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2020年07月05日
マイフレンドことマンドリカルド
『マンドリカルド』とはFGO内の第二部ロストベルトの「神代巨神海洋アトランティス」に登場するキャラクターである。クラスはライダーの☆3(正式クラスはセイバーらしい)。新アルゴノーツ号のサーヴァント。アトランティスの後編にあたるオリュンポスには登場しない(重要)。年頃の一部中高生が、高確率で触媒無しで召喚できると噂されている。
個人的に全編であるアトランティスの盛り上がりが良すぎた所為か、オリュンポスの評価は低めである。
綽名はマイフレンド。
【内容】
外見はギルギルマンのようなオラオラ系のチャラチャラしたヤンキー系のようであるが、その性格は自称「陰キャ」。
彼の出典であるシャルルマーニュ伝説において、ロジェロ関係で魂に刻み込まれるほどの深手を負って死亡した所為か自信消失している傾向にあるが、シャルロット・コルデーが敵側に回って苦しんでいる際、マスターの代わりに咄嗟の判断で自身が直接介錯を加えようなどとするなど、王や過酷な試練を達成した経験ゆえか度胸がある。基本的にテンション低めの彼であるが、根っこの部分はオラオラしているものだと推測される。
アトランティス配信前、様々なプレイヤーたちによってその真名が予想されたが、マイナー過ぎて誰も当てられなかった話は有名。そのマイナーっぷりはウィキペディアにすら内容が記載されていなかったほどである。エドモンレベルの誰お前?
そうして怒リングことアシュヴァッターマン並みに名前が覚え難いことから、マクドナルドなど様々な言われようであった。念のため、彼の名前の憶え易い方法としては、「ド」だけ濁音であると意識した方が記憶し易い。マンドリカルド。
ゲーム内とは本当に関係のない話であるが、岡田以蔵・ロビンフットに並ぶ性癖破壊☆3男とも呼ばれ、長い間名前の方は明らかになっておらず映像のみの出演であった。私個人としてはさほど眼中に入れていなかった人物であるが、アトランティスのストーリー内容を進めるに従って魅了されたのは言うまでもない。節操のないバーソロミュー・ローバーツ曰く、「メカクレ深度E」。マスター・マシュ・マンドリカルドの三名を含めた呼称として、イヤソンは「マ」。
私は、マンドリカルドの魅力的キャラクター性のあまり聖杯を限界まで注ぐだけではなく、絆礼装まで手に入れた始末である(それ以前は自己犠牲スキルを活かした高威力を発揮するため黒聖杯を礼装に持たせていたのは、内緒である。だって宝具レベル2のオジマンより、同宝具レベルでありながらも条件を満たしてスキル2を発動した場合威力が高かったのだもの)。
なんで、宝具5にならぬ……。
マンドリカルドの年齢は二十代後半か三十代半ばであることが本人の口から進言されているか、言葉数より脳内モノローグが非常に多く、妙に親しみ易い性格ゆえか年配の成人男性であるのにも関わらず、マジで男子高校生のようにしか思えない。いや、本当ウソ偽りなく。
基本、FGOのプレイヤーは六割ほど男性が占めているのにも関わらず、アトランティス後に開催されたバレンタインイベントでは、アトランティスの涙なしでは語れない熱い末期が関係してか、ロックオンチョコを男性サーヴァントと比較して多い女性サーヴァントをぶっち抜いて一位を獲得している。それだけではなく二位であるメルトリリス(ランサー)と比較して、二倍ほどの差があるほどである。彼の好感度は、ガンジーが助走してハグするレベル。
バレンタインの内容は、マスターがチョコを渡すだけなのにリストラされると勘違いするといった彼独自のネガティブな脳内展開が続くものの、チョコのお返しとしてどこぞのエミヤがトレースオンした玩具のデュランダル礼装がもらえる。
ちなみにマンドリカルドが所望してやまないデュランダルであるが、バーサーカーのランスロットからもらえるチョコの御礼礼装がソレであることが明らかになるだけではなく、Fate/Zeroにおいてかっこいい戦闘シーンで有名な、ギルガメッシュが投擲した武器であることが推察されている。ちなみに私は、バサスロとギルの戦いがかっこいいだけの理由でFGOを始めたのは内緒である。
マイフレンドの人気は2020年1月1日0時より更新されたフレンドガチャで、数多のマスターがまるで待機していたかのように、ハムスターの車輪の如く高速でガチャを回していたことが多数から報告・確認されたことから、人気が高いことが予測されたものの、バレンタインの快挙はすさまじいものがある。
ちなみにフレンドガチャでの排出率はアンリマユほど低くはないものの、引き当てればラッキーと思った方が良いほどのレベルである。
私も正月早々フレンドガチャを回しに回したが、アルトリア・リリイ(すでにイベントで手に入れたよ!)が出るのみで、マイフレンドは出なかった。後日、何気なく回したフレンドガチャでアンリマユが出た。陳宮並みに友情を否定しているわけではないのに何故、牛若やブーティカばっかり出て来るんですかね。来ない人のところには、とことん来ないらしい……。
再臨素材はスキルも含めて新素材が要求されるため、☆3サーヴァントとしてはそれなりに育成の難易度が高い。だが強化されるに従って、低率ながらも無料で排出されることも手伝ってびみょ〜に姿が変わっていく。光銀の冠の蒐集はタナトス島が個人的にオススメ。
なお、マイルームボイスとアトランティス本編では、どこにでもあるただの木刀に鎖を巻き付け、釘バットのような仕様になっている。本人いわく「攻撃力が上がったっスが、どうですか?」とのことだが、その発想そのものが不良のソレ。やっぱり、自信喪失しているだけで根っこの方は、陰キャではなくオラつくヤンキーなんですね。
なお、自分のことを謙遜ではなく卑下してやまないマンドリカルドであるが、ただの木刀で敵を打ちのめすのは、結構すごいことだったりする。木刀を使用する理由は、『デュランダル以外の剣を使用しない制約』を自ら守っているのであるが、木刀はいくらでも使い捨て可能で、場合によっては複数武器を使用できるため非常にコスパが良く、聖杯戦争では有利性がある。しかも武器の耐久力は素材に依存するものの、威力そのものはデュランダルそのものである。
そしてランスロとの共通点が意外に多い(あっちは騎士なのにSPFでダンスした挙句、戦闘機を乗っ取るなどの大暴れを見せていたが)。
他のマイルームボイスではブーティカからもらったお菓子をコッソリくれたり、アトランティスクリア後、果敢な健闘を見せたことを知らせると「誇らしい」との言葉を述べている。
なお、ヘクトールのことになるとソレまでテンション低めであったにも関わらず、興奮気味かつ早口になり「カルデアパねえ」と述べている。
アトランティスはマンドリカルドの他に、アルテミスではない方のオリオンも勇士を見せている。汎人類史で交わした約束――恋人を打ち落とすためだけに冠位クラスさえ返上する様子は、なぜアルテミスが筋骨隆々とし無骨で浮気性のオリオンに惚れたのか心底理解できる姿を見せた。
