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2022年05月11日

まだ「ひとりぼっち」





桜がほぼ満開になってから
1週間経たないうちに大雨が降って、
充分堪能しないうちに
一晩で花びらはほとんど散ってしまった。


そして
玄関の向こうのユキヤナギも散り始めて、
3日後の朝玄関ドアをあけたら
一瞬「え?今頃また雪?!」とビックリしたほど
根元一面に散り敷いている。 


 
 段々根が周りに張り出して
 根元に何本も細い若木が出てきて
 その都度刈り取らなくなくちゃなんないし、
 それも込み過ぎてきちゃって
 どうやって手入れすればいいのかわかんない。
  
 もうユキヤナギはやめようかなあ・・・
 

と、実はここ数年考えていたのだが、
朝食後
夫に言ってみたら、

「おれは雪柳が好きなんだ」

   だとサ     
      ・・・



 
 そもそも、「やめよう」って言ったって
 どうやってやめるんだろう。

 簡単に引っこ抜けるものでなし。
 業者さんに抜いてもらってどこかに?

 どこかってどこ?



「大体、
 玄関の真ん前なんかに植えたからいけないの。」

「なんで?
  ・・・おい、来たぞ。」

庭の方を見てそう言うので、
振り向くと
ヒヨドリがグミの木に止まっている。

「あ、オスヒヨみたい。
 そうそう、オスだわね。」

「判るのか?」

「うん、一回り大きくてしっかりした感じで、
 頭の羽根だけじゃなくて
 胴体の羽根もふくらませるの。」

「ふーーん」


オスヒヨは
グミの木の枝に設置したエサ入れから
コーンを3粒だけ食べたらすぐ
隣のユスラウメに飛び移って、
入れ替わりにひよちゃんがやって来た。
そしてオスヒヨはひよちゃんが食べるのを
見守るようにじっと見ている。
          

・・・と思ったら、

 アレ? 

 よく見ればひよちゃんじゃ無いみたい。

  
 ひよちゃんは相変わらず小柄で
 どことなくひ弱くて、
 オスと比べたら
 一目でひよちゃんだと分かるけど、
 今来てるのは
 オスと同じくらいの大きさで
 ひよちゃんよりしっかりした体つき。 


 エーッ!
 このオスヒヨはひよちゃんを選ばなかったの?!!


 あれ?それじゃあ
 昨日来てたのもひよちゃんじゃなかったの?
 そういえば、
 ひよちゃんより体格が良かったかも

  ・・・・・
 


一瞬あれこれ思い出してアタマが混乱した。


 そうかあ!

 あの時グミの木の根元に居たひよちゃんを
 襲ったのはきっとこのオスヒヨだったんだ!!

 そしてひよちゃんのテリトリーを奪って
 やがて別のメスヒヨを射止めて・・・・
             

 ひよちゃんはどうなっちゃったの?

               
                          

メスヒヨは同じように3粒だけ
コーンをついばんでから飛び立つと、
すぐユスラウメの木から飛んできたオスヒヨと、
なんと!
お互いに数秒間向き合って羽ばたいて
楽しそうに飛び交わし、
そして
2羽で一緒に飛び去って行ってしまった。
           

すると間も無く、
今度は間違いなくひよちゃん。

残ったコーンをいくつか食べて飛び去った。



 エーッ

 近くでこのカップルを見て待ってたの?

 テリトリーを侵略された上に
 相変わらずひとりぼっちで・・・・


 明日からもここにひよちゃんはやって来て、
 幸せそうなカップルがエサを食べるのを待って
 お余りを食べることになるの?



             
 





今になって一層みじめに見える
この華奢でひとりぼっちのヒヨドリ・・・・・
              


でも、いくら知能指数高いからって
ヒヨドリってこんな感情を抱く?

 ・・・・・


 そんな感情は無いかもね。






私の勝手な思いなしであってくれたら良いけれど、

あの時
親を呼ぶような寂しそうな鳴き声を
思い出して胸が痛む。

      
       

 


去年の長梅雨がいけないんだ。
寒くて小さな虫しか居なくて、
親ヒヨが4羽のヒナに均等に
充分なエサを与えられなかったから、
多分最後に孵化したひよちゃんが
こんな虚弱児みたいに・・・
                

今朝気象庁の長期予報が発表されたけど、

「昨年以上の大雨が予測されるので、
 従来の常識に捉われず
 充分な災害予防対策をして下さい」


みたいなことを言ってた。
     

どこをどう対策すれば良いの?




せめてまた今年もエサ不足のヒヨドリが
子育てに困らないといいけど・・・・





・ ・ ・ つ づ く   かも・ ・ ・



2022年04月27日

春が来た




    


立春の翌日から連日雪が降ったりして、
しばらく季節が足踏みしてると思ってたら
一気に春。


梅が咲き始めたら
まもなく桜が

    



イカリソウもスイセンもムスカリもヒヤシンスも
続々と庭を彩り始めた。



 いかりそう150.png
 山から採ってきて植えたイカリソウ

 スイセン.jpeg
 姑の形見のスイセン

 ムスカリimages.jpg
 植えた覚えのないムスカリ

 ヒヤシンス.jpg
 大事にしなかった(汗)ヒヤシンス



 改めてこう説明書きを付けると、
 なんだか計画性も無く
 いい加減に作った花壇みたいだけど・・・

 アハ 、 そうかあ
 確かに「行き当たりばったり」だった
 

今年はみんなほぼ一斉に咲き始めて、
どれが先だったか記憶がない。




庭と畑の境目の庭木にはまだ葉が茂っていないので、
我が家の庭から、
向こうの小さな畑とその向こうの広い畑まで
ほぼ見渡すことができる。


ある日気が付いたら、
我が家の小さな畑の向こうに広がる
ひろーーい畑には
何やらピンク色の小さな花がびっしり群がり始めて、

 いいなあ、家の周り中まさに春一色

と悦に入ってたら

その日のうちに大きなトラクターがやって来て、

 ガーーーーーッ 

と、きれいさっぱりほじくり返して
一面こげ茶色に。
          


ちょっとガッカリしたのだが、
庭の花々とその先のほぼ一面を
緑色に短い雑草が覆っている細長い小さな畑と、
その向こうの広いこげ茶色の畑、 
改めてよく眺めてみれば却って彩が良くなった。


 うん、絵になる 





数日後ユキヤナギが咲き始め、
そして可愛いチューリップたちも。

 咲き始めのチューリップ4月19日 (1)150.jpg


5年前亡くなった姑から
10年ほど前?3個の球根を貰って植えたもので、

「いつも上手に咲かせているねえ」

と褒められたけど、
実は、
"あまり丈高くならないように" と、
球根はいつも「そのまま冬越し」してもらっている。


でも、ほったらかしにしてた訳ではない。

花が咲き終わったら
4〜5日おきに液肥を撒き、
葉が枯れてからそうっと根元を掘ってみると
小さな球がいくつかできているので、
その中から大きめなのを分けて隣に植え、
そのまま土をかけてやっては増やしてきたのだ。


私の思惑どおり丈は20cmほどに短くなって、
9本に増えたチューリップさんが
可憐な花を咲かせてくれていた。
(葉だけが出て、花が付かないのも3本)

でもさすがにこの頃は
丈がそろわなくなってきて、
今年は突然数が減ってしまった。


 もう植え替えをしてあげなくちゃ。

 今年は花が終わったら肥料をたっぷりあげて、
 葉っぱが枯れたら掘り出してあげるね。



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


上の県道沿いに植えられた桜並木では
毎日ヒヨドリの声がする。
どうやら2羽ぐらいらしい。
ひよちゃんと他のヒヨドリだと思う。

 もしかしたらオスヒヨ? 


ネット上に見つけた
蜜を吸って嘴を花粉で黄色くしたヒヨドリの写真を
思い出してホッコリ。


桜が咲いてからというもの
日中庭にヒヨドリを見かけなくなったが、
夕方になると決まってオスヒヨがやって来て、
いつもの枝に置いたお皿から
りんごやつぶコーンなどを食べて飛び去り、
入れ替わりにひよちゃんがやって来るようになった。


当初一度だけ2羽で一緒に食べるところを見たけれど、
その後はいつも
オスヒヨが食べてからひよちゃんが来るのだ。

  ? ? ?

 なんだろなあ・・・
 仲良しじゃないんだ。
 ようやくカップル誕生かと思ったのに・・・
 


ひよちゃんはあの必死で戦ったテリトリー争いに
どうやら敗れてしまったらしく、
可哀そうにオスヒヨが食べてからでないと
食べられないらしい。


 あ、そうそう、
 ヒヨドリは縄張り意識が強いんだ。

 どうやら
 この2羽でこの近辺を縄張りにしてるらしいから、
 ってことは一応仲間意識は生まれたのかも。
               


 まだ繁殖期には間があるんだから
 いずれそのうち連れ立って来るように・・・

 なる?





・・・・・つ づ く・・・・・


2022年03月25日

カップル誕生?




春分の日の翌日は
なんと朝から雪 


けれど
午後3時頃まで降り続いたのに
道路にはほとんど積もらず、
庭や畑に積もった10pほどの雪も
ほぼそれ以上厚くはならなかった。
木々の枝にも少し積もっては解け落ち
また積もっては解け落ち・・・

地表付近の温度は高かったのだ。
私の記憶する限りではこんな事は初めてだと思う。


可愛い芽を出したチューリップたちも
一旦は埋もれていたけれど、
夕方までには頭だけ出ていた。



ひよちゃんはエサを探し回っているんだろうと、
起きたらすぐリンゴと粒コーンを
いつもの枝に設置したお皿でなく
(お皿には雪が積もっていたので)
すぐ目の前の縁台に置いたけど、
しばらく経っても来た様子は無い。


 今日はノラ猫は来ないし
 タカやトンビも居ないから
 縁台でもコワくないよ?
 早くおいでよー



どこかよそのお宅でも
私みたいにエサをあげていて
満腹できてるのだろうかと考えていたら、
そろそろお昼という頃になってやって来た。


と思ったら、
すぐあとからひよちゃんより一回り大きいヒヨドリ


 あ、オスヒヨ!・・・かな?
 それとも大柄なメス?

 あ!
 なんか仲良くなったみたい。
 並んでエサ食べ始めた!
 てことはオス?

 なかなか来ないと思ったら
 ふたりで飛び回ったりして遊んでたのかな?
 


と思ったら
すぐ後からひよちゃんより一回り大きいのがもう1羽!
すると
仲良く食べていた2羽は 、
サーーーッ と飛び去ってしまった。
後から来たのが
そのあとを追って行ったかと思ったら
1羽がすぐ戻って来て、

(後から来たのか先に来てたのか
  どっちか分からないけど)

向こうの畑で雪の下から葉をのぞかせている
アブラナに食いついて
引きちぎって食べ始めた。


 ーア、
 農家の敵って言われるワケよねえ。
 りんごには穴をあけちゃうし
 イチゴもキャベツや小松菜も食い散らすし、
 そりゃあ嫌われるわ

            

 

でも両足を踏ん張って羽根をバタバタさせて
頭を左右に振って、
一生懸命食いちぎって食べる様子が可愛くて
つい にやけて見入ってしまった。


 こっちにもおいしいものあるよー

 あ、でも芽吹いたばかりのやわらかいアブラナ
 美味しいんでしょうね。
 いっぱい食べていいからね。


 ひよちゃんか誰だか分からないけど
 ゆっくりお上がり  




しばらく私を楽しませて
そのヒヨドリは
いつもひよちゃんが帰っていく方角に飛び去った。

 てことはひよちゃんだったの?

 ん? でも1羽で食べてたってことは・・・
 後から来た別のヒヨ?
 ・・・・・
 まあ、どっちでもいいや。
 またアブラナ食べに来ていいからね。
 





・・・ つ づ く ・・・



2022年03月16日

親心?




3月になったら急に春めいて、
庭先に福寿草がツボミをつけ、
黄水仙もヒヤシンスも
秋に花が咲く小菊たちも一斉に芽を出して、
チューリップも数本芽を出した。


そして、ついこの間まで
畑のあちこちに残っている枯れ草の根元を
せっせと突いていたスズメやムクドリ、ツグミなどの
小鳥たちは殆ど見られなくなった。


けど、
ひよちゃんは毎日やって来る。
             


あ、そう言えば
どっちが追いかけてたのか追い掛けられてたのか、
時々猛スピードでひよちゃんとこの辺りを飛び回ってた
あのヒヨドリも見掛けなくなった。



と思っていたら、
今日ひよちゃんよりひとまわり大きいヒヨドリが来て
  多分アイツ
エサのカゴに止まったら、
すぐあとからひよちゃんが猛スピードで飛んできた。


 え!?攻撃するの?


一瞬の事で
背中を「突きそうになった瞬間」だったのか
「突いた瞬間」だったのかわからなかったけど
攻撃されたヒヨドリはパーッと飛び去ってしまった。


 ヘーエ、ひよちゃんたら
 「これはワタシが貰ったもんなのっ!」って?
 身体は小さいのにけっこう気が強いのねえ 

 

以前はひよちゃんが突然襲われて、
慌てふためいて逃げて行ったのに
     
    ここのページ(の下の方)参照


「小柄でも結構たくましく成長したんだなあ」と
胸がホンワカしたのと同時に、

 あのヒヨドリは大きなメスなんじゃなくて
 オスヒヨなのかもしれない。
 ひよちゃんはまだ未成熟なのか、
 オスだろうがメスだろうが
 ひたすら縄張り争いの相手でしか無いけど、
 5月ごろ?繁殖期が来れば
 一人前にカレシができるんだろか・・・


と、” 親心 ” (?)が揺れる。

この栄養不足で大きく成りきれなかったらしいヒヨドリが
気掛かりでならない。


人間て勝手なもんで、
もし私がスズメを可愛がっていたとしら、
ヒヨドリが小さなスズメたちを蹴散らし
エサを独り占めするのを目撃すれば、
そのヒヨドリを可愛いとは思えないだろう。

きっと「ヒヨドリって攻撃的で可愛くない」
と思うに違いない。

また、自分より大柄なヒヨドリを追い掛け回して
テリトリー争いに勝ったヒヨドリを
可愛いとは思わないだろう。
「へえ、気の強いヒヨドリがいるんだなァ」
位な感想しか無いかもしれない。


だけどあの子は私が保護して豚肉食べさせちゃった
あのヒヨなんだもの。
そして
半年経っても忘れないでエサをねだりに来た
あのヒヨドリなんだもの。
          

      
     参 照




・・・・・つ づ く・・・・・





2022年03月02日

シジュウカラを救出




去年の春の事。

庭掃きをしていたら
流し台の横の雨樋の中から
”カサカサ カサカサ ”と
しきりに音がしているのに気が付いた。


 アッ、シジュウカラが落っこちたんだ!


咄嗟にそう思った。

その前日に、その雨樋の上のあたりで
スズメがシジュウカラを追い払っている様子を
目撃したから。


スズメはちょうどその辺りに巣を造って
子育てを始めたばかりだったのだ。


きっとシジュウカラはまたその辺りに行って
スズメに追い払われた瞬間
雨樋の中に落ちてしまったのに違いない。


 どうしよう・・・・・
 ここのつなぎ目のネジを外して
 下に引っ張ったら樋が外せるかも



急いでドライバーを取って来て
ガチガチやってみたがネジはビクともしない。

 油を注したらネジ回るかも。
 
と思った時に夫が出てきて、
「なにしてんだ?」と聞いてくれた。


訳を話すと、事も無げに
「放っとけば自分で出て行くさ。」なんて!

「出られる訳無いでしょ!
 こんな細い筒の中なんだもの。
 羽ばたくことがうまくできないんだから。」


「・・・・・うん。」


しばらくして夫が
「ここを壊すしかないな。」と、
一番下の樋の先端の丸く曲がった部分を
両手で握りグリグリ回したら、
意外にも壊れることも無く簡単に外れて、
ほんの数秒待ったら
まだ幼いらしい小さなシジュウカラが頭をのぞかせた。


  ワッ! カワイーイ
  手に乗せてみたい!!
 


     胸キュン

 


” 天使のお使い ” みたいなシジュウカラは、
一瞬躊躇してから
やがてソロソロと出てきて、
パーーッと飛び立って行った。

   ホッ


飛んで行ったシジュウカラを目で追うと、
玄関の傍の木の枝に止まって、
じっとこっちを見ている。

シジュウカラ.jpg
 (これは無料写真からのお借りもので
   実際はもっとヒナっぽい)


そして数秒後、
シジュウカラはどこかに飛び去って行った。


「ねえ、あの子 助けられたこと理解したんじゃない?」

「どうだかなあ。」

「きっとそうよ。
 あの木に止まってしばらくこっち見てたもん。
 考えてたんじゃない?」

「どうだかなあ。」




      
    



あとで「シジュウカラ」
で検索すると、
「シジュウカラ言語」というのが
検索候補に出ていたので、
ここをクリックすると

「文法を操るシジュウカラは
初めて聞いた文章も正しく理解できる」

という記事にたどり着いた。

NHKテレビ「サイエンスZERO」で紹介された
      コレ
      

世界初! 「鳥の言葉」を証明した“スゴい研究”の「中身」
https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/blog/bl/pkOaDjjMay/bp/p0XWGW8MX7/ 

    

京都大学生態学研究センターの鈴木俊貴先生が
シニア自然大学校公開講座で発表した 
シジュウカラの言語能力についての研究成果

 『身近な野鳥「シジュウカラ」のトピックス!
  シジュウカラ同士話でし合っている』


 というお話。 

シジュウカラは
「ピーツピ」と「ヂヂヂヂ」「ピーツピ・ヂヂヂヂ」など
いくつもの鳴き声(単語)を組み合わせて
複雑なメッセージを伝えあっているんだって!


「言語を組み立てる能力があるくらいだから、
 きっとあの子は私たちに助けられたことを
 理解したんだ」

と私は確信した。




ヒヨドリにもいろんな鳴き方がある。
それを言語と言えるかどうか分からないけれど
きっとそれぞれ意味があるのに違いない。

 あれ?
 そう言えばこの冬初めて来てから今まで
 あんまり鳴かないねえ。



 早朝にいつもやって来て

  ” ピ――――ッ  ピ――ッ "

 って1回 鳴くだけでそのあとは・・・
 たまに何かに驚いた時に鳴いたかな?

 そうそう、他のヒヨドリにいきなり飛び付かれた時。
          
         参 照


 去年の夏に来た時は
 あんなにいろんな鳴き方してたのに・・・


またネット検索

「ヒヨドリ 鳴かない」で探したら
あった!

「1月中旬を過ぎると鳴かないヒヨドリが多くなる。」
という観察記録。 

この記事を書いた方は、
「猟期に当たるから目立たぬように
鳴かないのかな?」
と分析していたけれど、

でも逆に「冬になるとヒヨドリがうるさい」
と書いている人も。
       

 ああ、狩猟の盛んな地域とそうでない所の違いかも。


だけど、ひよちゃんが鳴かない原因とは
関係無さそう。


 ねえ、アンタ " ひよちゃん " よね?

 他のメスヒヨより一回り小さいし、
 この冬初めて来た時
 前みたいに真っ先にグミの木にこっち向きに止まって
 首を傾げたりしながらしばらくこっち見てたもんねえ。

 黙っててなんだか寂しいなァ
 元気よく " ピーチヨ ピーチヨ " って鳴いてくれないかなあ。
 




今日も私が家に居る間一声も鳴かずに、
私が用意しておいた刻みりんごとレーズンと玄米ご飯を
夕方までにすっかりきれいに食べてしまってあった。


ヒヨドリが一日に食べるエサは
きっとこの何倍かの量だろうと思うけれど、
私はこれぐらいにしておく方が良いのだろうと思う。

喜んで食べるものばかり与えていたら
きっと栄養バランスが悪くなってしまうだろう。

自然界にある物も自分で選んで食べて
健康に育って欲しい。


 初夏の頃になったらきっとカレシ連れておいでよね!
 





・・・ つ づ く ・・・  かな?


