余り居なかった。

 そうそう。
 どこの隙間から侵入するのか風呂場や玄関の隅などに潜んでいて、
 発見すれば暑さも一気に吹っ飛ぶあの忌まわしいゲジゲジも、
 夏の終わる頃、醗酵食品やブドウなんかにしつこく寄って来る
 コバエも全く出なかったし。
 それはこの夏唯一の「救い」だったかなー。


「この猛暑が9月いっぱい続くのかも・・・」と
ほとんど覚悟していたのに、突然冷たい秋がやってきて
今度は寒さで虫が飛ばない。出てこない。
コオロギだって殆ど鳴いていない。
これじゃあ、カエル達は痩せたまま冬眠に入らなければならないかも。

アマガエルが冬眠に入るのは最高気温が10℃以下
最低気温が氷点下になる頃だそうだから
このあたりでは11月頃だろうか。

ネット記事にこんなのがあった。

 1年の中でカエルが1番エサをよく食べる時期は、
 気温の高い7〜8月頃になります。
 この時期に、いっぱい食べて体力がついてないと
 4ヶ月以上もの冬眠を乗り切ることができません。
 冬眠中に死んでしまいます。


   わあ、大丈夫かなあ 

 
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2018年10月18日

カエルの嗅覚って?



今夜は久し振りに大量の揚げ物料理。

今日は彼岸中日で、毎年この日には天ぷらと決まっている。
仏壇に供えるのと今夜の夕食分と、
夫が楽しみにしている明日の晩天丼にする分までの天ぷら。
私はダイエットを意識して余り天ぷらは食べたくないのだが
夫ときたら3日も経ってから「天ぷらまだあるかい?」
なんて聞くほど大の天ぷら好き。
特に天ぷらを薄あじでサッと煮たのが大好きなのだ。
なので、天ぷらをする時はいつも余分に作って
天丼リクエストに備えておく。

さあ始めようとキッチンに立ったら、
窓にケロちゃんが貼り付いている。
そこで考えてしまった。 

 窓から1m程の所に換気扇の排出口があるんだ!
 ひょっとして油の臭いが嫌いで
 折角窓までやって来たのに
 「さっきからずっと嫌なにおいがしてるから今夜はやめよう」と
 引き返すんじゃかわいそうだなあ。
 でも他のメニューにしようというのはムリだろうし・・・
 あ、でも排出口は下に向いて開いてるから余り関係無いかも

カエルの嗅覚はなかなかのものらしい。
前回リンクを貼らせていただいたブログ「アマガエルのお話」
嗅覚についての詳しい観察記録があったことを思い出して
急いで部屋に戻りパソコンを開いたが
残念ながら嫌いな臭いに関連するような内容は見当たらないので、
ケロちゃんが反応しない事を願い
チラチラと窓を気にしながら天ぷらを揚げ始めてみたら
ケロちゃんはなんの拒否反応も無く、
せっせと小さな虫を獲っていてホッとした。

 あ、後ろになんか緑色の羽虫、おっきいよ!
 ほら、後ろだってば
 あーあ、行っちゃった。


今夜は暖かいから虫の動きも早い。

しかし毎年このころになると毎晩窓にバタバタとうるさい
大きな蛾(多分ケロちゃんのエサにはムリ)も
今年はまだ1匹も来ない。

アマガエルはもうすぐ冬眠の時期になるのにと、心配になる。

「せっせと食べてもう少し肥らなくちゃ」

私から見えるのはお腹だけだからシカとは分からないが
あまり肥っているようには見えない。
外に回って見たいけれど、窓の下は1m程の高さの急斜面になっていて
足場が悪くて暗い間は行かれないのだ。


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2018年09月25日

あ、帰って来た!



その翌日は久し振りに少しだけ暑さが戻って
モンシロチョウなんかが庭に舞っていた。
夕方、気温がぐっと下がったが「ひょっとしたら」と期待しながら台所に。

 今日も来ないのかなあ。
 昼間あったかかったからいっぱい虫食べて
 満腹してれば来ないかも。

 それともこの間落っこちた時に怪我でもして
 死んじゃったのかなあ・・・ 


なんて心配しながら食事の支度を始めた。

暗くなってから1時間ほど経った頃、

 ワッ、来た!
 無事だったんだ
  
 もっと早く「出勤」して来なくちゃダメでしょう。
 もうすぐ電気を消す時間になっちゃうよー (‘〜 ‘;)


窓の上の隅っこからノコノコと這い降りて来て
一番下の隅っこに上を向いて座った。
  「座った」でいいのかな?

 そう言えば、
 千曲川のこっち側にはカエルが産卵する環境は
 ずーっと遥か向こうまで無い筈。
 千曲川の向うの田んぼで産まれたおたまじゃくしが
 あの小さなアマガエルになってここまでたどり着くってのが
 すごい。
 川を泳いで来る筈は無いから
 橋を渡ってこっちまで跳ねて来たのだと思うけど、
 「アマガエルには考える能力があって
   状況を見ながら長い距離を移動したりできる」
 なんていうような記事あったっけ。

 あ、そう言えば雨の夜に橋を車で渡る時、
 橋向こうの道路にアマガエルがいーっぱい居て
 避けようも無くて踏んじゃう事が良くあるし・・・
      
 きっと田んぼから出て移動中のカエル達なんだ。

 運良くこのあたりまでたどり着いた内の数匹が
 我が家の庭に住むようになったってワケね。
    スゴーイ

 あ、虫獲った!