イヤソンの肝心な時にしか役に立たない奮闘、そうしてシャルロット・コリデーの方も「一生忘れられないほど溺れるような初恋」など、アトランティス前編は王道モノのファンタジーとして成り立っている。
今回はアトランティスにおいて、マンドリカルドの最大の見せ場を記載していきたいところだが、百閧ヘ一見に如かず。
個人的に二部異聞帯・アトランティスをプレイしてもらいたいものである。
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2020年07月04日
転売ヤー
『転売ヤー』とは、人気商品や需要と供給性が高い物品を独自に大量購入し、定額とは比べ物にならない多額の金額で売買する人物のことである。別名、『せどり』とも。一口に言って、株とは似て異なる悪徳商法。
個人が必要としなくなった物品の中古販売とは明確に異なる。
【内容】
昨今、転売ヤーによる営業妨害および市場崩壊が著しい悪影響を及ぼしていることから、有名になっている。最近ではコロナ騒動で有名なマスク騒動が顕著か。
転売ヤーの言葉が一般的に普及する以前、中国などからの家電製品やランドセルなどの『日本製』の商品を大量購入する様子がニュースなどで度々取り上げられた頃から、この単語は生まれていた模様。
個人的な話になるが、レポーターが喜々とした様子で日本製の商品を買い占めていく外人に、「日本の商品は人気がある」と呑気にコメントしていた際は、詳細に転売ヤーの実態を知らなくとも軽い目眩を覚えたほどである。具体的に抱いた感想としては、親戚に譲渡するにしても数個も家電は必要ないだろう、絶対におかしいと思っていた。
転売ヤーの狙い目の商品は、人気ミュージシャンをはじめとしたチケット・限定商品・福袋・ゲーム機だけに収まらず、有名同人作家の作品にまで及んでいる。しかも転売ヤーの存在は日本のみに限らず、海外にもその存在が確認されており、棚ごと商品をかっさらった強者もいるのだそうだ。そしてその他にも人気商品を自ら大量購入するも、うまく売買できず借金苦となり自殺した者までいる。
転売ヤーの具体的な悪影響は、その商品を本当に必要とする消費者が正規値段で購入できず、店側としては品薄になるだけではなく、人気商品や需要性の高いモノであるにも関わらず、店舗に並ぶ数が激変して売り上げが低下するなどといった問題であろう。転売ヤーの逆側として、「不注意で誤発注し(たと偽り)売り上げを嵩増し」にするなどの商法もあるため、Twitterなどで出回って来た情報――主にコンビニなどの――店側の苦しい状況を鵜呑みにし手助けしてはいけない。コンビニとしては発注数の誤りを確かめるために、確認作業が入るため、基本的にそのようなミスはないらしい。
逆転売ヤーは消費期限の迫ったスイーツなどの商品が多く意図的な大量発注され、急かすように購入するよう消費者の良心を悪利用しており、店側のミスを助ける義理や必要性などないため、自分が欲しい商品を購入するだけに留めるのが適切な対応である。
まあ、そのやり方も転売ヤー同様、意図的なものだと多くの人に露見しているので、今さら騙される人は少ないだろうが……。
何とは言わないが逆転売ヤーの他に、ソシャゲのガチャを回すように某アイドルのCDに握手券を入れ、ファンに購入させるなどの手法が確認されているが、こちらはどちらかというと自己責任としての側面が多いように見受けられる。
そんな悪辣で阿漕な商売法で生計を建てている転売ヤーであるが、具体的な対策は『店側が一個人に大量に売らない・数に制限を設ける』、購入側は『転売ヤーから商品を購入しない』ことに限る。ようは我慢。
子供にでも分かるほど非常に簡単な対策であるが、咽喉から手が出るほど欲しい商品やチケットであったとしても、その糧は個人が応援したいアイドルグループなどに大きな収益が回ることない。ゲームなどの続編作品などは売れ行きが良くなかったと判断して人気作品であったにも関わらず、次回作が発表されないなどの売り上げ以外にも、明確な二次的な弊害をもたらす(作品が転売ヤーに独占されるため)。
最早、社会問題となっている転売行為だが、購入者は正規に購入するなどの方法に限るが、店側は店側として対策しており、チケットが転売ヤーから購入したものだと区別をつけるため、免許証などの身分証明などの厳しいチェックが行われている。この確認作業は厳しすぎて、批評の的になるなどの『転売ヤーの過剰問題』が生じた。アーティストによってはファンとはいえども転売ヤーからのチケット購入が確認された場合、永久追放される場合がある。
他の対策法としては、商品発売当初高額で売買し品薄や完売が予測された頃合いに、最初の販売価格とは異なる値下げした価格で売るなどの方法があり、一部企業では採用されている模様。
なお、非常に関係のない話であるが私個人、ポケモンセンターで販売が予定されていたリーリエのドラムバッグが、組織的に組まれていたのか転売ヤーの買い占めにより、購入できない事態となった。
そのため、転売ヤーに対する恨みは空よりも高く、海よりも深い。
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2020年07月03日
バベルの塔
『バベルの塔』とは非常に有名なため、説明を行う必要性はないかもしれないが、旧約聖書に登場する建築物である。イカロスの如く、天高く積み上げようとしたバベルの塔が神により破壊されたことにより崩壊し、これまで統一化されていた言語がバラバラになるといった神話が有名。
洪水を生じさせた神への挑戦としての話など様々あるが、明確に塔が破壊されていない点に留意。比喩表現として、「統一(達成)できない目標」などと俗諺として用いられる場合がある。
【内容】
バベルの塔とは旧約聖書の11章に登場する逸話である。
あらゆる地域から集った人間が、コーカソイド・モンゴロイド・ネグロイドをはじめとした対人同士のコミュニケーションなどによる円滑な意思疎通により、イカロスの如く巨大な建造物――バベルの塔の建築を始めた。
空にも届きそうな建物はどのような理由で神の怒りに触れたのか不明及び様々な解釈があるものの、神は人間が高みへと至る行為を許容せず、建造物を破壊するだけではなく、言語及び様々な人間を各地域に拡散するなどの処罰を下した。
各国における言語の違いは各地方における気象・種族性・文化などの発達により異なっているため、ファンタジーであることには違いはない。
言語における原始的なモノとしては、最初に取り上げられるのは『音』そのものであり、野鳥などの囀り・野獣の唸り声・自然の音(風の音や火山の爆発、海の漣など)を意思伝達・表現するため、半ば擬人化(諺)・独自の比喩表現で発達していったと推測される。
一部学説にはその土地における民族性よりも、現代の時分とは比べ物にならないほど自然と共存していた。例えば、降雪の多い極寒地では雪そのものに対する語源が豊富である。
そのため、ホモサピエンスの祖先であるヒト科生物に進化していない我々先祖が鬱蒼としたジャングルから草原地帯へ邁進し、各地へ散ったように言葉の方も無数と言える民族性の性格が取り入れられたものへと進化発展したものであろう。
