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2019年03月03日
出題予測問題<給食栄養管理論>◎大量調理施設管理マニュアル
昨日の問題の解説です。
(2)災害時用備蓄食品は、1か月分を準備しておく。
(3)災害時用備蓄食品は、加熱調理して食べるものが適している。
(4)保存期限が近付いた備蓄食品は、計画的に献立に取り入れる。
(5)災害時に食材納入を確約する契約書を、平常時に食材納入業者を締結しておく。
【解説】正答(4)
(1)誤り。災害時のために備蓄していく飲料水は、1人1日3Lを目安とする。
(2)誤り。災害時用備蓄食品は、ライフラインの遮断を想定し、
ライフラインが復旧するまでの最低3日分を準備しておく。
1か月分の備蓄食品は、保管場所の確保が困難である。
(3)誤り。災害時用備蓄食品は、ライフラインのすべてが止まってしまったことを想定して
準備する必要がある。
したがって、そのままの状態で食べられる個包装のものが適している。
(4)正しい。備蓄食品は、保存期間などに留意し破棄にならないよう、
計画的に通常献立に取り入れるなどして、入れ替える。
(5)誤り。災害発生により交通網の遮断が想定される。
それに伴い、食材納入業者による食材の納入が困難となることも予想される。
したがって、災害時に食材納入業者に食材納入を確約させることは現実的ではない。
最終日の今日は、「大量調理施設管理マニュアル」の問題です。
給食栄養管理論での山となる分野ですので、試験では必ず出題されます。
今日のこの問題は理解して試験に臨んでくださいね。
(2)大型のまな板ー塩素系消毒剤に浸漬
(3)木製の器具ー使用禁止
(4)ふきん、タオルー80℃で5分間以上の加熱殺菌
(5)貯水槽設置施設の使用水ー遊離残留塩素0.1g/L以上
【解説】正答(2)
(1)誤り。用便後は、手洗いマニュアルに基づき、必ず流水・石けんによる手洗いにより
しっかりと2回手指の洗浄と消毒を行う。
(2)正しい。大型のまな板やざる等、十分な洗浄が困難な器具については、
亜塩素酸水又は次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系消毒剤に浸漬するなどして消毒を行う。
(3)誤り。木製の器具は極力使用を控えることが望ましいとされているが、
使用を禁止されているわけではない。
(4)誤り。ふきん、タオル類は、洗浄後、100℃で5分間以上の煮沸殺菌を行う。
清潔な場所で乾燥、保管する。
(5)誤り。貯水槽設置施設の使用水や井戸水等を殺菌・濾過して使用する場合には、
遊離残留塩素が0.1mg/L以上であることを始業前及び調理作業終了後に毎日検査をし、記録する。
(2)生鮮食品は、1日で使い切る量を調理前日に仕入れる。
(3)下処理後の加熱前食材は、準清潔作業区域には持ち込まない。
(4)加熱せずに提出する果物は、エタノール系消毒剤で殺菌する。
(5)調理場の床は、放水して掃除がしやすいようウェットシステムにする。
【解説】正答(1)
(1)正しい。施設責任者は、原材料について納入業者が定期的に実施する微生物
及び理化学検査の結果を提出させる。
その結果については、保健所に相談するなどして、原材料として不適と判断した場合には、
納入業者の変更等適切な措置を講じる。
検査結果については、1年間保管する。
(2)誤り。原材料の納入に際しては、缶詰、乾物、調味料等常温保管可能なものを除き、食肉、魚介類、
野菜類等の生鮮食品については1回で使い切る量を調理当日に仕入れるようにする。
(3)誤り。汚染作業区域で下処理後の加熱前食材は、加熱調理をするため準清潔作業区域に持ち込まれる。
(4)誤り。エタノール系消毒剤は用いない。
野菜及び果物を加熱せずに供する場合には、流水で十分洗浄し、
必要に応じて次亜塩素酸ナトリウム等で殺菌した後、流水で十分すすぎ洗いを行う。
特に高齢者、若齢者及び抵抗力の弱い者を対象とした食事を提供する施設で、
加熱せずに供する場合には、殺菌を行う。
(5)誤り。施設は、ドライシステム化を積極的に図ることが望ましい。
いよいよ今日が本番ですね。
最後まで問題を一問でも多く解いて欲しいと思って、最終日まで問題の出題にしました。
今まで頑張ってきた自分を信じて、イージーミスはしないようにしましょう。
(2問選ぶ、正しいものではなく誤っているものを選ぶ、など)
どれだけ頑張って来たとしても、国家試験では何問か「あーこの問題は分からない…」という問題に遭遇するはずです。
そんな時は、今自分が持ち合わせている知識の応用でどうにか正解を導き出すことが出来ないか考えてみてください。
もしかしたら正答に確信が持てなくても消去法で解けるかもしれません。
時間がかかりそうなら後回しです。
タイムオーバー以上に勿体ないことはないですからね。
頑張って来たからこそ緊張するものです。
そんな緊張を実力を発揮するエネルギーに繋げてくださいね。
繰り返しになりますが、「自分を信じて」頑張って下さい。
皆さんの幸運を祈っています!!
