生涯結婚しない「子ども部屋おじさん」が急増
⏺️日本が「存続の危機」にさらされている
️未婚男性のなかでも最近、「子ども部屋おじさん」が急増中
「社会人になっても親元を離れず、実家の子ども部屋に住み続けている中年独身男性」
️この存在を揶揄するもの。
⏹️「子ども部屋おじさん」の急増により、日本が存続の危機にさらされる可能性がある
日本では「未婚化」がものすごいスピードで進んでいる。
50歳の時点で一度も結婚経験がない人の割合を示す「生涯未婚率」の数字が激増している。
⏹️2015年国勢調査の結果
日本人男性の4人に1人が「50歳時点で結婚の経験が一度もない」ということがわかった。
同条件下で結婚の経験がない女性は7人に1人と、その数字には男女で開きがある。
⏹️1990年の国勢調査の結果
・男性の18人に1人
・女性の23人に1人
️生涯未婚率に「男女格差」はほとんどなかった。
⏹️どうして男女で差がついてしまったのか
男女の生涯未婚率の「格差」はどのようにして生まれたのか。
結婚しない男性が急増する理由とは何なのか。
「子ども部屋おじさん」が増え続けるとどうなるのか。
ここから一つひとつ、詳しく見て説明をしていきたいと思います。
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️結婚願望がないのか、かなわないのか
⏹️女性に比べ、男性の生涯未婚率は高くなっている
「草食系男子」という言葉が流行した。
【18〜34歳までの若い男女に対して実施された、調査結果】
⏹️一生を通じて考える場合
いつかは結婚したいと思っている34歳までの若い男女は、2015年の時点で約9割。
️過去30年間にわたってこの割合は大きな変化がないまま推移している。
【調査結果から考察】
「結婚しない」のではなく「その希望がかなわない」人が増えている可能性がある。
【原因】
長期不況のせいである。
結婚・子育てには、お金がかかるイメージがあるが、実際のところはどうなのか。
ここから詳しく深掘りしていきます。
️「お金がない」が原因ではなかった
⏹️2014年に実施された、民間シンクタンクによる意識調査
・「生涯未婚率はなぜ上昇していると思うか」の質問。
既婚者を含む男女ともにいちばん多かった回答は「雇用・労働環境(収入)がよくないから」である。
️即ち、「お金がないから結婚できない」という認識はとても一般的。
・「結婚生活に最低限必要な世帯年収」についての質問。
【20〜40代の未婚男女・既婚男女の意識調査の回答結果】
・必要と思う最低世帯年収で「400万円以上」を選んだ人。
未婚者では66.1%
既婚者では48.6%
️「既婚の人よりも独身の人のほうが、結婚生活に求める世帯年収が高い人が多い」ということがわかった。
【未婚男女】
実際に結婚している既婚男女よりも結婚後に高い年収が必要だと考えてプレッシャーを感じている。
男性が収入面で一家を支えなければならない、という思い込みによるプレッシャーである可能性が高い。
️日本では共働き夫婦が増えている
⏹️厚生労働省の調査
【世帯主が29歳以下の子どもがいる世帯】
「平均有業人員」は1.43人。
️夫婦のどちらか1人だけが働いているのではなく、もう1人くらいは稼ぎ手がいる家庭も少なくない、ということがわかる。
即ち、男性の収入だけに頼って生活している家庭ばかりではない。
⏹️2017年の国民生活基礎調査
・18歳以下の子どもの7割
・6歳以下の子どもの6割
️これらの母親が有業という結果である。
️「結婚の希望がかなわない」人が「男性」に多いのはどうしてなのか
男性のほうが「婚活」にあたって女性よりも悠長に構えている。
女性は男性と比較して早く行動している。
【2015年国勢調査結果】
・女性
20代前半では約9割の婚歴がない。
20代後半では未婚率は約6割。
30代前半では約3割。
️これまで縮小してしまう。
・男性
30代前半の約半数が未婚のまま。
️「年の差婚」の難易度の高さ
⏹️「男性は妊娠・出産しないので、婚期が遅くなっても問題ないのでは」