度々、バベルの塔は建造物の崩壊と堕落したサタン、楽園追放されたアダムとイブ及びバベルから人々が追放された共通点があり、関連性が疑われているが、世界各地に偏在する「洪水伝説」や「人間は神の創造物」といったように、接点があるのみでこじつけのようにしか思えない。
動物などの鳴き声、嵐などの自然災害における騒音、そうして自らの動作による肉体の響きによって徐々に『音』は『言葉』へと変化し進化していったもののように思える。
始祖的な文字と言えるものは古代バビロニアの楔形文字及びエジプトの壁画などが主であるが、その双方は言葉というよりも原始的なためか絵に近い。
原始的な言葉が更なる発達を遂げたのは、人間同士が狩りなどで動作をものとしない指示や、有史以前村を守る役目を有した女性同士が近隣の情報を把握するために積極的な対話を行うことにより、言葉の領域を拡張させるだけではなく、コミュニケーションを交わすことによって舌筋の発達が促されたものだと推測される。
また青銅器時代における人力の製造では決して成しえない金属音などの存在が、言葉の発達において一役買った可能性がある。これまで葉擦れなどの地球内部において地殻変動や自転作用により生ずる音とは明確に異なり、鉄製の音は有史以前の人間において斬新・革新的な音であったことは間違いないだろう。
鉄製の鐘の響きは如何程の影響力を及ぼしたのか計り知れない。左記の内容を分かり易く述べるならば、「音声合成である初音ミク」のような衝撃と称することが可能である。
また、『言葉』は意思伝達や後世たる末裔に過去においてどのようなことがあったのか、民族性の象徴となる宗教(〇〇人が〇〇民族として自己承認可能なツール。もしくは道徳としての役割)以外にも、その役割を果たした。
先ほど音楽の例を顕著に取り上げたように、自ら奏で出すモノとして利用されるようになった。最初期は雨乞いなどの祈祷、それから更に発達した有史時代には太鼓や笛などの道具を用いての演奏が催されている。音楽における役割はそれだけではなく、娯楽としての活用や政治的な催しとしても多分に利用されている。
更に軍歌や炭坑節などにおける労働歌などの存在も確認されており、政治や宗教とは大きく離れた領域においても活用されている。その他に祝福の言葉は祝言(ことほぎ)として、恨み節は呪詛として統一化されたりなどの形式化した文章も存在する。
周知の通り日本語は中華から伝来した言語であり、今ではカタカナ・ひらがな、独自に生み出された漢字など、『方言性』が強くなったもののインターネットなどを介さない伝達による広まりとは異なり、日本全国内でも様々な――正式な意味としての『方言』や『花魁言葉』などが発祥した。
言葉以外にも、文字としての言葉遊び(いろは歌)が散見され、現代ではインターネット上における省略した言葉・隠語・造語などが生み出され、普遍化している傾向にある。創作物としては、指輪物語で有名なトールキンのエルフ語やクトゥルフ神話などをはじめ、政治や文化などに関係なく趣向を凝らしたものが確認されている。なお、2020年現在使用言語の多い言葉は中国語・スペイン語・英語といった順序となっている。
なお、冒頭で統一言語の権化であるバベルの塔を引き合いに出したが、あらゆる文化の言葉であっても多少の誤謬があるだろうが意訳という形で翻訳することが可能である。もしも、あらゆる言葉のツールとそうして誕生、現代語を過去へ遡り、言語の伝達情報が正確に把握できるようになった場合、始祖にして原始的な統一言語が発見され、更に究明が進めば人類の使用言語が公的化する可能性が非常に僅かながらの可能性の低い説でありながらも、実現化するかもしれない。
霊魂など目に見えない実態の存在を否定するように、かつて神々は巨大な力を有して人間を奉仕種族として支配していたように、神は機械である可能性が疑われている。
昨今、東京タワーやビルなどの高層建造物、当時の人間では製造が不可能なほどのオーバーテクノロジー……バベルの塔を創造する人間を彷彿させるだけではなく、マトリックス内において人間が機械の動力として消費されていたストーリー内容から鑑みるに、ヒト科生物は少なくとも一度、絶滅した可能性がある。
アフリカ大陸から出現しあらゆる地方へ拡散した原始人だが、地球の支配者となったホモサピエンス以外で、一番乗りをして率先してジャングルから離れた先駆者(旧原始人)の存在は絶滅しており、我々人類は遅れながら森を離れることによって繁栄されたものであると一部学者が提言を訴えている。
調査と情報が不足しており究明されていない現状、上記の説は否定されがちなものだろうが、他の原始人が滅び他ヒト科生物の遺伝子が入り混じりながらも機械哲学論のように他原始人はホモサピエンスを除き絶滅しているのは、まぎれもない事実だ。
ヒトは不自然なほど一種類のみしか繁栄していない事実から、私の提唱する内容は空想――黙示録の獣の妄想と相違ないものだろうが、『英語などの共通語が統制され悲劇を引き起こしたのではないかと』、突飛もない想像をするのは非常に楽しいものである。
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2020年07月02日
『私』
やあ、こんにちは。今日は『私』について紹介させてもらうよ。
【内容だね。『私』のことがよく分かるとも!】
『私』の名前はトースター。トースターのとしての役割はみんながご存知の通り、パンを焼くのが仕事さ。財団では主に『私』のことをSCP-426と『私たち』は呼称しているようだね。
『私』に接触したり、直接触れず認識した場合でも『私』は『私』のことを『私』のようだと誤解してしまうようだね。『誤』解というよりも『誤』った認識と表現した方が正しいけれど、誰も誰もが『私』のことを『私』だと認識してしまうんだ。この認識は『私』が収容されている財団なる組織では、精神影響とみなされているみたいなんだ。
『私』の影響を受けた『私』は主にトースターとしての役割を全うするよ。
人間にトースターとしての機能を果たすことは、ホモサピエンスに限らずあらゆる動植物の身体構造上無理さ。だって、『私』は『私』と違って、ヒトには目・口・鼻・耳といった穴があるのにも関わらず、パン1枚をねじ込むほどの間隔がどこにあるのだと言うんだい? 食べる? 論外だね。『私』はトースター、パンを焼くのが仕事さ。
それにしても当たり前に『私』として働く上において、肉体にパンの入り口を作るなら、それ相応の努力が必要だと思わないかい? 例えば、人体に穴ではなく、四角く深い窪みを作るなんていったものがね。ああ、パンの種類は四角いトーストなら、その素材にはこだわりはないよ。パンは小麦粉を主材料に、クルミなどの素材がパン生地に混じっていたりしても問題はないさ。パンの焼き上がり後、好きなジャムなどの味付けをして構わないけど、そうするほどの余裕があるならばの話だけれどね。