Q1.給食施設における災害時の危機管理対策に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)災害時のために備蓄しておく飲料水は、1人1日1Lを目安とする。(2)災害時用備蓄食品は、1か月分を準備しておく。
(3)災害時用備蓄食品は、加熱調理して食べるものが適している。
(4)保存期限が近付いた備蓄食品は、計画的に献立に取り入れる。
(5)災害時に食材納入を確約する契約書を、平常時に食材納入業者を締結しておく。
【解説】正答(4)
(1)誤り。災害時のために備蓄していく飲料水は、1人1日3Lを目安とする。
(2)誤り。災害時用備蓄食品は、ライフラインの遮断を想定し、
ライフラインが復旧するまでの最低3日分を準備しておく。
1か月分の備蓄食品は、保管場所の確保が困難である。
(3)誤り。災害時用備蓄食品は、ライフラインのすべてが止まってしまったことを想定して
準備する必要がある。
したがって、そのままの状態で食べられる個包装のものが適している。
(4)正しい。備蓄食品は、保存期間などに留意し破棄にならないよう、
計画的に通常献立に取り入れるなどして、入れ替える。
(5)誤り。災害発生により交通網の遮断が想定される。
それに伴い、食材納入業者による食材の納入が困難となることも予想される。
したがって、災害時に食材納入業者に食材納入を確約させることは現実的ではない。
最終日の今日は、「大量調理施設管理マニュアル」の問題です。
給食栄養管理論での山となる分野ですので、試験では必ず出題されます。
今日のこの問題は理解して試験に臨んでくださいね。
Q1.「大量調理施設管理衛生マニュアル」に基づく、二次汚染防止に関する組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)用便後ー流水・石鹸による1回の手洗い(2)大型のまな板ー塩素系消毒剤に浸漬
(3)木製の器具ー使用禁止
(4)ふきん、タオルー80℃で5分間以上の加熱殺菌
(5)貯水槽設置施設の使用水ー遊離残留塩素0.1g/L以上
【解説】正答(2)
(1)誤り。用便後は、手洗いマニュアルに基づき、必ず流水・石けんによる手洗いにより
しっかりと2回手指の洗浄と消毒を行う。
(2)正しい。大型のまな板やざる等、十分な洗浄が困難な器具については、
亜塩素酸水又は次亜塩素酸ナトリウム等の塩素系消毒剤に浸漬するなどして消毒を行う。
(3)誤り。木製の器具は極力使用を控えることが望ましいとされているが、
使用を禁止されているわけではない。
(4)誤り。ふきん、タオル類は、洗浄後、100℃で5分間以上の煮沸殺菌を行う。
清潔な場所で乾燥、保管する。
(5)誤り。貯水槽設置施設の使用水や井戸水等を殺菌・濾過して使用する場合には、
遊離残留塩素が0.1mg/L以上であることを始業前及び調理作業終了後に毎日検査をし、記録する。
Q2.「大量調理施設衛生管理マニュアル」に基づいた対応である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)施設責任者は、納入業者に原材料の微生物検査の結果を提出させる。(2)生鮮食品は、1日で使い切る量を調理前日に仕入れる。
(3)下処理後の加熱前食材は、準清潔作業区域には持ち込まない。
(4)加熱せずに提出する果物は、エタノール系消毒剤で殺菌する。
(5)調理場の床は、放水して掃除がしやすいようウェットシステムにする。
【解説】正答(1)
(1)正しい。施設責任者は、原材料について納入業者が定期的に実施する微生物
及び理化学検査の結果を提出させる。
その結果については、保健所に相談するなどして、原材料として不適と判断した場合には、
納入業者の変更等適切な措置を講じる。
検査結果については、1年間保管する。
(2)誤り。原材料の納入に際しては、缶詰、乾物、調味料等常温保管可能なものを除き、食肉、魚介類、
野菜類等の生鮮食品については1回で使い切る量を調理当日に仕入れるようにする。
(3)誤り。汚染作業区域で下処理後の加熱前食材は、加熱調理をするため準清潔作業区域に持ち込まれる。
(4)誤り。エタノール系消毒剤は用いない。
野菜及び果物を加熱せずに供する場合には、流水で十分洗浄し、
必要に応じて次亜塩素酸ナトリウム等で殺菌した後、流水で十分すすぎ洗いを行う。
特に高齢者、若齢者及び抵抗力の弱い者を対象とした食事を提供する施設で、
加熱せずに供する場合には、殺菌を行う。
(5)誤り。施設は、ドライシステム化を積極的に図ることが望ましい。
いよいよ今日が本番ですね。
最後まで問題を一問でも多く解いて欲しいと思って、最終日まで問題の出題にしました。
今まで頑張ってきた自分を信じて、イージーミスはしないようにしましょう。
(2問選ぶ、正しいものではなく誤っているものを選ぶ、など)
どれだけ頑張って来たとしても、国家試験では何問か「あーこの問題は分からない…」という問題に遭遇するはずです。
そんな時は、今自分が持ち合わせている知識の応用でどうにか正解を導き出すことが出来ないか考えてみてください。
もしかしたら正答に確信が持てなくても消去法で解けるかもしれません。
時間がかかりそうなら後回しです。
タイムオーバー以上に勿体ないことはないですからね。
頑張って来たからこそ緊張するものです。
そんな緊張を実力を発揮するエネルギーに繋げてくださいね。
繰り返しになりますが、「自分を信じて」頑張って下さい。
皆さんの幸運を祈っています!!
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2019年03月02日
出題予測問題<給食栄養管理論>災害時における対応
昨日の問題の解説です。
(2)主菜は、主食で不足するビタミン、ミネラル源となる野菜を中心として料理にする。
(3)給食施設の現存する調理機器の種類とその能力を把握する。
(4)献立作成時には、季節性や地域における食文化を考慮する。
(5)献立作成時には、調理従事者の調理能力を考慮する。
【解説】正答(2)
(1)正しい。献立作成では、期間献立をもとに食事別に予定献立を作成する。
実施後は、予定献立表に基づき実施した際の食材や調味料などの変更を訂正記入し、実施献立とする。
実施献立は食事内容の実施の記録であり、次回の献立作成に反映させたり、
給食関係書類作成の資料となる。
(2)誤り。主食は、エネルギー源となる米などの穀類、主菜は、たんぱく質源となる肉類、魚類、卵類、
大豆などである。
副菜は、主菜で不足する栄養素を補うものとして、主にビタミン、ミネラル源となる野菜が
多く用いられる料理になる。
汁物、デザートは、これらの料理で不足する栄養素を補う献立内容にする。
(3)正しい。給食施設に現存する調理機器では、作ることができない料理や手間や時間がかかる場合が
あるため、その料理が当該給食施設で製造可能であるか検討する必要がある。
(4)正しい。季節感が地域における食文化を取り入れた献立は、
喫食者の嗜好性を考慮した変化に富んだ飽きのこない献立になる。
また、旬の食材の利用は、味や鮮度も良く、購入価格が比較的安価である。
(5)正しい。大量調理施設衛生管理マニュアルに、「献立の作成に当たっては、
施設の人員等の能力に余裕を持った献立作成を行うこと。」と明記されている。
今日は、「災害時における対応」の問題です。
東日本大震災以降、良く出題されるようになりました。
栄養科では災害を考慮した食品の備蓄が必要となりますので、
基本的なことは理解しておく必要があります。
(2)災害時用備蓄食品は、1か月分を準備しておく。
(3)災害時用備蓄食品は、加熱調理して食べるものが適している。
(4)保存期限が近付いた備蓄食品は、計画的に献立に取り入れる。
(5)災害時に食材納入を確約する契約書を、平常時に食材納入業者を締結しておく。
明日はいよいよ朝から国家試験試験となりますので、明日の公開時間は朝の4時に行います。
内容も、今日の問題の解説、明日の問題と解説を全て公開します。
今まで頑張って来た分、今日は緊張して眠れない…なんてこともあるかと思いますが、
今日の睡眠は明日の集中力に繋がってきます。
くれぐれも徹夜はせずに早めに就寝して明日に備えましょう!
