(2016年投稿記事です)
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私ペンギンは海上自衛隊に入隊するまで、まったく泳げませんでした!!
それなのに海上自衛隊の試験に合格して、江田島の幹部候補生学校に入校しました。
面接試験も泳げないと話したけど、泳げるようになる(させる)から大丈夫!(教官談)
そんなペンギンの幹部候補生学校時代の話を書いてみたいと思います。
(前回記事):『海上自衛隊から防衛省に出向したら世界が変わった(笑)』
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(1)最初の2カ月はホントにキツい日々でした・・
私は大学の卒業式から、海上自衛隊幹部候補生学校着隊日までが2日しかありませんでした。
そのため卒業式の次の日に呉に到着、翌日の着隊日江田島に入り入校手続きをしました。
数日で一気に現実社会から、自衛隊の社会へ環境が急変する形でした。
着隊日の夜には、『とんでもないとこに来ちゃった・・・』と思ったのを覚えています。
そこから、5月中旬くらいまではホントに人生最大のキツイ時期でした。
そんな私でも頑張れたのは、同じ分隊になった同期の桜がいたからだと思います。
一人では頑張れなかったでしょうね。
また、入校直後に見た赤レンガ中庭の江田島の桜が非常に印象的でした。
この光景は幹部候補生となったときに一生忘れない思い出になります。
図1 江田島赤レンガ庁舎中庭の桜
引用URL:http://blog-imgs-58.fc2.com/w/a/k/wakiwakidonn/20130618164615474.jpg
また、海軍兵学校のころから変わらない風景も覚えています。
図2 江田島の候補生学校廊下
引用URL:http://blog-imgs-36-origin.fc2.com/k/h/i/khimyu/etajima13.jpg
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(2)貴様、赤帽じゃ〜〜(笑)!!
そんなこんなで、最初の体力・水泳能力測定が始まります。
むろん、私ペンギンは泳げるわけでもなく、体育教官が満面の笑みを浮かべながら、
『貴様、赤帽じゃ〜〜(笑)!!』
と宣告が下ります。
海上自衛隊での赤帽とは、水泳能力で級外と判定されることです。
言葉の由来は、赤い水泳帽を着用するためといわれています。
このままだと遠泳(8マイル:約15km)に参加できません。
そのため、8マイル遠泳参加に向けて、虎の穴に放り込まれました・・・
(赤帽向けの特別訓練メニューで、教務以外ほとんど水泳練習・・・)
図3 遠泳開始の風景(赤帽着用者がいる)
引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/formal/jmsdf_news/img/20150810_05/img01.jpg
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(3)そして8マイル遠泳完泳に成功!!
最初は、全く泳げす遠泳参加は無理かな・・・と心が折れそうでした。
しかしそこは海上自衛隊、カナヅチでも泳げるようになる(させる)ノウハウは満載です。
体育教官の熱心な教育と技術により泳げるように段々となりました。
最初の赤帽組集合練習において教官からの言葉も発奮材料になりました。
『ここ(江田島プール)から、オリンピックに出た隊員も最初はカナヅチだった!』
実際に、1964年東京オリンピックで男子200M平泳ぎ6位となった鶴峯治氏がいます。
競泳の世界では有名な方ですが、当時海上自衛隊に入ったときはカナヅチだったそうです。
そんなこんなで、懸命の努力の結果、分隊全員と共に8マイル遠泳完泳致しました!
図4 遠泳が終わり陸に上がった時(参考:海自公式HP)
引用URL:http://www.mod.go.jp/msdf/formal/jmsdf_news/img/20150810_05/img03.jpg
本当に、懸命にやればできることを体感できたのが遠泳でした。
ちまたでよく言われる、海上自衛隊幹部候補生学校は地獄だぜ!というのがあります。
このサイトでペンギンの体験してきたことを紹介していきたいと思います。
(なお、結構時間がたっているのでうろ覚えの部分もあります)
ホント、江田島は地獄だぜええええ!!!
(次記事):海自幹部候補生になったペンギンのお話その2(総短艇編)
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