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2023年10月22日

拘束発射というミサイル屋さんが見たくない現象【軍事技術】

『拘束発射が起きました!アンギャ―ー!!!』
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陸海空自衛隊を問わず、ミサイルを扱う人にとって最も体験したくない現象があります。

そいつは、拘束発射(こうそくはっしゃ)と呼ばれる現象です。

図1 VLS
図1 VLS.jpg
引用wiki
ホットローンチをするVLSなどで、ブースターが点火してミサイルが飛び出していきます。

そのミサイルが飛び出さない現象があるんですよ。
(前回記事):『F-2卿にF-2の珍しい写真を捧げましょう!【自衛隊】
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(1)イヤー!拘束発射発生!

ウクライナ戦争の中で、あるロケット発射失敗の映像が流れました。

図2 ロケット発射失敗
図2 ロケット発射失敗.png
引用URL:https://twitter.com/kamipapa2/status/1699616612834537604

この画像を、見た方も多いかと思います。

1.1 射撃関係者は恐怖モノだろうなあ

ロケット発射失敗により、ブースターが点火したまま発射車両が森に突っ込んでいく光景です。

普通の人なら、何だただのロケット発射失敗か!なんて思うかもしれません。

しかしミサイル関係者にしてみると、
『イヤー!拘束発射!見たくないい!!』
と恐怖の対象になるでしょう。

図3 11短SAM
図3 11短SAM.jpg
引用URL:https://www.flickr.com/photos/90465288@N07/39227773454/in/album-72157632230016328/

ミサイルやロケットが飛び出していかない恐怖は、想像を絶するものがあります。

1.2 拘束発射ってなんだ?

拘束発射という言葉は、一般的ではないので戸惑うかもしれません。

簡単に言うと、
『ミサイル発射時に、発射レールから外れず拘束されたままブースターが燃焼し続ける』
そんな現象です。

図4 シースパローランチャー
図4 シースパロー.jpg
引用wiki

一例として、シースパローランチャーを見てもらればわかります。

ミサイル本体は、レールガイドによって発射筒内に固定されています。

ブースターの点火と推進開始によって発射レールの固定が解けるのですが、たまに固定されたままになります。

VLSでも、本当に偶然発生することがあります。

1.3 拘束燃焼試験は安全性を確認するため!

時たま、誘導弾の試験に関する入札について「拘束燃焼試験」という文言があります。

これは、拘束発射が発生したときに爆発せずほかの誘導弾に延焼しないための確認です。

図5 拘束燃焼試験
図5 拘束燃焼試験.png
引用URL:https://media.defense.gov/2016/Oct/07/2001645552/1920/1080/0/160808-N-DM751-001.JPG

この画像は、米海軍LCS用の対艦ミサイルランチャーの拘束燃焼試験です。

このとおり、拘束発射でボウボウに燃焼しても安全になるように試験はされています。

しかしながら、拘束発射は本気でコワい代物です。
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(2)海自でもあった拘束発射!

海上自衛隊では、拘束発射があったのかという疑問があると思います。

図6 試験艦あすか
図6 試験艦あすか.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/ships/ase/asuka/#6102-2

実は、試験艦「あすか」にVLSを搭載したときに1度発生しています。

2.1 新アスロック技術試験にて拘束発射発生!

現在の07式垂直発射魚雷投射ロケット(07VLA)が、新アスロックと呼ばれていた時期に発生しました。

図7 新アスロック
図7 新アスロック.jpg

引用wiki

ちょうど技術研究本部(TRDI)で、技術試験を行っていた時に発生しています。

第二次発射試験の時に、Mk41VLSから弾が飛び出ず拘束発射で火の海になりました。
(関連記事):『【自衛隊】装備品の配備には試験だらけでとても長い!
関連記事で書いた「大変なこと」は、この拘束発射の事象発生です。

2.2 火の壁が出現!

私ペンギンは、試験艦あすかには乗艦してはいませんでした。

しかしながら、実験部に持ち込まれた発射映像は地獄でした。

図8 SM-3
図8 SM-3.jpg
引用URL:https://www.navalnews.com/wp-content/uploads/2023/04/7277584-1024x578.jpg.webp

SM-3を発射したくらいの火炎が、数十秒間噴射している映像が艦橋から撮影されました。

2.3 VLSは陸揚げして大修理!

海上自衛隊のVLSで初めての拘束発射発生ということで、VLSを陸揚げしての大修理となりました。

試験艦「あすか」の上甲板などもペンキが焼けこげ、修理費1億円くらいがかかる結果となります。

拘束発射は、ホントにダメージが大きいですよ!
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(3)拘束発射はマジで怖い!

ミサイル屋さんが、拘束発射はマジで怖い!というのが実感できた体験でした。

拘束発射が起きると、ロケットランチャー搭載車両なんて簡単に動き出します。

あれは二度と経験したくない、恐怖の体験といえます。
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posted by sstd7628 at 17:03| Comment(6) | TrackBack(0) | 軍事技術

2023年10月14日

F-2卿にF-2の珍しい写真を捧げましょう!【自衛隊】

『F-2にもまだまだ未発掘の写真や資料も多いよね!』
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世の中には、航空自衛隊F-2戦闘機に魅せられた人も多くいるようです。

ヨナト氏(@Yonato4710)のような、F-2卿と呼ばれる人にはどんどんと珍しい写真を捧げましょう!

図1 F-2試験中
XF-2A501.jpg
引用:技術研究本部パンフレット(2000年版)

もっともっと、F-2のことを世の中に広めてくれるはずです。

私がXF-2A初号機(501)を(^ω^)ペロペロした罪は許されるはず!
(前回記事):『日本人はいつからこんなに卑しい民族になった!【雑談】
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(1)XF-2Aの珍しい写真を発見したので投稿します。

きっかけは、技術研究本部(現防衛装備庁)の2000年に配られたパンフレットを見つけたことです。

以前海自にいたときに、空自岐阜基地でもらって今まで残っていました。

1.1 XF-2Aの珍しい写真じゃないか!

F-2の写真なら、世間にあふれているのですがこの写真は初めて見たものです。

図2 F-2量産型
図2 F-2量産型.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/sentouki/F-2/images/gallery/photo04.jpg

SNSの発達により、F-2の画像は数多く出回っています。

しかしながら意外と少ないのが、XF-2と呼ばれていた時代の試作機の写真です。

その中でも、試作初号機については結構少ないといえます。

紅白に染め抜かれた試作初号機のカッコよさは、F-2好きにはたまらないでしょう。

そんな中で、見たことのない写真がありました。

1.2 ASM-2を4発搭載した試作初号機!

XF-2A試作初号機(501)については、空力特性試験を中心に飛行試験を行ってきました。

そんな、1997年〜1998年ごろに撮影されたであろう写真は、貴重なものです。

図3 貴重な写真
図3 貴重な写真.jpg
引用技術研究本部パンフレット(2000年版)

最近では、ASM-3搭載の写真ばかりが目立つようになっています。

しかしASM-2試験弾4発を搭載した、試作初号機の飛行シーンは結構貴重かと思われます。
(地上展示された写真はあっても、飛行中の写真は殆どない)

関係者の資料にはあるかもしれませんが、部外者用パンフレットに掲載されていたのは驚きました。

1.3 F-2の地上試験機!

他にも、論文の中にはF-2の主翼強度試験を行っている最中の写真もあったりします。

図4 静強度試験中のF-2
図4 静強度試験.png
引用URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscm1975/28/2/28_2_80/_pdf

静強度試験は、地上試験機のXF-2(01号\02号)に強力な荷重をかけて強度試験を行うものです。

複合材で製造されたF-2の主翼は、かなり苦労したと聞いています。

そんな写真も、けっこう貴重といえます。
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(2)意外と知らないF-2の構造

写真ではよく見るけど、意外と知らないのがF-2の構造です。

どこに複合材が使用されているかは、意外と知られていません。

2.1 主翼や尾翼の多くが複合材なんだね!