Q1.献立作成に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)献立作成では、期間献立をもとに予定献立を作成する。(2)主菜は、主食で不足するビタミン、ミネラル源となる野菜を中心として料理にする。
(3)給食施設の現存する調理機器の種類とその能力を把握する。
(4)献立作成時には、季節性や地域における食文化を考慮する。
(5)献立作成時には、調理従事者の調理能力を考慮する。
【解説】正答(2)
(1)正しい。献立作成では、期間献立をもとに食事別に予定献立を作成する。
実施後は、予定献立表に基づき実施した際の食材や調味料などの変更を訂正記入し、実施献立とする。
実施献立は食事内容の実施の記録であり、次回の献立作成に反映させたり、
給食関係書類作成の資料となる。
(2)誤り。主食は、エネルギー源となる米などの穀類、主菜は、たんぱく質源となる肉類、魚類、卵類、
大豆などである。
副菜は、主菜で不足する栄養素を補うものとして、主にビタミン、ミネラル源となる野菜が
多く用いられる料理になる。
汁物、デザートは、これらの料理で不足する栄養素を補う献立内容にする。
(3)正しい。給食施設に現存する調理機器では、作ることができない料理や手間や時間がかかる場合が
あるため、その料理が当該給食施設で製造可能であるか検討する必要がある。
(4)正しい。季節感が地域における食文化を取り入れた献立は、
喫食者の嗜好性を考慮した変化に富んだ飽きのこない献立になる。
また、旬の食材の利用は、味や鮮度も良く、購入価格が比較的安価である。
(5)正しい。大量調理施設衛生管理マニュアルに、「献立の作成に当たっては、
施設の人員等の能力に余裕を持った献立作成を行うこと。」と明記されている。
今日は、「災害時における対応」の問題です。
東日本大震災以降、良く出題されるようになりました。
栄養科では災害を考慮した食品の備蓄が必要となりますので、
基本的なことは理解しておく必要があります。
Q1.給食施設における災害時の危機管理対策に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)災害時のために備蓄しておく飲料水は、1人1日1Lを目安とする。(2)災害時用備蓄食品は、1か月分を準備しておく。
(3)災害時用備蓄食品は、加熱調理して食べるものが適している。
(4)保存期限が近付いた備蓄食品は、計画的に献立に取り入れる。
(5)災害時に食材納入を確約する契約書を、平常時に食材納入業者を締結しておく。
明日はいよいよ朝から国家試験試験となりますので、明日の公開時間は朝の4時に行います。
内容も、今日の問題の解説、明日の問題と解説を全て公開します。
今まで頑張って来た分、今日は緊張して眠れない…なんてこともあるかと思いますが、
今日の睡眠は明日の集中力に繋がってきます。
くれぐれも徹夜はせずに早めに就寝して明日に備えましょう!
2019年03月01日
出題予測問題<給食栄養管理論>献立作成
昨日の問題を解説します。
<食品構成表の作成手順>
【a】を設定→【b】を配分→【c】を配分→【d】を配分→【e】を配分→全体を調整
a b c d e
(1) 給与栄養目標量 ー 主食 ー動物性たんぱく質ー 植物性食品 ー油脂類
(2) 給与栄養目標量 ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(3) 給与栄養目標量 ー動物性たんぱく質ー 油脂類 ー 植物性食品 ー主食
(4)食品群別荷重平均成分表ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(5)食品群別荷重平均成分表ー動物性たんぱく質ー 主食 ー 植物性食品 ー油脂類
【解説】正答(1)
食品構成表は、給与栄養目標量を食品群ごとの使用量に置き換えて示したもので、
献立作成や食品の組合せを考える際に活用する。
食品構成表の一般的な作成手順は、【a給与栄養目標量】を設定→【b主食】を配分→【c動物性たんぱく質】を配分→【c植物性食品】を配分→【e油脂類】を配分→全体を調整、である。
したがって、(1)が正しい。
今日は、「献立作成」の問題です。
献立作成の手順は国家試験でも狙われるところです。
管理栄養士になってからも実務で活用する人も多いことかと思います。
しっかり学んでおきましょう。
(2)主菜は、主食で不足するビタミン、ミネラル源となる野菜を中心として料理にする。
(3)給食施設の現存する調理機器の種類とその能力を把握する。
(4)献立作成時には、季節性や地域における食文化を考慮する。
(5)献立作成時には、調理従事者の調理能力を考慮する。
明日解説します。
Q1.下図は食品構成表の一般的な作成手順を示したものである。【】に入る語句の組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。
<食品構成表の作成手順>
【a】を設定→【b】を配分→【c】を配分→【d】を配分→【e】を配分→全体を調整
a b c d e
(1) 給与栄養目標量 ー 主食 ー動物性たんぱく質ー 植物性食品 ー油脂類
(2) 給与栄養目標量 ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(3) 給与栄養目標量 ー動物性たんぱく質ー 油脂類 ー 植物性食品 ー主食
(4)食品群別荷重平均成分表ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(5)食品群別荷重平均成分表ー動物性たんぱく質ー 主食 ー 植物性食品 ー油脂類
【解説】正答(1)
食品構成表は、給与栄養目標量を食品群ごとの使用量に置き換えて示したもので、
献立作成や食品の組合せを考える際に活用する。
食品構成表の一般的な作成手順は、【a給与栄養目標量】を設定→【b主食】を配分→【c動物性たんぱく質】を配分→【c植物性食品】を配分→【e油脂類】を配分→全体を調整、である。
したがって、(1)が正しい。
今日は、「献立作成」の問題です。
献立作成の手順は国家試験でも狙われるところです。
管理栄養士になってからも実務で活用する人も多いことかと思います。
しっかり学んでおきましょう。
Q1.献立作成に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)献立作成では、期間献立をもとに予定献立を作成する。(2)主菜は、主食で不足するビタミン、ミネラル源となる野菜を中心として料理にする。
(3)給食施設の現存する調理機器の種類とその能力を把握する。
(4)献立作成時には、季節性や地域における食文化を考慮する。
(5)献立作成時には、調理従事者の調理能力を考慮する。
明日解説します。
2019年02月28日
出題予測問題<給食栄養管理論>食品構成表の作成
昨日の問題の解説です。
(2)100万円
(3)120万円
(4)167万円
(5)200万円
【解説】正答(3)
☆損益分岐点の算出方法:損益分岐点=固定費÷(1‐変動費率)
変動費率=変動費÷売上高
計算過程は、以下の通りである。
変動費率=100万円÷200万円=0.5
損益分岐点=60万円÷(1‐0.5)=120万円
したがって、(3)が正しい。
今日は、「食品構成表の作成」の問題です。
給食管理の上で重要な献立作成の際に重要になってくる食品構成表。
食品構成表とは何かをしっかり理解しておいてください。
<食品構成表の作成手順>
【a】を設定→【b】を配分→【c】を配分→【d】を配分→【e】を配分→全体を調整
a b c d e
(1) 給与栄養目標量 ー 主食 ー動物性たんぱく質ー 植物性食品 ー油脂類
(2) 給与栄養目標量 ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(3) 給与栄養目標量 ー動物性たんぱく質ー 油脂類 ー 植物性食品 ー主食
(4)食品群別荷重平均成分表ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(5)食品群別荷重平均成分表ー動物性たんぱく質ー 主食 ー 植物性食品 ー油脂類
明日解説します。
Q1.給食を運営している事務所における月間の売り上げ高は200万円、