【統計にもとづくリアルデータ】
「夫が妻よりも7歳以上年上の初婚同士カップルの結婚」は全体の約1割。
・30後半の男性が20代の女性との結婚を望んだり
・40代の男性が30代前半の女性を求めたり
️約1割という「希少枠」に切り込んでいくことになる。
️可能性はゼロではありませんが、相当なレアケース。
️若い女性に執着し続けたまま男性が年齢を重ねてしまうほどに、成婚は発生確率的に至難の技。
️「モテ再婚男性」に女性が集中し、男性余りが発生
⏹️モテ男性による、女性の独占が起こっている。
男女の未婚者数の格差は、一夫多妻制をとる国では当然。
️1人の男性が何人もの妻を持つために「男性余り」が生じる。
【日本の法律】
一夫多妻制は認められていない。
時間をずらして、1人の男性が初婚女性と何回も結婚することはできる。
️女性から人気のある「モテ再婚男性」が初婚の女性と結婚を繰り返した結果、統計上男女の未婚者数の格差が生じている。
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️「子ども部屋おじさん」について
⏹️「子ども部屋おじさん」とは
インターネット上のスラング(俗語)
️「社会人になっても親元を離れず、学生時代と同じ子ども部屋に住み続けている未婚の中年男性」を指す。
・「子ども部屋おばさん」だっているはず。
・「子ども部屋おじさん」ばかりがクローズアップ。
️不公平だ、という意見もよく聞く。
⏹️未婚男性が未婚女性を数と割合で圧倒している
客観的に見て、世間で「子ども部屋おじさん」のほうが「子ども部屋おばさん」よりも目立つのは自然な流れ。
️子どもが実家からなかなか独立しない(できない)大きな理由
⏹️親子同居のメリットの大きさ
例、
【子どもが社会人になってからも両親と共に3人で暮らしている場合】
OECD(経済協力開発機構)の計算方法で算出。
・一人暮らしの場合。
️100万円かかっていたコストが58万円程度で済む。
・年金を受給している祖父母も加わって5人暮らしをしている場合。
️1人当たりのコストは45万円程度にまで下がる。
️一人暮らしに比べ、親との同居は圧倒的にコスパが良い。
️母親の歪んだ“息子愛”が元凶だった
⏹️2016年に実施されたアンケート調査結果
母親と父親が、その息子・娘に対していつ頃までに結婚してほしいかを質問
【父親から息子・娘への結婚希望時期】
️「20代後半まで」が1位
【母親から娘への結婚希望時期】
️「20代後半まで」が1位
【母親から息子への結婚希望時期
️「30代前半まで」が約4割を占め、1位
️先程の結果から、30代前半になるとすでに同年代では未婚女性が3割程度しか残っていない。
若い女性と年の差婚をと考えても、初婚を目指す男性についての年の差婚の発生確率は厳しい。
⏹️「子ども部屋おじさん」を生み出す元凶
️母親による「男の子の結婚は、女の子より遅くていい」という意識がある。
⏹️アンケート調査結果
「できるだけ早く独立したい」
「親との同居は、自分に経済的自立ができるまで」
️この様に若い未婚男性は合わせて7割近くもいることがわかった。
【日本の1995年以降】
既婚者と未婚者を合わせた出生率の合計特殊出生率が1.5未満となる超少子化社会に突入し、すでに20年以上が経過。
日本の既婚夫婦が持つ最終的な子どもの数は長期的にはあまり変化がなく、2人程度で推移している。
⏹️婚外子(結婚している夫婦以外のカップルに生まれる子ども)の割合
️統計上有効な少子化対策
️夫婦の間に生まれる子どもの数を増やそうとする従来の「子育て支援策」よりも、急増する「未婚化対策」により真剣に取り組む必要がある。
⏹️政策での未婚化対策がよい結果を出せなかった場合
日本はこのまま民族絶滅の危機、絶滅指定危惧種に指定され続ける。
【中国やアメリカの知識層】
️民族絶滅により日本の文化が消えてなくなるのは残念だ」といった声までも上がっている。
️「子ども部屋おじさん」が急増する背景
わが子かわいさのあまり、いつまでも息子との同居を許してしまう母親。