空自岐阜基地で、XF-2Aを触ったときに主翼と胴体で感触が違ったことを覚えています。

当時は、「あれ?複合材を機体全部に使用したんじゃなかったの?」なんて思いました。

しかしながら、公開論文を見返してみると複合材使用箇所はいろんなところにあったようです。

図5 複合材使用箇所
図5 F-2構造.png
引用URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/kjsass/48/555/48_241/_pdf/-char/ja

胴体部分は、ほとんどが従来のアルミ合金などで製造されているそうです。

2.2 試験弾はなぜ市松模様なのか?

その他に、空自岐阜基地にて各種試験弾が市松模様に塗られているのをよく見ました。

図6 GCS-1
図6 GCS-1.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/asdf/adtw/adm/shiken/missile/GCS-1.jpg

当時の素人同然だった私は、率直に「なぜいろんな色で塗分けされているのですか?」と聞いたことがあります。

答えとしては、
『試験中の試験弾の挙動・回転状況を映像で解析するために塗分けされてる』
という物でした。

意外と聞いてみないと、分からないことも多いですね〜!
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(3)吊り下げF-2も珍しい!

その他には、F-2がクレーンに吊り下げられている光景もあったりします。

図7 F-2吊り下げ
図7 F-2吊り下げ.jpg
引用URL:https://twitter.com/jasdf_hyakuri/status/1253609765533446144/photo/1

飛行場内で、航空機が動けなくなった時の訓練も行われています。

3.1 F-2好きならパイロンにも注目!

F-2が好きならば、パイロンの吊るしものにも注目していくべきでしょう。

図8 F-2パイロン
図8 F-2パイロン.jpg
引用URL:https://twitter.com/jasdf_hyakuri/status/1646793892984152065/photo/1

AAM-4などを発射するための、パイロンとアダプターが付いた写真もなかなか興味深いものです。

F-2には今後も注目していきましょう!
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posted by sstd7628 at 12:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 自衛隊

2023年10月07日

日本人はいつからこんなに卑しい民族になった!【雑談】

『ケガをした人を助けることは偽善ですか?』
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今回の記事は、かなり愚痴や私ペンギンの私情が入りまくりの内容です。

ただ、どこかで吐き出さないと怒りが収まらないのでそれでも良い方はご覧になってください。

図1 転倒高齢者
図1 転倒高齢者.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2017/12/blog-post_960.html

転倒して頭部を強打・出血した高齢者を助けたときに、3つも不条理なことが起きました。

先ほど警察の事情聴衆から帰ってきたばかりで、怒りのまま書いてます。
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(1)バスに乗車しようとして転倒した高齢者を助けた

昨日のことですが、用事があるためバスに乗っていた時にいろんなことが発生しました。

図2 バス
図2 バス.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2017/12/blog-post_542.html

あるバス停で、乗車しようとする高齢者がいるのを見ました。

1.1 高齢者が足を踏み外して転倒!

足元が少し危なかったので、手助けをしようかと乗降口に向かおうとした時に高齢者の男性が転倒することが起きました。(介助する前に転倒してしまった)

(ペンギン)「おじいさんが乗降口で転倒した、運転手さん来てきださい!」

図3 転倒
図1 転倒高齢者.png
URL:https://www.irasutoya.com/2017/12/blog-post_960.html

すぐに私ペンギンや数人の乗客、バスを待っていた人が高齢者の介抱に向かいます。

高齢男性のその時の状況は、
・杖を使用していた
・後頭部を道路に強打しており出血が多い、意識が茫然としていた
・自分で立ち上がれない状況

バス乗客の中に医療関係者(たぶん看護師?)の人がおり、「頭部出血、運転手さん救急車を要請して!」と
指示をしながら、圧迫止血をすぐに開始してくれました。

医療関係者の指示で、私ペンギンやほかの乗客は他の負傷場所が無いか?出血点が他にないか?介抱しながら探していました。

どうやら、後頭部からの出血以外にケガはないことが判明します。

「後頭部を強打している以上、このまま救急搬送は必要してもらう」と、医療関係者から指示が運転手にありました。

そんなで、1つ目の不条理なことが起きました。

1.2 素人が自己満足なことしてんじゃね〜よ!

突然、周囲の人間の一人がそんなことを言いながら、私ペンギンを怪我人から引きはがそうと強い力で引っ張られました。

(ペンギン)「じゃまだ!怪我人がいるんだ!手伝わないなら下がってろ!」

海上自衛隊にいた時ぐらいに大きな声で怒鳴り返し、介抱を続けました。

文句を言った人は、ぶつくさ言いながら野次馬の中に戻りました。

はっきり言って、怪我人介抱してるのに「自己満足だ!」なんて文句を言われるなんて思いませんでした。

両親から「困っている人がいたら助けなさい」と教えられ、自衛隊にいたものとしては怪我人を助けるのは当たり前だと思っていました。

赤十字の救急法救急員・水上安全法救急員の資格を持ってますが、私は素人でしょうか?

図4 包帯
図4 包帯.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2014/11/blog-post_304.html

まあ頭に怒りと呆れ・あ然とするしかない感じでした。

ここで聞いてみたいのですが、怪我人を助けることは偽善行為ですか?

たしかにコロナ過ということもあり、一定のリスクはあります。

ただ転倒者の近くで、動けそうな若者は医療関係者と私ペンギンの2人だけでした。
(バス乗客ほとんどが高齢者だった)

1.3 怪我人は救急車にて救急搬送されました

バス運転手の人が救急車を誘導して救急隊が到着し、怪我人を収容しました。

「後頭部強打・出血・意識もうろうなら、救急搬送は正解だね。」

不必要な救急車要請だったかな?と心配していましたが、救急隊から救急要請は妥当だと声を掛けられて安心しました。

ただそのとき、乗っていたバスの中でもう一つの不条理なことが起きていました。
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(2)乗客の財布を盗もうとした現行犯がいた

バスの中で、運転手の人が何か大声で叫んでおり乗客の一人を制止していました。

図5 制止
図5 逮捕.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2018/03/blog-post_396.html

タダならぬ状況に、何が起きたか分かりませんでした。

2.1 財布が盗まれたぁ?!