2022年02月17日

野鳥観察





今日は久しぶりに良い天気。


 ピーーーーーヒョロロ
    ピーーーーーヒョロロ
 


と、2羽のトンビが
1羽のカラスに追いかけられて逃げ回ってる。

  アハハ、バカだねえ 
  ってか、おっきい成りしてるくせに弱いのねえ
 
                  


逃げ回る彼らは必死なんだろうけど
なんだかのどかに聞こえるから可笑しい。



今朝ラジオを聴きながら食事の支度をしてたら
野鳥観察に出かけた話をしていたけど、
私は在宅で野鳥観察。 (^▽^)v   
       

毎年夏から秋にかけて、
度々美しいキジのオスがすぐ目の前の畑に
姿を見せてくれる。
(何故かメスは見たこと無い)

キジ.jpg
    ピンボケでスミマセン

エサを探している風でも無く、
しばらく歩き回って飛び去る。

この辺りでは
銃猟用にヒナを成鳥になるまで育てて放鳥するので、
人馴れしているのだ。

銃で撃たれるために育てられるなんて・・・

           



近頃は銃猟をする人も少なくなったのが
嬉しい。

けど、
そのお陰でイノシシやシカによる食害は増えてしまった。
         (◎_◎;)

どれもこれも人間の身勝手だけど・・・




キジバトもよく見られる。
彼らは保護鳥だからか、余り人を恐れない。

キジバト.jpg
     キジバト



スズメも ジョウビタキも 
ハクセキレイも、
シジュウカラも ツグミも、
その他名前も知らない小鳥たちがこんなにいっぱい
この庭とその向こうの畑に来ているんだと
今更ながら驚く。

シジュウカラ.jpg
     シジュウカラ




 あ、もしかしたら、
 昨年の畑じまいの後夫が体調悪くして、
 トラクターで畑をならしてしまわなかったから、
 今年はいつになく草の実が畑中に残ってるんだろうし
 根元なんかには虫の卵とかサナギなんかが
 いっぱい潜んでいるんじゃないかな・・・?



夫にその話をしたら、
「ああ、そうだろな」と。

 ケガの功名? 




ジョウビタキは、
そんな小さな草の実や
草の根元などに越冬している虫の卵や
「サナギで越冬中」の小さな昆虫なんかを
探しているらしく、
毎日熱心に畑中を歩き回ってついばんでいる。





ひよちゃんは
すっかりここを自分のテリトリーと決め込んで、
このところスズメやツグミが来ると
サーッと何処からかやって来て、
彼らを追い払うのが忙しい。


スズメとツグミは
エサがヒヨドリと重なるものがあるので、

 私のお庭なの―オ! って 



ツグミ.jpg
ツグミ(一見ヒヨドリと似ているが尾が短い)  
   



 そう言えば、
 以前ひよちゃんを追い回してたらしい
 もう一羽のヒヨドリは姿を見せなくなったねえ。
 あれはテリトリー争いを仕掛けて
 結局ひよちゃんに負けちゃったメスだったのかなあ・・・




ツグミはいつも一羽しか来ないが、
群れで来るスズメを追い払うのはなかなか大変だ。

必死に追い掛け回してるらしいひよの様子が
可笑しくも可愛い。



 あれ?そう言えば、
 去年の夏はスズメたちと仲良く一緒に
 私が上げた麦ご飯とか玄米ご飯なんかを
 ついばんでたのに・・・?
  
 あの頃はまだ幼くて、
 それに親鳥と別れたばかりで寂しかったから?
 ・・・かなあ
 

      
ひよちゃんはジョウビタキにはお構いなしで、
あちこちの植物の根元などをついばんでいる姿を
時々 少し離れた高い所からジッと見ているのが
なんだか可愛い。
       

きっと
自分とは食性が違うのを解っているのだろう。





・・・・・ つ づ く ・・・・・

2022年02月06日

トンビ


    このカテゴリーの第一話  こちら




昨日の出来事(バナナを持って行かれた件)
を夫に話したら、

「カラスよりトンビの方だろ」
 とのこと。

「あーあ、そうかあ。
 きっとトンビだってバナナ食べるね。
  ・・・・・
 そう言えば
 カラスってこの頃あんまり見掛けないよね。」

「近頃オオタカが増えたもんで
 カラスが来ないんだ。」

「あ、ナールホドー。」

 

 そうかあ。
 この頃余りカラス見なくなった代わりに、
 トンビが何羽も上空を旋回してるの
 よく見るねえ。


 あ、よく海水浴場なんかで
 トンビにお弁当取られたとか
 ハンバーガー持ってかれたなんて、
 テレビで見たことある。


 

夕食後「トンビ」で検索してみた。



自然環境に恵まれた所では
主に動物の死骸やカエル、トカゲ、ネズミ、ヘビ、
魚などの小動物を捕食し、
生ゴミなども好んで食べるという食性は
カラスとほぼ同じなので、
そのせいでカラスとはライバル関係にある。

なので
獲物をめぐっての争いがよく見られ、
狭い空間で1対1で対峙すればカラスに負けないが、
広い所では
頭が良くて動きの速いカラスにかなわない。

(以上、いくつかの記事からのまとめ)



よく見る光景だけど、
カラスは賢いので集団なら簡単に
トンビを追い回して撃退してしまう。

大きな成りしてカラスどもに追い掛け回されて
 
 ピーーーヒョロロ 
     ピーーーヒョロロ 

なんてカワイイ声で鳴きながら逃げ回る様子は
とても猛禽類には思えないが、
これでもネズミかなんかを見付けて
ヒューーーーッ と急降下して ガシッ と捕まえ、
ゆうゆうと飛び去る姿は
なかなかのもの。


時には
子猫・子犬などがトンビにさらわれたなんていう話も。
                




  休憩中のトンビ

 トンビ.jpeg 

上空を飛んでる姿はオオタカとよく似ているけど、
これを見ると全然別物。

休憩中とあってか
全体にシマリが無くて不格好で、
華奢な脚しててマヌケっぽくて
オオタカに比べたら大分カワイイ。
この記事参照)


まあ、ひよちゃんのエサを盗み食いするのぐらいは
許してあげようか
        



昨夜ここまでで下書き保存して置いたら、
今朝食事の支度を始めると間もなく
突然窓の外で

 ピーーーーッ! ピーーーーッ!

    ピーーーーッ! ピーーーーッ!


と、何やら小鳥たちが大騒ぎしている 

            

そおっと窓を開けてみると小鳥じゃなくて、
物置の向こうでトンビが10羽ほど
しきりに舞い上がり舞い降り 、
飛び回って大騒ぎしている。


何か取り合いでも? 

(物置の向こうなので解らない)


しばらく眺めていたら、
一羽のハシボソガラスが
何やら白っぽい肉片みたいな物
(豚肉にしたら100gぐらいの大きさかな?)
を咥えて、悠々と飛び去って行ってしまった。


この間カラスは一声も発しないで、
トンビどもが皆で騒いでいたのがなんだか笑える。


その上トンビは一羽もカラスを追いかけるでもなく
物置の向こう側に降りたきり
一羽も舞い上がらなかったところを見ると、
カラスのお余りを皆でいただいていたのだろう。


「カラスは賢いので、集団なら簡単に
トンビを追い回して撃退してしまう。」

と、先に書いたけど、
集団でなくても1羽だけでカラスに負けないんだと
ビックリ!

 
 アンタたちはあの小柄なたった一羽のハシボソに
 獲物をさらわれたの?
 情けないねえ、バカだねえ。

          




お昼時

ひよちゃんが私が用意したエサを食べ始めて
すぐ飛び去ってしまったので、
周りを見渡したら
トンビが電線に止まってこっちを見てる。


電線のトンビ.jpg



やっぱり何となく全体がブカッとして
しまりが無い姿。


 ひよちゃん、
 あいつは怖がらなくていいんじゃない?



トンビって大体 素早く動くものは
捕食しないんだそうだ。
 

 まあ、ジョウビタキにさえ
 ビックリして逃げちゃうんだから
 そんなこと言ったってムリかあ。
  
 オオタカには気を付けてよね。





・・・・ つ づ く ・・・・・








2022年02月01日

オスヒヨじゃないの ?




先日
オスヒヨに追いかけられた(らしい)
ひよちゃんの話コレを書いたけど、
昨日ひよちゃんがグミの木の枝に止まった直後
また一羽のヒヨドリが追いかけるようにやって来て、
またひよちゃんは ” ピーーッ " と鳴いて
慌てて逃げて行ってしまった。

ここで度々こんなシーンを見るってことは
あちこちでこんな風に追いかけられては
逃げ回ってるのだろうか。



 多分オスヒヨなんじゃないかと思うけど・・・

 ひよちゃん、
 あいつは気に入らないの?

 あ、あんな風に追いかけるからいけないのかな?
 もっとソフトにアタックしないと
 ビックリしちゃうよねえ。

  ・・・・・

 それともオスヒヨじゃないのかなあ?
 あの大きさはオスのような気がするけど、
 ひよちゃんは栄養不足で育ったから
 普通のメスより小さめなのかねえ・・・

 もしかしたら、
 ひよちゃんをライバル視していじめに来るメスヒヨ?

 だったらひよちゃん追い払っといて
 私が上げたエサを食べに 戻って来るんじゃないかと思うけど
 ひよちゃんを追いかけて行ったきり来ないねえ・・

 
 
などと考えていると、
又 私の目の前を2羽のヒヨドリが
サーッと横切った。


 もしかしたらひよちゃんとオスヒヨ?
 だったらいいねえ。
 あ、気に入らなくて逃げ回ってるの??
   
 ヒヨドリだって相性の良し悪しがあるでしょうねえ。

  ・・・・・・                 
       ・・・・

 いつまでも「ひとりぼっちのヒヨドリ」で
 書いてるのヤダなあ。
 なんだか切ないよーお
         


 まあいいかあ、
 無事でいてくれれば。


 オオタカとか猫なんかに気を付けてよね!



 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今日は
甘く熟れたバナナを縦に半分皮をむいて、
実の側が上になるように
2つのゴムバンドをたすき掛けにして
お皿に固定して置いてみた。


外出から戻ってお皿を見ると
バナナが無い。

     
 

 しっかり止めといたのに・・・
 皮ごときれいに持って行く筈は無いよねえ。

  ? ? ?

 あ、もしかしたらカラスでも?
 あいつならきっとできるねえ!
 きっとカラスの仕業。

 でもこの頃カラスってちっとも見かけないけどなア・・・

 
 
そんなことを考えながら
家に入ると間もなく、
ひよちゃんがやって来た。


この頃は
以前のように「なんかちょうだい」と鳴かずに、
いつも黙ってこっちを見て首を傾げたり
あちこちキョロキョロ見回したりしている。

「なんにも無いけど?」って言われているみたいで、
急いでエサを持って行くとサーッと飛び立って
近くの電線や畑のキュウリ棚の
支柱のてっぺんなどに止まって、
あちこち見回したりしながらこっちを気にしている様子。

ひよちゃんを追い掛け回すあのヒヨドリを
警戒しているんだろか?



小さく刻んだミカンをいつもより多くお皿に乗せておいた。

2羽で食べても足りるように。


 カラスは多分こんな小さく刻んだのは 
 食べに来ない・・・よねえ?





・・・ つ づ く ・・・・・











2022年01月29日

オオタカ !!




今朝は
夫と居間に居たら、
いきなり ドン! と何かの音。

    

「なに?!今の音。」

夫が 「ヒヨドリがそこのガラス戸にぶつかったんだ。」
という。


「エーッ、どうしたんだろ!!         
 カーテン開いてるから廊下に入れると思ったのかな。」


夫「そんなこと無いだろ。」

私「どうやってぶつかったの?
         大丈夫かなあ?」

夫「そんなとこまで見えるか。
    
     オイ、・・・来たぞ。」

振り返って見ると
いつものように枝に止まってこっちを見てる。

     

 あれーえ?
 大丈夫だったみたい。
 
 ひょっとしたら、
 ガラス戸に体当たりして
 エサを催促したのかな?

 まさか・・・ねえ、

 いや、「有り」かもしれない。

 でも、あんな大きな音ってどうやって?  
 頭から思い切りぶつかったみたいに聞こえたけど

   ・・・・・

 足でぶつかったらあんな大きな音する?
 足引っ込めて体当たりしたのかなあ・・・?


 なんにしてもエサを待っている様子だから
 昨日の夕方入れといたのはもう食べちゃったんだ。

 何か上げなくちゃ。

 果物切ったりしていると諦めて行っちゃうから
 またカステラやってみようか



今度は潰して丸めたりしないで
小さくちぎって持って行ったら
もう居なくなっていたけど、
お昼ごろ確認したらきれいに食べてあった。
              

やっぱり「なんかちょうだい!」って
催促したのかな?




夕方庭を見ると
大きな鳥の影が横切った。

またトンビ?カラス?
と思ったら、猛禽類のオオタカ!!

近くの電柱に止まってこっちを向いている。



オオタカは大きな鷹かというとそうでは無く、
トンビより一回り小柄でハシブトガラスほどの大きさ。



トンビってよくカラスに追いかけられて
「ピーーーヒョロロ」なんて
逃げ回ってる間抜けみたいなヤツだけど、
あれは鷹狩に使われるあの賢いオオタカ。

お腹に白い縞模様があって、精悍な恐い顔してる。

背中が青みがかった灰色なことから「アオタカ」と名付けられて
「オオタカ」になってしまったらしい。



ハトとかムクドリ・スズメ・ヒヨドリ・カラスなどを
空中で捕まえて食べるんだそうな。
               




オオタカ.jpeg

    (客観的にはカッコイイです)

数年前まで希少野生動物に指定されていたのに
近頃オオタカをよく見かけるのは、
エサになる鳥たち、それも食べ出のあるヒヨドリやムクドリが
ふえたからだそうだ。




どうかひよちゃんが獲物にされませんように 




・・・・つ づ く・・・・


 

2022年01月26日

オスヒヨ ?




前ページ
 
   

本当に一瞬の出来事だったけど、
今思い返すと
ひよちゃんより一回り大きくて、
拡げた羽根は茶色で広げた尾が長くて
胴体が灰色だったのは間違いない。

・・・と思う。

ほかにこの辺りにこれに似た小鳥は

  ・・・・・居ないよねえ。



 ひよちゃんに飛びついたのは、
 間違いなくオスヒヨドリだったと思う。
 ん?大柄なメスヒヨかも・・・

 もしかして、
 ひよちゃんに一目ぼれしたオスヒヨ? 

 まさかねえ。


そこで、オスヒヨドリの求愛行動について
ネット検索してみた。


殆ど求愛の鳴き声についての記事や動画などで、
中に、「羽根を広げて求愛」の記述があった。


 でも、
 「羽根を広げて求愛」ったって
 いきなり飛びついて求愛するなんてのも・・・
.
 ちょっと有り得ない。

 だけど、
 「攻撃された」って感じでも無かったよねえ。

 くちばしで突いて攻撃するってのは
 以前見たこと有るけど
 
      

      参 照


 あの時は確か足でひよちゃんの背中に
 いきなりつかみかかったって感じだった。

 あれ?
 どっかでひよちゃんを見て気に入ったオスヒヨが
 後を追って来て・・・?

 そんなこと
   ・・・・・ 無い ?

 無いよね。

 やっぱりほかのメスヒヨドリが攻撃したのかなあ・・・




  もし、ヒヨドリの行動について詳しい方が
  この記事ご覧になってたらコメント下さい。
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ひよちゃんは
去年毎日来てた時と違って
いつも落ち着かなくて、
ときどき何も食べずに行ってしまったりするのは
もしかしたら場所が悪いのかもと思って、
以前のようにグミの木の枝に置いてみた。


すると何てことか、
やって来るなりすぐグミの木の枝に座り込んで
わき目もふらずエサを食べ始めて、
ほとんど食べて行ってしまった!

 ああ、ゴメンゴメン!
 ワルカッタ。
 縁台は怖かったのね。

 後ろから猫が来たりしたら
 逃げるのに間に合わないし

 それに見晴らしが悪いから
 上空に鷹なんかが来ても気付きにくいし!

 そうかあ、
 早く気が付いて上げなくちゃいけなかった。
               
 ホントにごめん。




今朝は、
グレープフルーツを剝いて
房の皮をむいて小さくちぎって、
りんごを小さく刻んだのと一緒に
ひよちゃんのエサのカゴに入れておいてみた。

「きっとリンゴの方が好きなんでしょうね」

と思っていたら、
来るなりせっせと食べて行ったのは
グレープフルーツの方だった。


 あれ?
 ミカンの房と皮を小さく切って入れておいた時は
 皮だけ食べて行ったのに・・・
 結構甘くておいしいミカンだったのになあ

 さほど甘くないグレープフルーツの方が美味しいの?

 その時々で体が要求する栄養が違うってこと?




そう言えば

去年の夏に来てた時は
スズメたちと一緒に麦飯とか
玄米ご飯なんかも食べてたのに、
      
      参照

この頃穀類をあれこれ置いてみても
あんまり食べない。

 ? ? ?


もし、ヒヨドリの食性について詳しい方が
  この記事ご覧になってたらコメントお願いします。
 


    m(_ _)





・・・・・ つ づ く ・・・・・

2022年01月23日

ジョウビタキ



地球は温暖化してるというのに、
この冬は近年になく 寒〜〜い 
         
全国的に厳しい寒さなんだそうで、
連日、「記録的な大雪」のニュース。


ラニーニャ現象の所為なんだそうな。


幸い我が家の周辺には
除雪車が出動するほどの降雪はまだ無いけど、
毎朝のように庭や畑にうっすらと雪が積もっていて、
玄関脇に吊るした寒暖計は
このところ毎朝 氷点下10℃ 前後を示してる。

日中は晴れるので大体雪は解けてしまうけど、
風が強く一日中氷点下の日もある。


  毎日この寒さで、
  ヒヨドリたちはどこでどんな風に
  夜を過ごしているんだろう ・・・・
  
  カップルたちは寄り添って寝てるのかなあ?

  ひとりぼっちのひよちゃんは
  精一杯丸くふくらんで木の枝に? 

   ワアー   カワイソ





大寒の日の朝
外はマイナス12℃。


廊下のカーテンを開けると、
ガラス戸は真っ白く凍って 
レースカーテンがピタッと貼りついてる所も
           


陽が当たって融けだしたガラス戸を開けて、
エサをいつもの所に置いた。



 来た来た!


ひよちゃんは、
やってくるなりいつものようにキョロキョロして、
でも
何も食べないうちにサーッと飛び去ってしまった。

 あれ? 好きな物が無かったの?
 
と思った瞬間、
目の前の畑を大きな鳥の影が横切った。

上を見るとトンビが、
上空10ⅿ程の所を旋回している。


 あーあ、あれが恐いのかあ


トンビは大体 動物の死骸や、
カエル、トカゲ、ネズミ、ヘビ、魚などの
小動物を捕食するそうだけど、
元気ですばしこい小鳥を狙う事は無いらしい。


猫がうろついてたら
もちろん絶対に姿を見せないし、
それより昨日はジョウビタキがそばに来たら
慌てて逃げちゃったくらいだから、
かなりのこわがり屋。

       



   jobitaki009-1400.jpg

     ジョウビタキ 


 こんな可愛いのに・・・


 あ、ちょっと見はモズと似てるよね!

 ひよちゃんは
 お父さんをモズに食べられちゃったんだもんねえ。

        
        参照
               




ジョウビタキって人懐こいのか、
私が庭に出ると チョン チョン と寄って来る。

何か上げたいけど何を食べてるのか分からない。

夫に聞いてみたけど「知らない」というので 
夜になって「ジョウビタキ」で検索してみた。


 「非常に警戒心が強いが
 人間には懐きやすく、
 上手に扱えば手乗りにもなる」


  だって! 