固定費は60万円、変動費は100万円であった。損益分岐点として正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)80万円固定費は60万円、変動費は100万円であった。損益分岐点として正しいのはどれか。1つ選べ。
(2)100万円
(3)120万円
(4)167万円
(5)200万円
【解説】正答(3)
☆損益分岐点の算出方法:損益分岐点=固定費÷(1‐変動費率)
変動費率=変動費÷売上高
計算過程は、以下の通りである。
変動費率=100万円÷200万円=0.5
損益分岐点=60万円÷(1‐0.5)=120万円
したがって、(3)が正しい。
今日は、「食品構成表の作成」の問題です。
給食管理の上で重要な献立作成の際に重要になってくる食品構成表。
食品構成表とは何かをしっかり理解しておいてください。
Q1.下図は食品構成表の一般的な作成手順を示したものである。【】に入る語句の組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。
<食品構成表の作成手順>
【a】を設定→【b】を配分→【c】を配分→【d】を配分→【e】を配分→全体を調整
a b c d e
(1) 給与栄養目標量 ー 主食 ー動物性たんぱく質ー 植物性食品 ー油脂類
(2) 給与栄養目標量 ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(3) 給与栄養目標量 ー動物性たんぱく質ー 油脂類 ー 植物性食品 ー主食
(4)食品群別荷重平均成分表ー 主食 ー 植物性食品 ー動物性たんぱく質ー油脂類
(5)食品群別荷重平均成分表ー動物性たんぱく質ー 主食 ー 植物性食品 ー油脂類
明日解説します。
2019年02月27日
出題予測問題<給食栄養管理論>損益分岐点
昨日の問題の解説です。
(2)管理栄養士名簿は、都道府県に備えられている。
(3)病院の栄養士配置基準は、栄養士法で規定されている。
(4)現行の栄養士法において、管理栄養士は複雑または困難な栄養指導を行う者と定義されている。
(5)管理栄養士が傷病者に対する療養のための栄養指導を行う際は、
主治の意思の指導を受けなければならない。
【解説】正答(5)
(1)誤り。栄養士資格が法制化されたのは、第二次世界大戦後の1947年である。
(2)誤り。管理栄養士名簿は厚生労働省に、栄養士名簿は飛ぼう府県に備えられている。
(3)誤り。病院の栄養士配置基準は、医療法施行規則第19条第2項第4号で、
病床数が100床以上で1人と規定されている。
(4)誤り。1962年の栄養士法一部改正で管理栄養士の登録栄養士の登録制度が発足した当時、
管理栄養士は「栄養士の業務のうち、複雑または困難なものを行う適格性を有する者」とされており、
栄養士との違いが曖昧であったが、2000年の同法一部改正により定義が見直され、現在に至る。
(5)正しい。栄養士法第5条の5で規定されている。
今日は、「損益分岐点」の問題です。
損益分岐点とは何かを理解しておいてください。
良く損益分岐点を算出する問題が出題されるので、計算が出来るようにしておきましょう。
(2)100万円
(3)120万円
(4)167万円
(5)200万円
明日解説します。
Q1.わが国の管理栄養士・栄養士制度に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)栄養士資格が法則化されたのは、第二次世界大戦前である。(2)管理栄養士名簿は、都道府県に備えられている。
(3)病院の栄養士配置基準は、栄養士法で規定されている。
(4)現行の栄養士法において、管理栄養士は複雑または困難な栄養指導を行う者と定義されている。
(5)管理栄養士が傷病者に対する療養のための栄養指導を行う際は、
主治の意思の指導を受けなければならない。
【解説】正答(5)
(1)誤り。栄養士資格が法制化されたのは、第二次世界大戦後の1947年である。
(2)誤り。管理栄養士名簿は厚生労働省に、栄養士名簿は飛ぼう府県に備えられている。
(3)誤り。病院の栄養士配置基準は、医療法施行規則第19条第2項第4号で、
病床数が100床以上で1人と規定されている。
(4)誤り。1962年の栄養士法一部改正で管理栄養士の登録栄養士の登録制度が発足した当時、
管理栄養士は「栄養士の業務のうち、複雑または困難なものを行う適格性を有する者」とされており、
栄養士との違いが曖昧であったが、2000年の同法一部改正により定義が見直され、現在に至る。
(5)正しい。栄養士法第5条の5で規定されている。
今日は、「損益分岐点」の問題です。
損益分岐点とは何かを理解しておいてください。
良く損益分岐点を算出する問題が出題されるので、計算が出来るようにしておきましょう。
Q1.給食を運営している事務所における月間の売り上げ高は200万円、
固定費は60万円、変動費は100万円であった。損益分岐点として正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)80万円固定費は60万円、変動費は100万円であった。損益分岐点として正しいのはどれか。1つ選べ。
(2)100万円
(3)120万円
(4)167万円
(5)200万円
明日解説します。
2019年02月26日
出題予測問題<公衆栄養学>管理栄養士・栄養士制度
昨日の問題の解説です。
(2)エネルギー過剰摂取ー目標とするBMIの範囲を上回る者の割合を算出した
(3)たんぱく質の摂取不足ーたんぱく質摂取量が推奨量を下回る者の割合を算出した
(4)カルシウムの摂取不足ー集団の平均カルシウム摂取量と推定平均必要量とを比較した
(5)鉄の過剰摂取ー集団の平均鉄摂取量が耐容上限量を超えていないことを確認した
【解説】正答(2)
(1)誤り。エネルギー摂取不足の評価では、目標とするBMIの範囲を下回る者の割合を算出する。
(2)正しい。
(3)誤り。たんぱく質の摂取不足の評価では、たんぱく質摂取量が推定平均必要量を下回る者の割合を
算出する。
(4)誤り。カルシウムの摂取不足の評価では、カルシウム摂取量が推定平均必要量を下回る者の割合を
算出する。
(5)誤り。鉄の過剰摂取の評価では、鉄摂取量が耐容上限量を上回る者の割合を算出する。
今日は、「管理栄養士・栄養士制度」の問題です。
この問題の良く出題されます。
管理栄養士の試験を受けるわけですから、しっかり抑えておきましょうね。
(2)管理栄養士名簿は、都道府県に備えられている。
(3)病院の栄養士配置基準は、栄養士法で規定されている。
(4)現行の栄養士法において、管理栄養士は複雑または困難な栄養指導を行う者と定義されている。
(5)管理栄養士が傷病者に対する療養のための栄養指導を行う際は、
主治の意思の指導を受けなければならない。
明日解説します。
Q1.日本人の食事摂取基準(2015年版)を用いた集団の食事摂取量の評価内容と評価方法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー摂取不足ー集団の平均エネルギー摂取量と推定エネルギー必要量とを比較した(2)エネルギー過剰摂取ー目標とするBMIの範囲を上回る者の割合を算出した
(3)たんぱく質の摂取不足ーたんぱく質摂取量が推奨量を下回る者の割合を算出した
(4)カルシウムの摂取不足ー集団の平均カルシウム摂取量と推定平均必要量とを比較した
(5)鉄の過剰摂取ー集団の平均鉄摂取量が耐容上限量を超えていないことを確認した
【解説】正答(2)
(1)誤り。エネルギー摂取不足の評価では、目標とするBMIの範囲を下回る者の割合を算出する。
(2)正しい。
(3)誤り。たんぱく質の摂取不足の評価では、たんぱく質摂取量が推定平均必要量を下回る者の割合を
算出する。
(4)誤り。カルシウムの摂取不足の評価では、カルシウム摂取量が推定平均必要量を下回る者の割合を
算出する。
(5)誤り。鉄の過剰摂取の評価では、鉄摂取量が耐容上限量を上回る者の割合を算出する。
今日は、「管理栄養士・栄養士制度」の問題です。
この問題の良く出題されます。
管理栄養士の試験を受けるわけですから、しっかり抑えておきましょうね。
Q1.わが国の管理栄養士・栄養士制度に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)栄養士資格が法則化されたのは、第二次世界大戦前である。(2)管理栄養士名簿は、都道府県に備えられている。