バスの中に戻ると、運転手から「自分の荷物を確認してください!財布が盗まれてませんか?」と声がかかりました。

急いで確認すると、私ペンギンの財布が盗まれていました。

図6 置き引き
図6 置き引き.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2019/08/blog-post_542.html

怪我人介抱をしてる最中に、置き引きをしてる人間がいて運転手が取り押さえたようです。

怪我人介抱のさなかに、財布を盗まれるという2つ目の不条理なことです。

もう、いつから日本人はこんなに卑しくなった!と叫びたいくらいです。

貴重品の入った荷物を放置して、介抱に向かった私ペンギンにも落ち度はあります。

しかしまあ遠洋練習航海で行った中米のようなことが、日本でも起きると思いませんでした。

パトカーが来て、現行犯の人は連れていかれ被害に遭った私ペンギンも事情を聴かれることになります。

バス会社の人が応援に来て、警察対応とほかの乗客を運んでいくことになりました。

またバス会社が丁寧にサポートをしてくれて、事情聴付き添いと自宅までタクシーを手配してくれたのがありがたがったです。

ただ、翌日また警察から電話があり再び事情を聞きたいと連絡してきました。
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(3)高齢者を突き飛ばした嫌疑をかけられる

警察に到着して、もう一度事情を聴きたいという理由は驚くべきことでした。

図7 突き飛ばす
図7 突き飛ばす.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2015/07/blog-post_19.html

転倒した高齢男性の家族が、バスの若い乗客が突き飛ばしたからケガをしたんだ!と騒いでいるとのことでした。

3.1 そんなアホな?

3つ目の不条理な出来事は、ありもしない傷害の嫌疑をかけられたことです。

バス会社から防犯カメラ映像の提出があり、突き飛ばしていないのは確認できているけど一応事情を聴きたいとのことでした。

図8 事情聴衆
図8 事情聴衆.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2018/08/blog-post_83.html

警察も理解はしているけど、一応関係者の事情聴衆は指定置かないといけないそうです。

バス会社の人が、再び同行してくれて以後の対応はバス会社が責任をもって対応すると言ってくれました。

本当に、日本人はいつからこんなに卑しくなったんだ!と憤っています。

ただ、怪我人を助けただけなのに・・・

3.2 精神論を振り回す気はないけどさあ・・・

コロナ過で色々と治安の悪化やなどがあるけど、日本人の道徳心はどこに行ったのでしょう。

・怪我人を見ても放置するのが、日本人の美徳でしょうか?
・大変な時に他人の物を盗むのが、日本人の習慣でしょうか?
・ケガを介抱してくれた人に難癖をつけて、賠償を求めるのが日本人の道徳でしょうか?

私ペンギンは、ただ普通の日本人として元自衛官として普通に暮らしたいだけです。

愚痴ばかりの内容でしたが、あえて記事として書かせていただきました。

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2023年09月29日

装備品の改修は難しいよねえ〜特におかじ部事業は!【防衛省】

『メーカーに文句言うだけじゃ改修は進まないのよ!』
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自衛隊装備品に関わると、良く現場からこれ何とか改修しろ!なんてよく罵倒の声が上がります。

しかしながら、現場の声を実際に改修作業まで持っていくには結構煩雑な手続きが必要になります。

図1 64式小銃
図1 64式小銃.jpg
引用wiki

64式自動小銃は、あれだけ文句を言われたのに大改修せずに来ています。

おかじ事業部の組織内の論理や、改修上申までの手続きが長すぎるんですよ!
(前回記事):『キャハ♡!T-14アルマータ戦車を全○にしてみました♡【軍事技術】
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(1)装備品改修要求制度はあるけど途中で途切れるのよね

〇〇は使い物にならね〜!製造業者はクソだ!なんてのが世間をにぎわせています。

図2 M2洋上射撃
図2 M2洋上射撃.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/msdf/sf/news/images/y1099.jpg

海自にいたペンギンも、M2機関銃の銃架でえらい目に遭いました。

1.1 装備改善提案制度はあるけど上層部で立ち消えになる

陸海空自衛隊にも、ちゃんと現場から装備改善提案を受け付ける制度は存在します。

図3 装備改善提案に関する達
図3 装備改善に関する達.png
引用URL:http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/f_fd/2009/fy20100301_00061_010.pdf

一例として陸自の装備改善に関する達では、隊員及び部隊から装備改善提案を出すことができるとなっています。

陸士個人でも、装備改善提案を部隊に提出してゆくことが可能なんです。

現場部隊からの提案は、ここが使いづらい!このように直して!と簡単な内容で上級部隊に提出できます。

図4 装備改善提案書
図4 装備改善提案書.png
引用URL:http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/f_fd/2009/fy20100301_00061_010.pdf

経費などの話は、小隊長以上の幹部が調べて書き添えておくだけで十分提案書になります。

しかしながら、師団・旅団・大隊長などの上級部隊を経由していくといつの間にか提案書が立ち消えになっているのが多すぎるといえます。

部隊からの改善提案書は陸自補給統制本部にも通知されますが、師団・旅団から正式提案が無いと正式に動けません。

合議の合間に、いつの間にか立ち消えとなり結果として製造メーカーへの罵詈雑言しか残らない状況です。

おかじ事業部やうみじ水上事業部は、そんな装備改善提案が数多くあります。
(そらじ事業部は、改善提案がすぐに審査・改善する傾向があります)

1.2 ECP(技術変更提案)も嫌う組織体質は改善しないといけない

〇防関連企業の方にも見ていたく事の多い本サイトですが、あのECP(技術変更提案)がなかなか通らないなんて経験も多いかと思います。

図5 軽装甲機動車
図5 軽装甲機動車.jpg
引用wiki

軽装甲機動車なんて、市販部品が多いためECPでの製造中止品対策が連発した装備品です。

企業側はいろんなECPを提案して、整備保守体制をしてくれるのに防衛省側があんまり乗り気ではありません。

担当者のヤル気と、変化を嫌う組織の論理(金が無い!でごまかせる)も問題と言えます。

1.3 装備改善提案をもう少し真剣にやろうよ!

概算要求にて、装備品の不稼働という醜態をさらしたのは組織として恥じるべきことでしょう。

図6 装備品不稼働
図6 装備品不稼働.jpg
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2023/yosan_20220831.pdf

本来なら、しっかりと予備品を確保して活動できるようにするのが正常な組織です。

装備改善提案を毛嫌いして、予備品の確保もおぼつかない状況になっていたわけです。

P-1はおろか、P-3C哨戒機のエンジン数が足らなくて可動哨戒機が減少していたのがようやく表に出たといえます。

マジに装備改善提案に真剣に向き合おう!
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(2)防大の期別なんか装備改善に役立たねえんだよ!!

装備改善が進まない組織的な欠陥は、防大出身幹部が面子を気にして行動しないところにあると思います。

図7 防衛大学校
図7 防衛大学校.jpg
引用wiki

私ペンギンも防大出身者が原因で、装備改善が進まない体験をしたことがあります。
2.1 地雷の磁気センサー改修が進まない?!

防衛省に出向して、装備関連業務に従事していた時の話です。

ある時担当していた防衛装備製造企業から、陸自対戦車地雷の装備改善について相談を受けました。

図8 対戦車地雷
図8 72式対戦車演習地雷.jpg
引用wiki

写真は72式演習用対戦車地雷の写真ですが、92式対戦車地雷には磁気センサーが装着されています。

そんな対戦車地雷について、磁気センサーを製造する企業が〇防産業から撤退することになりました。

主契約会社からの相談は、磁気センサーを自社生産品に置き換えるECPを提出したけど装備本部(現防衛装備庁)の担当者が取り合ってくれないという物でした。
(海自の機雷磁気センサーについてはすでにECP適用済み)

図9 レールガンおじさん
図9 レールガン.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/D_bKPTXU0AUC-az?format=jpg&name=medium

どうやら装備本部の担当者が、銀英伝の「レールガンおじさん」のように聞く耳をもってくれないようです。

私ペンギンの仕事にも関わるため、製造企業と共に市ヶ谷の装備本部にて担当者と会議をするとにしました。

そこでまあ、防大出身陸自幹部のわがまま非理性的な行動に直面します。

2.2 お前防大何期よ?それ装備改善に必要ありますかぁ?