暖かい時季には虫などを食べるけど、
今のような厳寒期には草の実や
根元などに潜んでいる虫などを
探しだして食べているんだそうだ。


 この寒さじゃあ虫なんて見付からないよねえ。


 「ミルワームを与えると喜んで食べる」って
 書いてあったけど
 あんなキモチワルイもん、
 とてもじゃないけど・・・
           

 この頃毎日のように
 うちの庭や畑に来てるけど、
 可愛いねえ、付いて来るよ。

 どうしよう。
 
 毎日エサを上げたら
 「手乗りジョウビタキ」になるかなあ 

 そしたらひよちゃんだって警戒しなくなるかも。

 ひよちゃんと仲良く一緒に
 エサをついばんだりするようになるといいなア
 

なんて。




夕方来ひよちゃんが
ユスラウメの木の枝から何か見付けたのか
根元に飛び降りた瞬間、
その背中に何者か同じくらいの大きさの鳥が
サーーッと飛びついた。
と同時にひよちゃんは飛び去ってしまった。
そしてその何か分からない鳥も
同じ方角に飛んで行った。


 エーッ、何者?!
 大きさと羽根色見るとオスヒヨ?


一瞬頭が混乱した。


 襲われたの?

 ひよちゃんが気に入ってあんなふうに飛びついた・・・
 なんてことは無いよねえ。

 オスが求愛する時ってどんな風に?




・・・・つ づ く・・・・




2022年01月13日

落ち着かないひよ




      前のページ


翌朝


玄米ご飯と、
ミカンひと房とその皮を小さく一口大に刻んだのを
それぞれ3枚の小皿に乗せて、
いつもの木の枝ではちょっと遠いし面倒なので
思い切って廊下の外の縁台に並べてみた。


お昼時にお皿を確認した時は
全然減っていなかったけど、
夕方になってちょうど私が居間に居た特に
以前のように東側からサーーッと
ひよちゃんはやって来た。

一旦グミの木にまって、
あちこちキョロキョロ 

 縁台のお皿に気が付いてくれるかな?


すぐお皿に気付いて、
迷わず縁台に来て止まった。

その瞬間、不思議なことに
ひよちゃんの体重と足の爪の感触が
” トン ” と私の左腕に感じられて、
なんだか胸がキュンとしてしまった。


1年余り前の事

やっと歩けるようになって巣立ちしたものの、
親と姉弟に置いてきぼりにされて
庭の隅で ” ピー ピー ” と
か細く鳴いていたひよちゃん。
あの時
そっと拾い上げた時の感触は、
まだ羽根が生え揃っていないから
ゴツゴツしてて、
ひよちゃんの体温が直に私の手に伝わって

” 私の手はこれよりずっと冷たいから体冷やしちゃう ”

と、いつも手が暖かい夫に急いで預けたのだった。

あの時のひよちゃんの感触と
今感じた感触とは全く違う。

ヒヨドリの成鳥を持ったり手に乗せたことは無いけど、
手に乗ったらきっとこんな感じに違いない。


 こんな感覚に襲われるなんて、
 コロナ禍に自由を制限されて
 刺激の少ない日常を過ごしているうちに
 感受性が研ぎ澄まされたのかな?


なんて・・・



ひちょちゃんは落ち着きなくしきりに辺りを気にして、
玄米ご飯を少しとミカンの皮を少しついばんだだけで
たちまち飛び去ってしまった。

 やっぱりミカンの房は食べてなかった。
 甘いものが好きだってネット記事にあったけど、
 あのミカンだって充分甘いのに・・・

 好みじゃないの?

 あんなにキョロキョロ、
 何を気にしているんだろう。



この日はもう来なかった。
お皿のエサは凍ってしまうけれど
自然環境の中でも木の実は凍っているんでしょうからと
そのままにしておいてみた。



5日目


ヒヨドリは甘いものが大好きだというから
もしかしたらカステラも?と
カステラを小さくちぎって大豆大に丸めて10個、
別皿に乗せて並べておいてみた。



 パンだって良く食べるっていうから
 この甘ーいカステラならもっと喜ぶかも。

 もしかしたら人間の手で丸めたカステラなんて
 食べないかな?




来た来た!
やっぱりひとりで。

心配そうにキョロキョロしてばかりいて、
3つ並べたお皿を順にのぞいては
カステラ、ミカンの皮、玄米ご飯と
順にちょっとだけずつついばんで、
急いで飛び去ってしまった。
 
 カステラ真っ先に食べた!

 人間が指で潰して丸めたのなんか食べないかと思ったけど
 気にならないんだ。
          

 私と夫に保護されて手に包まれて、
 エサ貰ったりしたことが有るから?

 それともヒヨドリってみんなそうなの?

 


  ・・・ つ づ く ・・・



2022年01月10日

ひよちゃんが帰って来た




すっかりご無沙汰しちゃいました。
ドーモ 

前記事からもうすぐ4カ月。

ひよちゃんが姿を見せなくなったら
なんだか気落ちしちゃって、
サボってました。

    〇
    〇
    〇
    〇
    〇
    〇

ところが、
来たんですよー 

もう10日ほど前・・・かな?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


朝食の支度中のこと、
廊下から「ひよどり来てるぞ」
と夫の声。

「ホント?!!」

以前、来る度にいつも最初に止まってた
グミの木の枝に止まって、
こっちを見て首をかしげたり、
あとこちキョロキョロしてから
何やら枝をつついたりしている。


 こっちを気にしてるから
 きっとひよちゃんなんだ。
 無事だったのね!

 痩せてるねえ。
 この頃はもう
 エサになる木の実や野菜があんまり無いもんね。 

 もっと早く来ればよかったのに。

 そうそう、
 ヒヨドリたちのエサが不足する頃の為に
 畑の柿の木の実をいっぱい採って
 保存して置いてあげようと
 楽しみにしてたのに、
 柿が熟れる頃になって気が付いたら
 我が家の畑ばかりか
 近所中の柿の木に実が一つも成ってなくて
 ガッカリしたっけ。

  (こんなに一個も成らないなんて
      私の記憶では初めての事)


 何かあげるもの・・・


と、ほんの数秒の間考えてたら、
間もなくもう1羽。

 あ、あれはオスヒヨ!

 ひよちゃんのカレシ?



と思った瞬間、ピーーッ と鳴いて
ひよちゃんは逃げるように飛び立ってしまった。

てことはあのオスはカレシじゃないのだ。



 でもあれは間違いなくひよちゃんだ。
 ヨカッタ、無事で。

 だけどまだひとりぼっちなの? 
 それとも子育てが済んで・・・
  ・・・・・あれ?
 ヒヨドリって子育てが済んでも
 いつも連れ立ってるのが普通だわねえ。



 やっぱり「ひとりぼっちのヒヨドリ」で
 ブログ続けることになるのかなあ・・・




「またひよちゃんが来ますように」
と願って、ユスラウメの枝に
以前のようにカゴをセットして、
りんごひと切れを小さくカットして
こんもりと盛って置いてみたけど、
その日も次の日も全く食べた形跡が無かった。


 ひよちゃんじゃなかったのかなあ・・・

と思ってたら、
その翌日の朝。

「ピーーッ
  ピーーッ」
と大きな声。

廊下から見ると、
メスヒヨドリがユスラウメの枝に止まって
こっちを見ている。

 やっぱりひよちゃんだ!
             

「はいはい、待っててね 

急いでキッチンに行ったけど
りんごはもう無いし・・・

 ミカンて上げたこと無かったかな?
 確か好物だったよね?



皮をむいて
実をひと房小さく刻んだけど、
皮の方が栄養価高い筈だからと思って、
皮も少し刻んで一緒に小皿に乗せた。


でも玄関を出たら、
もうひよちゃんは居なかった。
     

このあと出かけたり諸事に紛れて
夕方までお皿を確認できなかったが、
見るとミカンの皮だけが半分程減っていた。

 あれ?皮だけこんなにちょびっとだけ?

 先に皮を食べたってことは
 やっぱり皮の方が栄養価高いんだね。
 
 あのオスヒヨも来なかったのかなあ。
 もしかしたら猫がその辺りにウロウロしてて
 来れないの?



この頃よく
我が家の庭を通り道にしているらしい茶トラ猫を見かける。

私は大の猫好きだけど、
私が買ってる猫じゃないから
ひよちゃんの方が可愛いノダ!
           






  ・・・・・つづく・・・・・



  

2021年09月19日

もしかしたら




前の記事
 

ところが、
安静3日目から
突然キッチンの向こうに見える桜の木周辺で
複数のヒヨドリの声がきこえるようになって、
どうやら一組のカップルが子育てを始めたらしい様子。


 あ  

 ひよちゃんがめでたくカレシを射止めて
 子育てを始めたの?・・・かも
 


トイレに行ったついでにキッチンに立ち寄って
窓を開けてみたけれど、
葉が生い茂っていてヒヨドリの姿は
時折チラッと見えるだけ。

毎日「ひよちゃんの家族かも」と思いながら、
日に日にヒナたちの声が大きくなっていく
その賑わいを聞いていたのだけれど、
ひよちゃん達なのかどうか確かめるすべはない。

                
              


数日後。

まだ鎮痛剤の力を借りながらだけれど
なんとか食事らしい食事を用意できるようになった。


一度メスのヒヨドリが
キッチンの窓から見える桜の木の枝に止まって、
ピーーーッ」と
一声だけ鳴いた姿を見たことがあったけど、
オスに声を掛けたのか
それともヒナたちを呼んだのか?

分かるのはメスだという事だけで、
「きっとあれはひよちゃんなんだ。」
と期待を込めて想像するしかない。


夫にその話をしたら、
「ああ、そうかもしれないな」
と言った。

 私を慰めてくれたのかな?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


       


ひよちゃんを見かけなくなってからほぼ半月余り?

ある日突然、
ヒヨドリ1家のにぎやかな声は聞かれなくなった。


きっと
大分長距離を飛翔できるようになったヒナたちを連れて、
セミだのカマキリやアマガエルなどが沢山居る林とか
広い野菜畑が拡がるエリアに移って行ったのだろう。

(ヒヨドリは、巣立ち後もしばらくは
 親が昆虫やカエル、トカゲの仲間、野菜や木の実などを
 捕ってはヒナに与えて育てるのだそうだ)

 

そして1ヶ月余り後。


ひよちゃんがいつも来ていた頃は
毎日ヒヨドリたちのさえずりで賑やかだった
道向こうの林のあたりにも、
もうヒヨドリの声は全く聞かれなくなってしまった。

きっと何組ものヒヨドリ家族がこの辺りで子育てを終えて、
それぞれお気に入りのエリアを見付けて
飛び立って行ったのだろう。



 ひよちゃん、
 冬になってエサが足りなくなったら、
 またこの庭に来て
 「なんかちょうだい!」って催促していいからね。

 家族連れ でおいでよ!

 待ってるよー   (^〇^)/





   ・・・・・ オシマイ ・・・・・


のつもりで一旦下書き保存しておいたら、
翌日の朝、珍しくヒヨドリの声。


 ピーーーチヨ!
   ピーーーチヨ!


 ピーーーチヨ!
   ピーーーチヨ!




と、大きな声で何回も何回もしきりに鳴いている。


外に出てみると、
どうやら桜の木のあたりから聞こえてくるみたいだ。



 わ、もしかしてひよちゃん?
 ワタシにご無沙汰の挨拶に来てくれたの?



期待を込めて
ひよちゃんなの?」と声を掛けてみたら

もう一度

 ピーーーチヨ!
   ピーーーチヨ!


とふた声鳴いて、
それきり聞こえなくなってしまった。


 きっとひよちゃんが私に何か伝えたかったんだ。
 ナンダロ 


 「しばらくお別れね。
   また来るからね。」とか?

 きっとそうよね?



ヒヨドリは恩を忘れないという。

それ程の恩を掛けたつもりもないけど、 
気持ちは通じていたに違いない。



 


 そうそう、柿の実が真っ赤になっても
 このごろは我が家もどこのお宅でも
 落ちてしまうまでほったらかしになってるし。

 冬になって柿の実がすっかり無くなっちゃったら
 きっとまた元気な姿を見せてね。

 あ、そうだ。
 来たらすぐ上げられるように
 今年はうちの畑の柿を採れるだけ採って
 保存しとこう。

         


  
なんだか少し気持ちが軽くなった。




  ・・・・・ ホントにおしまい・・・かな? ・・・・・







2021年09月16日

ひよちゃんは 来なくなった




ある日の朝、
夫が「ヒヨドリ来なくなったなあ」
と、ボソッと言った。

 あれ?
 結構気になってたんだ
 



実はこの数日前の早朝、
私はぎっくり腰で一歩も歩けなくなって、
救急車を呼ぼうという騒ぎになった。
          

でも
何年も前から度々これをやっては
そのたびにお世話になっているクリニックは
9時にならないと開かないし電話も通じない。

しかたなく
タクシー会社に事情を話して
9時にクリニックに着けるよう来てもらう手配をして
じっとこらえて9時を待ち、
クリニックに電話して事情を伝え、
着いたらすぐ診ていただけるようお願いしてから
待っていてくれたタクシーに
夫に支えられながらやっとのことで乗り込み
「一緒に行ってやるよ」という夫に
「大丈夫よ、帰りには歩けるようになるから」と断り、
クリニックに着いた。

看護婦さんが車いすを用意して待っていてくれた。



そして、センセイから
「4〜5日安静にしていてください。」
と言い渡されてしまった。

「エーッ、そうなんですか!」

今までこんな事を言われたことは無かった。
大体すぐその場で立って普通に歩けるようになったのに・・・

でもそう言われなくたって、
クリニックを出てタクシーに乗るまでは
なんとかびっこをひきながらでも歩けたものの、
帰宅して玄関を入った頃からは
また拷問みたいな痛みが戻って来て歩けない。

立ってもいられないし
椅子に掛けていても数分と我慢できない。 

痛み止めの錠剤もほとんど効かない。                                                           
      

これまでは1回目の治療で歩けるようになったし
その後2回ほど通って完治してしまい
寝ている必要など無かったのに・・・



私の部屋からはトイレが遠いからと夫が気遣って、
息子が使っていた部屋を寝室にしてくれた。

 アリガト アリガト  (;^ω^)



ところが、
こうなって今更ながらハタと気が付いたのだけど、
夫は「家事一切」と言って過言でない程
殆どできない人だったのだ。 (◎_◎);
                

炊飯器や洗濯機、掃除機の使い方、
調理台の洗剤やタワシやスポンジなどの使い分け、
調理器具の使い分けも、
「サラダ油」「こめ油」「オリーブオイル」の用途の違いも、
調味料の置き場所も
冷蔵庫のどこが冷凍室で野菜室はどこ
なんてことさえ

ウソみたいに なあーんにも知らない。((+_+))



だから何かにつけて

「アレはどうすればいいんだ?
 コレは何に使うんだ?
 ナニはどこにあるんだ?」

などといちいち聞きに来るので、
めんどくさいからつい起きて自分でやることになるのだけれど
たちまち「拷問」に耐えかねて、
「あとお願い。」と
中途で夫に託すことになる。

そしてお世辞にも「おいしい」とは言えない
中途半端な料理で我慢するハメになる。

夫はかなり味にうるさい人なくせに
こんな時は辛抱してるから可笑しくもある。



家事は妻の役目と決め込んで、
全然興味も無かったのだから当然だ。

こういう事態を想定して
もっと早く教えといて上げなかった私がバカだった。
                   
   アナタもね。


その上、2人ともインスタント食品が嫌いだから
そんな買い置きも無く、
近所に出前してくれる食堂やコンビニも無いから
何でも自分で作らなくてはならない。


自然災害もさりながら、
こんな事態だって起こりうることも想定して
備蓄しておくべきだった。
          
 



  (幸い野菜や肉・魚など
  生鮮食品や冷凍ものの買い置きは充分あったので
  危うくセーフ)


なので、必要最低限の事以外はじっと我慢して、
夫が頑張って作ってくれる
簡単でしかもマズイ手抜き料理 (;^ω^) を有難く頂いて、


「これが治ったら
 もう少しマシな料理を簡単に作れるように教えとかなくちゃ。
 またこんな事が起きる可能性が無いとは言えないし、
 最悪 私が先に逝っちゃうかも。」


などと考えながら
毎日ベッド脇の窓から見える範囲の庭の一部と、
我が家の小さな畑と、
その向こうのひろーいソバ畑と、
そのまた向こうの野菜畑に毎日やって来るオジサンが
なにやかや作業する様子と、
時折視界内に入って来るカラスたちばかり眺めて

「ひよちゃん来ないなあ。
 私の姿が見えないからかなあ。
 それとも、ここから見えない所には来てるのかなあ」
とか、

「だけどいつものあの大きな声が近くで聞こえないってことは
 きっと来てないんだなあ」

「無事でいるのかなあ。
 まさかカラスとかモズなんかに・・・」 


などとひよちゃんの事ばかり考えていた。




  ・・・・・つ づ く  ・・・・・





2021年08月08日

ブルーベリー


2日後
猛暑の日の午後
 
   〜〜
       〜〜


突然やって来た猛暑にグッタリして、
自分の部屋でお昼寝。

ちょっとウトウトし始めた時に

ピーーッ!  ピーーッ! 

と、すぐそばでヒヨドリの大きな声。

ハッ! と目が覚めて
カーテンとガラス戸をそっと開けてみると、
網戸越しに
ひよちゃんがすぐ目の前のコブシの木の枝に止まって、
廊下の方を見ているのが見えた。

「ひよちゃん! どうしたの?  
 ” なんかちょうだい “ って?」

と、声をかけてみたら
こっちに向き直って

 ピーーッ!  ピーーッ! と

また大きな声で鳴いた。
私に何か言ってるのだ。

 カワイーイ 


きっと「なんかちょうだい!」
と言ってるのに違いない。

「そこにブルーベリーが黒くなってるから
    食べてって」

と言ってみた。


意味なんて解るはずは無いけど
きっと偶然そのタイミングで見付けたのだろう。

ひよちゃんは
サーッ とブルーベリーの木に飛び移った。
              

向こう側なのでひよちゃんの姿は見えないけれど、
ブルーベリーの木がユサユサしているのが見える。

あいにく数個しか黒く成っていないので
すぐ飛んで行ってしまったけれど、
" 気持ちは通じたのかもしれない "
と、ちょっと嬉しい。

 明日もまた黒いのが付いてるでしょうから
 食べにおいでよね! 

 あ? そう言えばなんだかひと回り大きくなったかも !
 そうそう、
 羽根もきれいに生えそろってツヤがあったねえ。

                    


コロナ禍で行動が制限されてしまっているせいだろうか?
すっかりひよちゃんに心奪われている自分が
少し可笑しくもある。


そのまた翌日

夕方になって野菜を採ろうと畑に出たら
少し遠くからヒヨドリの声。

顔を上げて声の聞こえた方を見ると、
50〜60m程離れた所の電線にメスヒヨドリが止まって
こっちを見ている。

 あ! ひよちゃんでしょ?

 こっちにおいで。
 ブルーベリー食べにおいでよ!


ご近所さんでもそこいらに居たら恥ずかしいので、
心の中で叫んだ。

たしかにあれはひよちゃんだ。

けれど、それきりヒヨドリは飛び去ってしまった。


ちょっとガッカリして
野菜を採って家に戻る途中、
ブルーベリーの木を見たら
黒くなった実が1個も付いていない。

 あ、そうかーあ、
 もうさっき食べちゃってから電線に止まってたのね。

 私が出てきたの見て挨拶してくれたの ?