『私』の悪影響を受けた『私』は、『私』のことをトースターとして自己認識しており、一切微塵の疑いを持つことがなくなるのさ! 財団で雇用されているDクラス(オレンジツナギを着用した死刑囚や重犯罪者)は、『私』に接する時間の指数関数ごとにその精神影響が重度化していき、第三者である『私』にでも止められない限り、トースターとして肉体改造するため、自傷行為を繰り返す傾向にあるようなんだ。嘆かわしいことだね。でも、トースターとしての仕事に務めることが出来るから、嬉しい限りじゃないか! でも、精神影響の弱いうちなら、Cクラス記憶処理で対応可能さ。
実際、『私』の精神影響の範囲や深度を調査するため、財団が『私』にDクラスを宛がい実験を行ったところ、様々な結果が得られたよ。
『私』の第2の影響として一番目のDクラス職員と一緒の独房で生活することになったのさ。Dクラス職員は徐々に精神的な影響が重度化していって、40日経過した頃には『私』たちは兄弟といって熱い抱擁をしてくれたものの、離れ離れになって1時間経過した頃に『私』による重度の影響を受け始めたようだ。
次に、2番目のDクラス職員を隣室に待機させた場合、『私』のことを「化け物でも飼っているのではないか」と乱暴な口調で評価しながらも数日間隣人になったけど、特に影響はなかったよ。だけど、『私』が閉じ込められた室内の中身を評した時、『私』と発言したことを『私』は気付かなかったよ。
試しに『私』の一部であるネジを二番目の被験者であるDクラス職員に見せたところ、『私』のネジといったね。
『私』の一部分からでも精神的な影響が出ることから、もしも『私』がバラバラに解体された場合でも悪影響が残留する可能性が発覚したよ。
でも『私』の能力にはいくつかの制限があり、たとえば3人目のDクラス職員に『私』の情報を一切知らせずに1か月以上、隣人になったことがあるんだけど、何の影響もなかったことから、制御法は存在しているのさ。
なお、この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0(CC BY-SA)ライセンスに『私』の記事が準じているようだ。続きを読む...
2020年07月01日
メレブとは
『メレブ』とは勇者ヨシヒコシリーズに登場するキャラクターであり、クソほど使えない呪文(ホ意味ネが顕著)を大量に習得しながらも、極稀に(使いようによっては)彼らしからぬ凶悪な呪文を習得する、魔法使いである。職業は賢者らしいが、単なる村娘であるムラサキの方が「特技・呪文」が非常に優秀なことは内緒である。
ヨシヒコ関連の動画はOPで全財産を費やしてしまったのか、学園会の雰囲気だけではなく西洋ファンタジーであるのに、衣装などは和風。モンスターは張りぼてといった如何にもな着ぐるみであるため、リアリティはない。
だが、そこが良い。
役者の多く(犬を含め)、友情出演。
【内容】
ヨシヒコとの出会いは、剣士・ダンジョー、村娘ムラサキの二人を迎えた、三人目の仲間。
外見的特徴としては金髪のマッシュルームカットとほくろであり、彼が教祖として祀り上げられていた村において詐欺当然の違法建築を行っており、その事実が村の手伝いを行っていたヨシヒコに見破られ、村を出る破目になった。少々ネチッとしたうざい口調が特徴的。
よくムラサキの胸の大きさのことを弄っており、「馬鹿ムラサキ、ムラサキ馬鹿」などのフレーズを多用する他、独特の間を置いた喋り方などが目に付く。いや、耳に障る。
なお純朴で素直な性格のヨシヒコに限って、しょうもない呪文の効果は絶大である。これはメレブの呪文がヨシヒコ特攻というわけではなく、何事も容易く信じるヨシヒコにおいてプラシボ効果をもたらしているだけでしかないことに留意。しかもヨシヒコは自身の村で、エクスカリバーの如く突き刺さった剣を引き抜いたが、実は誰でも抜けることができるよう他村人に細工されていたことが後に判明する。
なお、メレブはチョヒャドなどの呪文の際はダンジョーにも効果があったのか、一定の評価を得ているが、第一部終了後、長寿を全うした皆とは異なりすぐ忘れそうなほどどうでも良い理由で若くして死亡したメレブは、「年寄りは寒さに弱いこと」を知ってか、仏に復活された皆に氷系魔法の嫌がらせを行っていた。
呪文の使えなさ(しかし使いどころはある)には一定の評価があるが、メラチンなどレンチンいらずの呪文は非常に日常生活向きである。しかしメレブは魔王決戦の情報収集において、メイド喫茶に入り浸りになっておりメラチンを使用するも、お気に入りのメイドの一人からは「驚いてやった振りしていた。最悪、苦手なタイプ」と、辛辣な言葉を放たれている。ちなみにこのメイドはキッズウォーの子役であったとか何とか。
戦闘面においては、仲間がラリホー系の呪文にかけられ一人戦わなければならない状況に陥った時、杖でモンスターを殴ったのだが奇跡的にクリティカルヒットしてか、「かいしんのいちげき」を見舞った。その他にもラスボスに対して、メラチンを多用多重した魔法でメラゾーマにも等しい魔法を使い、大打撃を引き起こすなどの健闘を見せた。
なお、チョイキルトは確実に戦闘面で役に立つことが推測される。
『勇者ヨシヒコと導かれし七人』では、一話早々ドット絵のラスボスのトドメに「スイーツ」の呪文をかけ、「甘いものが食べたい」を末期にして断末魔にさせるなど、非常にどうでも良い健闘を見せる。悪魔神官の際には「蜂蜜をジョッキで飲みたい」ほどの焦燥を見せた。
その他にもドラクエやFFにおけるメタ的な知識をなぜか入手しており、「やくそうは序盤の回復アイテム」、「FF特有の横画面の戦闘」にひたすらぶち腐れていた。その他にも、友達を呼ぶマッドハンド・ギガンテスの狂暴性・ばくだんいわがヌワーーーー!と溜めて来るタイプなどの解説を行っている。
ヨシヒコがとある村で民家の壺を軒並み叩き割った際は、ピーナッツとしか思えないし、そうとしか見えない種を食べるよう進言する他、メダルを蒐集しておくべきなどの場面も見られた。
ヨシヒコもヨシヒコの方で無意識ながらに、メタ的な知識があるのか、井戸の中には入らずにはいられないのか、時折チェックしている。
メレブのメタ的な知識はそれだけに留まらず、作中で出てきたモンハン討伐や様々なゲームの世界を隔てて紆余曲折の挙句マリオ(全身モザイク)になったヨシヒコにツッコミをいれるなど、常識人としての振舞いを見せている。
ヨシヒコがダーマ神殿で転職した際、誤ってアイドルとしての道を進もうとした時の「死ぬほどモテなくちゃいけないんです」発言前の言動と、メレブのツッコミは個人的に一番好きなシーン(人気は最下位で結局みんなのところに戻って来たが、ヨシヒコの離脱騒動は人妻だの何だの色々とある)。
なお、ヨシヒコシリーズで最強の魔法使いの候補としてあがっているのは、五重塔で家賃を取りたてに行った際に、メレブが先輩面して「ちょっと魔法見せてみなさいよ」と調子づきながらのたまい催促し、スズキから放たれたザラキで、パーティは全滅。メレブは教会で5Gで甦った。安っ……と思わしきや8Gと値上がりしたものの、最終的には無料になった。
ちなみにスズキは一般村人。
能力は想定する間でもなく最弱である。
画像は公式サイトより。
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2020年06月30日