装備本部の担当者は陸自特科の若い1尉でしたが、開口一番ケンカ腰の発言が出ます。

(装本1尉)
『ペンギン1尉は防大何期だよ、俺は〇〇期だけどお前見たことないな?』
(ペンギン)
ああん?ワイが防大出身に見えるか?海の一般大院卒入隊組だワレぇ!』
『ついでに言うなら、おみゃ〜さんの3期上の扱いだコラぁ!』

図9ー2 怒り顔
図9 怒り顔.png
引用URL:https://www.irasutoya.com/2020/07/blog-post_408.html


装備本部(防衛装備庁)は、陸海空や内局などすべての防衛省の装備調達を取り仕切る組織です。

それなのにいきなり防大期別の話をして、会話の主導権を握ろうという姿勢にあ然としました。

事前に装本担当者の経歴を調べていて正解だったぜ!

防大の期別が上か下なのかが、装備改善につながるとおもってんのかあ!

2.3 コスト増の説明責任を会計検査院に説明できるんか?

その後、話し合いはつつがなく進み決定打となったのは、
『ECPをしないと調達コスト増加になるけど、会計検査院への説明は装備本部は説明できるんですね?』
というダメ押しが聞きました。

図10 磁気センサー
図10 磁気センサ.jpg
引用wiki

磁気センサー自体はどこでも作れるけど、地雷や機雷用のセンサーとなると耐圧など特殊仕様になります。

どうもその辺の技術的な話を理解しないまま、担当者としての権限を振り回していたようです。

陸自特科の装備に、磁気センサーを使う物なんてないわな。
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(3)製造企業へのヘイトはやめて!改善提案書を出して!

装備品の悪評をよく聞くことがありますが、意外と改善提案を出したという人はいなかったりします。

図11 89式小銃
図11 89式小銃.jpg
引用wiki

あれだけ酷評された89式小銃でも、改善提案でセレクタがアンビ化(左右両利き)になったのよ!

せめて改善提案書の怒涛の提出をしてから、文句を言ってください!

3.1 防衛局検査官に文句を言うという方法もある

意外な裏技として、地方防衛局の検査官に装備の苦情を言うという物があります。

図12 U-36定期修理完了
図12 U-36完了.jpg
引用URL:https://twitter.com/KinkichubuDB/status/1694575551082893787/photo/2

そらじ事業部やうみじ航空事業部の装備改善提案が次々と行われるのは、防衛局検査官に素早く改善要求が伝わるという部分があります。

防衛局検査官は、防衛装備庁の担当部署に対してすぐに連絡調整して装備改善改修を要求できます。

あんまり全国にいないけど、防衛局検査官は素早く装備改善に対応してくれますよ。

なお検査官と言っても防衛施設を専門とする検査官もいるので、要領よく文句を言いましょう。
(関連記事):『【防衛省】知られざる地方防衛局・防衛事務所という組織のお仕事!
装備改善の方法は、担当者のやる気次第では素早くできますので根気よく見ていきましょう。
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2023年09月24日

キャハ♡!T-14アルマータ戦車を全○にしてみました♡【軍事技術】

『T-14アルマータ戦車の無修正写真流出!』
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ロシアのT-14アルマータ戦車は、量産車両がなかなか出ず写真も限られていました。

出てくる写真は、軍事パレードでのきれいな姿ばかりです。

図1 T-14アルマータ
図1 T-14アルマータ.jpg
引用wiki
そんな中で、T-14アルマータの装甲を外した無修正全○写真が登場してきました。

ロシアって、写真流出にとことん無頓着だよね・・・
(前回記事):『Technical Answers to Richard's Japanese Submarine OSINT Questions【軍事技術】

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(1)T-14アルマータの無修正写真だ!

ウクライナ戦争で全く投入された実績のない、T-14アルマータ戦車についてはどうなっているのか不思議でした。

図2 T-14正面
図2 T-14正面.jpg
引用wiki
2022年よりロシア軍事展覧会アルミヤで、展示が始まったばかりです。

1.1 装甲を剥がした無修正写真が流出してるのか・・・

そんな中で、装甲を外したT-14アルマータの写真が出ていることが分かりました。
図3 装甲を外したT-14
図3 装甲を外したT-14.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/F6s2Zi-WoAAJdkl?format=jpg&name=small

2015年に初登場した最新鋭戦車なのに、装甲を外した写真がもう出回っているのか・・・

しかしながら、なかなか砲塔部分の隠れていた部分が全て見えており貴重な写真です。

どうも2021年あたりに、すでにロシア国内放送でこの映像が流れたようです。

対戦車弾を物理的に無効化する、ハードキル型アクティブ防御システム(APS)のZaslin設置位置もしっかりわかる大変貴重な画像です。

しかしながら、どこかで見たことのあるシルエットだなー?

1.2 T-95戦車オブイェークト195の試作車写真に似てるんだ!

記憶をたどると、2019年に紹介したT-95戦車の試作車両写真がありました。

図4 T-95戦車
図4 T-95戦車.jpg
引用URL:https://ic.pics.livejournal.com/bmpd/38024980/6039392/6039392_original.jpg

ロシアの軍事を知るときに利用させてもらっている、BMPDニキ(https://bmpd.livejournal.com/)が2018年に公開した写真を、いつも利用させてもらっています。

ホントにオブイェークト195に、そっくりなのがT-14アルマータの内部構造といえます。

まあT-95戦車の技術を利用して、無難に完成させたといえます。

以前にも、T-95戦車の記事を書きましたがT-14の装甲を外した写真が出てくるとは思いませんでした。
(関連記事):『【ロシア】幻の「T-95戦車」スクープ写真流出か?!

1.3 T-14は量産できていないとみるべきか?

2022年11月ごろに、T-14アルマータ戦車はロシア南西部地域の軍事訓練場に移動したという情報が駆け巡りました。

図5 T-14ドンバス
図5 T-14ドンバス.jpg
引用URL:https://www.armyrecognition.com/images/stories/news/2022/december/Russian_latest_generation_tank_T-14_Armata_would_be_deployed_in_Ukraine_Donbas_region_925_001.jpg

いよいよ最新鋭戦車投入か?!と思われましたが、結局は実戦投入が確認できないままです。

20両程度という生産数で、ウクライナ戦争の戦車損耗補填が最優先となり量産に移行できていないようです。

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(2)ロシアって写真がいつも漏洩するよね

ソ連時代はともかく、ロシアになってからよく写真情報が漏洩するようになりました。

図6 巡洋艦モスクワ撃沈
図6 巡洋艦モスクワ撃沈.jpg
引用URL:https://topwar.ru/uploads/posts/2022-04/thumbs/photo_2022-04-18_04-03-08.jpg

巡洋艦モスクワの被弾した写真なんかは、本来漏洩しちゃいけない画像情報なのに・・・

2.1 なんでドックで揚陸艦と潜水艦が大破するんですかぁ!

ここ最近のニュースで一番驚いたのは、クリミア半島のロシア海軍基地セバストボリで揚陸艦と潜水艦が撃破されたことです。

図7 大破揚陸艦
図7 大破揚陸艦.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/F56CjxTWUAA7rSi?format=jpg&name=large

まあ、揚陸艦はあれだけ炎上していたから目立ちやすいでしょう。

しかしながら潜水艦の方は、撃破できたか戦果不明で衛星写真からでしか確認できない状況でした。

BDA(戦闘損傷評価)を相手にさせないためには、写真情報などは絶対漏洩してはいけないものです。

潜水艦が生きているかもしれないというだけで、脅威評価が上がるほどです。

2.2 なんで潜水艦撃破写真がネットに上がるんですかぁ!