 アマガエルって大きい獲物を飲み込む時は目玉の裏の筋肉を使って
 グイって押し込むんだってね、
 一度そんなとこ見てみたいなあ。

 白っぽいオナカとピンク色の手足しか見えないんだから
 ちょっとつまんない。


ケロちゃんをちらちら見ながらそんなことを考えて
食卓を用意していたら
「おーい、飯はまだかい」と夫の声。
時計を見たらもう7時半

夫は今のところ理解を示してくれて何も言わないが、
あまりカエルに執着しているときっと怒り出すに違いない。
 わ、いけない。シチュー冷めちゃった 

夕方から急に気温が下がって、
洋食はあまり食べない夫が
珍しく「暖かいミルクシチューがいいな」とのリクエスト。
腕をふるって何年振りかで作った野菜たっぷりのミルクシチューと、
青ジソを数枚敷いた鮭のムニエル、それと私が育てた真っ赤なトマト

    ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

食事が済んで窓を見ると、
ケロちゃんは窓枠の隅にじっと丸くなっている。
どうやらもう眠っているらしい。

そういえば今日はオナカが結構ふくれていたから
虫を獲りに来たんじゃなくて
寝る為に来たのかも・・・
   

最近見付けた記事に依ると
アマガエルには帰巣性があって、
自宅の庭に作ったカエルハウスに住みついた野生のアマガエル達の
観察を楽しんでいる人だっている。
この方の観察記録(←クリック)によれば、
アマガエルは他のカエルと比べてかなり知能指数が高いらしい。
ケロちゃんはもしかしたらこの間から
この窓のあたりを自分の巣に決めたのだろうか。
実は昨日も一昨日も、この出窓のどこかの隅に寝て居たのだろうか?

 じゃあ、今夜はもう電気消しちゃうよー

            オヤスミー
 


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年09月22日

ケロちゃんの来ない日

翌日は雨が降ったり止んだりの肌寒い一日。

 ケロちゃんどうしたかなあ。
 落っこちて大丈夫だったのかなあ。
 カエルだもん、体やわらかいしケガなんかしないでしょ。
 あ、でも皮膚だってやわらかいからキズができたかも。
        ・
        ・
        ・
 今日は寒いから虫だってあんまり飛び回っては居ないし
 どっかで縮こまってるのかな。
 そうそう、アマガエルって木の上が好きだっていうから
 窓の向こうの木のウロとか?
 あ、昨日あんなおっきい蛾を食べちゃったから
 おなかいっぱいで寝てるのかも。


夕食の支度をしながらついあれこれ考えてしまう。
               (苦笑)


食卓を片付け、洗い物も済んで
8時半を過ぎてもケロちゃんは来ない。

今年は猛暑のせいで虫達の発生も少なかったのだそうだ。
そう言えば今年は
カエル達の大合唱が終わるのと殆ど入れ替わりに
マツムシやキリギリスなど秋の虫の声が始まったけれど
いつもより随分寂しい気がする。

灯りを求めて窓に来る虫も小さな羽虫ばかり。

 ケロちゃんは、あまり虫が来ないから
 エサを探して余所に行ってしまったのかもしれない。

 今夜はもう台所の灯りを消そう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


その翌日も雨が降ったり止んだりの一日。
やっぱりケロちゃんは来なかった。

 大丈夫かなあ
 生きてるかなあ・・・
 もう今年はこのまま冬眠しなくちゃならないような天候に?
 あ、でも例年あちこちで稲刈りが始まる頃には
 結構暑かったりするもんねえ


       
      



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

 

2018年09月19日

3日目のケロちゃん

今日は一体どうしたのか
夕方まだ外が明るい内に来ていた。

 あれ、もう来てるの?

ついあわてて灯りを点けてしまう。
昨夜満腹できたので期待して早々に来たのだろうか。
今朝も遅くまで窓で虫を待っていたようだし
外が暗いから灯りを求めて虫達が集まって来るということが
まだ理解できていないのかな?

アマガエルの知能程度ってどれほどなのか、
また夜中にネット検索。

You Tubeで呼べば来るアマガエルなんていう動画があった。
           
           クリック

熟年のご夫婦らしきお宅。
庭木に散水する御主人が「ケーロちゃん」と呼ぶと
ホースの先に座っているアマガエルがハッと振り向いて
ホースを持つ御主人の手元にノコノコと歩いて来る。
 わあ、なんてカワイイ ハート
ご夫婦でケロちゃんを愛でている様子がほほえましい。

また、mixiの投稿には、「小鳥やリスなどと同程度だとおもう」
という方も居たりして、
アマガエルは学習能力が結構高いらしい事がわかった。

じつは、「アマガエルがこんなに可愛いって、私ヘンな人?」
と内心思ったりしていたので、
世の中には「loveアマガエル」な人も大勢居る事が分かって
ホッとしたのでアリマス。

夕食が済んで
片付けをしながら窓をチラチラ見ていたところ、
大きめの蛾が来た来た!
羽を広げるとケロちゃんの体より大きい。

 あ、狙ってる
 大丈夫かなあ


ハラハラしながら見ていると

 あ〜あ!やっぱり

ガバッと跳び付いた所までは良かったが、
バタバタする蛾を
くわえたまま落っこちて行ってしまった。

   





━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年09月14日

窓にやって来たアマガエル

猛暑続きの長〜い夏の締めくくりは
猛烈台風の連続

2度目の台風が去った日の夕方、
当地には心配したほどの被害も無く「ヤレヤレ」と夕食の支度に。

調理台の前に立ったら、
出窓の向こうのガラス戸に1匹のアマガエルが貼り付いている。
     
窓のカエル.jpg  
(これは私が寝る直前の写真です)

年によっては何匹ものアマガエルが貼り付いて
明かりを求めてやって来る蛾やカゲロウなどの羽虫を
せっせと獲っている事もあるが
今年は今のところ1匹だけ。

1匹だけだから、つい
「ひょっとしたら初夏に私の手の上に乗って来たアイツかな?」
なんて、妄想してしまう。
「そんなワケ無いでしょ」と思いながらも
気持的にはすっかり「初夏のアイツ」 ( ^。^; ) 

「童話にするならうってつけの設定だなあ」などと考えながら
野菜を刻んだり魚の切り身を鍋に入れたり、
あれをしたりこれをしたり・・・
その合間にしきりに目が窓のケロちゃんに行ってしまう。

型板ガラスの為、はっきり見えないのが残念だが
上の写真のポーズでじっと身構えていて、
時折「ヌ?」と言う感じにあっち向きこっち向き
時々ノコノコと歩き回ったりして
パクッパクッとやっているから多分小さな羽虫を獲っているのだろう。

なぜか今年は毎年窓にやってくる蛾などの大きめの羽虫が少なくて
ぺしゃんこのお腹がなかなかふくれてこない。

つい
「ほら、横に蛾が居るでしょ!」なんて声をかけてしまって
我ながら可笑しい。
ちょうど来合せた夫が「カエルと話してるんか」
と呆れている。



夕食が済んで食卓を片付ける頃になっても
時々あちこち動いてはまだ窓に張り付いている。

私がしきりにケロちゃんを気にしているのを見て
てっきり夫はバカにして鼻で笑うだろうと思っていたら
意外にも「少しは食ってるか?」なんて、付き合ってくれた。

    アレ?  