(3)病院の栄養士配置基準は、栄養士法で規定されている。
(4)現行の栄養士法において、管理栄養士は複雑または困難な栄養指導を行う者と定義されている。
(5)管理栄養士が傷病者に対する療養のための栄養指導を行う際は、
主治の意思の指導を受けなければならない。
明日解説します。
2019年02月25日
出題予測問題<公衆栄養学>日本人の食事摂取基準2015年版
昨日の問題の解説です。
(2)ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、女性が男性より高い。
(3)脂肪エネルギー比率は、男性が女性より高い。
(4)1日当たりの野菜摂取量の平均値は、60歳代が20歳代より高い。
(5)1日当たりの食塩摂取量の平均値は、日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量を上回っている。
【解説】正答(3)
(1)正しい。20歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性8.9%、女性22.3%で、
60歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性3.6%、女性6.7%と、60歳代が20歳代より低い。
なお、やせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男女とも20歳代が最も高い。
(2)正しい。ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、
男性26.1%、女性53.0%と、女性が男性より高い。
(3)誤り。脂肪エネルギー比率は、男性25.5%、女性27.2%と、女性が男性より高い。
(4)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均は、20歳代241.3g、60歳代331.2gと60歳代が20歳代より高い。
(5)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均値は、男性11.0g、女性9.2gと男女とも
日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量(男性:8g/日未満、女性:7g/日未満)を上回っている。
(2)世帯別の摂取量を推定するために、比例案分法を用いている。
(3)調査の校正は、身体状況調査、栄養摂取状況調査、生活習慣調査の3つである。
(4)調査の企画立案は、厚生労働省が行う。
(5)調査の結果は、健康日本21における数値目標の評価に活用される。
【解説】正答(2)
(1)正しい。健康増進法第10条に基づき、毎年、厚生労働大臣が実施する。
(2)誤り。比例案分法により、個人別の摂取量を推定している。
世帯単位で摂取した料理とその構成食品について、主に調理担当者が調査票にその重量を記入する。
さらに個人単位での摂取量を把握するため、誰が何をどれだけ食べたか、その割合を記入する。
(3)正しい。国民健康・栄養調査は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするために実施される。
このため、調査票は、身体状況調査票、栄養摂取状況調査票、生活習慣調査票の3つからなる。
(4)正しい。厚生労働省は、国民健康・栄養調査解析検討会を開催し、
専門家からの意見を踏まえて調査の企画立案を行う。
(5)正しい。この他、国民健康・栄養調査の結果は、日本人の食事摂取基準における参照体位や
目安量(AI)・目標量(DG)の設定、食品添加物や残留農薬に関わる規格基準の策定などに
幅広く活用されている。
(2)地域保健法に基づき実施される。
(3)生活習慣調査は、留置き法により実施される。
(4)栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日に実施される。
(5)食物摂取状況は、満20歳以上の者を対象に把握している。
【解説】正答(3)
(1)誤り。国民健康・栄養調査は、悉皆調査ではなく、標本調査である。
国民生活基礎調査(平成24年・平成28年は国勢調査)において設定された単位区から無作為に抽出した
世帯及びその世帯員が対象となる。
(2)誤り。国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき実施される。
同法第10条第1項に「厚生労働大臣は国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするため、
国民健康・栄養調査を行うものとする。」とある。
(3)正しい。生活習慣調査及び栄養摂取状況調査は、留置き法による自計調査である。
(4)誤り。栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日及び祝祭日を除く、任意の1日に実施する。
(5)誤り。食事摂取状況は、満1歳以上の者を対象に把握している。
今日は、「日本人の食事摂取基準2015年版」の問題です。
「日本人の食事摂取基準2015年版」は教科をまたいで出題される項目です。
要点を必ず抑えておきましょう。
(2)エネルギー過剰摂取ー目標とするBMIの範囲を上回る者の割合を算出した
(3)たんぱく質の摂取不足ーたんぱく質摂取量が推奨量を下回る者の割合を算出した
(4)カルシウムの摂取不足ー集団の平均カルシウム摂取量と推定平均必要量とを比較した
(5)鉄の過剰摂取ー集団の平均鉄摂取量が耐容上限量を超えていないことを確認した
明日解説します。
Q1.最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養・食生活状況に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)やせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、60歳代が20歳代とり低い。(2)ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、女性が男性より高い。
(3)脂肪エネルギー比率は、男性が女性より高い。
(4)1日当たりの野菜摂取量の平均値は、60歳代が20歳代より高い。
(5)1日当たりの食塩摂取量の平均値は、日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量を上回っている。
【解説】正答(3)
(1)正しい。20歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性8.9%、女性22.3%で、
60歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性3.6%、女性6.7%と、60歳代が20歳代より低い。
なお、やせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男女とも20歳代が最も高い。
(2)正しい。ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、
男性26.1%、女性53.0%と、女性が男性より高い。
(3)誤り。脂肪エネルギー比率は、男性25.5%、女性27.2%と、女性が男性より高い。
(4)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均は、20歳代241.3g、60歳代331.2gと60歳代が20歳代より高い。
(5)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均値は、男性11.0g、女性9.2gと男女とも
日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量(男性:8g/日未満、女性:7g/日未満)を上回っている。