なんでもいいから無事が確認できて良かった。
                  

 明日はちょっともう食べられる実は無さそうだから、
 ブルーベリーの木にお皿をセットして
 トマトとキウイでも切って入れとこうかな
 




・・・・・ まだまだ続けられますように ・・・・・

 だけど、
 いつまでも「ひとりぼっちのヒヨドリ」じゃなくて
 なんか別のタイトルに変えられたらいいのに。
 「ヒヨドリ夫妻」とか・・・・・
   「幸せなヒヨドリ」とか?
 ちょっとダサイなあ。

 もうちょっと気の利いたタイトル考えておかなくちゃ。




2021年07月26日

ブドウを食べにおいでよ



翌朝 起きてすぐ、
昨日キウイと真っ赤なソルダムを刻んで
入れておいたお皿を見に行った。

全然減ってない。(+_+)


家に戻った私に、夫が言った。

「さっきなあ、
 おれが畑に居たらヒヨドリがブドウの木に止まって
 何かつまんで飛んでったぞ」

「あ、今度はブドウ見付けたの。
  ・・・・・
 だけど、まだ熟れてないんじゃない? 」

「ちょっと早いな

「あれ?そういえば、
 鳥の眼は視野が広いからってあなた言ったけど、
 実が成ってる木が傍にあったらそっちが優先で
 ”お皿に何か乗ってるかも”って意識してなければ 
 お皿なんか目にとまらないんじゃないの?
 全然食べてないもん」

「ふーん」

「当分はブルーベリーとぶどう目指して
 毎日来るかもね」



ブドウの木は、数年前に
「シャインマスカットを植えて」
と孫に頼まれて、 
「シャインマスカット」と
写真付きの名札の付いた苗2本と
夫の好物のナイヤガラを1本買って来て植えたのだが、
3年待って成った実は、
何と、ナイアガラとデラウエアだった。

               
             


ナイアガラ.jpg   240_F_285098254_q0aCfCtJgtuQYGamVJF4gsKzCmBfNWE4.jpg
   ナイアガラ          デラウエア



「悔しいけど、3年前に買った苗の事で
 今更販売店に文句言ったってどうにもならないわね」
と、怒りを呑み込んで
「まあ、あなたはナイアガラが好きなんだし
 私は結構デラウエア好きだから・・・

 あ! 実が付いたら薬物処理しないと
 種無しにはならないんだ。」


あんな小さな実を
いちいち種を出して
食べるのもめんどくさい。


やっぱり胸の中でかなり燻るものはある。


それ以来毎年実がなる度に
モヤモヤしていたのだけれど、

「ひよちゃんが食べに来るんなら
 まあそれでもいいか。
 シャインマスカットじゃあ
 実が大きすぎてついばめないかも知れないから」

と、少しだけ気が治まった。
 
ひよちゃんがデラウエアとかナイアガラをつまんで
頭を上げてパクッと呑み込む様子を思い浮かべると、
それだけでもなんだか楽しい。






   ・・・ まだ続きそう ・・・





2021年07月20日

ひよちゃんが心配で






昨日梅雨明け宣言が出されたら、
今日は突然真夏日。



涼風が吹き始めた5時頃
夫が「ブルーベリー そろそろ採れる頃かな」
と庭に出て行った。

 エーッ、
 少しだけ有るけど―お、
 ひよちゃんが食べに来るかもしれないから
 採らないでおきたかったのに (◎_◎;)


 ブルーベリーの木.jpg
       ブルーベリーの木

去年 枝が茂りすぎて
通路の邪魔になっていたので、
邪魔になっている枝をちょっと切っただけなのに
まるでスネてしまったかのように
今年はいくらも実が付いていない。


毎年、採るのは私の仕事なのに
珍しく夫が自分で採ろうと思い立ったのを、
「ひよちゃんに残しておいておいてやって」
とはちょっと言いにくかった。



 まあいいか。
 毎年ビッシリ実が成ってたって
 ヒヨドリが食べてるのって見たこと無いし、
 それに今年は不作で
 ヒヨドリの目につくほど実が付いてないから、
 少しばかりのブルーベリー食べには来ないでしょう。



間もなく戻ってきた夫、

「今年はいくらも成ってないな。
   今日はこれだけだった」

見れば小さなボウルの底に20粒程ばかり。

 

しばらくすると、

ピーーーッ! ピーーーッ! ピーーーッ! と

昨日とは違って元気な鳴き方のひよちゃんの声。 

 あ、また来たの?
       

ひよちゃんは
ブルーベリーの向こうの物干し竿に止まって
こっちを向いて鳴いている。

居間にいた夫に
「ひよちゃんがなんか言ってるみたいよ」
と言ったら、

「そうだな。
 なんかくれってか?
 さっき採ったブルーベリーやってみろ」

  無責任なことを・・・

「そんなーあ、今更無理よお 
 エサのお皿はとっくに外しちゃったし、
 今持って行ったら逃げちゃうに決まってるでしょ」

 あ、バナナ切ってブルーベリーの枝にでも
 刺して置いてみようかな?


と思った瞬間、
(きっと目の前のブルーベリーの木に
 実が付いているのに気付いたのだろう)
ひよちゃんは物干し竿からブルーベリーの木に向かって
サーッと飛んだ。

 わあ!熟れたのなんかもう1個も無いのに 



慌ててキッチンに行き
バナナを切って玄関に急いだ。

 きっとガッカリして行っちゃっただろなあ

と思いながらドアを開けてみたら
案の定もうひよちゃんは居なかった。
               


 してみると、
 ちょいちょいひよちゃんが来て 何か言ってるのは
 やっぱり「なんかちょうだい」ってことなの?
 なんだか痩せてるみたいなのは
 ろくに食べていないからなの? 
 可哀そーう 

 あもしかしたら、
 昨日の ヒュルルルーーー って鳴き方は
 「わかってくれないなあ」って意味だったの?



あれこれ思案して、
「もう当分は来ないね」と
片付けてしまったエサ入れを、
ユスラウメの木の枝の
遠くからも目立ちそうな場所に設置してみた。

カンカン照りの日中はすぐ傷んでしまうから、
明日は夕方になったら何かヒヨドリの好みそうな
果物とかブロッコリーなんかを入れておこうと決めた。

早起きの夫が
「この頃よく早朝にヒヨドリが来て鳴いてるぞ」
と言っていたから、
もし夕方来なくても
次の日の早朝にはきっと来て食べて行くだろう。


 だけど、
 あそこで良かったのかなあ・・・
 もうユスラウメもグミも葉が茂っているだけだから、
 もしかして
 まっすぐブルーベリー目指して行っちゃえば
 エサに気付かないかも・・・・


そんな心配を夫に話してみたら
「そんな心配はいらないよ。
 鳥の眼は片目で人間の両目と同じ性能を
 持っているんだぞ。視野も広いんだ」


 へえーえ、
 大丈夫かなあ


あの痩せて小柄なひよちゃんが心配でならない。





  多分 ・・・ つづく ・・・

2021年07月17日

寂しそうな " ひよ "


     



翌日の夕方


夕食にナスを素揚げにして食べようと
家の前の畑に採りに行き、
ピーマンも採って
ついでに雑草をむしっていたら、

ピチヨ、 ピチヨ、 ピチヨ、 と、

なんか小鳥の声。

" ヒヨドリの声とはちょっと違うね 、
  どんな小鳥?" と思って
顔を上げたら、

「あ! ひよちゃんじゃない!」

この前のように電線に止まって私を見下ろしている。 

「どうしたの?こっちにおいでよ。」

そう言ったら、
一度だけ 「ピーョ!、 ピーョ!、」 と なんか言って
それっきり黙ってこっちを見下ろしている。

 
 誰かヒヨ語教えて!


「ひよちゃんでしょ?
 どうしたの?まだひとりなの?
 こっちにおいでよ」


ひよちゃんはそのまま黙って私を見ている。

やがて、ピョンと向こう向きになって電線に止まり、

 ヒュルルルーーー と細く一声、

あの時の寂しそうな鳴き方。
 
(このページの下の方ご覧ください)

そして、向こうの林の方に飛び去ってしまった。



 イヤだねえ、
 あんな寂しそうな声で鳴かないでほしい。

 なんだったのかなあ・・・
 
 一層カラダが細くなったみたいな感じだったし
 ちゃんと食べているのかなあ・・・
                
 私の思いなしに過ぎないの?



なんだか切ない気分になって
野菜をシンクに入れてから居間に行き、
今の出来事を夫に話した。

「お前の思い過ごしだよ。
 仲間と楽しく遊んできてお前を見かけたから
 鳴いてみただけさ」

咄嗟に、
いかにも慰めらしい慰めを言ってくれる。
                 
余り慰めにならないけど
まあ夫の気持ちは汲んで、
「そうお?」と言っておいた。


 やっぱりあんな細くて華奢だから
 良い相手が見付らないのかねえ


 
「そうそう、
 今夜はアジフライ作ることになってたんだっけ」

と気持ちを切り替えて、

「アジフライにパルメザンチーズ振ってもいいかな?
 下に千切りキャベツ敷いて、
 付け合わせはナスとピーマンの素揚げと、
 トマト・・・あと何にしようか」とか、
「汁物は中華風ワカメスープが良いかな?
 それとも お味噌汁?」などとあれこれ考え始めたら、
しばらくは忘れていた。




 そうだ、ブログに書いたら少し気が晴れるかも。
 ・・・・晴れるワケないねえ。

 次には楽しい話を書けたらいいなあ。
 大体、付けたタイトルがいけなかったねえ。




もしかしたら ・・・ つ づ く ・・・ かも



2021年07月16日

ひよちゃんが挨拶に?



前の記事を書いた2日後


夕方私が外出から戻って車から降りた時、
突然頭の上で

ピーーーッ! ピーーーッ! ピーーーッ!

とヒヨドリの声。

見上げると、道端の電線に止まって
こっちを向いて鳴いている。

 あ!ひよちゃん  


間違いない。
あんな小柄なメスヒヨは
ひよちゃんだ。

「ひよちゃん! どうしたの?
          おいでよ!」

ひよちゃんはじっと電線に止まって 

ピーーーッ! ピーーーッ! ピーーーッ! と

私を見降ろして鳴いている。

何か訴えているのだろうか、
何回も何回も鳴いている。


「いいものあげるからおいでよ!」

ピーーーッ!  ピーーーッ!

もう一度「おいで!」と言って家の方に歩きだしたら、
ひよちゃんはサーッとどこかに飛んで行ってしまった。
                     

 何だったのかなあ・・・
 たまたま久しぶりに見かけて嬉しかったの?
 
(この頃家の中からひよちゃんを見ただけだったので)

 それとも何か困ったことでも?

 違うね、
 困った事なんか私に何とかしてくれって訴えるワケ無いわね。
 きっと何となく嬉しくて呼びかけてみたんでしょう。



「もしかしたらエサをねだってたのかも」と思って、
バナナをヘタから5〜6センチの所で切って
ヘタの部分をユスラウメの枝に
大きな事務クリップで固定しておいてみたけど

ひよちゃんはそれっきり来なかった。
        

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




あれからもう・・・4日?
ひよちゃんは全く見かけなくなってしまった。

その代わり、道の向こうの林の中から
幾つかのつがいのヒヨドリが鳴き交わすらしい声が
にぎやかに聞こえてくる。

 ひよちゃんもやっとひとりぼっちじゃなくなって
 あの中にいるのかなあ

 ・・・・・
 もしかしたら、
 あの日電線から私に向かって鳴いていたのは
 何かを伝えたかったのかも



有り得ないようなストーリーが頭に浮かぶ。


 「結婚したよー」とか、
 「これからタマゴ産んであっためなくちゃいけないから
  しばらくは来ないからねー」とか、なんて

  ・・・・・

 ひと月ほどしたら立派なオスと小柄なメスが
 下の畑の桜の木あたりで
 4羽のヒナたちの世話を焼いてるのを
 見かけるようになったりしたらいいな (*^ _^*) 
  

         〇
         〇
         〇

そしてまた チラッと嫌な想像が頭をかすめる。

          


 きっと無事で また元気な姿見せてね 




 ・・・多分ここで お わ り になるんじゃないかと・・・



2021年07月10日

グミの実


      


前の記事から3〜4日後の朝

来た!!
ひよちゃんがひとりで。

 
「無事だったのー?
 心配しちゃったよーお」



「昨日も俺が畑でいろいろしてた時に来てたぞ」

「なあんだ、教えてくれたらよかったのに」

「グミの実ちょっと食べてったらしい」

「へえー、渋くないのかなあ」

「渋いさ」

「古木になると甘くなるのかと思ってたんだけど、
 あ!もしかしたら甘くなったのかも」

私は庭に出てグミの実を味見してみた。

「シブーイ! 
 30年程じゃあまだ古木じゃないんだ」

夫「前にも言っただろ。
  なんて名前だったか 種類が違うんだよ。
  これは 花は甘いが実は甘くならないんだ」

 「へえ、花は甘いの?
 何年待っても甘い実はならないの?」

 そう言えば、まだユスラウメも赤くならない頃
 エサを入れたお皿の枝の横に止まったひよちゃんが
 首を伸ばしてはチョン、チョンとグミの花をついばんでて
 その様子が可愛かったっけ。

 そのあとでキウイとかオレンジなんかをつまんでたから
 グミの花ってホントに甘くておいしいのね。


 だけどこんな渋い実 食べていいのかなあ。
 便秘しないの?

 ああ、だからいつも3つぐらいしか食べないのかあ。
 花はいつもいっぱい食べてたよねえ。


 グミ.jpg
      見かけはおいしそうなグミの実

グミが熟れる前は
隣のユスラウメを食べていたけれど、
まだ先端の細い枝に真っ赤なのがいくつも残ってるのに
何故かひよちゃんは目もくれない。
ヒヨドリもホバリングができるらしいので、
そのつもりなら全部食べ尽くすことも
できそうなものだけど、
もう熟れすぎて不味くなってしまったのだろうか。

最近は
刻んだ果物をお皿に用意してやっておいても
なぜかイチベツもせずに通り過ぎて、
シブーイ グミの実だけ3つばかりついばんで行ってしまう。

   ガッカリ 

ヒヨドリは
小松菜とかチンゲン菜やブロッコリーなども
好んで食べるそうだし、
そういったものはこの辺りの畑にはいっぱい有る。
他所にもいろんな木の実は有るし、
私の用意したものに頼らなくても
充分エサには困らないのだろう。

 ひょっとしたらグミの実にナンカ特別な栄養が有るのを
 本能的に分かってて、
 ちょっとだけ食べに来るのかもよ?
 このあたりでグミの木って見たこと無いから
 ここに来るんだ。

 きっとそう ・・・・・かな?


そこでネット検索してみたら、

グミの実にはパントテン酸やアントシアニン、
βカロテンなどが多く含まれているが、
渋み成分はタンニンで、
大量に摂りすぎると鉄分の吸収を妨げる


のだそうだ。


 ヘエーエ なあるほど、
 だから渋くても3つだけ食べるんだ。
 カシコーイ 
 ってか、本能なんだ。スゴイねえ。
 


 
気が付けばグミの実もなんだか小さくしなびて来て
下にいっぱい落ちている。

「 きっともうこの庭にはあんまり来なくなるんだなあ」
と、そんな気がした。


 寂しいけど、
 元気でいてくれたらそれでいいから。
 モズになんかやられないでね!

 また寒くなってエサに困ったらきっとおいでよね。
 大歓迎するから!

 なんならそこのコブシの木に巣を造って
 子育てしたっていいんだからね。

 早くいい相手が見つかるといいねえ。




  ・・・まだ「つ づ く」でいいのかな? ・・・



2021年07月02日

エサを催促に




       
        


梅雨の真っ盛り。

ひよちゃんがひとりでエサを食べに来るようになって
3日目の朝。

朝食の支度ができて夫に声を掛けたら、

「さっきひよが来てな、
 そこの網戸の向こうの縁台に止まって
 うちの中のぞくような仕草してたぞ」

と言う。

「エーッ、それでどうしたの?」

「それだけだ。
 ちょっとそんな仕草してサーッと向こうに飛んでった」
 
「わあ、なんだったんだろ。
 網戸が空いてたら廊下まで入ってきたのかなあ」

「それは無いな」

「まあ、中が見えないからのことで、
 網戸が開いてて中に人が居るのが分かれば
 のぞいたりなんかしないわね」

 だけど、なんだろう・・・
 あ、そうか、エサがお皿に無くて催促に?


あの5年前我が家の庭木に営巣したヒヨドリは、
オスが催促しに来たものだった。
      ↓
    このページ



ひとりぼっちのひよのために何かしてあげたくて、
良く熟れたバナナの皮を剝いたのを4分の1本程と
イチゴとキウイを食べやすく刻んだのと、
そしてキウイの皮も刻んで
グミの木にセットしたお皿に入れておいた。

(雨ばかり降るようになってからは、
 陶器のお皿ではエサが水浸しになってしまうので、
 小さな竹かごの上を切って
 プラスチックのひもで縁取りをしたお皿に
 替えて上げてある)

     コ レ  
     
hiyoのお皿.jpg
 私としては上出来 (;^ ^)



度々気になって
廊下から背伸びしてお皿を覗いてみるけれど、
お昼を過ぎてもエサが減った様子が無い。


 あれ?
 まさかひよちゃんまでモズのヤツに・・・


いやな胸騒ぎ。



昼食後
夫に頼まれた用事で出かけ、
2時間ほどして帰宅すると

「ついさっき、ひよがそっちの方で
なんか聞いたこと無い鳴き方してたぞ」

と夫が玄関の向こうを指して言う。

 ヨカッタ、元気だったんだ 

「あ、もしかして、  
 ヒーヨ ヒーヨ  ヒュルルルルー みたいな?」

「ああそうそう、そんな感じだ。
 なんか寂しそうな感じの鳴き方だった」

夫もすっかりひよちゃんが気掛かりになってしまってるらしい。

 可哀そうにきっとまだお母さん待ってるんだ
                        
胸が痛む。


 
結局その日は私が用意しておいたご馳走は
とうとう無駄になってしまった。

 ひとりで何を食べているんだろ・・・
 もういろんな木の実や甘い蜜のある花なんかあって
 わたしがあげなくても間に合ってるのかなあ。
  ・・・・・・
 あ!それともお母さん探し回ってるの?

 まさか、なんか悪い事でも・・・
 



この続きを書くことができるといいけど、
これっきり来なかったら・・・・・
この「ひとりぼっちのヒヨドリ」の話は終わりになります。

どうか続きを書くことができますように
  



2021年06月25日

ホントのひとりぼっちに



翌朝

朝食の片付けを済ませて居間に来たら、
間もなく一羽のヒヨドリがグミの木にやって来た。

 ん?どっちかなあ、
 ひよちゃんじゃなくてお母さんね。
 


私が用意しておいたエサを
あちこちキョロキョロと気にしながらついばんで
サーッと飛び去るとすぐそのあとに
やっぱりお母さんよりひと回り小柄なひよちゃんが来た。

母子一緒に行動しているらしい様子に
少しホッとしたのと同時に、
2羽がいじらしくていとおしく、
胸がジーンとしてしまった。



知能指数の高いヒヨドリだから記憶力も良いだろうし
きっと、親子の情愛とか怒りとか悲しみなど
様々な感情も有るんだと思う。

5年ほど前に
我が家の庭のコブシの木で子育てを始めたヒヨドリたちは
子供たちを奪われた事とその犯人(犯カラス?)
をしっかり記憶していて
   (私の独り合点かもしれないが)
たまたま発見したそのカラスに手ひどい一撃を加えて、
なお逃げるカラスをどこまでも追いかけて行った
あのシーンは目に焼き付いている。
       
  (ヒヨドリのかたき討ち) 


 あの後どうなったのかなあ・・・
 知る由もないけどねえ





その日
ヒヨドリについての情報を検索していて
目に付いたイチゴ栽培に関するネット記事。

庭に作ったイチゴが赤くなると
ヒヨたちにみんな食べられてしまうのだそうだ。

ヒヨドリはイチゴもそしてバナナも好きなのだと知って、
私は自分の勉強不足を反省した。

そして
早速ヒヨたちのためにイチゴを買って来て、
食べやすく刻んだキウイとイチゴをエサ台に置いてみた。

バナナは私も毎日のように食べるけど
余りしっかり熟れていないのが好きなので、
以前ヒヨドリのために木の枝に刺しておいたら
全く食べなかったという経験から
バナナは好みでないと思っていたのだが、
良く熟れたのなら食べたのかもしれない。


 あれ?
 そう言えばなんかのサイトで
 南国系の果物は食べないって記事を見たから
 バナナ上げなかったんだっけ。
 そうそう、
 どなたかの投稿動画でヒヨドリがバナナ食べてるの
 見たことあったけど、
 あのヒヨは例外なんだと思ってたんだ。

 この間買ったのがきっと2〜3日したら熟すから
 バナナも上げてみよう。
 小松菜とかブロッコリーなんかも好きなんだってね。



         



けれど、
その翌日からお母さんヒヨの姿は見られなくなってしまった。


その朝、
ひよちゃんはひとりでやって来た。


刻んだイチゴを3切れだけついばんでから
サーッと近くの古木の枝に移って、
ピーッ、ピーッとふた声鳴いてから
左に、右に、また左にといつもよりゆっくり首を巡らせて、
あきらかに何か(きっとお母さん)を待っている様子だった。
多分30〜40秒程だったと思う。

いつかの、私が「きっとオスを求めて鳴いてるんだ」
と感じた寂しそうなあの時の声、

 ヒーヨ ヒーヨ ヒュルルルルー

    ヒーヨ ヒーヨ ヒュルルルルー と、

あの時も もしかしたら親を呼んでたのかもしれない。

私はジーンと涙ぐましくなった。

 きっとひよちゃんは
 ホントのひとりぼっちになっちゃったんだ。
               
 お母さんはどうしたんだろう・・・
 まさかまたモズに・・・は考えたくない。
 考えたくないし、 きっと違うよね。
       
 母子一緒に行動してたみたいだから、
 もしお母さんがモズにやられたんなら
 ひよちゃんは目撃してるはずだから
 今みたいに待ってはいないんじゃない?
 あ、それとも死んじゃったことが理解できないのかな?
 
