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子どもより受刑者の方が健康的?今の子の外遊び時間はたったの45分

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あなたのお子さんは学校や幼稚園から帰った後、外遊びをどれぐらいしているだろうか。公園が放課後の子どもたちでいっぱいだなんていう風景は久しく見ていない気がする。

今、子どもたちの外遊びの時間が減っている。しかも、刑務所に入っている受刑者よりも屋外で過ごす時間が少ないという。

□イギリス 子どもたちの外遊びの時間は1時間以下 受刑者は1時間以上
イギリスでなんともショックな調査結果が明らかになった。子どもの74%が屋外で遊ぶ時間が1時間未満。さらに、全く外で遊ばない子どもは18%もいるという。

一方、イギリスでは受刑者は国のガイドラインにより、1日最低1時間、屋外で運動をすることになっている。イギリスではなんと子どもたちよりも受刑者の方が健康的に過ごしているということになるのだ。


□日本の小学生の外遊びはたったの45分
日本の子どもたちの外遊び事情はどうなっているのだろうか。

残念ながら、イギリスの実態とそう変わらない。文部科学省によると、4割を超える幼児が外遊び時間が1時間未満だ。小学生も同じだ。小学生では平日の放課後、外遊びする子どもたちは7割いるのだが、その時間はたったの45分間だ。

塾などの習い事で子どもが忙しく、平日の放課後に自由な時間が取れない、友達と時間が合わないので一緒に遊べない。また、遊ぶ友達の人数が少ないので、自分たちで外遊びを考え出すことが難しく、テレビゲームなどの室内遊びをすることが多くなる。これが、外遊びが少なくなってきた要因の1つだと文部科学省では分析している。


□子どもたちには積極的に外遊びを! 外遊びから学べること
外遊びこそが子どもの将来の成功に導いてくれるのではないかと考えているのは、イギリスの団体「ワイルドネットワーク」だ。この団体は、子どもたちに自然の中で遊ぶことの良さを伝える活動を積極的に行っている。自然の中で遊ぶことは、子どもの身体活動能力を高めることはもちろんだが、創造性と学習意欲を高めることも期待できるという。

子どもたちの脳は、今この瞬間もどんどん成長し続けている。将来、バランスの取れた、幸せな大人に育つためには、この成長期の外遊びを重要視する必要があると指摘する。

子どもの将来を願って塾に入れているはずなのに、成功に導いてくれるはずの外遊びを塾通いによってつぶしているとしたら、本末転倒の話だ。文部科学省では1時間以上外遊びすることを勧めている。晴れている日はお友達を大勢誘ってぜひ外へいってみよう。






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