そんな妻(子ども)のありように無関心な夫。
️日本の夫婦の姿が見え隠れしている。
⏹️子どもは親のペットではない
日本は先進国のなかでは異例の割合で子どもを「子ども部屋」に囲い続ける。
これらの問題を国を挙げて考える必要があるのではないかと思う。
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2019年08月09日
【早期教育】でバイリンガルは難しい理論
「早期教育でバイリンガル」はこんなにも難しい
⏺️赤ちゃんの言語習得にみる子どもの母語学習
⏺️大人になると忘れてしまいがちですが、子どもの言語取得は意外と険しい道のり
️近子どもに英語の早期教育をさせたいと考える親は多い
・「子どもはラクラクと言葉を覚える天才」
・「子どものときから海外で暮らしていれば自然とバイリンガルになる」
️この様なイメージがその背景にある。
️赤ちゃんの「驚き反応」に着目。
人が言葉を学ぶプロセスについて、ここから詳しく説明していきます。
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️赤ちゃんの言語習得は想像もつかない世界で始まる
⏹️子どもの母語学習
いったん言語を身に付けてしまった大人からすると想像もつかないような世界でスタートする。
️ベラベラと音声を発しているのは意味もなくうなっているのではなく、「話している」ということにまず気づく。
⏹️言語の音
あの音とこの音は違うもので、どの音が同じ音なのかも、子どもは自分で見極めなければならない。
例、
父親が言う「オムツ」
母親の言う「オムツ」
️物理的な音としてだいぶ違いますが、単語としては同じ。
「オムツ」
「オツム」
️別の単語で意味も異なる。
一言「話す」頃には生まれてから1年経つ。
単語をつなげて文らしきものが話せるようになるまでにはさらに約1年かかる。
️新しい言語を“使える”までには時間がかかる
子ども(赤ちゃん)はいつも楽しそうに見えるかもしれない。
⏹️子どもの生きている世界
大人ほど複雑でなく、忙しくもないからなのかもしれない。
⏹️子どものやりたいこと
あれが欲しい
あそこに行きたい
一人にしないで
️非常にシンプルである。
⏹️子ども
どうしたいのかを一生懸命に読み取ろうとし、世話をしてくれる。
できないことがあって当然と思い、失敗しても温かく受け止めてくれる。
⏹️大人
真剣に新しい言語の学習に取り組むときには、大抵その言語を使い、やらなければならないことが目前に迫る。
【やらなければならないこと】
・自分の意見を正確に伝える
・相手がイメージできていないことをわからせる
・うまく交渉する
️赤ちゃんのときに直面する問題に比べ、はるかに複雑。
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️新しい言語がW使えるWレベルになるまでの期間
⏹️子どもより大人の方が短い
大人自らその言語の必要性を十分に理解し、一生懸命に学習に取り組んだ場合。
大人はすでに母語を習得している。
️それを使って、言語の仕組みなどについても説明してもらうことができる。
️即ち、素早い外国語学習が可能となる。
️大人はすでにいろいろなことを経験し、知っていて理解している
【単語の意味】
言語が変われば厳密にピッタリ同じ、とまではいかないが、概ね母語ではこういう意味、などと関連づけられる。
⏹️大人は、自らが母語獲得に要した苦労のほとんどを覚えていない
「母語はいつのまにか完璧に身に付いていた」
「子どもの頃に母語のほかにも言語に触れられればよかった、そうすれば今ごろその言語もペラペラだったのに」
️この様に考えがち。
【結果論】
「自分の子どもにはできるだけ幼いうちに新しい言語に取り組ませなければ」
️この様に焦る人もいる。
・家族全員で海外に移り住むことになった場合
「これでうちの子どもを現地の学校に通わせれば、ラクラクとバイリンガルだ」
️喜ぶかもしれない。
⏹️新しい言語が使えるようになるまでには、幼いほど長い時間がかかる