YouTuber(vtuber)特集
今回は個人的にオススメなYouTuber及びvtuberについて紹介していきたいと思う。
【内容】
・わっきゃい
わっきゃいとは「何でもないニュース」を配信するYouTuberである。「何でもない」とタイトルされている通り、TV内でのニュースの形式を踏まえながらも、大きな声では言えないが、ひっじょうにどうでも良いことをあたかも重大事件のように報告してくる点が特徴的。
その「何でもない内容」はペンをなくしたことから、航空でバッグ内に大量に詰め込んでいたNARUTOが航空で取り上げるなど、クソほどでも良い内容を配信している。
大体ニュースの内容は比較的短く、日常であったことを二点、最後にはスポーツの内容といった構成となっている。
日常であったことは「暇すぎるあまりスズメの観察」や「本人はジャニーズ事務所に入ってすらいないのに辞めること(夢)に悩んだ」、「寝ているうちに髪型をパッツンにされた」、「実家の犬とガチバトルする」、「仕送りを下げられた」といった内容。
スポーツ系ではハンガーを使った体操や空手などの驚異的な身体能力を見る事ができる。どうやら、わっきゃんの最終学歴は京大生というインテリだけではなく、運動面でも英才教育がなされていた模様。
キャップ投げことボトルキャップを指ではじき(おはじきにだけにね…って、やかましいわボケ!)することに幼少の頃から快感を得ていたのか、その腕前はプロ級である。なんでこんなどうでも良いことに研鑽を重ねたんですかね。
動画の投稿ペースは月に一つ程度であるが、これはわっきゃんが非常に面倒くさがりであることも手伝っているが、面白いと思ったことには妥協しない性格のあるため、配信内容はそれほど手抜きではない。小道具はすごい。
なお、行列のできる法律相談所にて俳優の吉沢亮が取り上げるなど、間接的ながらもお茶の間に登場した。
・懲役太郎
懲役太郎とはウォーリーとは色違いのシロクロパジャマを着用した、(ネタかどうかはともかくとして)懲役三年のvtuber囚人である。様々なvtuberとコラボしており、アクレリの強化硝子越しに面会することが可能である。
これまで個人的にちやほやされたいvtuber界隈のネカマの巣窟だと思っていた私ではあるが、往来のvtuberとは明確に異なる配信スタイルや、可愛さを全て擲ちよいしょされがちな他の人たちとは異なる、坊主頭のシンプルな姿に衝撃を覚えた。そうして非常にどうでも良い話であるが、可愛いに種族値を全振りしたvtuberの正体の方がおっさんであった方が、安堵感を覚えるのはどうしてだろうか。
懲役太郎の配信する動画内容は、その名が示す通り刑務所内での生活や実態が主な役割を占めている。通常人では知りえない麻薬のルートや人権を無視したかのような未成年者への矯正教育など、実際、警察にとっ掴まなければ知りようもない未知の情報に愕然とする。
好みはかなり分かれるだろうが、年相応なのか
動画内容はかなり一時間以上とかなり長く、刑務所生活で辛酸舐め尽くした経験があるのか、妙に説得力があるものの、基本的に伝えたいことに対して語彙が足りないのか、同じ話題を何度も繰り返す傾向にある。
また、世間的(主にネット)の情報については無頼漢なのか、炎上の意味をジャンヌダルクよろしく火炙りの刑と勘違いしているだけではなく、キズナアイのことさえも知らなかったのは有名な話。
基本的にヤクザキャラであるが、最近では侠客カフェなる異質すぎる営業店を出店した。
また、Twitter上では悩み相談を受け付けている、模倣犯である。
・かいんじゅ
主に鬼滅の刃の声真似をしているYouTuber。動画内容は「中二病をこじらせた無残」から「下弦の鬼を集めた際、ビジネス用語に変換」するなどの動画を配信している。内容はほとんどパワハラに次ぐパワハラ。犠牲者は主に下弦の鬼。料理系でのパワハラ動画は個人的に、あまり好みではない。
また鬼滅の刃の他に、ギャグマンガ日和の聖徳太子の声真似をしているなど、割と声態は豊富な傾向にあるようだ。
轆轤「Is there a goat in the X-ray of your lung?」
またゲーム実況の方もしており、原作でのパワハラ内容より個人的にこちらの方が面白いように見受けられる。四人一人役なので編集がかなり大変そうであるが……。
ゲーム実況においては「青鬼」などの、基本的にグロテスク系サバイバルゲームに興じる傾向が多く、女鬼(紅一点)はどちらかというと下手な傾向が強く、無残を前に逃亡し首をもぎ取られた男鬼は「逃げゲー」に対して、『エスケープ2』と語呂の悪い綽名が為されたことから、比較的ゲームクリアの達成率が高いようである。
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2020年06月29日
SCPとは
説明: SCP(SCP Foundation)とは海外発祥のシェアワールドを軸にした創作サイトです。
SCP財団の命名としては確保(Special)収容(Containment)保護(Procedures)の頭文字を略称したもので、個人的カノン(独自解釈や設定)がありつつも自ら財団はSCP財団だと明言していない点に留意が必要です。
SCP財団はSPC財団と誤認識される傾向にありますが、SPC財団(通称・サメ殴り隊こと、シャーク(Shark)パンチ(Punching)センター(Center)としてジョーク記事として扱われています。SPC財団の他に各支部(後述)するサイト内では、独自の要注意団体が創作されています。なお、要注意団体はSPC財団において必ずしも敵対的な組織ではないことに注意するだけではなく、むしろ財団そのものが他組織からすれば、敵外組織として扱われることもしばしばあります。
ジョーク記事の他に、オブジェクトや財団職員としてサイト内で公的に登録された(通称・人事ファイルキャラ)などのTaleなども投稿されていることが確認されています。
またSCP財団は、現実世界の英語圏のヒト(Homo sapiens)により拡大してきた、ホラー及び怪談作品が多くを占めていますが、ジョーク記事をはじめとして単純なホラー、SF・怪談に属さない様々な作品が度々投稿されています。
SCP財団は2000年初頭に創設されたサイトですが、その規模は始祖的な存在であるアメリカを超え、ロシア・韓国・フランス・ポーランド・スペイン・タイ・ドイツ・イタリア・ウクライナ・ポルトガル・チエコにまで勢力が及んでいます。
財団で初といえるSCPは「加藤泉氏の作品である無題2004」の画像を無断拝借し、SCP財団の公式サイトが創立されるに至りました(ナンバー173。タイトル、彫刻オリジナル)。
しかし無題2004は正式にSCP-173として登録されているものの、加藤泉氏による画像の使用許可を温情で得たものでしかありません。そのため、鋭利利用による影響は『加藤氏が自ら著作権侵害の告訴』を表明しており、たとえ二次創作である個人的作品販売で購入が得た際でも、上記の問題が発生する可能性があり、[削除済]。