 ううん、
 多分お母さんは別の家庭を作ることを選んだんでしょう。
 ていうか、新しいオスに目を止められて
 カップルになってしまったという方が正しいのかな。


野生の鳥の世界ってそんなものだと思う。

 ひよちゃんのお母さんはまだ若いんだもの
 再婚したっておかしくないよね。
 人間の世界では5日で再婚なんてほぼ無いけど、

 あ?未開国みたいなとこだったら有りかな?

 ヒヨドリの寿命は長くて8年ぐらいというから

 ・・・・・5日って人間にしたら何年?

 単純に割り算・掛け算しても計れないよねえ。



私は、
「ひよのお母さんは再婚したのだ」
と思う事に決めた。
いや、きっとそうなんだ。

 ひよちゃん、
 私が付いてるから、
 毎日おいしいもの上げるから元気出して

 ユスラウメの実はいくらも残ってないけど、
 グミの実だってもうすぐ赤くなるし
 あ、うちのグミの実は何故か渋いんだっけ。

 スズメちゃん達もいっぱい来るから寂しくないよ。
 ・・・あんまり関係ないかな?

 早く大きくなって、ステキな相手を見つけようね。


 そして、
 「結婚しましたよー  」って連れておいで。





    ・・・・・つ づ く・・・・・




2021年06月19日

悲劇




前の記事を書いた翌日の夕方


桜の木とかなり古木の桑の木と
雑草のみになっている下の畑の方から

 ピーーッ! ピーーッ! ピーーッ! 

と、
ただ事では無さそうなヒヨドリの鳴き声。

      

 


そしてヒヨドリの声に雑じって

  キチキチキチキチ 
    キチキチキチキチ とモズの声 

毎年秋になると決まって聞こえるあの鳴き方だ。

これから梅雨というこんな季節に、
「あの鳴き方」を聞いたことは無い。


え?まさか・・・と思いながら
急いで行ってみると、
1羽のヒヨドリが桜の木のあたりから飛び立った。

モズは見当たらなかったが
私は直感した。

その「まさか」の事態が起こったのだ。

 きっと1羽のヒヨドリが襲われて
 その連れ合いか何かが悲鳴を上げていたんだ!


台所に居ると毎日聞こえてくる
ヒヨドリたちの鳴き声や、
毎日庭の木の実を食べにやって来る
ヒヨドリたちの様子から、
近頃下の畑のあたりによく居るのは
ひよちゃん親子だけのようだったから
私はとっさにそう思った。



 やられたのは誰?!!
 ひよちゃん? 

 それともひよちゃんの親たちが新たに巣づくりして
 生まれたヒナが ?

 そんな筈無いよね、
 新しく巣作りをしたら
 きっとひよちゃんとは一緒に居ないと思う。

 

 わあ、ひよちゃん親子の誰かが・・・

   No ー

急いで家に戻ってパソコンを開いた。

モズについてのいくつもの記事。

モズって、
あの可愛らしい姿に似合わず
(よく見れば猛禽類らしい顔だけれど)
自分の2倍以上も大きい動物も餌食にしてしまうという。



無いことを祈りながら
「モズ ヒヨドリ」で検索すると、

 エーッ、有る ! 


モズがヒヨドリを襲って食べてしまう一部始終を
偶然目撃してカメラに収めた方の 記事を見付けてしまった。 

 「自然と友だち118 信州辰野便り  
    モズがヒヨドリを襲う」

  という記事です。
  残酷過ぎて載せたくないので
  「どーしても見たい」という方は
  ご自分で検索してください 
          
  


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌朝


ちょうど朝食が済んで
居間に来たタイミングで、
目の前のグミの木に一羽のヒヨドリがやってきた。

メスだ。

 え?ひよちゃん?
 無事だったの
 

と思ったら、
私が昨日の夕方置いておいたエサをひとしきりついばんで
サーッと飛び立ったすぐ後に
先のより ひと回り小柄なメスのヒヨドリが 

 あ、こっちがひよちゃんだね!
 さっきのは お母さんね。
 あ、そうそう、
 親鳥が食べた後ひよちゃんが食べるんだっけ。

 あ〜あ、お父さんがモズにやられちゃったんだ
 
       。
       。
       。

昨夜見つけたネット記事の
ヒヨドリの無残な姿が脳裏をよぎって
ヒエビエと胸が痛んだ。




ヒヨドリは
あの 数年前の かたき討ち の出来事のように
         
  今思えば、記憶力の優れたヒヨドリの事だから
   あのかたき討ちはきっと
   生まれてすぐのヒナたちを食べられてしまった
   あの我が家の庭に営巣したヒヨドリの親
   そのもののお手柄だったに違いない。

 
憎い相手に対しては必死で果敢に挑んでいくけど、
普段の性質はスズメとさほど違わない。

 
 ひよちゃんなんか、
 スズメが大勢で自分のエサを横取りしていても
 追い払ったりもせずに、
 一緒に仲間になって食べていたりするのに・・・

   ・・・・・・・


 だけど、
 憎んでも仕方ないね。
 モズは猛禽なんだから。

 ヒヨドリが木の実・草の実を食べるのと同じように、
 モズは昆虫や小動物を捕食するように
 生まれついたんだもの。
 



 あ、そう言えばヒヨドリだってヒナには
 大きなセミやバッタとか アマガエルなんか
 食べさせてるんだっけ!

 元々アマガエルが可愛くて仕方ない私なのに、
 ひよちゃん可愛さにケロちゃんの事は
 意識の外に押しやってしまっているのかなあ・・・

 そうじゃないね、
 時々畑や庭にアマガエルがピョンピョンしてたら
 「モズとかヒヨドリに食べられないでね」
 なんて声かけたりしてるけど・・・・

 カエルの番人してるワケにゃいかないんだもの。

             
 あ、果樹園のおじさんなら
 「もっとモズが居てくれたらいいなあ」
 と思うかも知れない。

      
    「ヒヨドリのかたき討ち」



 この辺りに
 モズはそれほど多くは居ないようだけど
 今度はひよちゃんが標的にされる可能性だって (・_・;)               


 自然界の営みの
 ほんのひとコマに過ぎないのだと割り切って
 胸に収めるしかないんだ。  
    
             

あれこれと様々な思いが頭を駆け巡った。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               


今日を含めここしばらくの出来事から想像すると、
ヒヨドリはヒナが成鳥になっても、
パートナーを見つけて独立するまでは
行動を共にして生活するらしい。
(これは例外的で一般的には余り無い事なのかな?)


 去年ひよちゃんの親が子育てした頃は
 毎日のように冷たい雨が降って、
 セミやバッタみたいな大きな虫が居なくて
  ・・・・・
 木の実・草の実もまだあまり無かったし
 4羽のヒナにとってはエサが足りなくて、
 多分ひよちゃんは生まれ付き虚弱で
 エサを貰うのが他の3羽より下手で
 生育が悪かったんだね。

 だから親鳥たちはこの発育の悪い子を
 大切に保護してきたのかなあ。


などとまたクドクドと思いめぐらせて、
何だか涙ぐましい気分になった。

   
  ・・・・・ つづく ・・・・・

2021年06月07日

スズメと仲良し





近頃
ひよちゃんの為に私が置いたお皿の
玄米ご飯を目当てに
スズメたちが代わる代わるやって来るようになった。

 
昨日は2羽のスズメが

チュンチュン、チュンチュンチュン!
     チュチュチュン、
       チュチュチュチュ!!
  と

なにやらお皿の上で楽しそうだと思ったら、
そうじゃなくて
取っ組み合い突っつきあいの
喧嘩が始まってたのだった。
    
  アハハ、なんか可愛い喧嘩ねえ。
           


すぐ1羽が負けて近くの枝に止まって待ち、
勝った方が独り占めして満足して飛び去ると
入れ替わりに、
負けた子がお皿に乗って食べ始める。


  ヘーエ、
  スズメの社会ってこんな簡単に地位が決まっちゃうの?

  そう言えば
  2羽以上一緒にお皿の上で食べてる事って
  あんまり見たこと無かったかな?・・・

  あ、たまには2羽一緒に来て食べてることあるねえ・・・
  ああいうのって、カップルなのかな?



スズメたちはあとからあとから代わる代わるやってきて、
ひよちゃんが来ないうちに果物以外の玄米ご飯などは
ほとんど食べられてしまう。

仕方なくグミの木の根元に
残りご飯を水で洗ってパラパラにしたのを撒いてやったら
今度は小さな群れでやって来て、
たちまちキレイに食べてしまって
またひよちゃんのエサを食べに行くのだ。
            



ヒヨドリって
成鳥になると昆虫もカエルも食べなくなって
木の実や果物や花の蜜などが好物なのだそうだけど、
玄米ご飯も麦飯も好んで食べる。



 スズメさんも可愛いけどさ、
 そこいらじゅうにゴマンと居て、
 いつも仲間と群れて
 楽しそうにおしゃべりしながらお食事でしょ?

 私はひとりぼっちのひよちゃんのために   
 せっせと果物を小さく刻んだり、
 私のダイエット用にって用意した玄米ご飯
 水洗いして食べやすく工夫したり上げたりしてるのにさ、

 アンタたちはあとからあとから
 いったい何羽してやって来て
 ひよちゃんのごはん食べちゃってるの
 

                 
               
                   
なんだかスズメに腹が立ってきた。


ひよちゃんは私を覚えててエサを貰いに来たんだから
ひよちゃんがカワイイ。
私が見てるのに気が付けば素っ気なく逃げてしまっても、
それでも ひよちゃんがカワイイ。

あの日、

「ご無沙汰でーす、
    こんなに大きくなりましたよ」って 
挨拶するみたいに
庭先でこっち向いて羽をフルフルした姿が
目に焼き付いてるんだもの。
     
   ( このページ の   
  ************** の下
            をご覧ください )



 去年の夏の朝、独り取り残されて、
 庭のイチイの木の下で不安そうに

  「ヒーヨ  ヒーヨ」 って

 か細く鳴いてたあの子がひよちゃんなんだよね?
 あの時、
 お肉食べさせてもらったの覚えてたんでしょ?


 あれは人間の子供にしたら多分・・・
 5〜6歳ぐらいだったんじゃないかな?



人間ならまだママに甘えて

「今日は幼稚園おやすみしたーい」
なんて言ってるような年頃だったんだと思う。


ずーっと4羽一緒にピーピー鳴いて
ママにゴハンもらってたのに、

あの朝
ほかの子たちは親鳥について飛んで行けたのに、
ひよちゃんはまだ羽根がしっかりしてなくて
巣から落っこちちゃって、

取り残されていきなり独りぼっちになって
必死でピョンピョン(ヨチヨチかな?)して
みんなが飛び去った方角の
イチイの木の下までやって来て、
心細くて 「ヒーヨ ヒーヨ」と鳴いてたら
私の手で抱き上げられて、

(まだ羽根が生えそろっていないから
 デコボコしてて、人間より高い体温の感触が
 しっかり私の手に残っている)

「何かちょうだい」ってお口を大きく開けていたら
なんか食べたこと無いムニュっとした物を
押し込んでもらって(美味しかったかどうか)
  参照
ゴックンしたら
そのあともとの巣に戻されて・・・・

そのあとは私も夫も出掛けてしまったので
分からないけれど
きっと間もなく親たちが1羽足りないのに気付いて
急いで夫婦で探しに来たのに違いない。

 ん?さすがに数の認識なんて無いかな?


 あとで調べたら、

 ヒヨドリの親は、
 はぐれた幼鳥を
 鳴き声で自分の子供だと認識して探し出し、
 ちゃんと給餌して育てるのだけれど、
 一晩経ってしまうと
 分からなくなってしまうのだそうだ。
 あの日のうちに間に合ってよかった。


               


その時の事は  このページ をご覧ください



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




最近になって気が付いたのだが
ひよちゃんは母鳥に比べてひと回り小さい。


もう他のヒナたちは伴侶を見つけて、
もしかしたら自分たちで造った巣に
可愛いヒナが居るのかもしれない。

きっとまだほんの生まれたてのヒナの頃から
ひよちゃんは華奢で弱々しくて、
いつも他のヒナたちの勢いに負けてしまい
あまりエサを貰えなかったのではないかと思う。


だから未だに親と一緒に暮らしている
・・・のかな?


  なんだか切ないねえ  



・・・・・つづく・・・・・


2021年05月19日

ヒヨドリのエサ



前の記事を書いてからもう1か月余り。

ひよちゃんは相変わらず毎日ひとりでやって来て
グミの木の枝が三又になっている所に
私がピンチで挟んで固定したお皿の前に止まり、
ひとしきりせわしくあちこちをキョロキョロ見てから
刻んだ果物(リンゴやミカンなど)や
玄米とか麦のご飯をくちばしで挟んでは
上にちょっと放り上げるようにしてキャッチして食べる。
その様子がたまらなくカワイイ 


この子は、
身体に白い羽根が見えないし
頭の羽根をボサボサ頭みたいに膨らませることが滅多に無いので
間違いなくメスなのだと思う。

        
        参照  

  (「週間☆清水zoo」 さんの動画をお借りしました)
  ちょっとだけ見たら、この記事に戻ってね(^ω^;)


 写真撮りたーい 

けど、撮らせてくれない。

彼女は非常に用心深くて
気配を感じたらすぐ飛び去ってしまう。


  あのさ、私の事覚えてたから、
  「何かちょうだい」ってやってきたんでしょ?
  それなのにそんなに警戒するなんて・・・


 


実は、ナントうかつにもキウイフルーツの原産地
ニュージーランドって熱帯地方なんだと
良く考えもせずになんとなく思い込んでたワタシ。
                
なもんで、
夫と私 キウイは毎日のように食べていたのに
ヒヨドリは熱帯系の果物が苦手だとネット情報で知って、
これまでひよちゃんに上げたことが無かった。
                 
                  

スーパーにはあまりボケてないリンゴもあるけれど、
時々初夏の気配の日もあったりする最近は
すっかりリンゴに食欲がわかなくなって、
ひよちゃんには
オレンジと玄米ご飯などだけになっていたのだが、
ある時「あれ?ニュージーランドは南半球だけど
  緯度は日本とほぼ同じじゃなかった?」
と気が付いた。

 そう言えば、
 この辺りでもキウイを作ってるお宅あったねえ (;^ω^)
 



パソコンで「ヒヨドリ キウイ」で検索してみた。

あるある、
庭に作ったキウイフルーツをヒヨドリが食べに来る話。

別のブログには
「キウイの皮には実の部分の2倍も栄養がある」
という話も。
ニュージーランドの人々は皮ごと食べるそうだ。

あ〜あ、私ってバカ!


早速、今朝私たちが食べたキウイの皮を
シンクの生ごみ入れから拾い出して
小さく刻んで置いてみた。

しばらくしてやって来たひよちゃん、 
  美味しそうに食べてる 食べてる 



2個分の皮を適度の大きさに刻むのは
表側は硬くてナイフが滑るし、
みんな果肉の側をを上にしないと
果肉がつぶれてまな板にくっついてしまうから
結構めんどくさい。

んで1個分だけにして、
あとは玄米や麦入りの残りご飯を
食べやすくサラサラに水洗いしたのを
少々置いてあげることにした。

お腹いっぱいになるほどの量を与えるのは
ヒヨドリのためにならないと思う。


 自然界の物もバランスよく食べてね。


時にはゴハンの後、
お皿の手前の枝に止まってポテッと座り込んで
もっと無いの?とでも言いたげに
チラチラこちらを見て首を傾げたり
遠くを見たりしながら数分間くつろいでいたりして
その姿がまた、たまらなくカワイイ 

” キウイ半分に切って置いてみようか ”
とキッチンで切って来て玄関にでてみると
もう居ない。
      
 

ひよちゃんは
食事が済むと
決まって東の方へ飛び去っていく。

ひよちゃんのお気に入りのエリアが
その方角にあるのだろうか?



私の勝手な思いなしか なんだか寂し気で、
まだカレシできないの?
と、気になって仕方ない。

時々、ひとつがいのヒヨドリが来るので
その度に「あ!連れ合いができたのかな 」と見ていると
そのつがいが飛び去ってから間もなく
一羽でやって来るから、
「なあんだ、別のヒヨドリのカップルだったんだ」と
その度にガッカリさせられる。



ある時フト気付いたのだが、
私の見ている限りでは、
つがいのヒヨドリが
ひとしきりエサをついばんで飛び去った後、
数秒すると必ずひよちゃんが来る。


  あれ?ひょっとしたら先に来るご夫婦は  
  去年コブシの木に営巣した
  ヒヨドリなのかな?!
  そしてあの子は1羽だけ遅れて巣立った子??
  そうだとしたらヒヨドリって
  成鳥になっても親子の絆があるの?
  
  じゃあ、ほかの3羽のヒナたちは・・・
  連れ合いができて独立しちゃったとか?

  あの子だけ遅れて巣立ちしただけに
  ひ弱で成長が遅れてるの ?

  そう言えば 少々細くて小柄だねえ・・・



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


数日後、
ひよちゃんはいつものように木の枝にセットしたお皿の
玄米ごはんとキウイを食べてから
庭の向こうの畑に飛んで行って、
昨年きゅうりを作った棚の上に止まり、
全身をふっくらと膨らせて遠くを見て

   ヒーーヨ ヒーーヨ ヒュルルルルー

    ヒーーヨ ヒーーヨ ヒュルルルルー

と、細い声で2回鳴いて
しばらくキョロキョロして、
そしてまた東の方に飛び去って行った。


こんな鳴き方は初めて聞いた。
私の思いなしか、
寂しそうな切実な響きの鳴き方だった。


 あれは伴侶を求めて呼んでいたんだろか?
 違うかな?
 伴侶を求めてオスが鳴くって
 いろんなサイトで見たことあるけど、
 メスがオスを求めて鳴くってのは
 どこにも書いてなかったねえ。

 だけど、最近テレビで
 なんの鳥の話だったか
 「メスがオスを求めて鳴いている」
 ってナレーションを聞いたこともあるし・・・

 あ、違うかな?
 親鳥たちを呼んでるのかも!

 わあ、まだあの子は甘えたい年頃なのかなあ・・・
 




     ・・・・・ つづく ・・・・・



2021年04月08日

「ひよちゃん」と名付けた



5年前
ひとつがいのヒヨドリが
初めて我が家の庭のコブシの木に営巣して
悲劇の結末を迎えてから、 参照@
しばらくヒヨドリは一羽も訪れなかったけれど、
昨年最初のヒヨドリたちと同じ木の同じ場所に
巣を造った夫婦は、
幸いにして何の被害も無く子育てを終えて、
無事にこの庭から飛び立って行った。
          ( らしい )
            
           参照A



裏庭の桜の木は
ヒヨドリたちの子育てに格好の場所らしく、
毎年春から夏の間中

  「 ヒーヨ  ヒーヨ 」

      「 ピーイ ピーイ 」


とヒヨドリ家族が騒々しい。

きっと去年あのコブシの木から巣立って行った
ヒヨちゃんたちもこの中に居るんだろうなあと
私は勝手に想像してホッコリしている。


**************


今年も冬が終わる頃のある暖かい日、
一羽のヒヨドリがやってきた。

5年前のも去年のヒヨドリも、
どういうわけかいつも最初に
居間から真正面に見えるグミの木の枝に止まって
キョロキョロしてから、
私の部屋の前にたわわに真っ赤な実をつけた
南天を目指して
サーッと飛び去ったものだった。

このグミの木は辺りを見回すのに
都合の良い所なのだろうか?



