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2021年06月19日

悲劇




前の記事を書いた翌日の夕方


桜の木とかなり古木の桑の木と
雑草のみになっている下の畑の方から

 ピーーッ! ピーーッ! ピーーッ! 

と、
ただ事では無さそうなヒヨドリの鳴き声。

      

 


そしてヒヨドリの声に雑じって

  キチキチキチキチ 
    キチキチキチキチ とモズの声 

毎年秋になると決まって聞こえるあの鳴き方だ。

これから梅雨というこんな季節に、
「あの鳴き方」を聞いたことは無い。


え?まさか・・・と思いながら
急いで行ってみると、
1羽のヒヨドリが桜の木のあたりから飛び立った。

モズは見当たらなかったが
私は直感した。

その「まさか」の事態が起こったのだ。

 きっと1羽のヒヨドリが襲われて
 その連れ合いか何かが悲鳴を上げていたんだ!


台所に居ると毎日聞こえてくる
ヒヨドリたちの鳴き声や、
毎日庭の木の実を食べにやって来る
ヒヨドリたちの様子から、
近頃下の畑のあたりによく居るのは
ひよちゃん親子だけのようだったから
私はとっさにそう思った。



 やられたのは誰?!!
 ひよちゃん? 

 それともひよちゃんの親たちが新たに巣づくりして
 生まれたヒナが ?

 そんな筈無いよね、
 新しく巣作りをしたら
 きっとひよちゃんとは一緒に居ないと思う。

 

 わあ、ひよちゃん親子の誰かが・・・

   No ー

急いで家に戻ってパソコンを開いた。

モズについてのいくつもの記事。

モズって、
あの可愛らしい姿に似合わず
(よく見れば猛禽類らしい顔だけれど)
自分の2倍以上も大きい動物も餌食にしてしまうという。



無いことを祈りながら
「モズ ヒヨドリ」で検索すると、

 エーッ、有る ! 


モズがヒヨドリを襲って食べてしまう一部始終を
偶然目撃してカメラに収めた方の 記事を見付けてしまった。 

 「自然と友だち118 信州辰野便り  
    モズがヒヨドリを襲う」

  という記事です。
  残酷過ぎて載せたくないので
  「どーしても見たい」という方は
  ご自分で検索してください 
          
  


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌朝


ちょうど朝食が済んで
居間に来たタイミングで、
目の前のグミの木に一羽のヒヨドリがやってきた。

メスだ。

 え?ひよちゃん?
 無事だったの
 

と思ったら、
私が昨日の夕方置いておいたエサをひとしきりついばんで
サーッと飛び立ったすぐ後に
先のより ひと回り小柄なメスのヒヨドリが 

 あ、こっちがひよちゃんだね!
 さっきのは お母さんね。
 あ、そうそう、
 親鳥が食べた後ひよちゃんが食べるんだっけ。

 あ〜あ、お父さんがモズにやられちゃったんだ
 
       。
       。
       。

昨夜見つけたネット記事の
ヒヨドリの無残な姿が脳裏をよぎって
ヒエビエと胸が痛んだ。




ヒヨドリは
あの 数年前の かたき討ち の出来事のように
         
  今思えば、記憶力の優れたヒヨドリの事だから
   あのかたき討ちはきっと
   生まれてすぐのヒナたちを食べられてしまった
   あの我が家の庭に営巣したヒヨドリの親
   そのもののお手柄だったに違いない。

 
憎い相手に対しては必死で果敢に挑んでいくけど、
普段の性質はスズメとさほど違わない。

 
 ひよちゃんなんか、
 スズメが大勢で自分のエサを横取りしていても
 追い払ったりもせずに、
 一緒に仲間になって食べていたりするのに・・・

   ・・・・・・・


 だけど、
 憎んでも仕方ないね。
 モズは猛禽なんだから。

 ヒヨドリが木の実・草の実を食べるのと同じように、
 モズは昆虫や小動物を捕食するように
 生まれついたんだもの。
 



 あ、そう言えばヒヨドリだってヒナには
 大きなセミやバッタとか アマガエルなんか
 食べさせてるんだっけ!

 元々アマガエルが可愛くて仕方ない私なのに、
 ひよちゃん可愛さにケロちゃんの事は
 意識の外に押しやってしまっているのかなあ・・・

 そうじゃないね、
 時々畑や庭にアマガエルがピョンピョンしてたら
 「モズとかヒヨドリに食べられないでね」
 なんて声かけたりしてるけど・・・・

 カエルの番人してるワケにゃいかないんだもの。

             
 あ、果樹園のおじさんなら
 「もっとモズが居てくれたらいいなあ」
 と思うかも知れない。

      
    「ヒヨドリのかたき討ち」



 この辺りに
 モズはそれほど多くは居ないようだけど
 今度はひよちゃんが標的にされる可能性だって (・_・;)               


 自然界の営みの
 ほんのひとコマに過ぎないのだと割り切って
 胸に収めるしかないんだ。  
    
             

あれこれと様々な思いが頭を駆け巡った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               


今日を含めここしばらくの出来事から想像すると、
ヒヨドリはヒナが成鳥になっても、
パートナーを見つけて独立するまでは
行動を共にして生活するらしい。
(これは例外的で一般的には余り無い事なのかな?)


 去年ひよちゃんの親が子育てした頃は
 毎日のように冷たい雨が降って、
 セミやバッタみたいな大きな虫が居なくて
  ・・・・・
 木の実・草の実もまだあまり無かったし
 4羽のヒナにとってはエサが足りなくて、
 多分ひよちゃんは生まれ付き虚弱で
 エサを貰うのが他の3羽より下手で
 生育が悪かったんだね。

 だから親鳥たちはこの発育の悪い子を
 大切に保護してきたのかなあ。


などとまたクドクドと思いめぐらせて、
何だか涙ぐましい気分になった。

   
  ・・・・・ つづく ・・・・・

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