~~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

観たいテレビ番組があったりして
2時間ほどして台所に行くと、
窓枠近くに手足を縮めじっと丸くなっている。
「眠ってるの?」と声を掛けたら
聞こえた筈は無いが気配で目を覚ましたのだろうか
また獲物を待つ体制になった。

更に2時間ほど、お腹はまだあまりふくれていないけれど
「もう私は寝ますよー」

すっかりペットみたいに可愛くなってしまったケロちゃんのために、
出窓の上に台を置いたりして
懐中電灯でスポットライトを当ててやっておいて寝た。

「良い歳をして」と、我ながらアホらしくもある。

翌朝夫が「11:30頃見たら懐中電灯が点けてあってビックリしたけど
カエルの為なんだろ?」と、妙に理解を示して
私のアホらしさに付き合ってくれてるのがちょっと嬉しい。


夜中の3時半に私が見た時にはもう結構ふくれたお腹をして
窓枠の下の隅に張り付いて丸くなって眠っているようだった。
            


翌朝
朝食の支度をしていた時は見えなかったのに
9時頃見たら
「あれーえ、まだ居たのお?」
9月11日朝の窓に.jpg





窓の傍に大きな木があるので、緑が映っている)

どうやら昨夜からこの窓の隅にでも居たらしい。
「虫来ないなあ」と
ちょうどどこかに移動する所だったらしく
ノコノコと斜め下に歩いて行き居なくなってしまった。

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年09月10日

アマガエルの合唱

      yjimage[1].jpg
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

我が家の東側を流れる千曲川をはさんで
直線距離にして200m余り離れたあたりに
ずーっと広がっている田んぼに水が入ってからしばらくすると
アマガエルたちの大合唱が一斉に始まる。
(もしかしたらトノサマガエルも?)

「うるさくてたまらない」とぼやく人も居るけれど
私にとっては郷愁を誘う懐かしい音。
時として
父や母の声、姉達の笑い声などがまざまざとよみがえって来たりもする。

眠りに着く時は、窓を開けてこのアマガエルの大合唱を聞きながら
昭和の昔の思い出に浸ったりする。

.:*:*:・'゜。.:*:・'゜。.:*:*:・'゜。.:*:'゜

あれ?そう言えば、
昔田んぼにいっぱい居たのってトノサマガエルだったかな?

うん、そうそう。
アマガエルよりトノサマガエルの方が多かったかも・・・
さっそくYou Tubeでトノサマガエルとアマガエルの声を聞き比べる。

胸にジーンと熱く響くのはトノサマガエルの合唱の方。
やっぱりあれはトノサマガエルの・・・
どっちでもいいや。
「今はトノサマたちもすっかり見掛けなくなってしまった」
などと考えると寂しくなる。

トノサマガエルも今はなんと絶滅危惧種なのだというから。

してみると、小さいながらこうして繁栄している
アマガエルの方が生命力が強いの?

なんでもいいから
私はアマガエルがカワイイのだ。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━



2018年09月09日

初夏の頃

        

庭に1本だけ植えたブルーベリーの実が
いくつも濃い紫(ほとんど黒)になって
「そろそろ採っていいよ」と教えてくれている。

ブルーベリーは一斉に採り頃にならなくて
あちこちに濃い紫になっているのを見付けて
さらに実の軸の部分まで濃い紫になっているかを見極めて
採らなければならないのが厄介だ。
だけど、一斉に熟れたらそれも困る。

 厄介がらずに楽しみに探せばいいじゃないの
      

腰を落として枝や葉をそっと持ち上げたりして
熟れたのを探していると、
隣のコブシの木の
ちょうど私の肩の横辺りに伸びた枝の葉に
小さなアマガエルが座っていて
私の手の動きをじっと見ているのが目に入った。

多分今年産まれたばかりだろう。
私の指先にちょうど納まりそうな小さいヤツ。
そっと人差し指を差し出してみたら
恐れる様子も無くすぐその指にノコノコと移って来た。

「わ!カワイイ ハート

ama13[1].gif(無料写真からお借りしました)


私の指にペトッとお腹をくっつけて
冷たくて柔らかい感触がやたらと可愛い。

私は昔から「アマガエルが可愛くて仕方ない人」なのだ。

幼少期、家の裏が田んぼだらけの環境で育ったので
今も遠くの田んぼに水が入ると聞こえて来るカエルの大合唱が
待ち遠しくてならない。

そう言えば、毎年夏になると庭に姿を見せるアマガエルたちは
橋の向こうのあんな遠い田んぼからここまでやってくるのだろうか?

夜になってネットで調べた。
「繁殖のために水田に訪れるが、
それ以外は水田周辺の畑や草むら、森林ですごす」

のだそうだ。

 なーるほど、それじゃああの子たちには
 このあたりも「水田周辺」なワケね。
 えー?本当にあの橋を渡ってくるの?