・母語
身近な人と言語で意思疎通できるようになるまで3年くらいかかる。
・新しい言語
にやはり少なくとも同じくらいかかるはず。
⏹️周囲で話されている言語がわからない
この状況に放り込まれれば、子どもも強いストレスを感じる。
いったん使えるようになり始めていた言語が、ここでは役に立たないという発見もショッキング。
️そのような状況でW母語のようにW習得しようとすれば、ラクでないことはもう明らかである。
️母語と新しい言語との関係
⏹️子どもがめげずに困難な状況に立ち向かっていく場合
時間はかかっても、その新しい言語を話せるようになっていく。
️新しい言語に触れている、ということは、つまりその間、母語には触れていないということ。
・母語に触れる時間が短くなる。
・母語は家庭内でのおしゃべりだけ。
・どういう話題を扱うかも限定。
️母語の方の語彙も表現も伸びていかない。
⏹️年齢の低い子ども
新しい言語が、(それまで使っていたもともとの母語に置き換わって)一番使いやすい言語になっていく。
⏹️もう少し年長の子ども
母語の力も保ったまま、現地の言語を身に付けていくことが多い。
・母語が置き換わってしまう子ども
・バイリンガルに育つ子ども
️この両者の違いの理由とは、いったい何なのか。
更にここから深掘りしていきます。
️真っ先に思いつくのは、「脳の可塑性」かもしれない
⏹️子どもの脳には可塑性が備わっている
【成人】
言語の使用や理解をつかさどる脳部位が、脳卒中や事故などでダメージを受けると言語に障害が出て、完全に元の状態に戻ることはない。
【7、8歳くらいまでの子ども】
脳に損傷を受けて言語が失われても、そのあと時間をかけて言語を取り戻せる場合がある。
⏹️発達の早い時期において
神経細胞の働きがまだ固定されておらず、どこかが損傷されてもほかがその代わりを引き受けることができたりする、
️即ち「脳の可塑性」である。
年齢が低い子どもでは新しい言語がもともとの母語に置き換わってしまうことがある。
️これについて、「脳の可塑性」の結果なのかについては、まだ具体的にはわかっていない。
⏹️年齢の低い子ども
母語のために使われるようになっていた神経細胞や、そのネットワークもまだその働きが固定されていない。
新しい言語が入ってくると、その可塑性ゆえに、それらの神経細胞やネットワークは母語でなく新しい言語の使用を支えるものに変化していく。
️そのようなことが起こっている可能性がある。
⏹️年齢が上がった子ども
可塑性もなくなり、神経細胞やネットワークの働きはそれほど簡単に変化しなくなる。
脳に植え付けられた母語も失われない、ということなのかもしれない。
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⏺️赤ちゃんの言語習得にみる子どもの母語学習
⏺️大人になると忘れてしまいがちですが、子どもの言語取得は意外と険しい道のり
️近子どもに英語の早期教育をさせたいと考える親は多い
・「子どもはラクラクと言葉を覚える天才」
・「子どものときから海外で暮らしていれば自然とバイリンガルになる」
️この様なイメージがその背景にある。
️赤ちゃんの「驚き反応」に着目。
人が言葉を学ぶプロセスについて、ここから詳しく説明していきます。
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️赤ちゃんの言語習得は想像もつかない世界で始まる
⏹️子どもの母語学習
いったん言語を身に付けてしまった大人からすると想像もつかないような世界でスタートする。
️ベラベラと音声を発しているのは意味もなくうなっているのではなく、「話している」ということにまず気づく。
⏹️言語の音
あの音とこの音は違うもので、どの音が同じ音なのかも、子どもは自分で見極めなければならない。
例、
父親が言う「オムツ」
母親の言う「オムツ」
️物理的な音としてだいぶ違いますが、単語としては同じ。
「オムツ」
「オツム」
️別の単語で意味も異なる。