これまでは
先に来たのが遠くを見て「ピーッ!」と呼ぶと
すぐ連れ合いがやってきて
仲良く2羽で食べ始めたのだが、
この日我が家の庭に来たのは1羽だけ。


すぐ連れ合いが来るのかと見ていると、
そのヒヨドリはなんと!
グミの木からサーッと庭に降りてこっちを見て、
羽を小刻みにフルフルさせたのだ。
              



「ねえ! あれってヒナが親鳥に餌をねだる時や
子育て中のメスがオスに対してする行動でしょ?」


「そうだなあ・・・」


ヒヨドリの巣立ちはやたらと早いけれど、
まだ羽がしっかりしていないから
飛び回ってエサを取ることができないので、
巣立ちしてからも暫くは
夫婦でせっせとエサを運んで子育てするとのことで、

 「メスはオスからエサを受け取って
  ヒナに与えることがあって、
  その時オスに向かって羽を震わせるしぐさをする」

 と、どこかで読んだことが有る。
 


「あれはきっと私たちに餌をねだってるのよ」

   ・・・・・・

「てことは、もしかしたら去年一羽だけ巣立ちが遅れて
 私が豚肉たべさせちゃったアレ?」
           
 
あの時、

一羽が取り残されてイチイの木の下に居て、
私が近づいても怖がりもせず
まだすっかり伸び切ってない羽をフルフルして
エサをねだるしぐさをしたものだから
そうっと拾い上げてみたものの


 なんかエサになりそうな虫
  ・・・は簡単に見つかりそうも無いし

 この冷たい手じゃ冷えちゃうし・・・



そこで夫の手に預けて
慌てて台所に跳んで行って冷蔵庫を開けた。

 トリムネがいいかな?
 イヤイヤ、同類の肉はマズいでしょ。
 モズじゃ無いんだから。

 生のお魚?・・・もダメみたいな気が・・・

 エサになるのは
 多分昆虫とかカエルとか木の実とかだけで、
 昆虫なんて簡単に手に入らないし
 カエルさんはその辺に居るかもしれないけど
  (汗)
 とてもじゃないがヒヨドリのエサになんて
 ワタシにはできない。
 木の実なんて今どきどこにも無いし
 ・・・・・
 豚肉でいーや!

 
庭に居る夫の手に預けていたものだから
焦って出した結論。

薄切り豚肉の赤身の所を小さく切って
ピンセットでつまんで食べさせちゃったのだ。

  ヨカッタ、おなか壊したりしないで
  無事育ってくれたのかあ
  
   




 ヒヨドリの知能は成鳥で人間の8歳児に相当するそうだし、
 人間の顔もちゃんと識別するという。

   ひょっとしたら
   私たちに助けられたこと記憶してるのかなあ。

   まさかねえ。
   あんなに幼かったもの、
   半年も経って覚えてるかなあ・・・

   あ、でも人間だって幼児期の記憶が
   いつまでもかなり鮮明に残ってることあるし・・・

   きっと覚えてて  
   ”また何か貰えるかな” って来てみたのかも。


   わあ、なんかカワイイ 


   オスかメスかわかんないけど
   きっとまだ若くて連れ合いができないんだ。


   あ、それとも連れ合いを亡くしちゃった?

   カラスとか、もしかして猫にでも・・・



 
 


   ・・・ つづく ・・・

2021年02月19日

真冬に採れたトマト



春に4本植えたトマトたちの実のいくつかが
夏の盛りになってほんのり赤くなってきて、
もう少しでハツモノが採れそうという時に
ナント!みんな病気になってしまった。

赤くなり切らないうちに次々と落ちてしまう。

    (・ω・;)(;・ω・)

恐らく、異常な長梅雨と
梅雨明け以降の異常な乾燥と高温が原因だろうと
夫は言う。


仕方なくこれらを夫が片付けてくれた時に、
以前元気な時に10cm前後に伸びていた脇芽を摘んで
根元にさしておいたのが2本
元気に茎を伸ばしていて、
小さいながらしっかり根を張っていた。

(トマトってとっても強い植物なんです)

これを、
夫が遊び心を起こして
古い瓦焼きの植木鉢に植えておいてくれたのが
1本は小さめの実を5つ付け、
もう一方はミニトマトらしい小さな実をいくつも付けた。



そして
秋風がそよぎだした頃になって鶏卵大程のがひとつ、
ようやくうっすらと赤くなり始めた。

こんな場合
もう季節外れで間に合いそうもないとみれば、
夫は執着せずにさっさと諦めてしまうのだが、
「せっかくここまで頑張ってくれたのに」と、
例によってワタシはしつこく粘る。
               



無駄な枝を切り
肥料を施し水やりをし、
支柱を立ててやって大事に育てた甲斐あって、
秋も深まった頃になって
小玉ながらやっと1個だけ赤くなってきた。

寒風の中のトマト.jpg【11月16日の画像】

(隣の鉢は春先に咲くオキザリスで、
トマトの手前に枝を伸ばしているのは
紅葉したブルーベリーの葉。
画面右上に見えるのはミニトマトです)
  



  〜〜〜〜〜〜
      〜〜〜〜〜〜

いよいよ冷たい秋風が吹き始めて
もうこれ以上無理かと思われる小さなのを
全部切り落とし、
トマト2つ、ミニトマト5個だけ残した。

はかない期待を込めて寒冷紗を掛けてやって、
「ダメかもしれない」〜「もうダメかなあ」などと思いながら

毎日 私が家に居る間は日向に日向にと移動。
夕方玄関の中に入れてやり、
翌朝陽が高くなったら庭に出し、
外出する時には帰宅時間を予想して
日没に間に合いそうもないと思ったら
トマトさんは外に出さずに玄関の中でお留守番。


「誰かが見たら
  『このうちは何やってるんだろ』って
 嗤われちゃうよね」と言ったら、
夫は苦笑いしていた。

〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 


そしてナント
私にも意外だったのだが、努力の甲斐あって、

    大・成・功 o(*’▽’*) / 

       

   2個のトマト.jpg
    【11月28日の画像】 
 (台車に乗せて枯れかけの小菊の前に運んで撮りました) 

 (隣は一緒に寒冷紗を掛けて移動していたポトスで、
  このトマトの裏側に、上の写真の右上の隅に見える
  緑色のミニトマトが5個 隠れています)


更に1週間がんばって、


【12月5日】

 小ぶりながらこんな真っ赤なトマトが採れた。\(^∀^)/
 (ミニトマトではなく、普通のトマトの小さいの)


   真冬のトマト2.jpg

     
   

この可愛い真っ赤なトマト、
しばらく玄関に飾っておこうかと思案したけれど
この寒風の中で
どんな味に育ったのかと気になって仕方ないので、
夫に
「食べてみようよ」と言ったら、
「俺は食べない」だって 
         

「エーッ、どうしてえ?」

「飾っとけよ」

「・・・・・」


気持ちはわかる。
ワタシだって迷ったんだもの。

でも寒さの中で頑張って何週間もかかって
やっとここまで赤くなったトマトの味がどんなものか、
確認しなくては気が済まないノダ。


ここまで頑張ってきた自分の気持ちを探ってみても
元々食べるために頑張った訳ではなくて
季節外れに赤くなり始めたトマトが
なんだかいじらしくて始めたことだった。
・・・・
だけど、飾って置いたら、
もしかして美味しいかもしれないトマトだって
ヘンな味になってしまうに違いない。

どんな味になっているのか確認しなければ
気が済まない私。
        

「頑張ってくれてアリガト」と
トマトさんにお礼を言って、
半分に切って食べてみた。

「ワ、オイシイ!」

内心「多分ボケたような酸っぱい味なんじゃないかなあ」
と思っていたのだが、
モッチリと密度が高くて甘味があって
(真夏の炎天下で育ったトマト程の甘味ではないが)
「へえ、これが寒さの中で時間かけて育ったトマトの味なんだ」

「ねえ、甘くておいしいよ。食べてみない?」

と聞いてみたけれど、
一度言ったら前言を覆す人じゃなかったっけ
                


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


  どうやらワタシは〈野菜作り〉というより
   〈野菜育て実験)を楽しんでいるんじゃないだろか

             (◎_◎);


   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


更に5日後、
もう1個のトマトも採った。

 まだミニトマトが5個採れそうだから、
 それを玄関に飾ろうと
 こっちもひとりで食べちゃった
 
             


【1月12日】

5個のミニトマトが皆ほぼ同じくらいに赤くなって
1個だけ味見をしてみたら
これも密度が濃くて甘かった。

全部収穫したらもうあとは
葉っぱがすっかりショボくなってしまったみじめな木。

根元からちょっと上で切って
鉢ごと段ボール箱に入れ、
(蓋は無しで)
玄関の下駄箱の下に納めた。


もともと原産地では多年草のトマト、
「もしかしたら春になって芽吹いてくれるかもしれない」
と期待を込めて。

  さすがにそこまでは無理かなあ



4個のミニトマトは玄関の活け花の前に置いたら
ちょうど いい感じ 

ミニトマト.jpg


誰かに見せて「冬のトマト育て」の苦労話をしたいけれど
コロナ禍の今は一人の来客も無し。

回覧板さえ「手渡しせずに郵便受けに入れるように」と
市役所からのお達しなんだから。
            

せめて東京に居る娘にでも写メ送ろうかなあ。





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2021年01月17日

夏じまい 2



ヒヨドリが庭のコブシの木で子育てを始めた頃
         
棚に育ってきたキュウリが病気がちで、
キュウリ好きの夫が
「もし枯れてしまうのがあったら植え替えよう」と、
予備に6個のポットに種を蒔いて大事にしていたキュウリ苗。

棚のキュウリがなんとか健康そうに育ってくれたので
出番が無くなって、
長雨の所為でむやみにヒョロヒョロと伸びてしまった。


9月になる前後だっただろうか?
畑に作ったキュウリたちの勢いが弱くなり、
あとひと月もしたら採れなくなりそうな気配がしてきたので
夫は、その30〜40cm程にもヒョロヒョロ伸びた
頼りないキュウリ苗の内から2本を選んで、
自宅の陽当たりの良い南側の軒下に
「ここなら早く大きくなるかも」と
はかない期待を込めて植えた。

ネットを張ってツルを這わせ、
ジリジリして待つこと何週間 ? 

1本の苗は途中でどうしたわけかしおれてしまったが、
元気な方が2m余りに伸びて葉を茂らせ、
花がいくつも咲いた。
けれど、どうしたワケかなかなかキュウリが成らない。 


ある日夫が気付いたのだが、
根元に私が置いた鉢植えのランタナが

rantana.jpg こんなにいっぱい咲いている。

このランタナの強い香りを嫌って
チョウチョもハチも寄って来なかったのかも。
だから受粉ができなかったのだ。

ランタナの鉢を余所に移してやって待つこと数日。
やっと1本のキュウリが7〜8cmまで育ってくれた。
          \(^∀^)/

畑のキュウリはもう片付けてしまったけれど、
こっちは暖かい軒下に植えたお陰で葉も青々として
もう2日も待ったら食べごろかという感じ。
(真夏ならほぼ半日で大きくなるけれど)

だけど気象予報士が「今夜は冷え込む」と言っている。
もしかして霜が降りたらダメになってしまう。

でも明日から1週間ほどは
日中は晴天で気温も高いとの予報なので、
なんとか頑張ってもらいたいのだ。
             

            
そこでこの1本と、
もうひとつ、5センチ程まで育ってきたカワイイのにも
夫が「そんなことやめとけ」と言うのを無視して
新聞紙で小さな筒を2本作ってそっとかぶせて、
更に、棚全体(と言っても1m×1.5m程)を
ビニールシートで覆った。
              
 これ、通りがかった人に見られたら笑われるかも 


翌朝も次の日も霜は降りず予報通りの良い天気。
日中は新聞紙を外してやって2日間成長を待った。

そして大切な大切な1本を
「アリガトネ」と心を込めて伝えて大事に収穫。


 最後の軒下キュウリ.jpg

 1本だけのキュウリ

折角夫が種から育て大事に植えて育てたキュウリだから
夫が気に入る食べ方をさせてあげたい。

 夫の好きな調理法ってナンダロ?
 粕もみ?



貴重な1本を洗って一切れだけフォークに刺して持って行ったら、
「ん?旨くない甘過ぎる」

私も一切れ食べてみたら確かに甘過ぎてキュウリっぽくない。 

      


私「キュウリっぽくなくても漬物にしたら美味しいでしょう?」
夫「あ、そうだな」

「2人してこだわっちゃって」とニヤニヤしながら、
味噌で包んでラッピングし、冷蔵庫に入れておいた。

そして2日後、
キュウリらしくない味のキュウリの味噌漬けを
2人で半分ずつ美味しくいただくことができた。

メデタシ メデタシ  




 ー あ、まだ続きがあるのだ ー


最後の1本は、
それから1週間もかかってようやく太さ約2センチ
長さ12cmまで大きくなったところで、
日中の気温があまり上がらなくなって
葉っぱもすっかり元気がない。
さすがにもう期待が持てそうにないと見切りをつけた。

これもきっと甘過ぎだろうと味噌漬けに。
  
2日後、

残念ながらこれはなんだか変な味で食べられなかった(・ ・;)

 だけど、
 ここまで頑張ったんだから「達成感」は味わえたモン

                 

これで「私の今年の夏」はオシマイ!  o(*’’*)/ 



 


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2021年01月15日

夏じまい




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今年のピーマンは何年ぶりかの上出来で、
パプリカかと思うほどドデカイのがどっさり成ってくれた。



 ピーマン.jpg   



         \(^∀^)/ 

 

以前自宅から1キロほど離れた畑で作っていた時は
毎年こんなパプリカみたいなピーマンが採れたのに、
この畑で作るようになってからというもの
ロクなのができなかった。


去年などは、
「なかなか成らないなあ」とジリジリしていたら
その内に小さいのがギッチリくっつきあって成って、
苦いばかりでちっともおいしくなかった。

諦めてスーパーで大きいのを買って来れば良いものを、
しつこく自分の作ったピーマンにこだわって
買ってきて食べるなんて思いもよらず、
肥料不足なのかなあと追肥をしてみたり
摘果してみたり、
雨は結構降っていたのに
「おかしいなあ水不足なのかなあ」と
根元を掘ってみたり・・・・

とうとう去年は夏中ピーマンをろくに食べられなかった。

                     
                  




この畑にはピーマンは向かないのかなあと
諦めかけていたのだが、
今年はどういう加減か以前のような
苦みが少なくて肉厚の立派なピーマンが次々にできて、
毎日ピーマンを見に行くのが楽しみになった。


姉たちも子供たちも良く消費してくれて
張り合いが良かった。

いつまでも採らずにいると、
中には真っ赤なのもいくつかできて、
こっちはパプリカそのものの味で好評だった。

 あれ?もしかしたらもともとパプリカの苗だったの 



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


4本植えたピーマンの中に一本だけ、
どういうワケかやたらと根元にいくつも
くっつきあって成る癖の木があって、
気付かずにそのままにしていると、
当然みんなひしゃげて変な格好になってしまう。

気を付けて時々枝をそっと持ち上げては
若いうちに採っていたのだが、
しばらくウッカリしていたら、
一番下に真っ赤な大きいのが
根元の土とガッチリ太くなった枝にギュウギュウに挟まって
すっかりペチャンコの、
デコボコの富有柿(もっと真っ赤だけど)
みたいになってしまっていた。
            (◎_◎);

幸い虫にも食われずツルツルのきれいな肌をしていて、
写真を撮っておこうと思ったのに、
ちょうど孫が来合せてオモシロがり、
「これ貰っていい?」と言うので
ウッカリそのままやってしまったのは大失敗だった。



これを書きながらフト気付いたのだが、
きっと一番下の枝を切ってしまえば
あんなぺしゃんこにならずに済んだのだ。

あ〜あ、多分それだけの事だったんだ 

気付かなくてゴメン
  ・・・なんて、ピーマンに謝ってるよ (^◇^;)

      
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





10月に入って間もなく、
夏の間あれほど採れ過ぎて困ったキュウリも、
とうとう最後の1本になった。

 キュウリ頑張った2.jpg
 
  成らせても成らせてもぜーんぶワタシに採られちゃって、
  なんとか子孫を残そうと頑張って先端の部分にだけ栄養を送って
  こんな形になっちゃった最後のキュウリさんです。

                (・ ・;)  
  
 なんだかワルカッタなあ・・・

 せめてあの、夏の終わりごろ根元にできてた
 ドデカキュウリを大切にとっておいて
 種を作らせてあげればよかったなあ。 


などと、ミョウな感傷に浸ったり
   
 イーヤ、夫と私が棚を作って苗を植えて、
 肥料を上げて、
 葉っぱが病気になれば消毒してやって、
 大切にしてきたからこそ大きくなって、
 ここまで生き延びることもできたんだから
 
 「よく頑張ってくれたね。アリガト」でいいんだね。 


なんて思い直したりしてたワタシ  (^。^; )


それから10日後、霜注意報が出されて、
夫が
「モロッコとピーマンもナスも
それからシシトウも、全部採っちゃえよ」
と言う。

「エーッ! そうお?」


だけど私は
「ひょっとしたら予報が外れて霜が降りないかもしれない」
と、かすかな期待をして、
食べられそうな実を収穫して
ピーマンとシシトウには
そっと厚手のブルーシートをかぶせておいてみた。
(普通のトマトは、夏の盛りになったらみんな病気になってしまい
 夫に早々に片付けられてしまった)


それから、
やっと3個のトマトがもうすぐ収穫できそうになっている
軒下に2株だけ 鉢植えで育てたトマトの鉢を、
後ずさりにズリズリ引きずって玄関に入れた。
           (;´ Д`A  


ご近所の畑はどうなってるのかなあと
気になったけれど、
もう夕食の支度にかからなくてはならない時間だったので
見に行くことはできなかった。

 こんなことしてるの私だけかなあ・・・
 Hさん(ご近所の専業農家さん)なんかに見られたら
 笑われるかも

            


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


翌朝目覚めると
カーテンの隙間からあったかい陽射しが漏れている。

 ワッ、こんなに晴れてるってことは
 昨夜冷え込んだ証拠

 
こわごわ外を覗いてみたら、
幸い霜は降りていなかった。

夫「さっきネット予報見たら、
 あと1週間ぐらい大丈夫らしいよ」

 ホッ、
 1週間あったら
 棚に残ってるモロッコもキュウリも結構収穫できるかも
 
 ワタシってあきらめが悪いよねえ 

 だって、キュウリもモロッコも、
 寒くなると味が濃くなって美味しいんだもの


  

そして、本当に1週間、
モロッコは少ない日でも4〜5本、多い日は18本も。
キュウリは15cm弱のが毎日数本づつ、
どれも味が濃くて美味しいのを収穫することができた。
採りためておいて姉たちにも少しずつ上げることもできた。

スーパーでは買えない味の濃い野菜を喜んでくれた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


8日目の朝

とうとう本格的な降霜。
畑一面真っ白になっている。

キュウリもナスもモロッコもミニトマトも
すっかりうなだれてしまった。



━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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2020年12月13日

カボチャミバエ



      


晩秋。
家の前の畑も寂しくなった。

私が夕食の支度を始めようとしているところに、
畑の後片づけをしていた夫が
隅っこの雑草の中に隠れていたと
大きなカボチャを持って来た。

「わあ、こんなおっきいのが隠れてたんだ!
 スゴーイ、今年一番大きいかも。

 しっかり実ってるみたいね。
 ちょうど良かった、
 カボチャコロッケ作ろうかなー 

「うん、いいな。
 どれ、切ってやろうか」


4分の1に切られたのをスーパーで買えば、
種がすっかり充実した
美味しいカボチャが手に入るし
簡単に料理できるが、
大きな丸ごとのカボチャを切るのは
ホントにコワイ (◎о◎);


ヘタを落としたあとに先のとがった包丁で
五角形に切れ込みを入れて、
そこから下に切っていくのだが、
角度を良く考えて包丁を入れないと
1回刺したらそれ以上切ることも
引き抜くこともできなくなって、
往生することもしばしば。
ウッカリすれば指などグサッと切ってしまいそうで、
冷や汗の出る思いをする。

仕方なく包丁の柄を金づちで叩いて外したことも。
               



夫が切ってくれるのはこれが初めてのこと。

万能包丁を出してグサッとやって、
さすがにチカラ持ち。(^ω^)
簡単に半分になった。

までは良かったが
その途端、
ウジ虫みたいなのが何匹もピンピン飛び出してきた。
               
   

「何だッ、 これ  」 
「ワアッ、カボチャミバエよッ  

 
あわてふためいて
台所の隅っこに置いてあった
生ごみのバケツを差し出して

 「これに入れて!」

取り敢えず全部バケツに入れてもらって
ピッタリ蓋をした。
そして、シンクの中に落ちていた3匹は
水でしっかり流した。
   


「なんだ? カボチャミバエっていうのか?」

「うん、昔こういうことあった」


もう数十年前のこと、
舅が畑から採って持ってきてくれた
立派なカボチャだった。

その時はなん十匹ものウジ虫が
勢いよくピンピンと飛び出して、
慌ててカボチャをシンクに落としたら
シンクの中がウジ虫でイッパイに成るほど
(ちょっと大袈裟かな)
とびだしてきた。

それは忘れることができない
強烈な思い出の筈なのに、
近頃は長いことスーパーで買っていたので
もうすっかり油断してた。



カボチャを丸ごと入れたバケツを
「明日片付けるから外に出しとけ」
と夫が言うので
玄関の外に置こうと思ったのだが、
カボチャを入れる前に
魚の骨やら卵の殻などアレコレ入っている。
夜中にそこいらをうろついているタヌキなどに
ひっくり返される可能性が充分あるので、
玄関の前の廊下に置いた。



カボチャはまだ外にいくつも
並べて干してあるけれど、
もうすっかり怖くなって
カボチャコロッケは諦めた。





コワイモノ見たい方はどうぞ 

     
(アノー、見ない方が・・・)





割ってみたら 
    

  見ちゃダメ


  スルーしましょ!
     