           

いつも数匹、草むらや庭木の葉の上などに居て
庭の隅のこげ茶色の土の上に潜んでいたのが
こげ茶色になっている事までがなんだかカワイイ。
庭の向こうの畑に置かれたワラの上に座って居たのは
ワラっぽい色になってるし
    


しばらく私の指に座っていたカエルは
ピョンと跳んでコブシの木の葉に戻って行った。

 モズとかカラスなんかに食べられないように気をつけるのよ。
 また会おうね
ハート

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年08月09日

猫の幸せって その10


 冬が来た 

猫たちの寝床にボアケットを厚く敷き
風よけのカーテンを下げてやると、
すぐチャッピィが入ってみて丸くなった。
あとからトラコも入った。
どうやら気に入ったらしい。

************

チャッピィは
エサをもらえる頃になると玄関前に待っている。

そして私がエサの入ったカップを持って出て行くと、
そのカップをひたすら見詰め、
立ち上がって両手を上げて
「ニャーンニャン、ニャワワーン、ワーン」と
例のヘンな鳴き方で餌を催促して、
私がしゃがめば
エサが自分のお皿に入るのを目をキラキラさせて待つ。

この食いしん坊猫は全くカワイイヤツで、
ガツガツと食べながら喉をグルグル鳴らしている。

そして少し食べては振り返り、
私の手をチョンチョンとネコパンチして
「ナデテ!」と催促するのだ。
            
そして、喉のあたりを指先で撫でてやれば
その間ずっとグルグル喉を鳴らしてる。
      
やっぱり抱いてみたくなる。
けど我慢ガマン。

トラコがなつこうとしないから
まさかチャッピィだけを獣医さんに診て貰い
きれいにして家に入れて、トラコはオソトなんてできないし、
家に入れてはいけないと夫からきつく言われている。
これ以上深く関わらないと決めたのだ。
                 
 とかく雉トラは警戒心が強く人に慣れにくいというが
 こんなに慣れないなんて・・・ 
 昔飼っていた雉トラには
 「警戒心が強い」なんて感じた事は無かったけど、
 家で産まれた猫とノラ猫の子供との違いもあろう。
 不幸なことにトラコは
 きっと母親の態度をしっかり見覚えてしまったのだろう。


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春になるころには、
チャッピィは去勢の
トラコは避妊の手術に連れて行かなくては。

うまく連れて行けるだろうか?



この子たちは暖かいストーブもこたつも知らないし
人間に抱っこされて
甘えてナデナデしてもらう幸せも知らないけれど、
飢える心配は無く自由に外を走り回り、
夜になればモコモコの寝床で二匹抱き合って寝る。

こんな半野生的な暮らしかただって
猫としては幸せなのかもしれない。

そうだ、これでいいのだ。
いーのだ!ウン・・・


━☆★☆★☆━ お わ り ━☆★☆★☆━




2018年07月30日

猫の幸せって その9






モノクロの思い出


更に昔の記憶をたどれば
私が子供の頃。

家に大きなオスの白黒のトラ猫が居て、
出入り自由だったから
雨の日には当然泥足で上がって来る。

家人の誰か気付いた者が急いで雑巾を取りに走り、
廊下に付いた足跡をふいてまわることになる。
猫は落ち着き払って濡れた足をていねいになめ始めるが、
ひどく泥だらけだったりしたら洗面所に抱いて行き、
抱きかかえて脚を洗ってやらなくてはならない。
時には何か油性の汚れが付いていて
そんな時は石鹸で洗ってやるのが大変だった。
猫は、
「ワオーン、ワオーン」と一応は変な声で鳴きわめくが、
汚れたら洗ってもらうものと分かっていたようで
わめきながらもじっとしていたものだったが、
しっかり肥った大きな猫を片手で抱えてもう一方の手で洗う
この作業は結構面倒な仕事だった。

しかし、誰もそんな事に文句は言わないし、
自由に外を出歩いて
どんな所でネズミを捕まえて来たのかも分からないのに、
「ひょっとしたら人間に感染するかもしれない寄生虫とか
悪い病原菌」のことなんて
誰も思いもよらなかった。

彼は毎晩出かけては、度々真夜中にどこやらからネズミを捕えてきて
ネズミをくわえたまま大きな声で
「ンガーオー、ンガーオーー」と何度も鳴いて家人を起こし
「よしよし、偉かったね。」などと誰かに声をかけてもらうと
ようやく黙って食べ始めたものだった。

翌朝は、必ず食べ残しのネズミの頭と尻尾と腸などが
廊下の奥の隅にころがっていて、これを片付けなくてはならない。

この仕事は、まだ小学生だった私にも時々回ってきた。

しぶしぶながら
掘りごたつから火箸と十能(小型のスコップみたいなの)を取り出し
現場にオモムク。

廊下の奥の隅っこは昼間でも薄暗く、
目を凝らして見てころがっている物だけ片付け
(どこに捨てたかは記憶にない)
そして濡らした新聞紙で拭き取れば
もう、すっかりきれいになったように思ったものだったが、
今になって思えば・・・(・_・;)

きっとネズミの血痕など
「きれいさっぱり」とはいかなかったに違いない。

毎朝の廊下の雑巾がけは姉の仕事だったが、
その朝ネズミの片付け役を仰せつからなかった姉は
それに気付かなかったであろうことは容易に想像できる。

いつものようにサーッと雑巾を押しがけして、
つまり、
血液やひょっとしたらネズミの持っていた病原菌を
廊下中に拡げていたのかもしれない。

今更ながら冷や汗の出る思いだ。
   


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年07月29日

猫の幸せって その8

食欲の勝ち

慢性下痢のくせに食欲旺盛なチャッピィには、
軟らかくふやかしたキャットフードに
下痢止め薬を混ぜたのを多めに与えるのだが、
いつも自分のお皿をたちまち空にして、
ボチボチ食べているトラコの分をいただこうとしては
トラコにものすごい勢いで怒られてシュンとして戻って来る。
    
この様子を見て思いついた。

チャッピイが餌を食べ始めた時に、
そっと首の下あたりをなでてみる。
すると、ちょっと避けるしぐさをするが、
警戒心も恐怖心も食欲には勝てないのだ。
   (^。^; ) 
されるままにして食べている。(シメシメ)

