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2020年08月24日

武漢風邪オロモウツでも(八月廿一日)



 スラビア・プラハの選手に陽性者が出て、リーグ戦の開幕がどうなるか心配されたチェコのサッカーリーグだが、スラビアに関しては、陽性者が出たときの対応のルールが変更され、他の選手やチームスタッフが二度目の検査で全員陰性だったことで、問題なく開幕戦に出場できることになった。

 それが、今週に入って試合のある週に義務付けられている選手、スタッフの全員検査で、プルゼニュの選手から一人、陽性が出てしまった。厚生省の感染地図でも最近プルゼニュとその近辺で、新規の感染者の数が増えているから、その中に巻き込まれたのかもしれない。それで、その選手をチームから隔離して、自宅監禁状態にしてお仕舞というわけにはいかず、再度全員の検査が行われた。
 その結果、選手は全員陰性だったけど、チームスタッフの中に陽性になった人が一人出てしまった。監督やコーチのような直接選手たちを指導する役割の人ではないようだが、これで問題なく出場できるとはいかなくなった。プルゼニュにとっては、リーグの開幕戦はともかく、来週半ばにチャンピオンズリーグの予選が控えていることもあって、チーム全体が隔離されて活動停止に追い込まれるというのは、何としても避けたかったはずである。
 それで、今日また、陽性者を除く全員の検査が行われた。どうも、全員陰性の結果が出るまで、陽性者を除いて検査を繰り返すというのが、チェコのスポーツ界の方針のようである。今週に入って三回目の検査で、ようやく全員陰性となり、今日のオパバとの開幕戦が実施されることが決まった。当然来週のオランダでのアルクマールとの試合も問題なく開催されるはずである。ただし、来週末の第2節の試合に向けては、来週また検査を受けることになる。これだけ繰り返し検査を受ける選手も大変である。環境保護主義者たちが、資源の無駄遣いとか言って批判しないものかね。

 とまれ、プルゼニュはこれで何とか落ち着いたのだが、今日になってオロモウツでも陽性者が出たことが明らかになった。選手一人とチームスタッフ二人の合計三人が陽性ということで、チームを離れて自宅監禁状態に置かれているという。そしてこちらも当然、二回目の全員検査が行われて、その結果次第では、オロモウツで予定されているリベレツとの開幕戦は延期ということになる。
 個人的には、開幕の試合よりも、選手の間に流行が広がっていることが明らかになった場合に、オロモウツのスタジアムで9月上旬に行われることになっている代表の試合がどうなるかが気になる。まだ時間もあるし、スタジアムを徹底的に消毒して開催ということになるのかな。一番いいのは二回目の検査で全員陰性となって、無事にリベレツとの試合が行われることではあるけど。
 最初に感染が発覚したスラビアの選手も含めて、リーグ開幕前に感染が明らかになった選手とチームスタッフは全員無症状だというから、そこまで念入りに検査しなくてもいいような気もする。感染症の専門家の中には、現状では全員検査なんて検査の精度の問題もあるから無駄で、発熱などの症状のある人だけ検査すれば十分だなんてことを言っている人もいるし。

 ここにあげたチェコのチーム以上に困ったことになっているのが、スロバキアのスロバン・ブラチスラバである。チャンピオンズリーグの予選一回戦でフェロー諸島のチームと対戦することになったのだが、フェロー諸島に送り出したチームの選手の中から陽性者が一人出たのである。この結果を受けてフェロー諸島側が、行政も巻き込んで試合の開催を拒否した。
 試合が開催できない場合には、原因となったチームが不戦敗になるという規則があって、今年のチャンピンズリーグの予選は、少なくとも一回戦は、一試合で勝ち抜けと敗退が決まるので、中止にするわけにはいかないスロバン側は、陰性の選手だけでUEFAの規定する最低の選手数は満たしているから、開催には何の問題もないと主張していた。それに対しては、検査受けてから結果が出るまでの間に、禁止されているのにホテルを出た選手がいるというのが問題にされていた。
 それで、結局はUEFAが仲裁に乗り出し、当初水曜日の予定だった試合を金曜日に延期することが決まった。それに加えてスロバン側には、フェロー諸島にいる選手の出場が認められず、スロバキアに残っている選手たちを呼び寄せて出場させることが求められた。この決定に至った理由についてはよくわからない。

 そして木曜日に、Bチームの選手も含めて新たな選手たちと代理監督がフェロー諸島に到着したのだが、出発前の検査では全員陰性の結果が出ていたにもかかわらず、到着後の検査で一人の選手が陽性になってしまった。これでまたチーム全体が滞在先のホテルに隔離されることになり、試合の開催はできなくなった。スロバン側は、UEFAの基準に基づけば問題なく試合ができるはずなのに、フェロー諸島側が、試合を開催させないために全力を上げていると批判している。フェロー諸島の感染対策にUEFAが口を挟むことはありえないから、このまま没収試合になって、スロバンの0−3での敗退が決まることになりそうだ。
 救いは、敗退してもヨーロッパリーグの予選にまわることか。国別のポイントランキングでも、今年は特例で1試合で勝ちぬけが決まった場合には、勝ったチームに1.5、負けたチームに0.5ポイントがあたえられることになっているようだ。もちろん、90分で引き分けの場合には1点ずつで延長で勝ちぬけが決まるわけだけど、チェコから出場するチームが0ポイントで敗退するというたまにある最悪の事態は避けられるということだ。

 なんてことを書いた後で、シグマオロモウツの二回目の検査は全員陰性におわって、明日の試合は予定通り開催することが決まったというニュースが入ってきた。同時にボヘミアンズプラハで4人の選手が陽性になるというこれまでで最大の感染が発生した結果、チーム全体が五日間の隔離状態に置かれることになり、ボヘミアンズとムラダー・ボレスラフの日曜日の試合は延期されることになりそうだという。開幕戦からこれ、先が思いやられる話である。
2020年8月21日21時。












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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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