そんな中で、2023年9月18日にはドック入渠中に攻撃を受けたキロ級潜水艦の写真が流出します。

図8 キロ級潜水艦
図8 キロ級潜水艦.jpg
引用URL:https://twitter.com/CITeam_en/status/1703736274484334701/photo/1

何で詳細な写真が出るんですかあ!これは完全に大破でしょうが!ウクライナ海軍大喜びですよ!

ホントにロシアの防諜体制が機能してるのか、疑問を呈するしかありません。

電子機器の発達により、簡単に写真をネットに挙げられるとはいえものすごい時代になりました。
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(3)マジにウクライナ戦争はどうなる?

ウクライナの反撃と共に、黒海艦隊司令部が巡航ミサイル攻撃で攻撃されるなど混沌としてきました。

図9 黒海艦隊司令部攻撃
図9 黒海艦隊司令部攻撃.jpg
引用URL:https://ichef.bbci.co.uk/images/ic/512xn/p0gg7v3z.jpg

こりゃあ、クリミア半島が早期にウクライナによって奪還される可能性も出てきたといえます。

今後も、ウクライナ情勢とロシアから目が離せないですよ!
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posted by sstd7628 at 09:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 軍事技術

2023年09月15日

Technical Answers to Richard's Japanese Submarine OSINT Questions【軍事技術】

『ハッキングじゃないよ!海外OSINTへの情報提供だよ』
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There is a person named Richard (@EmbersOfSuns) who does #OSINT about submarines around the world.

Him:https://twitter.com/EmbersOfSuns

This person requested information about the Maritime Self-Defense Force's Soryu class submarines.

Figure 1: Bridge of the Soryu class submarine
図1 アンテナ.jpg
URL: https://twitter.com/EmbersOfSuns/status/1613677551330951171

Mr. Richard's design has been very helpful in understanding submarines.

As a thank you, we will provide information from Japan.
(Due to the use of Deepl translate)
(前回記事):『ついにFCS-4開発開始となるか?!【海上自衛隊】
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(1) Who am I? I am a naval officer involved with submarines.


If you suddenly send me information from a suspicious person in Japan, the information will be considered inaccurate.

Who are you? What is your background? I will answer the following questions.

1.1 I am a retired JMSDF officer and submarine engineer.

I writer a blog in Japan under the name Penguin.

I am a former officer of the Japan Maritime Self-Defense Force (retired Navy Lieutenant Commander ).

During my service in the JMSDF, I was in the department that maintained submarine equipment, surface ship equipment and special forces SBU equipment

Figure 2 SBU
図2 SBU.jpg
URL: https://pbs.twimg.com/media/E_YsRMbVQAEdh0S.jpg

I was involved in submarine construction and repair, and was involved in the construction phase of the Soryu class submarine.

It was also involved in the development of the FCS-3, which is equipped by the Maritime Self-Defense Force ship.
(関係記事):『【艦発隊】特別警備隊(SBU)に関係する研究について
Figure 3 FCS-3
図3 FCS-3.jpg
Citation wiki

1.2 Japanese submarine information is strictly confidential and information is difficult to obtain.

When conducting OSINT, you may be troubled by the fact that information on Japanese submarines is almost impossible to obtain.

In Japan, there was a TOP SEACRET leak in December 2022.

Figure 4: Military Secrets
図4 軍事機密.jpg
Citation wiki

Therefore, submarine information has always been difficult to obtain.

The information we provide this time is only delivered from the information disclosed in Japan.
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(2) The object is an ESM antenna.

In conclusion, the object is an ESM antenna.

The model number is called "ZLR-3-6" and it is a Direction Finding (DF) antenna.

2.1 Radio Direction Finding and Information Gathering Antenna

You might think that an ESM sensor on a periscope would be sufficient for a submarine.

Figure 5: Submarine periscope
図5 潜水艦潜望鏡.jpg
Citation wiki

However, after the Souryu class submarine, the wideband radio wave information gathering capability was required to be improved.

Therefore, a high-performance ESM antenna was installed for radio direction finding and submarine intelligence espionage(SIGINT MSSION).

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(3) Can someone pass the word to Richard (@EmbersOfSuns)!

I do not have an X account.

Therefore, I cannot provide information to Richard (@EmbersOfSuns) directly.

If possible, please get the information to him.
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posted by sstd7628 at 13:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 軍事技術

2023年09月09日

ついにFCS-4開発開始となるか?!【海上自衛隊】

『令和13年度護衛艦に間に合えばいいけど』
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令和5年度の政策評価にてついに、次世代護衛艦建造の射撃戦闘指揮システムなどの開発が始まるようです。

FCS-3も開発開始から40年を超えるため、2030年代以降の戦闘システムとして適切な開発時期でしょう。

図1 FCS-3
図1 FCS-3.jpg
引用wiki

ただ、FCS-2・FCS-3の開発遅延の教訓をどれだけ生かせるか見ものとなります。

FCS-3もボロクソ言われたけど、FCS-2の開発遅延はもっとひどかったんだからね!
(前回記事):『せ戦争じゃあ・・令和6年度概算要求を見た感想【防衛省】
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(1)ついに新護衛艦3点セットが登場だ!

令和5年度の政策評価にて、令和13年度護衛艦(13DD?FFG?)に搭載される開発品が発表されました。

図2 高速高機動目標対処レーダー
図2 レーダー.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/hyouka/seisaku/2023/pdf/jizen_12_honbun.pdf

ついに新時代の護衛艦開発が始動したと言ってもいいでしょう。

1.1 FCS-3などの3点セットを思い出すなあ

今回の令和6年度からの研究開発は、
・高速高機動目標対応レーダの開発(FCS-4になるのかな?)
・護衛艦用新戦闘指揮システムの研究(ACDS(OYQ-10シリーズ)後継)
・新艦対空誘導弾(能力向上型)(ESSM後継国産弾)

というように、令和13年度(2031年)護衛艦に搭載する装備の開発を進めるものです。

図3 新戦闘指揮システム
図3 新戦闘指揮システム.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/policy/hyouka/seisaku/2023/pdf/jizen_02_honbun.pdf

かつての、FCS-3を含む3点セットATECS(FCS-3・ACDS・RIM-4)を彷彿とさせるものです。

もう新時代の開発を行う時代になったのだなあ、という感慨深いものがあります。

1.2 HGV対処研究はかつてのASMDを思い出す。

研究の主眼に置かれたのは、現用のFCS-3では難しいHGV(極超音速滑空兵器)への対処を行うものです。

図4 HGV
図4 HGV.png
引用wiki

最近の流行であるHGV対処を急ぐのは、かつて1970年代以降にASMD(対艦ミサイル防御)対処を急いだ時代に重なるものがあります。

かつてのゲームチェンジャーだった対艦ミサイルも、HGVにはかなわない状況です。

今後の流行として、HGV対処を主眼としてレールガン搭載も視野に入るでしょう。

1.3 予定通りに開発完了できるかなあ?