Q2.国民健康・栄養調査に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)調査は、毎年実施される。(2)世帯別の摂取量を推定するために、比例案分法を用いている。
(3)調査の校正は、身体状況調査、栄養摂取状況調査、生活習慣調査の3つである。
(4)調査の企画立案は、厚生労働省が行う。
(5)調査の結果は、健康日本21における数値目標の評価に活用される。
【解説】正答(2)
(1)正しい。健康増進法第10条に基づき、毎年、厚生労働大臣が実施する。
(2)誤り。比例案分法により、個人別の摂取量を推定している。
世帯単位で摂取した料理とその構成食品について、主に調理担当者が調査票にその重量を記入する。
さらに個人単位での摂取量を把握するため、誰が何をどれだけ食べたか、その割合を記入する。
(3)正しい。国民健康・栄養調査は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするために実施される。
このため、調査票は、身体状況調査票、栄養摂取状況調査票、生活習慣調査票の3つからなる。
(4)正しい。厚生労働省は、国民健康・栄養調査解析検討会を開催し、
専門家からの意見を踏まえて調査の企画立案を行う。
(5)正しい。この他、国民健康・栄養調査の結果は、日本人の食事摂取基準における参照体位や
目安量(AI)・目標量(DG)の設定、食品添加物や残留農薬に関わる規格基準の策定などに
幅広く活用されている。
Q3.国民健康・栄養調査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)悉皆調査に分類される。(2)地域保健法に基づき実施される。
(3)生活習慣調査は、留置き法により実施される。
(4)栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日に実施される。
(5)食物摂取状況は、満20歳以上の者を対象に把握している。
【解説】正答(3)
(1)誤り。国民健康・栄養調査は、悉皆調査ではなく、標本調査である。
国民生活基礎調査(平成24年・平成28年は国勢調査)において設定された単位区から無作為に抽出した
世帯及びその世帯員が対象となる。
(2)誤り。国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき実施される。
同法第10条第1項に「厚生労働大臣は国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするため、
国民健康・栄養調査を行うものとする。」とある。
(3)正しい。生活習慣調査及び栄養摂取状況調査は、留置き法による自計調査である。
(4)誤り。栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日及び祝祭日を除く、任意の1日に実施する。
(5)誤り。食事摂取状況は、満1歳以上の者を対象に把握している。
今日は、「日本人の食事摂取基準2015年版」の問題です。
「日本人の食事摂取基準2015年版」は教科をまたいで出題される項目です。
要点を必ず抑えておきましょう。
Q1.日本人の食事摂取基準(2015年版)を用いた集団の食事摂取量の評価内容と評価方法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー摂取不足ー集団の平均エネルギー摂取量と推定エネルギー必要量とを比較した(2)エネルギー過剰摂取ー目標とするBMIの範囲を上回る者の割合を算出した
(3)たんぱく質の摂取不足ーたんぱく質摂取量が推奨量を下回る者の割合を算出した
(4)カルシウムの摂取不足ー集団の平均カルシウム摂取量と推定平均必要量とを比較した
(5)鉄の過剰摂取ー集団の平均鉄摂取量が耐容上限量を超えていないことを確認した
明日解説します。
2019年02月24日
出題予測問題<公衆栄養学>◎国民健康・栄養調査
昨日の問題の解説です。
(2)輸液・栄養剤の処方ー看護師
(3)中心静脈カテーテルの挿入ー臨床検査技師
(4)カテーテルの管理ー管理栄養士
(5)患者の日々の食事摂取状況の把握ー薬剤師
【解説】正答(1)
(1)正しい。
(2)誤り。輸液・栄養剤の処方は、医師の役割である。
(3)誤り。中心静脈カテーテルの挿入は、医師の役割である。
(4)誤り。カテーテルの管理は、看護師の役割である。
(5)誤り。患者の日々の食事摂取状況や全身状態の把握は、看護師の役割である。
今日は、「国民健康・栄養調査」の問題です。
公衆栄養学での山となる部分ですので、ここでも3問出題したいと思います。
必ず出題される部分ですので、ポイントを押さえた学習をしましょう。
学習の際には、必ず最新のデータを使用してくださいね。
(2)ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、女性が男性より高い。
(3)脂肪エネルギー比率は、男性が女性より高い。
(4)1日当たりの野菜摂取量の平均値は、60歳代が20歳代より高い。
(5)1日当たりの食塩摂取量の平均値は、日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量を上回っている。
(2)世帯別の摂取量を推定するために、比例案分法を用いている。
(3)調査の校正は、身体状況調査、栄養摂取状況調査、生活習慣調査の3つである。
(4)調査の企画立案は、厚生労働省が行う。
(5)調査の結果は、健康日本21における数値目標の評価に活用される。
(2)地域保健法に基づき実施される。
(3)生活習慣調査は、留置き法により実施される。
(4)栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日に実施される。
(5)食物摂取状況は、満20歳以上の者を対象に把握している。
明日解説します。
Q1.栄養サポートチーム(NST)における役割とその職種の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)栄養補給法の決定ー医師(2)輸液・栄養剤の処方ー看護師
(3)中心静脈カテーテルの挿入ー臨床検査技師
(4)カテーテルの管理ー管理栄養士
(5)患者の日々の食事摂取状況の把握ー薬剤師
【解説】正答(1)
(1)正しい。
(2)誤り。輸液・栄養剤の処方は、医師の役割である。
(3)誤り。中心静脈カテーテルの挿入は、医師の役割である。
(4)誤り。カテーテルの管理は、看護師の役割である。
(5)誤り。患者の日々の食事摂取状況や全身状態の把握は、看護師の役割である。
今日は、「国民健康・栄養調査」の問題です。
公衆栄養学での山となる部分ですので、ここでも3問出題したいと思います。
必ず出題される部分ですので、ポイントを押さえた学習をしましょう。
学習の際には、必ず最新のデータを使用してくださいね。
Q1.最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養・食生活状況に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)やせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、60歳代が20歳代とり低い。(2)ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、女性が男性より高い。
(3)脂肪エネルギー比率は、男性が女性より高い。
(4)1日当たりの野菜摂取量の平均値は、60歳代が20歳代より高い。
(5)1日当たりの食塩摂取量の平均値は、日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量を上回っている。
Q2.国民健康・栄養調査に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)調査は、毎年実施される。(2)世帯別の摂取量を推定するために、比例案分法を用いている。
(3)調査の校正は、身体状況調査、栄養摂取状況調査、生活習慣調査の3つである。
(4)調査の企画立案は、厚生労働省が行う。
(5)調査の結果は、健康日本21における数値目標の評価に活用される。