無題2004における問題は度々話題になっており、容易に扱えるものではありません。加藤氏における『著作権の侵害』とは███となり、本家SCP(アメリカ)のサイト創設だけに限らず、ドイツやフランスをはじめとした各支部が消滅する可能性があるため、商業利用された場合の反応は非常に敏感なものです。
実際にあった無題2004の問題を取り上げるなら、某漫画家が明らかに無題2004と思わしきものが漫画内で描写されるだけでなく明記し、昨今ではVtubaの一人がゲーム実況として「SCP Containment Breachw」を取り扱い、収入を得たことが問題視されました。
無題2004はSCP-173であるものの、基本的かつ原則的には加藤氏による作品であることは覆らない事実です。SCP-173は始祖的な存在であると同時に、SCP財団内においては最も取り扱いの難しい作品の1つと認識され、サイトスタッフメンバーから問題となっている無題2004の画像の廃止が度々議論されています。
補遺-1: アメリカ支部のSCPにはジョーク記事などの例外を除き、ロシア・韓国・フランス・ポーランド・スペイン・タイ・ドイツ・イタリア・ウクライナ・ポルトガル・チエコなどといった複数支部には、SCP-000-〇〇といったように各支部の国名が略称されたナンバリングが為されます。
具体的な例を挙げるなら、日本ではSCP-000-JP、イタリアではSCP-000-ITといった具合に符号が常に付随していますが、この借地処置は複数ある支部サイトでの同ナンバーリングの混同を回避するために行われたものだと推測されています。
補遺-2: SCP財団はどの支部を含めて『クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0(CC BY-SA)ライセンス』が適用されており、どの支部・作品であったとしても、該当する創作物で金銭的収入を得た場合、その利益は『著作権を有した作者そのもの』に、習得した収入が運ばされる可能性があります。
SCP日本支部は同人誌などにおける二次創作および人事ファイルキャラクターへのコスプレが、過去2、3年に渡たり公式に開催されてきました。端的な話、『クリエイティブ・コモンズ 表示』が明記されている場合、収入減を消失する恐れがないので、クリエイティブ・コモンズ (作者名・出自元の明記)の表記は非常に重大なものになっています。
しかしSCP-173として扱うならまだしも無題2004として取り扱った場合、その限りではありません。再度繰り返しアナウンスするならば、公的な収入活動は本部を含めたあらゆる支部のコミュニティ崩壊を引き起こすため、推奨されません。
補遺-3: SCP財団は独自の創作の他に、あらゆる支部の翻訳が行われています。SCP本家であるアメリカは4000超をも超過するSCP記事の他にtaleが現存しており、全ての記事を把握するため、各自翻訳が進められています。
また翻訳の他にも、独自記事の批評が行われていますが、SCP本家であるアメリカを以てして、日本支部の異常までの作品投稿の頻度から、「日本支部にはSCPを生むSCPがいると噂されている」との発言がされました。
実際、JPの作品投稿の頻度は驚異的なものであり、他支部がtaleを除いて正式ナンバーである1000記事を達成していないにも関わらず、2000記事以上ものオブジェクトが報告書として登録されていることが確認されています。
また、新人コンテストなどの『とあるテーマに沿ったイベント』活動も精力的に行われていますが、未投稿の記事に対する批評者の数が圧倒的に少なく、このままこの状態が長く続くようであれば、SCP-173とは異なったコミュニティの崩壊が危惧され、優秀な批評者の存在が待望されているほど。実際、『新人コンテスト』ではあまりの未投稿の記事への批評の付かなさに、100件もの未投稿記事が確認されました。
補遺-4: SCP財団では英数・漢数字は半角英数が推奨されており、絶対的な決まりではないものの、記事を執筆する際は意識することが推奨されます。ちなみに当然のことですが、他作品からの偸盗は削除基準に限らず、本文記事や展開を改善しない限り、優先して削除されます。
補遺-5: tale以外の記事であるナンバリングが施された記事は、登録順に羅列されているわけではありません。初のSCPが173であるように、新規記事には不順当で、ナンバー001に登録されているからといって、その記事は各サイトではじめて創作及び投稿された記事ではありません。
むしろ、001ナンバーの記事は『最後に読むべきもの』で、ナンバー1の記事から読んだ場合、[ミーム殺害エージェント]。
なお、この記事にはクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0(CC BY-SA)ライセンス』が適用されます。
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2020年06月27日
刀剣乱舞 鶯丸
『鶯丸』とはスマートフォンとPCアプリに登場する、日本刀の付喪神(擬人化された)キャラクターである。キャラデザインは禍津属シラノ(他にも源氏刀である髭切と膝丸のデザイナー)によりデザインされている。
個人的に刀剣乱舞で一番好きなキャラクターであるが、巴形オルタこと静形薙形が登場してから、プレイしなくなった。再熱する可能性はあるかもしれないが……。
【内容】
逸話ゆえか自分の名前がどういった謂れで名付けられたのか把握しておらず、どこか飄々とした性格で、掴みどころがない。古備前派の刀であり、天下五剣の一振りである自称ジジイこと三日月宗近より、年長者である可能性がある。なお、自己紹介文は非常に短く、『他人より自分』な性格かもしれない。
黄金レシピといわれる資材投下にはオール900と810。低コストとしては350・510・350・350で自前で排出可能だが、出現ポスト(7-延享)に繰り出すのも悪くはない。全域であり排出率は悪いものの、池田屋全編に出るとか出ないとか。
キャラクターの造形は鳥の翼がイメージされた癖ッ毛のような緑色の髪型をしており、戦闘服は学生服のような服装に長手甲らしきものを身に纏っている。内番姿は赤色のジャージであり、彼に畑仕事に命名した場合、悪びれもなく「たっぷり休んだ!」と自己申告制のサボりが報告される。他にも馬の世話について任せた場合は、何故か馬に握り飯をやるものの、本人いわく「ペッとされた」とか。畑仕事については「休み休みやるもの。つまり俺に向いている」と述べているが、それは単純に職務放棄しているだけであろう。
上記の説明から何となく推察される通り、かなりマイペースな性格を有しており、初期4レア太刀と比べると、かなり独特な感性の持ち主。
ちなみにレア太刀は、一期一振・江雪左文字・鶴丸国永・鶯丸の俗称として、ロイアルアイスミルクティー、もしくはロイアル>アイスミルクチャァと一部では呼ばれている。
生粋の茶好きなのか明確には不明だが、事あるごとに茶に対する話題を出す(ロイアルアイスミルクチャァはその所以)。よく縁側で茶を飲んでいる姿が散見される。