一言「話す」頃には生まれてから1年経つ。
単語をつなげて文らしきものが話せるようになるまでにはさらに約1年かかる。
️新しい言語を“使える”までには時間がかかる
子ども(赤ちゃん)はいつも楽しそうに見えるかもしれない。
⏹️子どもの生きている世界
大人ほど複雑でなく、忙しくもないからなのかもしれない。
⏹️子どものやりたいこと
あれが欲しい
あそこに行きたい
一人にしないで
️非常にシンプルである。
⏹️子ども
どうしたいのかを一生懸命に読み取ろうとし、世話をしてくれる。
できないことがあって当然と思い、失敗しても温かく受け止めてくれる。
⏹️大人
真剣に新しい言語の学習に取り組むときには、大抵その言語を使い、やらなければならないことが目前に迫る。
【やらなければならないこと】
・自分の意見を正確に伝える
・相手がイメージできていないことをわからせる
・うまく交渉する
️赤ちゃんのときに直面する問題に比べ、はるかに複雑。
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️新しい言語がW使えるWレベルになるまでの期間
⏹️子どもより大人の方が短い
大人自らその言語の必要性を十分に理解し、一生懸命に学習に取り組んだ場合。
大人はすでに母語を習得している。
️それを使って、言語の仕組みなどについても説明してもらうことができる。
️即ち、素早い外国語学習が可能となる。
️大人はすでにいろいろなことを経験し、知っていて理解している
【単語の意味】
言語が変われば厳密にピッタリ同じ、とまではいかないが、概ね母語ではこういう意味、などと関連づけられる。
⏹️大人は、自らが母語獲得に要した苦労のほとんどを覚えていない
「母語はいつのまにか完璧に身に付いていた」
「子どもの頃に母語のほかにも言語に触れられればよかった、そうすれば今ごろその言語もペラペラだったのに」
️この様に考えがち。
【結果論】
「自分の子どもにはできるだけ幼いうちに新しい言語に取り組ませなければ」
️この様に焦る人もいる。
・家族全員で海外に移り住むことになった場合
「これでうちの子どもを現地の学校に通わせれば、ラクラクとバイリンガルだ」
️喜ぶかもしれない。
⏹️新しい言語が使えるようになるまでには、幼いほど長い時間がかかる
・母語
身近な人と言語で意思疎通できるようになるまで3年くらいかかる。
・新しい言語
にやはり少なくとも同じくらいかかるはず。
⏹️周囲で話されている言語がわからない
この状況に放り込まれれば、子どもも強いストレスを感じる。
いったん使えるようになり始めていた言語が、ここでは役に立たないという発見もショッキング。
️そのような状況でW母語のようにW習得しようとすれば、ラクでないことはもう明らかである。
️母語と新しい言語との関係
⏹️子どもがめげずに困難な状況に立ち向かっていく場合
時間はかかっても、その新しい言語を話せるようになっていく。
️新しい言語に触れている、ということは、つまりその間、母語には触れていないということ。
・母語に触れる時間が短くなる。
・母語は家庭内でのおしゃべりだけ。
・どういう話題を扱うかも限定。
️母語の方の語彙も表現も伸びていかない。
⏹️年齢の低い子ども
新しい言語が、(それまで使っていたもともとの母語に置き換わって)一番使いやすい言語になっていく。
⏹️もう少し年長の子ども
母語の力も保ったまま、現地の言語を身に付けていくことが多い。
・母語が置き換わってしまう子ども
・バイリンガルに育つ子ども
️この両者の違いの理由とは、いったい何なのか。
更にここから深掘りしていきます。
️真っ先に思いつくのは、「脳の可塑性」かもしれない
⏹️子どもの脳には可塑性が備わっている
【成人】
言語の使用や理解をつかさどる脳部位が、脳卒中や事故などでダメージを受けると言語に障害が出て、完全に元の状態に戻ることはない。
【7、8歳くらいまでの子ども】
脳に損傷を受けて言語が失われても、そのあと時間をかけて言語を取り戻せる場合がある。
⏹️発達の早い時期において