3日後にはお腹も背中も撫でられて平気になった。

両手でそおっとお腹を抱えて持ちあげてみると、
「ンニャ?」と言って一瞬私を振り返ったきり
一心に餌を見詰めているから、
下ろしてやるとまたガツガツ食べ始める。

(「ネコ食い」どころかまるで「イヌ食い」だ 

こうなればしめたもの。
チャッピィが馴れればトラコも次第に馴れるかも・・・

まもなくチャッピィは
餌を持った私の足元にかけ寄って来て、
立ち上がって前足を万歳して
可愛い声で「ニャーンニャン、ニャワワーン、ワーンワーン」などと
おかしな鳴き方で餌を催促するから笑ってしまう。
      (*^◯^*) 
 そして、あれほど続いた下痢がすっかり治っていた。
 やはり心因性の下痢だったのかもしれない。

こうなると抱いてみたくなるのが人情だろうけど、
外を飛び歩いて転げ回り、
体のどこかにダニとか寄生虫の卵を付けているかもわからないし、
何かの病原菌が付いているかもしれない。
(と、テレビで見た事がある)

猫に触ったら必ず手を石鹸でしっかり洗う。

以前うちの子供達が小・中学生だった頃も猫を飼っていたが、
こんなことを意識した事は無かったのに。

この野良猫たちと全く同じオスの茶トラとメスの雉トラの
トラ猫兄妹」だったが、
家で産まれて育ったというだけでの違いで
外遊びもずいぶん自由にしていたのに、
帰ってくれば余程汚れてでもいない限り
抱いたり撫でたりしていた筈。
     

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━





2018年07月22日

猫の幸せって その7



チャッピィとトラコ


やがてこの年の夏は突然去って
幾日も冷たい雨が続いた。




外遊びもできず、
軒下のベンチの隅に小さく丸まって
寄り添う子猫たちがなんとも哀れでいじらしく、
玄関の向かい側の物置の棚に、
玄関から見えるようにこちらに向けて
段ボール箱に発泡スチロールや古毛布などを入れて
ちょうど2匹がすっぽり入れる大きさに寝床を作ってやった。

猫というのは
箱に入るのが大好きな生き物だから、
すなおにこの寝床に入って寝るようになった。

なぜだか、いつも大柄な茶トラが
小さなキジトラの背中に片腕をかけて
抱きしめて寝ている。
   (#^_^#)    
そんな様子を見たらもう、
なでてやりたくてウズウズしてしまう。

しかし近寄ればその瞬間目を覚まし、箱を飛び出してしまう。

その上、餌を与える度に「シャーッ」と威嚇し、
有り難げも無く私をチラ見しながらガツガツ食べ、
私が傍に居なければソワソワとあちこち気にしてばかりいて
落ち着いて食事も出来ないくせに、
食べ終われば
愛想も無くソソクサとどこかに行ってしまうような猫は
やっぱりあんまりかわいくな〜〜〜い。
     

了見が狭い人間でも何でもいいや!
もうこうなったら、
なんとかしてなつかせなくては気が治まらない。

そこで、
茶トラを「チャッピィ」
雉トラを「トラコ」と命名し、
人に馴れやすいと言われる茶トラ猫から
手なずけてやろうと作戦を立てた。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━




2018年07月01日

猫の幸せって その6

茶トラは食欲旺盛で良く食べるのだが
親が居なくなった頃から酷い下痢をしていて
(でも不思議に痩せてはいない)
トイレとしている畑の隅まで行くのが間に合わず、
庭に点々と下痢便を漏らしてしまうから
気圧や風向きによっては臭くてたまらない。
よーく見て探し、スコップで片付けるのがひと仕事
      
下痢止め薬をペットショップで買ってきて
餌に混ぜて飲ませてみたが、
なかなか治らない。

 人間の子供だって、突然親が居なくなり
 見知らぬ人から食べ物を貰って
 気兼ねしながら暮らしていたらお腹の調子も悪くなろう。 


雉トラは
ひどく痩せこけていて元気がなく、
当初ひと月も持たないのではないかと思ったほどだった。

お腹がすくと玄関先にちょこんと座り、
黙って餌を待っていたりする。

潤んだようなつぶらな目で見られると、
ヨシヨシとなでてやりたくなる。

しかし彼女は非常に警戒心が強く
ちょっとでも近寄ればすぐ後ずさりして、
パッと逃げて行ってしまう。
     
ネット情報によれば、
キジトラ猫というのは野性味が強くて賢く、
非常に注意深くて人に馴れにくく(ナルホド)
逆に茶トラ猫はちょっとおバカで人に馴れやすいのだそうだ。

 そうそう、
 昔我が家に居たトラ猫兄妹
 この子たちと同じ茶トラのオスと
 雉トラのメスで、
 オスの茶トラはなんだかボーッとしていて
 甘えん坊でおバカ(と言うよりお人好し?いや、お猫好し?)で
 「もう、しょうがないなあ。ヨシヨシ」って感じ。

 それに対して
 メスのキジトラは賢くてすばしこくそしてツンデレで、
 そこが彼女の可愛さだった。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━



2018年06月30日

猫の幸せって その5



子猫たちは、
2、3日は親を探すようにボーっと
遠くを見ているような時もあったが、
昼間どこに隠れているのか、
私が庭の向こうの畑で野菜採りや草むしりなどしていると
まず必ず茶トラがどこからか走って来て
うれしそうに私の周りを走り回り、
昆虫を追いかけたり庭木に登ったりし始め、
そのうちに雉トラもやってきて、
一緒に駆け回ったりじゃれあったりするようになった。

何匹もの飼い猫がウロウロしている環境の中、
突然親が居なくなって不安なのだろう。
そして私のことを、
保護してくれる相手と認識したのだろう。

お腹が空けば、
2匹でニャーニャー鳴きながら廊下の網戸に爪をかけ、
かわいいオナカを見せて登って来る。
抱いてみたくなる。

しかし、
このまま「網戸登り」を許していたら
小さな今の内は大丈夫だが、
たちまち大きくなって
網戸が破れる。
   
でもここで叱ったりしたら
私を恐がるようになってしまうだろう。
全くなつかない猫なんて可愛くない。

そこで良い事を思いついた。

明るい外から家の中は良く見えないから、
網戸に登ってきたら
こちら側から蠅たたきでパシッと網戸を叩けば
子猫は痛い思いはしないが、
「なんだか分からないけど
  ここを登ると何かコワイ事が起きる」
と覚える筈。
     