ただFCS-3に関わったものとしては、どれだけ開発遅延を縮小して予定通りに開発できるかが心配です。

図5 GFCS-1
図5 GFCS-1.jpg
引用wiki

すでに全機が退役したGFCS-1(72式射撃式装置)ですが、開発開始は1960年で制式化に12年かかりました。
(途中でFCS-0(68式射撃式装置)はできたが、さらに実用化に6年かかった)

射撃式装置や艦載レーダーの開発は、開発遅延との闘いです。

今回は、どれだけ早期に開発完了できるかが見ものでしょう。
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(2)FCS-3・FCS-2の遅延は艦艇建造にも影響した

搭載装備品の開発遅延は、護衛艦建造に重大な影響を与えることになります。

図6 謎護衛艦
図6 謎護衛艦.jpg
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/CrlLV3GVYAA82ce.jpg:medium

たまに出てくる謎護衛艦のポンチ絵は、FCS-3を搭載する予定だった「たかなみ型(10DD)」の残影です。

2.1 FCS-3はACDSの遅延が響いた

開発についてボロクソに言われるFCS-3について、最大の開発遅延の要因だったのはACDSです。

図7 ACDSの概要
図7 ACDSの概要.png
引用URL:https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_1283286_po_TRDI50_05.pdf?contentNo=5&alternativeNo=

平成4年に試作を開始して、平成10年に実用試験を終了する予定でしたが2年の開発遅延となりました。

対潜情報処理装置(ASWCS)との連接や、FCS-3・RIM-4との連接に手間取ったのが原因です。

10DD(たかなみ型)の1番艦から搭載する予定が、4番艦(12DD:すずなみ)に延期されさらに16DDH(ひゅうが)まで搭載が延期される結果となります。

FCS-3のレーダ素子も1990年代には最新鋭だったガリウムヒ素(GaAs)半導体が、2000年代には陳腐化してしまいました。

図8 ガリウムヒ素半導体
図8 GaAs.jpg
引用URL:https://www.nisshinbo-microdevices.co.jp/img/rf-device/rf-column_01-04.jpg

あきづき型護衛艦(19DD)からは、窒化ガリウム(GaN)に変更してようやく何とかなった状態です。

たかなみ型護衛艦からFCS-3を搭載できていれば、今とは違った艦隊になっていたかもしれません。

2.2 FCS-2は4年の遅延で危うく国産化断念の瀬戸際だった

現在の護衛艦にて、いまだに主力として活躍しているのがFCS-2(81式射撃式装置)です。

図9 FCS-2
図9 FCS-2.jpg
引用wiki

護衛艦の多くに見かける名品ともいえる射撃指揮装置ですが、開発当初4年の開発遅延があったことは知られていません。

図10 護衛艦しらね
図10 護衛艦しらね.jpg
引用wiki

FCS-2は1970年(昭和45年)に開発を開始して、1975年(昭和50年)に開発完了をする予定でした。

まあそれが洋上での技術・実用試験で不具合連発により、50DDH(しらね型)への搭載を断念することになります。

急遽暫定の短SAM管制用FCSとして、シグナ―ル社(現タレス社)のWM-25を搭載することになります。

実用試験では、7回の大規模改修を行い4年の遅延をすることになります。
(開発当時に、プロジェクト管理(LCC)があったとっくに中止だったでしょう)

図11 改修後のくらま
図11 くらま.jpg
引用wiki
(「しらね」・「くらま」は2000年代にWM-25をFCS-2に換装)
当時すでに1977年(昭和52年)には、FCS-2搭載を前提した「はつゆき型」「いしかり型」護衛艦の発注が行われておりました。

1978年には「これがダメならFCS-2計画は放棄して、海外製WM-25を搭載する」という最終リミットが示されます。

官民一体となって猛然と海上試験を行い、ようやく1979年に制式化して国産FCSは生きながらえます。

もしかすると、国産FCSが途絶えた世界があったかもしれません。

2.3 FCS-3改はまだよい方だった

FCS-3改(今のひゅうが搭載用)の改修試験が難航したとき、「FCS-2の時よりはまだましだから!」とナゾの励ましの上でX帯イルミネーターの試験は予定通りに完了しました。

SPY-1Fを19DDに搭載しろ〜!というナゾの圧力に負けず、FCS-3AやOPY-1/2の系譜につながったのはよかったといえます。
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(3)2030年代にどれだけ間に合うかな?

令和13年度護衛艦(13DD?FFG?)は、計画通り新型FCS−4が完成しないかもしれません。

しかしながら、開発遅延を可能な限り圧縮することで成功の可能性はあります。

3.1 たかなみ型代替艦という認識で良いのかな?

もがみ型護衛艦は、掃海艇・あさぎり型・あぶくま型護衛艦の代替として12隻建造となりました。

図11 もがみ型
図12 もがみ型.jpg
引用wiki

今回登場したのは、2035年以降に退役が始まる「たかなみ型」護衛艦の代替艦と考えるのが適切でしょう。

多少開発が遅延しても、装備換装で対応できるように設計も考慮されるかもしれません。

FCS-4の研究開発は、多少開発遅延を覚悟しても実施していくべきことでしょう。

FFM22隻の整備が終了後に登場する、13DD?を楽しみに待ちましょう!
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2023年09月04日

せ戦争じゃあ・・令和6年度概算要求を見た感想【防衛省】

『どえらいこっちゃ!マジに準備を始めたな』
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令和6年度概算要求が2023年8月末に提出され、防衛省の概算要求も登場しました。

皆さんの感想は、まさにこんな気分でしょう。

図1 戦争じゃあ
図1 戦争じゃあ.jpg
引用:野望の王国(雁屋哲原作:日本文芸社)

謎の精密誘導弾は結局、スタンドオフミサイルの一つとして登場するようです。

なかなか思い切った予算編成になったといえます。
(関連記事):『【防衛省】令和3年度予算案決定!ASM-3Aも調達!
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(1)精密誘導弾はミサイルか〜

前回の記事にて、ナゾの精密誘導弾について考察いたしました。

(前回記事):『精密誘導弾ってなんやろなあ?【防衛省】
図2 XGCS-2
図2 XGCS-2.png
引用URL:https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11339364/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/16/jigo/sankou/11.pdf

XGCS-2の超射程ロケット型を予想していましたが、外れだったようです。

1.1 スタンドオフミサイルになるのか〜

令和6年度概算要求において、事前情報のあった精密誘導弾の概要が判明します。

図3 精密誘導弾
図3 精密誘導弾.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20230831.pdf

結局はスタンドオフ防衛能力の中で、新たなミサイルを開発することになったようです。

XGCS-2を改良した、和製GLSDBが見てみたかったです。

1.2 先進対艦・対地弾頭技術の量産かな?

2015年から研究されていた、先進対艦・対地弾頭技術の研究が量産化に進むのでしょう。

図4 先進対艦・対地弾頭技術の研究
図4 先進対艦対地弾頭技術.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/img/rikusouken/img2022_rikusouken08.png

この技術研究もなかなか強力でしたが、うまく量産化に進めたようです。

1.3 詳細は政策評価事業で出るかな?

今回の概算要求については、精密誘導弾(新地対艦・地対地精密誘導弾)の外観イメージは登場しませんでした。

図5 155mm多目的弾
図5 155mm多目的弾.png
引用URL:https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11339364/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/14/jigo/sankou/04.pdf

03式155mm多目的弾のように、あまり詳細が公表されなかった装備についても政策評価事業に登場します。

まあ、政策評価を待ってどんな装備になるか待っていましょう。
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(2)パトリアAMV810両?!新型FFM4880t?!