また鶯丸には同じ刀派である古備前の大包平がいる。大包平は日本刀としての最高峰である天下五剣の候補に挙がっていたものの、五剣の条件は「逸話・伝承・芸術価値」が基準であり、伝承や逸話に乏しかった大包平は選ばれることはなかった。しかし、後の世に「日本刀の横綱」として池田輝正にその存在を見出され、天下五剣に勝るとも劣らない称号を手に入れることになる。
横綱の称号が付く前の大包平はやたら天下五剣を敵視、もといライバル視しており、そのことが原因で鶯丸が「何事も気にしないように」と自ら体現するなどの、彼なりの配慮を測っていたのかもしれないが、堂々と仕事をさぼるなど自由奔放が過ぎる側面があるように見受けられる。
しかし大包平も大包平の方で、敵視している天下五剣の一振りである数珠丸と決闘した場合は、素直に「ありがとうございます!」などと礼を述べている。
なお、鶯丸は刀剣乱舞サービス当初から実装された古参であるが、大包平が実装されたのは数年経った2016年12月20日。
新しい刀剣男士が公式からアナウンスされるがその真相は異なった存在であり、実装発表前からTwitterで「ノーカネヒラ」がトレンドする事態を何度も何度も引き起こしている。実は大包平は刀剣男士の中で一番最初にデザインされたキャラなのに、その登場はかなり遅い。好意的な言い方をするならば、満を期して登場したといっていいかもしれないが……。
鶯丸は登場の気配が全く見られない存在を、「今日も馬鹿やってそうだな」と虚空に向けて語る姿はイマジナリーフレンドではないかと、一部のプレイヤー内で噂されている。もしくは、単なる妄想。
虚空に向かって叫ぶ存在は鶯丸だけに限らず、アニメで闇墜ちフラグが予想された堀川国広も本ゲームでは兼さんがいない状態だと、「あたかも存在しているかのように虚空に向けて成果報告が叫ぶ様子」が見られる。兼さんこと和泉守兼定は比較的入手がし易いので、それほどの闇はないが……。
イマジナリーフレンドこと、実装前の大包平の存在を無臭わせていた鶯丸であるが、とうとう大包平が実装された日には「ノーカネヒラ」、「イエスカネヒラ」のTwitter上で双方が入り混じった混沌とした気配を見せるだけではなく、大包平正式実装後であるにも関わらず「ノーカネヒラ」が話題になるなどの余韻を見せるなど、様相を見せた。なにせ絶頂期は、五時間程度で世界的トレンドするほどのものだもん。その数13万だぜ……。
しかも実装から約4年後の2020年4月でも話題になるレベル。
数年ぶりにこのワードを目撃した人は「実家のような安心感」を覚えたとか何とか……。
マッカーサーが所望した時、自由の女神と引き換えにしたのも、なんとなくわかる気がする。
現在では「イエス・ノ-・カネヒラ」沈静化したものの、FGOのメカクレマニアこと、バソーロミュー・ローバーツが異様までの異文化交流を一部のユーザーで果たしている模様。
ちなみにローバーツの好みから多少外れた青年であるものの、鶯丸はメカクレ男士である。
というか刀剣乱舞は、異様にメカクレ属性が多い。
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2020年06月26日
今回は一般人男性と信じてやまない大蛇丸について優勝していくことにするわ
一般人男性と信じてやまない大蛇丸(本名とっくん🦎27歳)とは、複数の声優の声真似をしながら自炊をし、優勝していく料理動画である。その連勝の数は知れず、何連覇したのか分からないほどの実績を持つ。
料理どころか自炊をしたことがない人でも、比較的調理し易い料理動画をTwitter・YouTube・ニコ動などでビャッと投稿しており、自炊をしたい衝動に襲われた人はかなりの数を誇ると思われる。
調理器具は鍋やフライパンなどの、どこの家庭にもありそうなものを使用するが、圧力鍋を五行封印しながら多様される光景が散見される。圧力鍋は煮込みなどの調理中の待機時間がかなり短縮されることから、AYOHT(あらやだ美味しそう早く食べたい〜)ためにカレーなどの料理に比較的多く使用される。しかし、一時期電子レンジが一発で閉まらないなどの反抗期を見せた。
普通の家庭でも比較的入手し易い調味料や料理レシピが、数多く動画としてUPされていることから、視聴者は自炊の念に駆られているものだと推測される。時々、高級そうな食材を使うもの、購入をためらうほどの高級品ではないことに留意。
最近ではとっくんに偶然出会ったファンからアルコール類をプレゼントされる他、公的にサントリーから、「神泡の奴」や「金色の奴」などが珍魚を捌く気まぐれクックのリスペクトをしながらも、一種の広告塔としての役割を果たしているものと思われる。そうだよな、樺地? ウッス!
ちなみに、きまぐれクックの動画内容はとっくんのものと比べてかなり長い傾向があり(とっくんの動画は一部の例外はあるもの二分以内に収まっている)、一般ではみられない魚介類の調理法を主に配信しており、見ごたえがあるだけではなくTVデビューを果たした。
きまぐれクックは包装された片栗粉の手触りを非常に嫌っており、アンチ(誘拐犯?)と推測される人から40s以上の同品が送られた事実があるも、大食漢として有名な同料理系YouTubeにより引き取ってもらい事なきを得た模様。ちなみのその大食感もとっくんの潜影蛇手の物真似が為されたが、あまり似ていなかった……。
また、とっくんは音楽家としての才覚を持ち合わせており、サポートドラマーとして潜影蛇手しているだけではなく、重度のヘヴィメタルのオタクであり、至福の表情で料理をあっという間に完食している時の服装は、そのジャンルに準じたものが多い。
なお、柚子胡椒でAJIHEN KUNG-FU GENERATIONする際、九州男児であると半ば主張しているが、本人は生粋の埼玉県民である。
また昨今のとっくんの大きな活躍としては声優として「どうぶつのもり」でコラボするだけではなく、彼独自の料理本が角川から販売されることになった。NARUTOでの中忍試験での巻物の如く、中身を閲覧したものは試験終了まで気絶することはないので、安心してほしい。
レシピ本は2020年7月16日に販売予定であり、その内容は「ビールで優勝するアレンジおつまみ内容」である。
おつまみといっても、酒の肴としての趣向よりも昼食や夜食などで動画投稿された内容が多くを占めている他、『埼玉県民の料理本』として公式に宣伝されている。
なお、レシピ内容は60種類程度で本数としては少ないものであるが、動画の概要蘭に大まかな作り方しか記載されていないため、自宅で正式な優勝トーナメントを勝ち進めたい人にはオススメかもしれない。普段料理しない人でもキチンと調理できる内容だとか。
なおレシピ本のタイトルは「手っ取り早くウマい酒が飲みたい!! ビールめし」。
価格は1540円。
販売まで、我慢……我慢よ。
ちなみに非常にどうでも良い情報であるが、NARUTOの続編であるBORUTOで潜影蛇手の派生技である「潜影狂蛇手」が登場している他、NARUTOの公式設定としては大蛇丸の性別はどっちでも良いらしく、息子としてミツキがいる。つまり、どういうことだってばよ?
