2010年02月08日
シャトー・ディッサン2006
このシャトー・ディッサン2006はとてつもなく素晴らしいワインでした。
ムートン87やモンローズ96、ラグランジュ99、ラベゴルス・ゼデ82、ロック・ド・カンブ89を
飲んで感動したと以前書きましたが、それに匹敵するほどの感動がありました。
シャトー・ディッサンは、カントナック村のグランクリュクラッセ公式格付け第3級のワイン。
12世紀の文献にも登場するという歴史のあるワインです。
ヘンリー2世の結婚式に飲まれたことや、あのハプスブルク家のフランツ・ヨーゼフが最も愛飲していたことで有名なワインですね。
品種はカベルネソーヴィニヨン70%、メルロー30%でできています。
作付け面積は30haで、年間生産量は12500ケース。
まずグラスに注いだときの色が特徴的でした。
まるで黒インクのような深い赤。
粘度が高く、ゆっくりとワインの涙は流れました。
ブルーベリーやプルーンのような果実香に加えて、甘草、タバコ、落ち葉などの香りも
しました。
複雑で風格を感じました。
味はとても重厚で濃密で、凝縮感がありました。
酸味、苦味、甘味のすべてがバランスよく調和していて、上品な味わいで素晴らしかった
です。
そして飲み干した後のグラスからは、ヴァニラ香が甘く立ち昇ってきました。
めったに出会えない秀逸なワインです。
ディッサン06はもう飲み頃なので是非とも飲んでみてください。
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