これは名案だった。
たった一度で子猫たちは網戸を登らなくなった。

 (^ ^)V



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年06月25日

猫の幸せって その4


子別れ


ところが
わが家に来てからひと月も経った頃だったろうか。

お乳を吸いに来た子猫を
「ウーッ」と拒否するようになったその翌日から
母猫はぱったりと姿を見せなくなってしまった。

ここに居れば子猫たちは生きて行けると
判断したのに違いない。
あれほど大切に育てて来たわが子に対する執着を
キッパリ振り棄て、
よそでまた新たに生きる道を探すのかと想像すると、
ナニやら涙ぐましい。

 そういえば、昔我が家で飼っていた猫は、
 親より大きくなってもまだおっぱいをしゃぶって
 母猫も子猫のするままにさせていたっけ。

 環境が許せばそんな猫の親子も居るというのに・・・


そんな風に考えると、ますます涙ぐましい。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

タグ:子別れ

2018年06月19日

猫の幸せって その3

やっぱり「母は強し」 

母猫は毎日、餌を食べてから
軒下のベンチの上でしばらくお乳を飲ませてはどこかに行き、
時には小鳥やモグラなどを獲って来て子猫に与えたりしていた。 

  ***********************
 
ある日の夕方
「ウーーワー、ウワーオーーー
      ウワーオーーー、フギャーッ」

猫が何かを猛烈に威嚇する声。

また近所のオス猫同士の喧嘩かと思い窓からそっとのぞくと、
例の母猫が、すさまじい勢いで白い大きなオス猫を威嚇している。

   ???

この白猫は
数日前から母猫とむつまじそうに寄り添っているのを
何回か見かけたアイツだ。

子猫たちも、他のオス猫に対するのと違って彼を恐れる様子も無く
多分あれが父親なのだろうと思っていたのに
これは一体どうしたことだ。
      

そういえばライオンのオスは、
気に入ったメスライオンに子供が居れば
その子ライオンを食い殺してしまうというような話を
テレビで見たことがある。
この白猫が父親なのか、
あるいは母猫に恋した赤の他人(他猫?)かどうかは分からないが、
母猫は子供に危害を加えられると判断して
追い払おうと必死で頑張っていたのに違いない。

びっくりしたようにじっと母猫を見ていた白猫は、
やがてソロソロと向きを変え、
そして「わかったわかった」と後ろ姿で言いながら去って行った。

痩せて小柄で、とても勝ち目はなさそうなこの母猫が、
健康そうにがっしりと肥った白猫にド迫力で勝ったのだ。

   (エライ!)

野生の猫はすごい。
子どもの頃から何匹も猫を飼ってきたが、
オス同士の、メスを巡っての大喧嘩は当たり前だったが
子供を守ろうとする母猫の
こんな様子を目撃したのは初めてだ。

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年06月17日

猫の幸せって その2


子猫たちが満腹すると、
母猫は私に対してシャーッと威嚇し、
うなり声を上げ警戒しながら、残りの餌を平らげるのだ。
       
あろうことか、無邪気でかわいかった子猫たちまで真似をして、
餌をもらうとシャーッと威嚇してから、
私を警戒しながら食べるようになってしまった。
(何てことだ!)

猫とは、足元にすりよって餌をねだり、
なでてやれば喉を鳴らし、やわらかくてしなやかで、
人間を癒してくれる生き物だと承知していた私は、
まったくこの態度が腑に落ちなかった。
餌をやる度に腹が立った。
癒されるどころか、その度にストレスを感じた。

(あーあ、餌なんかやるんじゃなかった。放っておけばよかった)と、
つくづく後悔した。

どんな寄生虫や感染症の菌を持っているか分からないし、
捕まえて獣医にかけることも無理だから、
家に入ってもらっては困る。
全く馴れる様子も無くて、
義務のようにただ餌をやるだけの猫なんてイヤだ。

かわいくない 

できることなら、「どこかよそに行ってちょうだい」とお願いしたい。

 いやいや、こんないたいけな子猫たちに寛大になれないで
 私はなんなのだ!歳甲斐も無い。
 私は自分になついてくれる猫が好きなだけの
 了見の狭いエゴイストなんだ。

 きっとこの親猫は、あちこちでひどい仕打ちを受けて
 必死で生きてきたのにちがいない。

 敵か味方か見極めようと様子を窺いながら、
 精一杯子供を守っているこの母猫はなんてまあ健気じゃないの。
 猫から見たら
 私なんかとてつもなくデッカーイ怪物みたいなもんだ。
 子猫たちは
 親がこんなにまで警戒するこんな大きな動物がそばにいるから
 きっとドキドキしながら食べてるんだ。

 そうだそうだ、猫の身になって考えてやらなくちゃ


そう思うと気持が楽になった。少し寛大な人間になれたかも。
       

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年06月09日

「猫の幸せ」って その1

  夏の日の午後 

我が家の庭の隅に1匹のキジトラ猫が現れた。
痩せて鋭い目つきのメス猫だ。
ご近所の飼い猫たちと違って用心深くあたりを見回し、
警戒心あらわに尖った目でじっとこちらを窺っている。

一見して、乳離れして間もなく捨てられたか、
或いは野良猫から生まれた「本物の野良猫」だと思った。

ほどなく彼女の後ろの庭木の茂みから、
生後2〜3か月程と思われる子猫が2匹顔を出した。
(わ、カワイーイ
母親にそっくりなメスのキジトラと、オスの茶トラだ。
(30年程前に我が家に居た兄妹猫にそっくり)

母猫は、
私が餌をくれる人間かどうかを見極めようとするかのように、
鋭い目つきでじっと私の目を見ている。

すぐに後悔する事になるのだが、
私はこのやせこけた猫の親子を無視することができなかった。

昨夜の残り物を乗せた皿を少し離れた所に置き、
「おいで」と声をかけてみると、
母猫が低く「ウーッ」とうなりながらソロソロと餌に近寄り、
匂いを嗅いでから、
私の様子を窺いながら素早くひとくち食べた。