 でも見る? 

     

カボチャミバエ幼虫.jpg
   キモチワルーイ!!


 
 ウジムシ拡大してみる?


   見ないよね 







成虫は小さな蜂みたいでカワイイんですけど・・・
            
@.jpg 



食事のあと
カボチャミバエをネット検索であちこち調べた。

コヤツは水に弱いということで、
バケツに水をたっぷり入れてしばらく置くと
死んでしまうらしい。

「・・・なんだってさ。
 よろしくお願いネ。」

「ああ」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 



《 翌朝 》



私が自分の部屋から出てくると、
珍しく夫が玄関をシュロ箒で掃いて
塵取りにとっている。
そして座敷箒が下駄箱の横に立てかけてある。

       
     

「おはよう」と声をかけたら、

「おい、エライ目にあったぞ」

「え? どうしたの?」

「起きてみたら廊下が真っ白にウジ虫だらけでな、
 慌てて掃き落としたところだ」

      エーッ? (◎_◎);  

見れば、ウジ虫が這いずり回ったらしい跡が
直径1mほど 丸く光って残っている。
昨夜バケツをおいた所だ !!  

「蓋の下にコカブかなんかの
 薄い葉っぱが挟まってて細ーい隙間ができてたんだ」

「あ〜あそうだったの  ゴメーン 

夫にエラク叱られるかと思ったら、
後は何も言わなかった。


多分夫も
「まあ、夜中に外に置いたら
  タヌキにひっくり返されただろし」
と考えていたのだと思う。

あわてて雑巾を絞ってきて
廊下のキモチワルーイ跡を何度も拭いた。


それにしても、
これ以上あちこち這いまわってくれなくて
ホントによかった。

それに、
偶然だけどちょうど玄関マットを外してあって
ホントにホントによかった。

  ヤレヤレ


このカボチャミバエというヤツは、
カボチャがまだ若く柔らかいうちに
卵を産み付けるというから、
まだ他にも産み付けられたのが
あるかもしれない。


 あーあ、まだいっぱいカボチャあるのに、
 もう切るのヤダなあ・・・

 どうしよう・・・



黙って考えていると、
夫が「この次は俺が外で切ってきてやるよ」
と言ってくれた。
    



「よろしくお願いしまーす」





━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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2020年11月15日

黄色いミニトマト



去年の春の事。

畑の隅っこにトマトの芽が出ていて、
もう既にトマトもミニトマトも充分なだけ植えてあったので
放っておいたらいつの間にか勝手に大きくなって、
草むらの中に黄色のミニトマトがいくつも成っていた。

(その前年に黄色のミニトマトは作らなかったから
 種がこぼれたはずも無いのに・・・?)



ひとつたべてみると甘くておいしい。
           

慌てて周りの草を取ってやって支柱を立て、
水をやり、
肥料をやり、大切に育てることに。 

放っておいてゴメンね  f(^ ^;) 


これがあんまり美味しいので来年はこれを作ろうと、
夏が終わる頃
虫に食べられないようにと
一番大きい実にそっとビニール袋を被せて
すっかり熟れるのを待って採り、切ってみた。
良い種が6粒採れた。

     〇
     〇
     〇
     〇
     〇


そして今年の春が来て、
大切にしまっておいた種を取り出して、
トマト苗の作り方をネット検索で調べた。

 わあ、かなりめんどくさそう


「発泡スチロールのトレイにキッチンペーパーを敷いて
たっぷり水を含ませた上に並べて、
ビニールシートで覆って暗い所で保温する」
 だって。

 なるほど、土の中で育つものだから暗い方がいいのね



乾燥してゴマ粒より小さくなった種を
割りばしの先を濡らしてくっつけて、
乾いたキッチンペーパーの上に置き、
トレイの端からそうっと水を入れてラップで蓋をして、
黒い厚手のパソコン用のバッグに大切に入れて
陽の当たる廊下に置いた。


幸い毎日暖かな晴天が続いて、
「この調子ならすぐ芽を出してくれるかも」
との期待したのだが
3日経っても5日経っても
1週間経っても変化無し。

夫は「もうあきらめろ」なんて簡単に言うけれど、
私は「執念深い」というと聞こえは悪いが、

  ・・・・・

ソーダ、「辛抱強い」と言えばぜーんぜん聞こえがいい。(^◇^;)

じっとこらえて待ってみた。

10日目の朝、
パソコンバッグをそっと開けてみたら
絹糸のように細い、芽だか根だかわからないのがヒョロっと、
3粒の種からだけ出ている。

虫メガネを持って来てよく見ると、
小さな弱々しい双葉が付いている
 

 エーェ、こんなんで大丈夫かなあ・・・
 なんか、随分心もとないなあ

 日光に当てたらしおれちゃうんじゃないかなあ

 でもこのままにして置いたら死んじゃうだけだし・・・


あれこれ迷って、
思い切って鉢デビューさせることにした。

畑の土を3つの小さなポットに入れ、
この「苗」と言うには余りに カボソイ苗を大切に植え、
しおれてしまわないように
直射日光の当たらない木陰に置いた。

(ほとんど諦めの境地で)


ところが、
この消えてしまいそうな弱々しい苗が、
2週間ほど経った頃だろうか?
1本は消えてしまっていたが(多分虫に食われて)
なんとかトマト苗らしい形になって、
それからは案ずることも無く順調に育ってくれて
やがて畑デビュー。

  \(^∀^)/



 そう言えば
 そうそう、トマトって強い植物で、
 成長し始めると横芽がいくつも出てきて、
 それを取って土に刺しておけば
 いつの間にやら立派な苗になって
 やがて一人前のトマトの木になって実がなるんだっけ。

 枝が折れたって皮が切れてなければ
 ちゃーんと生きてて、
 その先にトマトがフツウに成るんだもんねえ。
              

 ナールホド、そうかあ、
 あんなに心配することも無かったのだ

 


2本のミニトマトは
先に植えた普通サイズのトマトや赤いミニトマトたちからは
大分遅れたけど、
冷たい秋風の吹く頃になって
やっと収穫にこぎつけることができた。 
      (^▽^)v


     あのー、じつは、3個だけ     


おいしい黄色トマトは少ししか味わえなかったけど
達成感はけっこう味わえた。
          

だけど、3個だけだからうっかり食べちゃったので
種は取れなかった。
         (・ ・;)

来年は苗を買うことにしようかなあ・・・




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━

2020年10月03日

ハクビシン騒動 翌日


        前ページ


翌朝夫が

「おかしいなあ、
 どこにもそれらしい隙間とか穴なんか無いぞ」
と言う。

明るくなったら早々に見て回ったのだそうだ。


ネット情報をあれこれ調べたところ
あったあった!


「農研機構」さんのホームページの記事
       
      
「ハクビシン成獣は

 ・一辺8cmの正方形
 ・直径9cmの円形
 ・6×12cmの横長の長方形
 ・11×7cmの縦長の長方形

 の入口から侵入できる」


だって!



 そーんな狭い隙間から?

 あの大きさで?

 スゴーイ 


 もしかしたら細ーい通風孔かなんかあるかも。



「ねえ、屋根の下とかにこのくらいの隙間なら有る?」
と、夫に聞いてみた。

「バカなこと言うな。
そんなのどこにも無えよ」

子供の頃大工さんになりたかったという夫は
建築構造や建築工法なんかについてやたら詳しくて、
この家を建てる時には自分で設計して
地ならしから土台造り、建築材料の選択などまで、
ほとんどに細かく指示していたくらいだから、
この家の構造については知り尽くしている。

「じゃあ、どこか見えない所にアイツがかじって開けた穴でも?」
と聞くと、
「そんなこと有り得ないな」 
だそうだ。
夫が見て目の届かなかったような所に、
ハクビシンがかじって穴をあけられるような
足場になる所は無いはずだと言う。


 フーン (@@); 

  おかしいなあ。
  確かにあれはハクビシンに違いないと思うんだけど・・・



その後、
何日も天井裏が気になっていたが、
それ以後ハクビシンらしい物音はしなくなった。


夫は、あの時ぐっすり眠りこんでいたものだから、

「お前の聞き違いなんじゃないか?」

なんて言い出す。


「だって、最後に逃げ出した時の物音は聞いたでしょ?

私なんか、トイレに入った瞬間 ”ドスンッ!”って
頭の上になんか落っこちた音がして、
思わず「エーッ!」て叫んじゃったんだから」 

「最初は
スズメバチが ”パシッ、パシッ” て玄関の天井裏で・・・」

「あーあ、そうだったな」

実際の音を聞いていなかった夫はすっかり忘れていた。



ご近所に住み着いて困っている話もあるし、
もう半年以上前の事、
昼間我が家のそばでハクビシンが
人を恐れる様子もなく
堂々と道を横切って行ったのを目撃したこともある。

あんなのに住み付かれたら
ホントにエライことになるんだから。



『ハクビシン 住み着く』
  で検索してみた。



・天井が糞尿や食べ物の残骸で汚れる

・溜まった糞尿からカビや害虫が発生する

・糞尿を放置すると、重みや天井板が腐ることで抜け落ちる

・天井の断熱材がやぶられ、トイレやねぐらの材料にされる

・畑や家庭菜園の作物が食べられる

・足音などの騒音でストレスがたまる

・吸血性のダニ・ノミに噛まれ、一週間ほどかゆみが治らない

・ダニなどの死骸・ふんが原因で、喘息・アトピー性皮膚炎になる

・ヒゼンダニに寄生され疥癬(かいせん)症になる
 
        わーーあ 



まあこんなことにならないうちに
追い出せてヨカッタ。

昨夜
何匹ものスズメバチにいっぱい刺されて凝りてしまって
我が家の天井裏を諦めたのに違いない。

 あーあ、きっとそうよ。

 どこから入り込んだのか、
 どこから逃げ出したのかはわからないけど、
 まあ、今のところしばらくは安心してていいかなァ・・・


どうやらスズメバチもハクビシンに巣を荒らされて
屋根裏からどこへやら引っ越してしまったようで、
今朝から羽音は全く聞こえなくなってしまったし

  ・・・・・・ 


まあ、
取り敢えず、一件落着と。








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2020年10月01日

ハクビシン騒動



猛暑もようやく去ってくれたのかな と、
ホッとした日の夜。


 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 


夫はとっくに就寝していて、
「そろそろお風呂に」とパソコンを閉じて
トイレに立った時、

玄関の天井あたりで「パシッ、パシッ、パシッ、」と
何かが天井裏の壁にでもぶつかっているような音。

 きっとスズメバチが何かに驚いて跳び回っているんだナ

 暗闇だから壁にぶつかってしまうんだ。

 かなりの数みたい



夏も盛りの頃から
天井裏でスズメバチが跳び回っているらしき音がしているのに
気が付いていたので、
そんなことを想像した。

 でも、何に驚いてるんだろ?


取り敢えず床掃除のモップの柄で
玄関の天井をコツコツと叩いてみた。

一瞬静かになったが、
またすぐ「パシッ、パシッ、パシッ、」と始まる。

 ウーン、どうしよう。
 何者かわからないけど放っておいちゃまずいよねえ
 天井裏に忍び込んでるんだもん

 ・・・・・・・



しばらく考え込んでいたら、
ガタガタガタガタと何者かが天井裏を走り回る音 

そして、私がトイレに入ったとたん、
トイレの天井にその何者かが
”ドサッ”っと落ちたらしい音。
            
つい大きな声で「エーッ」と叫んでしまった。


その瞬間、
思わずこんな図が頭に浮かんで


      

         スズメバチ.jpg       スズメバチ.jpg 
            スズメバチ.jpg
     
     泥棒イラスト.png  
     (小人のドロボウ)


ひとり苦笑い。


   ・・・どころじゃないぞ!

 ど、どうしよう 

   ナニモノ?
   


 きっと何かの動物が
 スズメバチの幼虫とか卵を狙って巣をいじったんだ。

 あ!そうそう、Kさんが
 「裏の空き家にハクビシンが住み着いてて困る」って言ってたっけ。
 多分アレだね。

    ハクビシ.jpg ハクビシン(ボケててすみません)
       成獣になると頭からお尻までが
         ほぼ50〜65cmにもなるそうだ。
         そこに長ーいしっぽが付いている。

   

 勝手に我が家の天井裏に忍び込んだハクビシンが
 スズメバチたちに襲われて
 デコボコになろうが
 どうしようが構わないけど・・・


 でも天井裏で死んじゃったら困る。

 死ななくても天井裏に住み着かれちゃったら 

 なんとかして追い出さなくちゃ




すると間もなく、
廊下の天井を タタタタ・・・・・と走って行く音。



なんと!!
こともあろうに私の部屋の天井裏に逃げ込んだらしい。
  
  エーッ、    ドウシヨウ



オロオロしていたら

「なにをガタガタやってるんだ」
と、夫が起きて来た。

「カクカクシカジカ」
といきさつを話すと、

「おかしいなあ、どこから入ったのかなあ・・・
 そんなスキマ あるわけ無いがなあ」

しばらく考えてから外に出て、
2m程の 畑で野菜の棚に使う
プラスチックのしっかりした棒を持ってきた。


「部屋の天井を叩けばまた廊下に出る筈だから
 廊下の天井から叩いていけば
 入り込んだ所から逃げ出すだろう」

 フーン。そーかなーあ・・・
  なんだか良くわかんないけど




夫が廊下の天井の桟を私の部屋の入口まで
ドンドンと叩いて行くと、

ガタガタガタガタ・・・・  
    カリカリカリ・・・・・ドスン


と、どうやら天井裏を逃げ回ってから
どこやらから飛び降りて、
何かにぶつかったらしい音がした。

そして静かになった。



 ホッ 



しかし、
スズメバチが入り込むスキマぐらいはあるだろうけど、
あんな大きさの動物が・・・???



 まあ、今夜はこれで寝られるでしょう。

 でも、明日また入り込んで来ないかなあ
  




━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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2020年09月10日

取り残されたヒナ


   前の記事

猫やカラスに見つかってしまわないかと心配でならないが
ずっと廊下で見ているワケにもいかず、
あれこれ用事を足して戻ってみると、
ヒナは巣を出て
畑のキュウリの棚の上の端にヨロヨロしながら止まって、
細い声で「ピーー、ピーー、ピーー」と鳴いていた。

 ヨカッタア
 そんな高い所に飛び上がることできたんだ。

 でもどうしよう・・・・



なすすべもなく家に入ると、
間もなく親鳥がどこかから飛んできて
ヒナに何かエサを与えた。

  ホッ 


でもその瞬間ヒナは落っこちてしまって、
そのあと何処に隠れてしまったのか
声はするのだが姿が見えない。


親鳥はすぐどこかに飛び立って、
(きっとエサを探しに行ったに違いない)
私も仕事がいっぱい溜まっているので、
仕方なくそこを離れ
ヒナからしばらく目を離していた。


しばらくすると

 ピーーーッ! 
    ピーーーッ! 
 
  ピーーーッ! 
    ピーーーッ!


と、激しく親鳥たちが鳴く声が聞こえる。


取り敢えず忙しい用事だけ済ませて来て
廊下からみると、
2羽が物干し竿に並んで止まって
必死で下を見て鳴いている。


” ここまで飛んでおいで ” と呼んでいるらしい。


あのコブシの木の枝に営巣し
ヒナたちを巣立たせるまでは
あんなに人の気配をこわがっていたのに、
今は全く周りを気にするゆとりも無い様子。


きっとあのあたりの、草むらか花壇の中にでも
ヒナは居るのだろう。

 行ってなんとかしてやれるものなら・・・




後ろ髪引かれながら用事で出かけて
およそ1時間半後に帰宅すると、
もうヒヨドリ親子の姿はどこにもなかった。

     


急いで庭や畑のあちこちを探してみたが、
ヒナ鳥が猫などに食べられたような形跡は無く、
ほかに考えられることと言えば、
カラスとかトンビなどに連れさられてしまったか・・・ 

いやいや、
親鳥がせっせとエサを与えて、
私が出掛けていた1時間半ほどの間に
なんとか飛び立てるまでに成長できたのかもしれない。


孵化後たったの11日で3羽は飛び立てたのだから、
あの子もおよそ半日で成長が追いついた・・・

と考えてもおかしくはない。


 そうそう、きっとそうなんだ。
 なにしろヒヨドリの生長は超スピードなんだから。

 このところ、
 ヒヨドリが営巣したころからずっと
 猫もカラスもトンビも、
 この辺りで見かけなかったし・・・
 
 今頃どこかの大木にでもヒナたちを止まらせて
 親鳥はエサ探しに励んでいるのに違いない。
 うん、きっとそうに違いない。



「悲劇を想像するのは無駄!」

そう自分に言い聞かせた。


 しっかり育ってね。


 メスかオスかわからないけど、
 あの私から豚肉をもらって食べたヒナが
 いずれ連れ合いを連れてきて
 この庭に巣作りするといいな。


 あ、
 またあんなにヤキモキさせられるのもゴメンだなあ。

            



━☆★☆★☆━ ヒヨドリの子育てのお話はこれでおしまい ━☆★☆★☆━


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2020年09月02日

巣立ちはしたけど



孵化後8日目

親鳥がエサを運んで来ると一斉に首を伸ばして
黄色いクチバシを大きく開けた丸い頭がユラユラ。

                

なんとかここまで育ってくれて、
ヒヨドリは普通孵化してから十日ほどで巣立つというから、

 (早すぎでしょ!!)