Q3.国民健康・栄養調査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)悉皆調査に分類される。(2)地域保健法に基づき実施される。
(3)生活習慣調査は、留置き法により実施される。
(4)栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日に実施される。
(5)食物摂取状況は、満20歳以上の者を対象に把握している。
明日解説します。
2019年02月23日
出題予測問題<臨床栄養学>NST
昨日の問題の解説です。
(2)入院栄養食事指導料の算定は、入院中3回が限度である。
(3)外来栄養食事指導料の初回の指導時間は、概ね40分以上である。
(4)集団栄養食事指導料の算定対象に、がん患者は含まれない。
(5)在宅患者訪問栄養食事指導料の算定額は、初回と2回目以降では異なる。
【解説】正答(1)、(4)
(1)正しい。入院基本料の算定には、患者の栄養状態のみならず、
食事摂取や口腔清潔の状況の評価も必要である。
(2)誤り。入院栄養食事指導料の算定は、週1回、入院中2回までである。
(3)誤り。外来栄養食事指導料の指導時間は、初回が概ね30分以上、2回目以降は概ね20分以上である。
40分を超えるのは、集団栄養食事指導料である。
(4)正しい。なお、平成28年度診療報酬改定により、がん、摂食・嚥下機能低下、
低栄養状態にある患者が、個別栄養食事指導の対象に含まれるようになった。
(5)誤り。在宅患者訪問栄養食事指導料の算定額は、初回と2回目以降は同じである。
なお、平成30年度診療報酬改定により、単一建物診療患者の違いにより3段階に分けられ、
各々異なる算定額が設けられた。
(2)糖尿病透析予防指導管理料の算定対象にインスリン製剤を使用している外来糖尿病患者は含まれない。
(3)栄養サポートチーム加算の算定対象に、既に栄養障害の状態にある患者は含まれない。
(4)BMIが17.0kg/uの患者は、摂食障害入院医療管理加算の算定対象である。
(5)緩和ケア診療加算における個別栄養食事管理加算の算定要件の1つに、緩和ケアチームへの栄養士の参加がある。
【解説】正答(1)
(1)正しい。入院時食事療法(T)には、特別食加算と食堂加算が認められてる。
特別食加算は、疾病治療の直接手段として、医師の発行する食事箋に基づき別に厚生労働大臣が定める
特別食が提供されたときに、1日につき3食を限度として1食単位で加算できる。
(2)誤り。インスリン製剤を使用している外来糖尿病患者は糖尿病透析予防指導管理料の算定対象となる。
糖尿病透析予防指導管理料は、HbA₁c6.5%以上または内服薬やインスリン製剤を使用している
外来糖尿病患者であって、糖尿病腎症第2期以上の患者に対し、
透析予防診療チームが透析予防に係る指導管理を行った場合に、月1回算定できる。
(3)誤り。既に栄養障害の状態にある患者は、栄養サポートチーム加算の算定対象となる。
栄養サポートチーム加算は、栄養障害を生じている患者または栄養障害を生じるリスクの高い患者に
対して、医師、看護師、薬剤師及び管理栄養士等が共同して必要な診療を行った場合に、
週1回算定できる。
(4)誤り。摂食障害による著しい体重減少が認められるBMIが15.0kg/u未満の患者が、
摂食障害入院医療管理加算の算定対象となる。
1日単位で加算できる。
(5)誤り。栄養士ではなく、管理栄養士の参加である。
平成30年度診療報酬改定によって、緩和ケア診療加算について、
管理栄養士が緩和ケアチームに参加し、がん患者に対する栄養食事管理を行った場合の評価として、
個別栄養食事管理加算が新設された。
1日単位で加算できる。
今日は、「NST」の問題です。
NSTは栄養サポートチームの略です。
NSTでは、それぞれの専門からの色々な意見を聞くことができ、管理栄養士のからの側面だけでは見えないものも見えてきます。
NSTでは管理栄養士の手腕も試されるところです。
NSTでの役割についてはしっかりを理解しておいてください。
(2)輸液・栄養剤の処方ー看護師
(3)中心静脈カテーテルの挿入ー臨床検査技師
(4)カテーテルの管理ー管理栄養士
(5)患者の日々の食事摂取状況の把握ー薬剤師
明日解説します。
Q1.栄養における診療報酬に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)入院基本料の算定には、患者の食事摂取状況の評価が必要である。(2)入院栄養食事指導料の算定は、入院中3回が限度である。
(3)外来栄養食事指導料の初回の指導時間は、概ね40分以上である。
(4)集団栄養食事指導料の算定対象に、がん患者は含まれない。
(5)在宅患者訪問栄養食事指導料の算定額は、初回と2回目以降では異なる。
【解説】正答(1)、(4)
(1)正しい。入院基本料の算定には、患者の栄養状態のみならず、
食事摂取や口腔清潔の状況の評価も必要である。
(2)誤り。入院栄養食事指導料の算定は、週1回、入院中2回までである。
(3)誤り。外来栄養食事指導料の指導時間は、初回が概ね30分以上、2回目以降は概ね20分以上である。
40分を超えるのは、集団栄養食事指導料である。
(4)正しい。なお、平成28年度診療報酬改定により、がん、摂食・嚥下機能低下、
低栄養状態にある患者が、個別栄養食事指導の対象に含まれるようになった。
(5)誤り。在宅患者訪問栄養食事指導料の算定額は、初回と2回目以降は同じである。
なお、平成30年度診療報酬改定により、単一建物診療患者の違いにより3段階に分けられ、
各々異なる算定額が設けられた。
Q2.診療報酬に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)特別食加算は、入院時食事療養(T)に加算できる。(2)糖尿病透析予防指導管理料の算定対象にインスリン製剤を使用している外来糖尿病患者は含まれない。
(3)栄養サポートチーム加算の算定対象に、既に栄養障害の状態にある患者は含まれない。
(4)BMIが17.0kg/uの患者は、摂食障害入院医療管理加算の算定対象である。
(5)緩和ケア診療加算における個別栄養食事管理加算の算定要件の1つに、緩和ケアチームへの栄養士の参加がある。
【解説】正答(1)
(1)正しい。入院時食事療法(T)には、特別食加算と食堂加算が認められてる。
特別食加算は、疾病治療の直接手段として、医師の発行する食事箋に基づき別に厚生労働大臣が定める
特別食が提供されたときに、1日につき3食を限度として1食単位で加算できる。
(2)誤り。インスリン製剤を使用している外来糖尿病患者は糖尿病透析予防指導管理料の算定対象となる。
糖尿病透析予防指導管理料は、HbA₁c6.5%以上または内服薬やインスリン製剤を使用している
外来糖尿病患者であって、糖尿病腎症第2期以上の患者に対し、
透析予防診療チームが透析予防に係る指導管理を行った場合に、月1回算定できる。
(3)誤り。既に栄養障害の状態にある患者は、栄養サポートチーム加算の算定対象となる。
栄養サポートチーム加算は、栄養障害を生じている患者または栄養障害を生じるリスクの高い患者に
対して、医師、看護師、薬剤師及び管理栄養士等が共同して必要な診療を行った場合に、
週1回算定できる。
(4)誤り。摂食障害による著しい体重減少が認められるBMIが15.0kg/u未満の患者が、
摂食障害入院医療管理加算の算定対象となる。
1日単位で加算できる。
(5)誤り。栄養士ではなく、管理栄養士の参加である。
平成30年度診療報酬改定によって、緩和ケア診療加算について、
管理栄養士が緩和ケアチームに参加し、がん患者に対する栄養食事管理を行った場合の評価として、
個別栄養食事管理加算が新設された。
1日単位で加算できる。
今日は、「NST」の問題です。
NSTは栄養サポートチームの略です。
NSTでは、それぞれの専門からの色々な意見を聞くことができ、管理栄養士のからの側面だけでは見えないものも見えてきます。
NSTでは管理栄養士の手腕も試されるところです。
NSTでの役割についてはしっかりを理解しておいてください。
Q1.栄養サポートチーム(NST)における役割とその職種の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)栄養補給法の決定ー医師(2)輸液・栄養剤の処方ー看護師
(3)中心静脈カテーテルの挿入ー臨床検査技師