令和6年度概算要求と共に、いろんな情報が雪崩のように襲ってきています。

図6 パトリアAMV
図6 パトリアAMV.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20230831.pdf

令和5年度から調達が始まった、パトリアAMV装輪装甲車は衝撃の情報です。

2.1 パトリアAMVを810両も導入?!

96式装輪装甲車の後継として、パトリアAMVの導入が始まり年間28両というハイペースな調達が進んでいます。

総計どのくらい導入するのか不明でしたが、プロジェクト管理プログラムにて予定調達数が判明してびっくりです。

「810両」

ふぇ?810両?!96式装輪装甲車(361両)より多いじゃん!

まあある意味、最大の驚愕要素と言えます。

ライセンス国産を日本製鋼所(JSW)が行うというニュースが吹っ飛ぶくらい、大量調達です。

本気で有事に向けて準備をするようになったと言えます。

2.2 新型FFMは4880t!
さらにビックニュースと言えば、もがみ型を改良した新型FFMが4880tまで大型化しました。
図7 新型FFM
図7 新型FFM.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/atla/pinup/pinup050825.pdf

むらさめ型護衛艦(基準排水量4550t)より増量するとは、なかなか思い切ったといえます。

1隻800億ほどになるようですが、まあDDの更新用である以上高騰は避けられません。

年間2隻の建造ペースを落とさずに、連続して建造できれば最高でしょう。

2.3 新型補給艦はやはりデカくなるか!

海自向けでいえば、とわだ型補給艦の代替となる新型補給艦が出てきました。

図8 新型補給艦
図8 新型補給艦.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20230831.pdf

ましゅう型などの形状に見慣れた人にとっては、驚きのデザイン変更となるでしょう。

ただ元々補給艦の運航において、視界を改善して欲しいと要望が出ていました。

さらにいずも型護衛艦への補給を考えると、船腹が大きくとれる形状への変更は納得です。
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(3)維持整備費の大幅増額は素晴らしい!

後方支援を行っていたものとしては、整備維持費の倍増は素晴らしいの一言です。

図9 整備維持費
図9 整備維持費.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/budget/yosan_gaiyo/2024/yosan_20230831.pdf

これでもう、ニコイチ整備をしなくて済むかも?

3.1 部品不足は昔から言われてきた

部品不足は、最近始まったことではありません。

図10 部品不足
図10 部品不足.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2023/yosan_20220831.pdf

「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」と後方は虐げられてきましたが、ウクライナ戦争でようやく尻に火が付いたといえます。

正面装備優先のツケを、今になってやっと支払う結果となりました。

何とかこれで部品不足の解消が、進んで欲しいと思います。

3.2 兵站の充実が進むか?

兵站軽視が続いた自衛隊も、ようやく兵站補強を行えるようになりました。

弾薬燃料の他にも、医療体制の強化がもっと行われるべきでしょう。

図11 医療体制
図11 医療体制.jpg
引用URL:https://static01.nyt.com/images/2022/05/30/multimedia/30Firsov-inyt/28Firsov_3-articleLarge.jpg?quality=75&auto=webp&disable=upscale

ウクライナ戦争で見せつけられた、大量の戦傷者への治療体制を構築できるか?

今後の準備が大切といえます!
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2023年08月23日

精密誘導弾ってなんやろなあ?【防衛省】

『まさかXGCS-2の魔改造になるかもしれんな』
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2023年8月になり、令和6年度概算要求の話が飛び交ってきました。

そんな中で、ナゾの精密誘導弾開発320億円なんてのが出てきました。

図1 GCS-1
図1 GCS-1.jpg
引用wiki

対艦・対地の精密誘導弾という表記だと、GCS-1のように思えるけど初年度開発費が高いなあ

まさか米軍のような、地上発射機から発射するつもりなのかな?
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(1)精密誘導弾というとXGCS-2を思い出す

精密誘導弾というと、どうしてもかつてのXGCS-2を思浮かべてしまいます。

図2 XGCS-2
図2 XGCS-2.png
引用URL:https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11339364/www.mod.go.jp/j/approach/hyouka/seisaku/results/16/jigo/sankou/11.pdf

試作完了したものの、量産が見送られたものです。

1.1 XGCS-2とは何か?

航空自衛隊に配備されているGCS-1(91式爆弾誘導装置)の後継として、平成16年(2005年)には試作研究が終了していたものです。

当時の流行だった滑空型爆弾の国産弾として開発されていました。

図3 JDAM
図3 JDAM.jpg
引用wiki

ポピュラーになったJDAMも、滑空誘導爆弾として有名です。

ただ、XGCS-2は赤外線とGPS誘導の併用でより精密誘導ができるようになっていました。

1.2 当時の情勢で量産化が見送られる

私ペンギンも、空自岐阜基地にて試験中のXGCS-2を見たことがあり採用されると思っていました。

しかしながら、当時は防衛費削減が続きBMD関連装備が優先されていました。

図4 SM-3blkUA
図4 SM-3.jpg
引用wiki

日米共同開発のSM-3ブロックUAの開発費が最優先の状況で、XGCS-2の量産化が見送られてしまいます。

結構いい装備だったのに、惜しいことをしました。

1.3 2000ポンドの破壊力は魅力的!

XGCS-2の魅力としては、2000ポンド(約1トン)の炸薬量を持ち破壊力がデカいことです。

図5 クイックシンク
図5 クイックシンク.jpg
引用URL:https://statics.cedscdn.it/photos/MED_HIGH/58/08/6665808_03192839_nuova_bomba_usa.jpg

最近米軍が開発してる、JDAMの対艦攻撃「クイックシンク」を先取りしていました。

あの時装備していれば、もっと楽になったかも?
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(2)長射程精密誘導弾を作るには?

長距離誘導弾については、12SSM改善型などいろいろすでに開発しています。

図6 12SSM改善型
図6 12SSM.png
引用URL:https://www.mod.go.jp/j/press/news/2023/01/23e.pdf

いまさら新規に、対艦対地用精密誘導弾を作るとしたらどんなことを要求するのか?

2.1 XGCS-2をロケットアシストするGLSDB化?

一つ思い浮かぶ方法は、XGCS-2をさらに長射程化させることです。

図7 GLSDB
図7 GLSDB.jpg
引用URL:https://aviationweek.com/sites/default/files/styles/crop_freeform/public/uploads/2015/03/nocangl-sdb-scenefinal.jpg?itok=cev8Cxj9

2022年にボーイング社がMLRSに、SDB(小口径爆弾)を搭載して射程を延伸する構想を出しています。

もしかすると、このアイデアを日本でもヤル気なのかもしれません。

2.2 07VLAロケットモーターという便利なものがある

一見すると航空用爆弾にロケットモーターを搭載するというのは、無謀かもしれません。

しかし不可能ではないでしょう。

そして日本には、07VLAロケットモーターという便利な国産品があります。

図8 07VLA
図8 07VLA.png
引用wiki

開発当初は対潜魚雷を100km遠方(第2CZ)まで、超音速で投射する目的で開発されています。

07VLAの直径450mmという幅は、XGCS-2を搭載するにはおそらく十分な直径です。

2.3 航空機発射機能も搭載するのかな?

開発費が320億円と高額になっていますが、いろんな発射機から撃てるようにするためかもしれません。

図9 航空機搭載
図9 ASM-3.jpg
引用wiki

ASM-3は、ちょうど07VLAに近い大きさとなっています。

こんな感じで、航空機搭載も考慮に入れるとやはり実験経費が掛かります。

XGCS-2の開発は、約18億円で実施されましたがロケットモーター付きだと再試験でかなりの価格になるでしょう。
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(3)陸上発射機はどうしよう?