子猫たちは庭木の根元に2匹で寄り添い、
無邪気な目でこちらを見ている。

飢えた母猫はガツガツ食べるかと思ったら、そうではなかった。

ひとくち食べると、
子猫たちの居る方に4、5歩戻ったとみるや、
それを合図のように子猫たちが走り寄り
2匹並んで食べ始めたのだ。

これを見て私は、昔飼っていた猫の親子を思い出した。
「時々キャットフード以外の物を与えると、
 決まって母猫が真っ先にひとくち食べてみてから
 子猫に食べさせてやっていたっけ」と。

一度味を占めたノラの母猫は、
翌日も子連れで庭先にやって来て、
「何かくれ!」と強烈な目力で私を脅迫する。
ぜーんぜんかわいげが無い。
私はひどく後悔した。

しかし、

 放っておけば子猫たちは飢え死にするかもしれないし、
 近所の飼い猫のイジメに遭って、
 ケガがもとで死ぬかもしれない。

 タカやトンビとかカラスなんかのエサになってしまうかも・・・
 それでもそれがノラに生まれた定めなんだ。

 ・・・だけど、残り物ぐらいやれば?

 一度やっちゃったから、きっと毎日来るでしょ!
 毎日残り物なんて無いんだからさ
 あの子猫たち見たら「今日は何も無いからね」なんて放っておける?

 キャットフード買って来なくちゃ。

 でも、子猫たちが無事成長して
 発情期が来たら・・・野良猫のマゴが!
      
 その前に手なずけて避妊と去勢の手術を受けさせる?

 できるかなあ・・・そこまで馴れてくれるかなあ・・・

 この薄汚れた、どこを駆け回っていたかも分からない
 猫の親子を家に入れてやる気にはとてもなれないし
 第一この母猫は絶対人間になつかないでしょ。
 子猫たちだけならなんとかなるかもしれないけど
 親だけ追っ払う訳にもいかないし・・・
 

などと逡巡した挙句、
結論の出ないままキャットフードを買って来てしまった。

我が家の子育て期には、
犬、猫、ウサギ、チャボ、アヒル、ハト、ヤギと、
それは賑やかなものだったが、
今は夫婦二人だけになり、
もう生き物は飼うまいと決めていたのに。

(; ̄Д ̄)


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年05月28日

白猫ルネ その20





私のルネ(6)


ルネは新しい環境に慣れて


「2人と一匹」の生活がやがて「3人と一匹」になって



               
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      ○
      ○
      ○
      ○


今私はもう、3人の孫が居るおばあちゃんです。

 書き尽くせない楽しい思い出と
 お別れの辛い悲しい思い出を残して
 ルネも、もうとっくの昔に亡くなっているわけです。

 ここまで書いて来て
 毎晩ルネを思い出しては辛くなっている自分に気付いて
 もう、しんどくなってしまいました。

 白猫ルネのお話はここで終わりにします。

 ペットを大切にかわいがっている間は幸せですが
 可愛ければ可愛いほど
 愛すれば愛するほど別れた後が辛いのは当然です。
 いつまでも執着して引きずらない方がいいのかなあと
 ここまで書いて気付いた訳です。
 
 忘れます。

 もう忘れます

 いいえ!

 忘れる訳は有りませんが
 思い出そうと努力するのはやめます。

 考えてみれば
 このブログを書こうと思い立ったのは
 きっと子育て〜孫育てに
 一応の段落が付いたからなのでしょう。

 子育て・孫育てに心を奪われている間は
 こうまで猫達の思い出を深堀りしたことは・・・

 無かったかなあ (@_@)?

 うん、無かった無かった。
 (;^ω^)

 
 次回からは

 余り執着しなかった猫達( ^。^; ) のお話です。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


・゜・  ・゜・゜今夜は良く眠れるかも・゜・  ・゜・゜



これなら旅行も出張も心配なし 
お出かけ先からワンちゃん・猫ちゃんとお話しながらゴハンあげられます
                           




2018年05月13日

白猫ルネ その19





私のルネ(5)


翌朝

起きてすぐ砂箱を見たら
なんと、ちゃんとオシッコをした形跡がある! (#^_^#) 
やっぱりルネは賢い

幸い休日で夫が家に居たので
朝食後「ルネが外に出ないようにお願いね」と頼んで
私は実家に向かった。

私が使っていた寝具類から掛け布団と毛布と枕を車に乗せた。
これだけあれば大丈夫。ルネと私の匂いが残っている筈

そして、いつも通っていた鰹節屋さんで
カツオ削り粉を買い
スーパーで豚レバーと、ルネの好物の良く熟れたバナナも買った。

レバーは
薄切りにして茹でて冷蔵庫に入れた。

 毎日いつものエサに混ぜて上げよう。
 これが終わる頃には元気になってるでしょう。


 ◍  ◍  ◍  ◍  ◍  ◍  ◍

猫は、猫好き人間と猫嫌い人間を見分ける。

夫は結婚前から

「こいつは普通の猫じゃないな。
ベタベタしないし鳴き声も立てないし
居るのか居ないのか分からないような猫だなあ」

と、その猫らしくないあっさり感が
まんざらでもない様子だったけれど
やはりルネは夫の傍には近寄らない。
夫にとってもその方が良いのだ。

猫嫌いの夫にかなり気兼ねしていたのだけれど
本当にホッとした。


・  ・゜・゜ ゜・  ・゜・゜



私は期待と不安のソワソワ気分で
実家から持って来た寝具を広げて寝る支度をした。

そして
「ルネ、オヤスミー」と
実家に居た時と同じように言ってみた。

 (;@_@)・・
       
       ○
       ○

    来た―! 