神経細胞の働きがまだ固定されておらず、どこかが損傷されてもほかがその代わりを引き受けることができたりする、
️即ち「脳の可塑性」である。
年齢が低い子どもでは新しい言語がもともとの母語に置き換わってしまうことがある。
️これについて、「脳の可塑性」の結果なのかについては、まだ具体的にはわかっていない。
⏹️年齢の低い子ども
母語のために使われるようになっていた神経細胞や、そのネットワークもまだその働きが固定されていない。
新しい言語が入ってくると、その可塑性ゆえに、それらの神経細胞やネットワークは母語でなく新しい言語の使用を支えるものに変化していく。
️そのようなことが起こっている可能性がある。
⏹️年齢が上がった子ども
可塑性もなくなり、神経細胞やネットワークの働きはそれほど簡単に変化しなくなる。
脳に植え付けられた母語も失われない、ということなのかもしれない。
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【パワハラ】ですべてを奪われた男性
パワハラですべてを奪われた56歳男性の絶望
⏺️子会社へ転籍を命じられ、年収は200万円に
⏺️脳出血を起こして重度の障害者となってしまった56歳男性
⏺️彼の無念さを思い、会社にも社会にも居場所を失ってしまった
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【楽天モバイル】
️現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている
⏹️いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」
貧困とパワハラの果てに脳出血を起こして重度の障害者になってしまった。
★【ここから実際にあった話】
IT関連会社のシステムエンジニアだった56歳男性
脳出血により、右半身麻痺や失語症などの後遺症が残り、今も会話が難しい状態。
️労働組合なんて、組合費だけ取って、何にもしてくれない。
️きっかけは関連子会社への一方的な転籍
月数回の夜勤など業務内容は変わらないのに、600万円ほどあった年収は50万円以上ダウン。
長引く不況の影響で、転籍後も、収入は右肩下がりの一途。
⏹️男性は40代半ばで大動脈解離を発症。
2カ月足らずで職場復帰できたが、50歳を過ぎたとき、1度目の脳出血に見舞われた。
目立った後遺症はなかったが、会社側の産業医の復職許可が下りず、1年間の休職を余儀なくされた。
【パワハラの餌食に】
会社では何かとケチをつけては、報告のやり直しを命じられていた。
退職に追い込みたい、会社側のそんな思惑が透けてみえた。
️復職したものの年収は200万円に落ち込んだ
⏹️なんとか復職を果たしたが、配属先は専門とは無縁の庶務部門
【実際の仕事】
・トイレットペーパーの補充
・ポットの給水
・郵便物の発送
️この様な雑用だった。
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⏹️400万円近くまで減っていた年収は、夜勤がなくなったことで、さらに200万円に落ち込んだ
男性は出費を抑えるため、より安い賃貸アパートへの引っ越しを繰り返した。
【主な出費】
7万5000円だった家賃を
️
6万3000円に切り詰めた。
・通院費用
・薬代
・アパートの更新料
・定期券の購入
️更に配属先の職場が自宅から片道2時間もかかる場所にあった。
️病気で体力が落ちていた男性にとって、往復4時間の通勤は相当にこたえた。
【会社側】
『もっと職場に近いところに引っ越せばいい』
【男性】
『引っ越し代は出るんですか?』
【会社側】
『それは出せない』
️途方に暮れていくようになった。
️2度目の脳出血
休職手続きなどは、人事部と書類をやり取りするだけ。
上司や同僚が見舞いに来ることはなかった。
️なんらかの配慮があれば、2度目の脳出血は防げた。
⏹️年収欄の記載を年代順に眺めると、年収が次第に下がっていった
【直近の預金通帳】
毎月振り込まれる給料はわずか15万円ほど。