順調に育てば、あと2〜3日で巣立ちを迎えるはず。
 

 でも、ママがあんなに巣を出てばかりいたからねえ・・・
      (ノ _ - 。)



近頃は家の周りにノラ猫の姿をほとんど見かけないが、
もしかしてたまたま通りかかったノラちゃんに
ヒヨドリの存在を知られたら・・・
巣立ちしたばかりのヒナを襲われたら・・・
と心配になって、
庭の隅のイチイの木から小枝を分けてもらって来て
親鳥の留守の時にコブシの木の下にぐるっと敷き詰めた。

猫はこういうトゲトゲのある環境が嫌いなのだそうで、
こうしておけば木に登ることはできないだろうと。

でも、巣立ってからは猫から守ってあげることはできない。

1週間ほど前、
裏の畑で猫につかまりそうになったヒヨドリのヒナが
必死で飛び立って逃げ、
かろうじて助かったのを目撃しちゃったのだ。
           

巣を離れてしまったらあんな危険もいっぱいあるだろう。

どうかしっかり成長してから巣立ってほしい。



9日目

今日も雨。
毎日雨で気温は低いし
エサは私の見る限り小さな虫や木の実ばかりで、
それも、あんまりせっせと運んで来ているようには見えない。

 ちゃんと育っているのかなあ

普通ならあと1〜2日で巣立つはずだけれど、 
親が帰って来る度に一斉に首を伸ばすヒナたちは
まだ羽根もろくに生えていないし
とても明日や明後日に飛び立って行きそうには見えない。



10日目

雨の降り続く日々。
どこでエサを探しているのかと心配。

時々与えているエサは、
何か てんとう虫ほどの大きさの丸いもの。
もしかしたら、茎ブロッコリーの葉などによく居る害虫の
ナガメというヤツかもしれない。

このところ、毎日茎ブロッコリーの葉や花蕾の所にいくつもいて、
コヤツらを捕殺するのが日課になっているけど、
そう言えば一匹も居ない時もあるので、
もしかしたらこのナガメもヒナたちのエサに?

 でもあんな小さな虫じゃあ
  ヒナたちの食欲を満たせないでしょうに・・・

 私が大切に育てている茎ブロッコリーの害虫だから
 きれいにとってくれれば助かるけど・・・


 ここ数年、異常気象続きだから
 ヒヨドリだって予定通りに子育てできない事もあるんだろなあ。
 

                      


11日目の朝


雨上がりの庭で、
夫が庭の隅に置いた椅子に座ってじっと腕組みをして
向こうの畑の隅を見ている。

「どうしたの?」と声を掛けたら、
「そこの草むらにヒヨドリのヒナが一羽だけいるんだ」
と言う。

「えーっ、巣立ったの?
 で、ほかのは?」

「どうやら親が連れて行ったらしい」

  ???

 一羽だけ育ち損ないで取り残されちゃったの?


見ればイチイの木の根元の草むらに一羽、
細い声で ピーッ、ピーッ と鳴いてじっとしている。

 エ!  どうしよう・・・
 
取り敢えず
「どうしたの?ひとりぼっちなの?」
などと声をかけながらそーっと近づいてみると、
逃げようともせずに簡単に両手で包むように
捕まえることができた。

けれど、どうすればいいのかわからない。

ヒナはまだ羽根が全身に揃っていない状態で、
これでは飛び立つことは無理だろう。


できるだけホワッと持つようにするのだけれど、
さすがに初めて親以外のものに触られたら怖いに決まっている。

ピーッ、ピーッ と鳴いて手の中でもがいている。

あったかいヒナ鳥の体を包むように持って、
しばらく途方に暮れた。

夫が、
「何かエサは無いか」と言うので
思案してやっと思い付いた。

ヒナを夫の手に預けて家に入り、
冷蔵庫から豚肉を取り出して
ほぼバッタの大きさぐらいかと思われる大きさに刻んできた。
ピンセットでつまんでクチバシに近づけたら、
夫の手の中で大きく口を開けて、カワイイったら・・・ 

親がやっていたように
ピンセットでつまんだままそっと口に入れてみて、
うまく呑み込めないので出して向きを変えてまた入れてみたら
3度目に呑み込んでくれた。


そこでハタと思い出した。


「野鳥のヒナを見つけたらそっとしておきましょう」

とネット記事で読んだことがある。


ほとんど親鳥が見つけて、
飛べるようになるまでエサをあたえ続けて
独り立ちさせるらしい。



栄養たっぷりの豚肉を食べさせたし、

 豚肉なんか上げて良かったのかなあ (;´・ω・)

しばらくひとりにしておいても
飢えないうちに親鳥がやってくるかもしれない。


夫に頼んで、木の上の巣に戻してもらって、
家の中から見守ることにした。




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2020年08月27日

エサ不足?



今年も予想通りの長梅雨。

  
     



毎日のように冷たい雨が続いて、
じょうずに葉の茂みの下を選んで作ったひよどりの巣にも
雨がかかりはしないかと部屋の窓からのぞいてみると、
じっとヒナを抱いている親鳥が濡れている様子は無さそうで、
時々上を見て、
巣の上の葉の先から滴り落ちかける雨滴を見つけては
くちばしで吸い取っているらしい様子にホッコリ。
                   

 何羽うまれたのかなあ。
 ヒヨドリは卵を大体4個産むらしいけど、
 ちゃんと4羽生まれたのだろうか?
 

 それにしてもオスは何をしてるの?


よく家のそばの電線に止まっていて、
私たちが玄関を出たりしてメスが巣を飛び出してどこかに行く度に
ピーッ! と大きな声で鳴くのがオスらしいけど、
メスが飛び出してから鳴くのだから
「警戒!」とメスに伝えているワケではないらしい。

 ねえ、そんなとこで見てないで虫捕りに行ったらあ?
 



私だって外出しなくてはならない用事もいろいろあるし、
家にいる間だって
四六時中見守っているわけではないので、 
もしかしたらオスも時々ヒナにエサを運んできているのだろうか?



4日目の朝、(だったかな?)
私の部屋の窓のカーテンを開け、
ガラス戸をそおっと開けて巣を見た途端、
ヒヨのお母さんと目が合ってしまった。

その途端にサッと音も無く飛び出してしまう。

すると、4羽のヒナが頭を上げるのが見えた。
まあるい頭に大きく開けた黄色のクチバシ。

 ワア、可愛い 

あんなに出かけてばかりいたのにちゃんと4羽生まれたのだ。

 よかったあ



家にいる時間帯で見る限りでは、
メスが時々エサを咥えてきて1羽だけのヒナに与えて
あとはエサを取りに行く様子も無くそのまま座ってしまい、
ジーッとヒナたちを抱いている。

  あれ? みんなに上げないの???
 


そして人の気配に驚いては飛び出してどこかに行ってしまう。
 

 オイオイ、ヒナたちが冷たくなっちゃうでしょう!
 ちゃんとゴハン足りてるの?

 
仕方なく私たちは外でやりたい事も我慢して
早々に家に引っ込まなくてはならない。


すると間もなく、ついでのように何やら咥えてきて
また一羽にだけ与えて座ってしまう。

  ???

当ブログの第一話 「ヒヨドリのかたき討ち」のヒヨたちは、
随分大きな虫(バッタとかセミなど)を咥えてきて
生まれたばかりのヒナの大きく開けた口に
そっと入れては戻して咥えなおし、
また入れては戻しを何回も繰り返して
やっと喉の奥に押し込むようにして、
「そんなに大きいのじゃなくてもっと小さい虫がいるでしょうに」
と心配させられたけれど、

(大体、ヒヨドリというのは大きな虫をヒナに与えるものらしい)

今は時期的に小さな虫しか捕れないらしく、
「それっぽっちでいいの?」と心配になる。

それとも、私たちの居ない間に何べんも出入りして
給餌をしているのだろうか・・・・・?
 
 ウン、きっとそうだね。
  ・・・・・
 ちゃんと育ててね





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2020年07月27日

ヒヨドリの子育てにヤキモキ



カエルの大合唱が聞こえなくなってから
いよいよ本格的な梅雨に入った。




来る日も来る日も雨が降り続くある日、
私の部屋のすぐ前のコブシの木にヒヨドリが2羽。

「ピィーッ、ピィーッ」と何か相談中みたいな様子。

 エッ、もしかしてまたここで子育て?

よく見るといつのまにか可愛いおわん型の巣ができている。

そう言えば、この3つに分かれた枝は、
うまい具合に上の枝々に茂った葉が傘になって、
日照りでも心配無いし
雨がよほど降っても巣にかかることは無さそうだ。

 このブログを始めてかれこれ4年近くなるが、
 最初の記事が

    「ヒヨドリのかたき討ち」 だった。
     
このコブシの木の全く同じ所に
同じようなお椀型の丸い巣 


あの時のヒヨドリたちは、
私が庭木の枝に刺したリンゴを毎日食べていたので
もうすっかり慣れていて、
私が傍に居ようが
すぐそばの窓から様子を見ていようが、
全く気にせずにじっと座って卵を暖めたりしていたのに、
今年のヒヨドリたちは大違い。

「ヒヨドリは非常に用心深い」
とネット記事にあったけど、
幾日かして卵を抱き始めてからも、
せっかく暖めた卵が冷たくなってしまいはしないかと
心配になるほど、
夫や私を警戒して人の気配がすればすぐ飛び立ってしまう。

そして、人が庭などに居る間中は決して戻って来なくて
玄関を入ればすぐ戻って来る。
 

なもんで、夫は
「ヒヨドリに気兼ねして草刈りもできやしない」と ぼやく。

雨のやみ間に、
やらなければならないことはいっぱいあるのだ。

私だってたまの晴れ間に洗濯物を外干ししたくても
廊下に吊るさなくてはならない。
               

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ヒヨドリの抱卵はおよそ2週間ほどと言われるけど
卵を抱き始めてから確かもう15日経ったハズなのに
まだ孵化した様子が無い。

「ほらあ、出掛けてばっかりいるからダメでしょう。
もう卵冷たくなちゃってるんじゃないの?」
などと、ひとりブツクサ言いながら
家の中から眺めてはヤキモキしていた。




翌朝
ヒヨドリがやたらと騒々しい。

急いで部屋の窓から見ると、
2羽で巣のへりに止まって中を見ながら
さも「やっと生まれたね」と会話しているように
ピーッ! ピーッ! と鳴き交わしている。
      
 
そして、間もなく1羽が飛び立ったかと思うとすぐ戻り、
巣の中に頭を入れて口にくわえた何か小さなものを
そっとヒナに与えているらしい動作。
 

 ヤレ良かった。


 だけど、以前のあのヒヨドリたちは
 最初からもっと大きなエサを与えていたけど・・・
 
 この冷たい長雨のせいで大きな虫って育ってないのかなあ。
 セミなんかはもちろん、
 バッタとかコガネムシみたいなのも見ないし
 あ、青虫ならあちこちにいるねえ、

 そうそう、アマガエルを与えている動画見たことある。 

 庭のユスラウメはもうとっくに落ちちゃったし・・・・

 あ、南天の実ならまだあるよー

 さっき上げてたのは南天の実?
 ろくなもの無くて大変ね。
 時期が悪かったよねえ。
          


 しっかり育つのかなあ・・・




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2020年07月21日

今年もカエルの大合唱



3月の或る暖かい日。

昨年畑の隅に作った花壇を
そろそろ手入れしてやらなくちゃと、
花壇のわきに三角ホーをサクッと下ろしたら、
 ″ グエーッ ″ と大きな叫び声 

「ワッ! ヒキガエル切っちゃったかも ( ;;)
 (一昨年の春 庭で見付けた
  小さなこげ茶色のヒキガエルの子供が
  そのままこの畑に住み着いていて、
  昨年の秋にはもうかなり立派な
  ヒキガエルになっていたので)
  

と思ったら、
ナントまだ2歳ぐらいの感じのアマガエル
 (土の中に居たもんでほとんど同じ土色になっている) 

 小さな体で随分大声出すんだねえ  (;´ Д `A 

「ゴメン、ゴメン! 大丈夫?」と拾ってみたら、
ケガは無さそうだけど、まだ冬眠中だったようで
ワタシの手の上でひっくりかえったまま
じっとしている。

「オイオイ、ダイジョウブ?
 どこもケガ無いよね?」

オナカをつついてみた。

それでもまだじっとしてるので心配になって、
庭の隅の流し台で水をチョロっと掛けてみたら
突然元気になってワタシの手から飛び降りて
ピョンピョンと畑の隅に行って
見えなくなってしまった。


 あーあよかった。ケガは無いみたい。

 ・・・だけど大丈夫かなあ。
 今頃起こしちゃって悪かったねえ。
 ゴメンね。

 どこか もぐれる所見つけて、
 もっと暖かくなった頃出ておいでよね。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
   5月になった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



川向こうに広がる田んぼに水が引かれて、
今年もアマガエルの大合唱が始まった。

毎年この鳴き声を聴く度に、
「ああ、今年もまた聴くことができる」と、
なんとも幸せ気分になって癒される。

    アマガエルの鳴き声


アマガエルの単調な合唱には催眠効果があるらしく、
子供のころから寝つきが悪く親を困らせて
今ではすっかり不眠症の私なのに、
カエルの大合唱をじっと耳を澄まして聞いていると
どうやらすぐ眠ってしまうらしい。

そう言えば、
去年はトノサマガエルが1匹近所に住み着いたらしく
アマガエルのバックコーラスで

コロコロ・・・コロコロ・・・コロロコロロ と

その身体に似合わない可愛い声で独唱していたけど、
今年はどうやら3匹ほどに増えたらしい。

    トノサマガエルの鳴き声





 遠くから聞こえるアマガエルの大合唱をバックに
 トノサマガエルトリオのコーラスが聴けるなんて、
 もう最高
 

 だけど興奮しちゃって眠れないかな?

などと思いながらじっと聴いていたら
案ずることもなくたちまち眠りに落ちてしまった。


*:・'゜☆。.:*:*:・'゜。.:*:・'゜☆。.:*:*:・'゜★。.:*:'゜☆。.:



翌朝

「あれ?そう言えば、アマガエルって
  Tree Frog(樹上のカエル)っていって
 木の上なんかで暮らしてるんだっけ!」
と思い出した。


そうそう、
我が家の庭木の葉っぱに
じっと座っていたアマガエルに、
そっと指を差し出してみたら
ノコノコと乗ってきたことがあったっけ 
       

   「アマガエルが可愛くて」



アマガエルは繁殖期だけ田んぼなどに集まって
メスを求めて競って合唱するんだそうな。

でも、単に競い合うだけでなく、
お互いの声が重ならないように「輪唱」したり、
疲れると一斉に休んだりと
一定の法則性があるのだそうだ。

 へえー、合唱を楽しんでるの?
 賢いねえ。なかなか高尚なんだねえ。
 

 そう言えば、
 春先には庭やその向こうの畑に
 いっぱいピョンピョンしていたのに
 今は1匹も居ないねえ。
 みんな田んぼに集まってるワケね。

 春先に庭で掘り起こしちゃったカエル君も
 無事あの合唱に加わってるのかなあ・・・
 そして、繁殖期が終わったら
 また我が家の前の畑に戻って来るんだろか?

   〇 〇 〇 〇 〇 〇

 さて、今夜も湯上りに窓を大きく開けて
 大合唱を聴きながら寝よー
 

━☆★☆★☆━ つ づ く ━☆★☆★☆━


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2020年05月23日

茎ブロッコリー採れた



またご無沙汰しちゃいました。

新型コロナウィルス感染がどんどん広がって、
夫は持病があるので「感染させたらエライことになる」と、
ウィルスより先に[緊張感]が私の身辺に蔓延して、
ずーっと緊張しっぱなしで、
ブログ更新どころじゃなかったワケであります。

「きっと読者さんだって
こんなのんきなブログなんて
読んでる気分じゃ無いだろうから」と決め込んで
    

先日、緊急事態宣言を解かれた地域が発表されたせいか
少し気持ちにゆとりができて、
久しぶりにマイブログの編集ページを開いてみたら、
意外にも沢山の方が見て下さってるのにびっくりして
急にモチベーションアップしました。

また、書きま〜す D

 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    (このカテゴリートップページはこちら  私の野菜畑

その後
日照りがまた何日も続いて,
毎日水やりを頑張ったけれど
もう茎ブロッコリーはボロボロ。

        ( ´ Д ; )

夫は「もうあきらめろ」と言うが、
ワタシは執念深いのだ。

1本だけ育ちそびれのひ弱そうなのを根元から切って、
2本の、太く高く伸びたのを大切にしてみることにした。
結構1メートル近くの丈に育っている。

ボロボロになった葉を取って捨て、
畑の隅の踏み固められてない土を運んできて
茎の根元に積み上げたら
見た目シッカリした。

 ヨシヨシ、
 これでもっと頑張ってくれるよね!


肥料も根元から少し離してひとつかみずつおいて、
水をタップリ上げた。

翌日、2日後にまた台風が来るとの予報が出たので、
野菜たちにつっかえ棒をしたり
ポリロープを張り巡らせたりして
万全の保護対策。

ところが今度の台風も また雨台風で、
野菜たちは元気をもらうことができたのだった。


雨の力はスゴイ。
水分補給だけの効果ではないのだ
  参照


それから毎日畑の隅の茎ブロッコリーの様子を眺めて、
次第に元気になっていくのが分かって
「なあんだ、大事にしすぎたからひ弱になっていたのかあ」
と、猛反省。


不思議とコナガは寄って来なかった。
青虫も一匹もつかなかった。
(これは雨の後に猛暑が続いたお蔭かも知れない)


やがて、待望の茎ブロッコリーの収穫 

直売所で売ってるのに比べて細くて丈も短いけど、
なんとか茎ブロッコリーの形になったのが5本。

・・・以上で終了 (・_・;) 

もうすっかり高齢化(?)してしまっていて、
どーお見ても
これ以上新芽が出る見込みは無いみたい。


 これ、どうしよう。

 苦労してやっと5本だけ採れたんだもの、
 1回ぐらいお皿にレタスと生ハムなど盛って茎ブロッコリー乗せて
 腕をふるった自作のタルタルソースかなんかで食べてみたい。

 姉たちに上げる分なんて無い! 

 「茎ブロッコリー採れたら上げるね」なんて
 姉たちに宣伝するんじゃなかった。

           

ネット情報では、
上手に手入れをすると
秋の終わりまで収穫できるらしいが、
ワタシの茎ブロッコリーはとてもとても・・・

人間でも野菜でも
大事にしすぎるとロクなことはない。

「ごめんね、
来年はもっと上手に育てるね」

 この子達に言ってみたってしょうがないでしょ。
 来年育てるのは別の茎ブロさんなんだから。
 


2本の茎ブロを根元からカマで切り倒して押し切りで短く切り、
畑の隅に積んだらなんだか気分がさっぱりした。
初めて作る作物に自分がどれほど気を遣って
気持ちの負担になっていたのか よ〜く分かった。

 まあ、いろいろ初めての経験をさせてもらって
 勉強になったワイ。




 姉たちはきっと忘れちゃってるでしょう。(^ω^)

 黙って夫とふたりでいただいちゃってもいーよねー 

 いただいちゃいま〜す。




〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇



早速 スーパーで生ハムを買って来た。

夏の間に採れ過ぎて困ったきゅうりをピクルスにしてある。
ローリエを入れて漬けたから良い香り

これをみじんに刻んで、ゆで卵と生タマネギも刻んで、
ピュアセレクトマヨネーズを混ぜ。粗挽きコショウを加えた。

最高のタルタルソース

レタスをちぎってお皿に敷き詰め、
生ハムを上に並べて、
柔らかめに茹でた茎ブロッコリーを乗せた。
特性のタルタルソースをタップリかけて
夫に勧めた。

「うん、旨い。
 だけど、俺はしょうゆ味がいいな」だって
     

せっかく私が手間暇かけた自信作を、
和食好きの夫は時々こんな風にガッカリさせるのだ。


茎の部分はなんとなくアスパラガスっぽくて、
花蕾のところはブロッコリーよりしっとりゆで上がるし
味もブロッコリーとは微妙に違う。
ワタシとしては茎ブロッコリーの方が好きだ。

来年はきっと上手に作ろう。
いっぱい採って子供たちに送ってあげよう。
姉たちにも分けてあげよう。


      (;^ω^) 


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