私の枕元に来て、そおっと鼻先を私の頬に  (#^ _^#)

ワクワクしながら
毛布の端を上げてやると
以前のようにソロソロと入って来た。

そして何事も無かったように喉をグルグル鳴らして丸くなって

  わあ、もう懐かしくてたまらない 


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━






2018年05月02日

白猫ルネ その18





私のルネ(4)


夫が「ルネの椅子」を持って来て
寝室にしている部屋の隅に置いてくれた。

私はドキドキな気分で
「さあ、ここなら気に入ってくれる?」
とルネを椅子の上にそっと下ろした。
    (・ω・;


ルネは、椅子の座布団に鼻をつけてみてから
脚でその感触を確かめるようにクルクルと2回まわり、
そして丸くなった。

わあ、やっぱりこれだったんだ!
これがあればいつものルネになってくれるかも 

すっかり痩せてしまったルネに
何を食べさせてやればいいのだろう。

ちょうどこの頃
猫に生肉を与えると寄生虫が付くという話を聞いていたので
取り敢えず鶏肉と豚のレバーを茹でて刻んだのを与えてみた。

美味しそうに食べてくれた。

明日はいつもカツオ削り粉を買っていた鰹節屋さんに行って来よう 


暗くなって、トイレを教えておかなくちゃと思い
砂を入れた箱にルネをそっと入れてやったら
砂に鼻を近づけてフンフンしただけで出て来た。
「理解してくれただろうか?」
かなり心配だった。
       (・_・;) 


・ ☆ ・゜・゜ ゜・ ☆ ・゜・゜


前のように私と一緒に寝てくれるかなあと
心配しながら布団を敷きルネを抱いて寝てみたら
ルネはスルッと出てしまい、
自分の椅子の上を選んで寝た。

「そうか、これはルネと一緒に寝たお布団じゃないんだもの」

新品の布団しか持って来なかったことに気が付いて
明日、以前使っていたのを持ってくる事にした。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2018年04月27日

白猫ルネ その17





私のルネ(3)

車で15分程走って家に着いた。

 実は、夫は結婚前から「猫は嫌いだ」と言っていたので
 運転中は、夫がなんと言うだろうかと
 そればかり考えていた。

夫の車がもうすでに家の横に停まっている。
「おそるおそる」な気分でルネを抱いて「ただいまー」と玄関を入ったのだが・・・

すると、夫は「おう、やっぱり連れて来たか
と言うではないかハート

なんだか拍子抜けした気分だったが嬉しかった。

  やっぱりこの人は優しいんだなあ (*^Д^*) 

「『猫可愛がり』ってこれのことかってくらい可愛がってたのに
置いて来いって言うのがムリさ」
 
  わあ、そんな風に思っていてくれたんだ

ところが、ルネが落ち着かない。
私など全く眼中になく家の中をソワソワ歩き回り、
珍しくニャーオ、ニャーオと大きな声で鳴くのだ。
本当に、ルネの鳴き声なんて滅多に聞いた覚えが無いのに (・ω・;)
”クールで高貴なルネ” なのに一体・・・
ああ、そうだ!なんとしたことだ
「猫は家に着く」とかいって
住み慣れた家以外の所には簡単には慣れないと聞いていたのに
知っていたのに ( * _ * ;)
夫がなんて言うだろうかとそればかり気にして
ルネは猫なんだということをしっかり考えていなかった。 (;´ Д `A
でも連れて来なかったらまたルネはどこかに行ってしまうだろうし・・・

ああそうだ猫を連れて引っ越しする時は
いつも使っていた布団などがあれば新しい家に落ち着くと聞いたことがあった。
きっとルネの椅子を持って来れば良かったんだ

そんな話をすると
夫が「よし、俺が持って来てやろう」と言ってくれた。
       ヽ(^ O ^) /
あれもこれも、今日の出来事は全て意外な展開だった。

撫でてやっても抱いてみても
全く「私のルネ」に戻ってくれないルネにオロオロしながら
夫を待った時間の長かったこと  (;´ Д`;) 

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


2018年04月20日

白猫ルネ その16





私のルネ (2) 


私は結婚して
ルネを家に残して実家からほど近い新居に移った。

今思えばなんと薄情にも
「じゃあね、また来るからね 」と新しい生活に心弾ませ
気軽にルネに別れを告げて・・・ ( ̄▽ ̄;) 


* * * * * * * * *



およそひと月ほどして新しい生活にも慣れ
ふいにルネが気になって実家に帰った。

「ただいまーハート

ルネが迎えてくれるとばかり思ったのに
玄関に出て来たのは母だけだった。

「あなたが居なくなって2週間ほどしたらルネが居なくなっちゃってね」

     エーッ

「ついさっき帰って来たのよ」

「なあんだ」 ホッ

  「猫には予知能力が有る」と良く聞くけれど
   私が帰るのを予知して戻って来たのだろうか


「それがね、何も食べてくれないのよ」
「牛乳と卵は?」
「それもすぐやってみたんだけど見向きもしないの」

 (ルネは卵と同量の牛乳とで作ったミルクセーキが好きで、
  時々作ってはルネの分にはバニラを入れないで小皿に取り分け
  一緒に飲んだものだった)


そんな会話をしていると、ルネが出て来た。

「ルネ!

抱き上げると、すっかりやせ細ったルネは私の手を舐めてくれた。 
「ああ、ごめんね!私のルネなのに
 置いて行っちゃいけなかったよね。ごめんね、ごめんね」 (;´ Д`;) 

急いで卵1個を溶いて小皿に入れてやると
ピチャピチャとおいしそうにほとんど飲んで私の傍に来たので
抱いて椅子に座ると相変わらず膝から降りてしまう。

2階の私の部屋に連れて行き
私が部屋に残しておいた小物などを片付けたりしている間
ルネは自分の席になっていた飾り棚の上に乗って
私のすることを見たり毛づくろいしたりしながらくつろいでいた。

夕方、私はもちろんルネを車の助手席に乗せて帰った。

 新しい住まいに慣れるまでは外には出せないだろう。
 当時まだ猫トイレなど売っていなかったし
 トイレ用の砂も、もちろん無い。
 取り敢えず
 私が勤めていた会社で木の箱を貰い
 近所の河原で砂を採って車に積んで。


━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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白猫ルネ その16 by おむすび (04/24)
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