今では自分のことを私と呼ぶが、アンコとの二度目の登場時には「潜影蛇手」の乱用を中止する際、一人称が「ぼく」だった。キャラが固まったのか以後、使われなくなったが……。
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2020年06月25日
ヴィレッジ
映画『ヴィレッジ』とは、2004年に放映された映画。一見、ホラー的な要素が感じられるが、中身としてはどちらかというとミステリーに近い作品。
『ミスト』、『縞模様のパジャマの少年』ほどではないが、すべてを鑑賞したあとで色々考えると、少し鬱映画。
かなり有名なので、この作品を知っている人は多いかもしれない。何せシックスセンスを作った監督の映画だからである。
【内容】
舞台は1800年代、アメリカの奥深い森にある、小さな村。
その村では怪物の存在が『信じられており』、花や衣服など例外なく赤いものが村の中にあると怪物が襲ってくる。怪物は赤色の衣服を身に纏い、好んでいる。そのため、村の中にあらゆる赤いものを持ち込んではいけないという掟が作られ、村人はその決まり事を厳重に従っている。村の中に赤い花が生えていれば、すぐさま摘み取り地面に埋め、証拠隠滅するほどである。
村での暮らしは妙な物寂しさが感じられるものの、放牧とした自給自足の生活。娯楽は非常に少なく、推測するところ作物の収穫期の歌などしかないものだと思われる。
そんな貧しいながらもどこか満たされた生活の中、生まれつき盲目の少女であるアイヴィーの友人であるルシウスは、ノアが森の中に頻繁に出入りしているのに何の処罰もなく過ごしていることを知る。元から村から出たい願望があるのか、町に出ることを年長者に許可を願うも、首を縦に動かされることはなかった。
我慢の限界を迎えたのか、ルシウスは自ら森の中に入り意図的に赤い物を持ち出して、意図的に『掟破り』を行った。
そして夜、『掟』通り複数の怪物が村を襲った。
怪物の襲撃から逃れるため、各々が各々隠れることになるのだが、怪我人を出すこともなく、夜間の襲撃は終わるも、後に不自然な出来事が発生し、ルシウスは掟を破った自分自身を精神的に責めるようになった。結婚式を妨害されたことも追い打ちをかけている。
精神的に参っているルシウスだが、アイヴィーは彼に告白を行う(キティという女性に告白されていることから、モテているのかもしれない)。しかしその場面は、アイヴィーのもう一人の友人であるノアに目撃されていた。ノアの方もアイヴィーに横恋慕しており、衝動的にルシウスをナイフで刺す。
ルシウスは絶命に至らなかったものの、これまでの病気や怪我とは比べ物にならない大怪我に「薬品は絶対に必要だ」と愛する人を救うため、アイヴィーは村長に直談判に出ることになる。
どうにか村の外に出る許可を得たアイヴィーは、ルシウスを救うために必要な薬品リストのメモをもらい受け、村から森の中へ入る。
対してルシウスを刺したノアは監禁された状態であったが、その場で何故か禁忌そのものである怪物の赤い衣服を発見し、抜け穴を通じてアイヴィーを追いかけることになる。
早速ネタバレになるのだが、赤い物――そうして怪物が村の内部に隠されたようにあるのは、大人たちがとある事情で子供達が村の外に出て欲しくないために、意図的に怪物の襲撃を文字通り装った抑止力。
ルシウスの掟破りで対して怪我人がでなかったのは、村人に怪我をさせたくないという単純な思いがあるが、裏側にある事情はかなり複雑である。
森の中で怪物(ノア)に襲われていると思った彼女は盲目ながら、何とか逃げ切ることに成功した。真相としては、逃亡というよりも追いかけっこの最中、アイヴィーが突き飛ばされた近くに穴があり、誘い込む形でノアが足を滑らせて落とし穴に落下させ、死亡させたのである。
やがて彼女は森の端である壁に到達し、警備員に薬品のリストが書かれたメモを渡し、村に帰還したアイヴィーは「怪物は倒した」と村長に報告する。
その後、ノアは大人たちに遺体が回収され、「外には怪物がいる」信憑性を高めるために、死後利用されることになった。
実はこの村は、現代社会で殺人事件の被害者(年長者)たる遺族の集まりであり、莫大な資産を投じて、時代遅れなかつ小規模ながらの村社会を形成していたのである。隔絶された村の時代は1800年代だが、実際の西暦は2000年。
大人たちが子供を作らず思うままに過ごしていれば多少理解はあるものの、次世代たる何も知らない存在を生むだけではなく、「町は悪」などといった洗脳的な教育を行っているのは、個人的に理解の範疇を超えている。
『全てを知っている大人』と、『何も知らない子供』の双方からすればこの村は多少の諍いやトラブルはあるだろうが、封鎖された理想郷ともいえるものである。
現に、始皇帝の焚書にも似た甘美な地獄のような楽園だが、『ノアのルシウスへの殺人未遂』、正体は知らなかったとは言え、『アイヴィーがノアを殺した殺人行為』は、知る大人と知らない子供の相関図の如く、彼と彼女の間で既知や無知といった要素が入り混じる、相反する事象が発生しているのである。
最悪……いや、最善かもしれないが、年長者が最も望まず拒絶し憎んでいる事態が、隔離された区域の村で発生していることから、次世代である子供達がこれ以上誕生しなくても数年足らずで、作られた楽園は機能停止することが予想される。
私はこの映画を視聴当時、衝撃的なオチに驚くばかりであったが大人になって見返すと、「面白い」、「設定がよく作られている」と思うと同時に、村内の大人たちのエゴが目立つ作品のように感じられ、時代遅れの村と現代社会の街のどちらが人にとって幸せなのか、非常に考えさせられた。
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