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2015年10月25日

大根の雑種

種まきする大根の品種は2種類です。1つは聖護院大根で市販の種子です。

もう一つは4,5年ほど自家採取している大根の種です。かなりのシーズンで蒔くことのできる葉大根と聖護院大根の掛け合わせというか雑種の種子で、もう4代目になります。

4,5代も経てくるとだんだんこの土地や環境に慣れてくる(順化)ようです。作りやすくなってくるように感じます。今年また聖護院ダイコンの市販品のそばに蒔いたので、少しまた混ざるかもしれません。

2,3年前にはこの雑種の大根の種子からは、長いのや短いのや丸いのなど形がさまざま出て来ました。とても個性的です。

さらに赤紫色の葉のものや、葉も大根部分も両方ともが柔らかくて美味しいものなどいろいろ採れてそれは楽しいものでした。

今年の種子から出た大根はわりと標準的なサイズと形の大根のものが多いように見受けられます。固定が進んできているのかもしれません。

市販の種子と比べると自家製の種子の場合にはいろいろ出てきてしまいます。プロの農家の方で採種をなさる場合は、近くに別の品種がないところで育てるのが普通です。

そうしないと望みのそろいの大根が次の代で採れません。大根をはじめとするアブラナ科は交配しやすい性質があるからです。

したがって種苗業者のなかには畑などは離島や山間地の他のアブラナ科を育てていないような場所で採種作業をする場合もあると話を聞いたことがあります。
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