️クレジットカードのキャッシングなどによる借金が200万円ほどあることもわかった。
⏹️意識が戻って以後、リハビリを行えるようになった
手指をマッサージ
童謡を歌う練習
️「ありがとう」などの言葉を発することができるようになったほか、箸を使って食事ができるようになった。
会社からのパワハラをここまで受けることにより、人生そのものが終わってしまうことになりかねない。
身の丈にあった生活をすることは大いに良いことだが、無理をして体を蝕んでいては元も子もない。
まずは、信頼できる人などに、相談することが大事である。
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⏺️子会社へ転籍を命じられ、年収は200万円に
⏺️脳出血を起こして重度の障害者となってしまった56歳男性
⏺️彼の無念さを思い、会社にも社会にも居場所を失ってしまった
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貧困とパワハラの果てに脳出血を起こして重度の障害者になってしまった。
★【ここから実際にあった話】
IT関連会社のシステムエンジニアだった56歳男性
脳出血により、右半身麻痺や失語症などの後遺症が残り、今も会話が難しい状態。
️労働組合なんて、組合費だけ取って、何にもしてくれない。
️きっかけは関連子会社への一方的な転籍
月数回の夜勤など業務内容は変わらないのに、600万円ほどあった年収は50万円以上ダウン。
長引く不況の影響で、転籍後も、収入は右肩下がりの一途。
⏹️男性は40代半ばで大動脈解離を発症。
2カ月足らずで職場復帰できたが、50歳を過ぎたとき、1度目の脳出血に見舞われた。
目立った後遺症はなかったが、会社側の産業医の復職許可が下りず、1年間の休職を余儀なくされた。
【パワハラの餌食に】
会社では何かとケチをつけては、報告のやり直しを命じられていた。
退職に追い込みたい、会社側のそんな思惑が透けてみえた。
️復職したものの年収は200万円に落ち込んだ
⏹️なんとか復職を果たしたが、配属先は専門とは無縁の庶務部門
【実際の仕事】
・トイレットペーパーの補充
・ポットの給水
・郵便物の発送
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⏹️400万円近くまで減っていた年収は、夜勤がなくなったことで、さらに200万円に落ち込んだ
男性は出費を抑えるため、より安い賃貸アパートへの引っ越しを繰り返した。
【主な出費】
7万5000円だった家賃を
️
6万3000円に切り詰めた。
・通院費用
・薬代
・アパートの更新料
・定期券の購入
️更に配属先の職場が自宅から片道2時間もかかる場所にあった。
️病気で体力が落ちていた男性にとって、往復4時間の通勤は相当にこたえた。
【会社側】
『もっと職場に近いところに引っ越せばいい』
【男性】
『引っ越し代は出るんですか?』
【会社側】
『それは出せない』
️途方に暮れていくようになった。
️2度目の脳出血
休職手続きなどは、人事部と書類をやり取りするだけ。
上司や同僚が見舞いに来ることはなかった。
️なんらかの配慮があれば、2度目の脳出血は防げた。
⏹️年収欄の記載を年代順に眺めると、年収が次第に下がっていった
【直近の預金通帳】
毎月振り込まれる給料はわずか15万円ほど。
️クレジットカードのキャッシングなどによる借金が200万円ほどあることもわかった。
⏹️意識が戻って以後、リハビリを行えるようになった
手指をマッサージ
童謡を歌う練習
️「ありがとう」などの言葉を発することができるようになったほか、箸を使って食事ができるようになった。
会社からのパワハラをここまで受けることにより、人生そのものが終わってしまうことになりかねない。
身の丈にあった生活をすることは大いに良いことだが、無理をして体を蝕んでいては元も子もない。
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