そうなると、陸自での運用はどうしようかという問題が出てきます。

MLRSから発射できる直径ではないので、かなり困ったことになります。

3.1 米軍に習い高機動車にランチャーを載せよう!

米軍は陸上発射トマホークを搭載するのに、驚くべき方法を用いました。

図10 米軍トマホーク
図10 米軍トマホーク.jpg
引用URL:https://d1ldvf68ux039x.cloudfront.net/thumbs/photos/2307/7931712/1000w_q95.jpg

米軍はハンビーの後継であるJLTVを無人化して、そこにトマホークランチャーを搭載してしまいました。

この手法だ!発射機が有人である必要はない!

この際、徹底的な省人化を追求すべきでしょう。

3.2 詳細は8月末に出るかね?

まあ変な妄想を掻き立てられる、精密誘導弾なるナゾ装備の情報が今年の目玉でしょう。

概算要求が出そろう、20203年8月末にはイメージ図が出てくるでしょう。

それまでのお楽しみです!
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posted by sstd7628 at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 防衛省

2023年08月06日

ロプーチャー級揚陸艦大破に追い込んだか!【世界情勢】

『ひさびさの大物艦船撃破かな』
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2023年8月4日に、黒海にてロシア海軍揚陸艦がウクライナUSVに攻撃されました。

写真を見る限り、ほぼ大破(航行不能)に追い込めたといえます。

図1 ロプーチャー級揚陸艦
図1 ロプーチャー級.jpg
引用URL:https://twitter.com/Republic_Mag/status/1687359958344413184/photo/1

ロシア海軍黒海艦隊は、受難続きですが何とかさせずに済んだようです。

USVは、港湾襲撃に有効だが決定的威力には欠けるかな?
(前回記事):『中国052D駆逐艦のダメコンは悪くないが・・?【軍事技術】

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(1)ロプーチャー級揚陸艦大破!

2022年3月に、アリゲーター級揚陸艦が撃沈されて以来の揚陸艦への戦果です。

図2 2022年3月の撃沈
図2 2022年の撃沈.jpg
引用URL:https://images.wsj.net/im-511257?width=1280&size=1.33333333

ウクライナUSVが、着々と戦果を挙げている状況です。

1.1 船腹に大穴を開けることに成功か?

今回の攻撃は、揚陸艦が傾斜して曳航(航行不能)になるほどまでのダメージを与えました。

図3 傾斜写真
図3 傾斜写真.jpg
引用URL:https://twitter.com/Capt_Navy/status/1687559381770981377/photo/1

左舷に被弾して、約10〜15度の傾斜となっています。

相当量の浸水があり、航行不能によりえい航されて港に戻ってきたようです。

報道では、約450kgの炸薬の爆発による模様です。

一応攻撃成功と言えるでしょう。

1.2 今回は大破と判定できる

艦船の損傷段階についてはっきりとした基準があるわけではありませんが、

・小破:艦船の機能にダメージがあるが修理すれば行動できる
・中破:艦船機能・武装に大ダメージがあり、戦闘能力減少(自力航行可能)
・大破:戦闘能力を失い浮かんでいるだけ(自力航行不能)
・撃沈:文字通り沈没した状態
・轟沈:短時間で沈没した場合

今回は、上部構造物が無事のようですが航行不能のため大破判定といえます。
(浸水により機関部が使用不能かな?)

1.3 撃沈まで追い込めなかったのはUSVの限界だと思う

軍艦を大破まで追い込めたのは、かなり上出来といえます。

しかしながら、揚陸艦は船体中央部に大きな開口部があります。

図4 船首から
図4 船首から.jpg
引用wiki

ロシア海軍のダメコン能力不備を指摘する声もありますが、USVでは船体中心部までダメージが届かないともいえるでしょう。

対艦ミサイルのように、高速で突っ込んでくる衝撃力があれば中心部まで爆風を届かせられたかもしれません。

USVについて、ゲームチェンジャーとするにはまだ早いでしょう。
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(2)USV(水上ドローン)は魔法の弾丸に非ず!

ウクライナ戦争にて、ウクライナの救世主となりつつあるのがUSV(水上ドローン)です。

図5 ウクライナUSV
図5 ウクライナUSV.jpg
引用URL:https://twitter.com/CavasShips/status/1573166144537694209/photo/1

黒海を射程範囲に、ロシア軍港に襲撃を行っています。

2.1 戦時急造兵器としては上出来なもの

ウクライナUSVについては、海上戦力が壊滅したウクライナの急造兵器として登場しました。

図6 H.I.サットン氏の解説図
図6 サットン氏解説.jpg
引用URL:http://www.hisutton.com/images/Ukraine-Navy-Maritime-Drone-USV-Cutaway-940.jpg

潜水艦や海軍艦船の解説に定評のある、H.I.サットン氏が詳しくウクライナUSVを解説してます。

無人高速艇に大量の炸薬を搭載して、対艦ミサイルを超える長攻撃距離攻撃を可能にしています。

戦時の急造兵器としては、十分なものでロシア黒海艦隊の活動を妨害するには十分でしょう。

2.2 艦船撃沈までの能力はない

一時期は、USVがゲームチェンジャーになるかと思われましたがあまり成果が上がっていません。

一番の理由としては、魚雷のような一発で撃沈できる破壊力が無いことです。

図7 コール襲撃
図7 コール襲撃.jpg
引用wiki

2000年に発生した、駆逐艦コール襲撃では約300kgの炸薬を搭載した小型ボートが使用されています。

船体に大穴が開き、大量の浸水をしながらなんとか沈没を免れています。

水上からの攻撃では、ダメコン能力がある艦船への撃沈は厳しくなったといえます。

2.3 無人潜水艇UUVに近くないと厳しいか?

潜水艦の魚雷が1発で艦船を撃沈できるのは、竜骨(キール)を破壊できるように水中爆発能力を備えたからです。

無人ドローンにて、同じように艦艇の撃沈を狙うには全潜没ができるUUVの能力が必要になるでしょう。

図8 UUV
図8 UUV.jpg
引用URL:https://twitter.com/ShephardNews/status/1687418450828726274/photo/1

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(3)USV攻撃能力の限界が見えた

ウクライナUSVの活躍は、海戦に新たな兵器運用を見せたといえます。

しかしながら、ミサイルや魚雷を超える攻撃能力があるとは言えなくなりました。

3.1 港湾警備という海軍古来の戦術の重要性

ウクライナUSVによる軍艦襲撃は、新しい戦術のように見えますが本質は古くからの海戦術の焼き直しです。

港湾警備に対抗する、襲撃・閉塞作戦を無人機で行っています。

図9 旅順港襲撃
図9 旅順港襲撃.jpg
引用wiki

1898年の米西戦争や1904年の日露戦争では、軍港への襲撃や閉塞船作戦が行われました。

対抗するために港湾警備は海軍戦術の一つとして成立して、2000年以降は特殊部隊やゲリラ攻撃対処なども追加されていきます。

ウクライナ戦争でのUSV攻撃は、港湾警備への形を変えた攻撃といえます。

決して海戦の決定的戦術にはならないでしょう。

今後も、ウクライナ戦争の海戦状況は注目していくべきでしょう!
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posted by sstd7628 at 16:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 世界情勢
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