(4)カテーテルの管理ー管理栄養士
(5)患者の日々の食事摂取状況の把握ー薬剤師
明日解説します。
2019年02月22日
出題予測問題<臨床栄養学>◎診療報酬
昨日の問題の解説です。
(2)末梢静脈栄養法では、ブドウ糖濃度が20%の輸液を使用できる。
(3)中心静脈栄養法において、大腿静脈へのカテーテル挿入は、禁忌である。
(4)脂肪乳剤を使用すると、呼吸商は上昇する。
(5)高カロリー輸液用微量元素製剤には、セレンが含まれていない。
【解説】正答(5)
(1)誤り。水分期限がある場合は、高エネルギー輸液である中心静脈栄養法が適している。
末梢静脈用輸液は水分量に対するエネルギー量が低いため、
末梢静脈栄養法で必要エネルギー量を投与すると、水分投与量が過剰になる。
(2)誤り。末梢静脈栄養法で用いる輸液のブドウ糖濃度は7.5〜12.5%である。
(3)誤り。中心静脈カテーテルの穿刺部位は、通常は鎖骨下静脈や内頸静脈であるが、
大腿静脈や上肢の静脈を穿刺部位とする場合もある。
大腿静脈穿刺は禁忌ではないが、カテーテル感染の発生頻度が高く、
深部静脈血栓症のリスクもあるため、緊急時あるいは一時的使用に留める。
(4)誤り。脂肪乳剤を使用すると、呼吸商は低下する。
(5)正しい。高カロリー輸液用微量元素製剤の成分は、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素であり、
セレンは含まれていない。
(2)中心静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度の上限は、5%である。
(3)ビタミンB₁欠乏では、乳酸アシドーシスを発症する。
(4)高カロリー輸液基本液には、ヨウ素が含まれている。
(5)電解質製剤の開始液(1号液)には、カリウムが含まれている。
【解説】正答(3)
(1)誤り。中心静脈栄養法と経腸栄養法は併用できる。
静脈栄養法(中心、末梢とも)は、経口摂取や経腸栄養と併用して施行される場合がある。
(2)誤り。中心静脈栄養法では、アミノ酸濃度12%程度まで投与できる。
(3)正しい。糖代謝の補酵素であるビタミンB₁が不足すると、
解糖経路においてピルビン酸からアセチルCoAへ変換されないため、
代謝産物の乳酸が血中に蓄積されてしまい、乳酸アシドーシスを発症する。
乳酸アシドーシスは生命の危機となるため、注意が必要である。
(4)誤り。高カロリー輸液基本液にヨウ素は含まれておらず、微量元素としては亜鉛のみが含まれている。
なお、高カロリー輸液用微量元素製剤には、亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素が含まれている。
(5)誤り。電解質製剤の開始駅(1号液)は、カリウムを含まない低張電解質液である。
ナトリウム、塩素、グルコースが含まれる。
脱水症および病態不明時の水分・電解質の初期補給として使用される。
今日は。「診療報酬」の問題です。
診療報酬の改訂によって栄養にまつわる点数にも変更が生じています。
最新の診療報酬のガイドラインを用いて学習しましょう。
(2)入院栄養食事指導料の算定は、入院中3回が限度である。
(3)外来栄養食事指導料の初回の指導時間は、概ね40分以上である。
(4)集団栄養食事指導料の算定対象に、がん患者は含まれない。
(5)在宅患者訪問栄養食事指導料の算定額は、初回と2回目以降では異なる。
(2)糖尿病透析予防指導管理料の算定対象にインスリン製剤を使用している外来糖尿病患者は含まれない。
(3)栄養サポートチーム加算の算定対象に、既に栄養障害の状態にある患者は含まれない。
(4)BMIが17.0kg/uの患者は、摂食障害入院医療管理加算の算定対象である。
(5)緩和ケア診療加算における個別栄養食事管理加算の算定要件の1つに、緩和ケアチームへの栄養士の参加がある。
明日解説します。
Q1.静脈栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)水分制限のある患者では、末梢静脈栄養法を選択する。(2)末梢静脈栄養法では、ブドウ糖濃度が20%の輸液を使用できる。
(3)中心静脈栄養法において、大腿静脈へのカテーテル挿入は、禁忌である。
(4)脂肪乳剤を使用すると、呼吸商は上昇する。
(5)高カロリー輸液用微量元素製剤には、セレンが含まれていない。
【解説】正答(5)
(1)誤り。水分期限がある場合は、高エネルギー輸液である中心静脈栄養法が適している。
末梢静脈用輸液は水分量に対するエネルギー量が低いため、
末梢静脈栄養法で必要エネルギー量を投与すると、水分投与量が過剰になる。
(2)誤り。末梢静脈栄養法で用いる輸液のブドウ糖濃度は7.5〜12.5%である。
(3)誤り。中心静脈カテーテルの穿刺部位は、通常は鎖骨下静脈や内頸静脈であるが、
大腿静脈や上肢の静脈を穿刺部位とする場合もある。
大腿静脈穿刺は禁忌ではないが、カテーテル感染の発生頻度が高く、
深部静脈血栓症のリスクもあるため、緊急時あるいは一時的使用に留める。
(4)誤り。脂肪乳剤を使用すると、呼吸商は低下する。
(5)正しい。高カロリー輸液用微量元素製剤の成分は、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素であり、
セレンは含まれていない。
Q2.静脈栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)中心静脈栄養法と経腸栄養法は併用できない。(2)中心静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度の上限は、5%である。
(3)ビタミンB₁欠乏では、乳酸アシドーシスを発症する。
(4)高カロリー輸液基本液には、ヨウ素が含まれている。
(5)電解質製剤の開始液(1号液)には、カリウムが含まれている。
【解説】正答(3)
(1)誤り。中心静脈栄養法と経腸栄養法は併用できる。
静脈栄養法(中心、末梢とも)は、経口摂取や経腸栄養と併用して施行される場合がある。
(2)誤り。中心静脈栄養法では、アミノ酸濃度12%程度まで投与できる。
(3)正しい。糖代謝の補酵素であるビタミンB₁が不足すると、
解糖経路においてピルビン酸からアセチルCoAへ変換されないため、
代謝産物の乳酸が血中に蓄積されてしまい、乳酸アシドーシスを発症する。
乳酸アシドーシスは生命の危機となるため、注意が必要である。
(4)誤り。高カロリー輸液基本液にヨウ素は含まれておらず、微量元素としては亜鉛のみが含まれている。
なお、高カロリー輸液用微量元素製剤には、亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素が含まれている。
(5)誤り。電解質製剤の開始駅(1号液)は、カリウムを含まない低張電解質液である。
ナトリウム、塩素、グルコースが含まれる。
脱水症および病態不明時の水分・電解質の初期補給として使用される。
今日は。「診療報酬」の問題です。
診療報酬の改訂によって栄養にまつわる点数にも変更が生じています。
最新の診療報酬のガイドラインを用いて学習しましょう。
Q1.栄養における診療報酬に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)入院基本料の算定には、患者の食事摂取状況の評価が必要である。(2)入院栄養食事指導料の算定は、入院中3回が限度である。
(3)外来栄養食事指導料の初回の指導時間は、概ね40分以上である。
(4)集団栄養食事指導料の算定対象に、がん患者は含まれない。
(5)在宅患者訪問栄養食事指導料の算定額は、初回と2回目以降では異なる。
Q2.診療報酬に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)特別食加算は、入院時食事療養(T)に加算できる。(2)糖尿病透析予防指導管理料の算定対象にインスリン製剤を使用している外来糖尿病患者は含まれない。
(3)栄養サポートチーム加算の算定対象に、既に栄養障害の状態にある患者は含まれない。
(4)BMIが17.0kg/uの患者は、摂食障害入院医療管理加算の算定対象である。
(5)緩和ケア診療加算における個別栄養食事管理加算の算定要件の1つに、緩和ケアチームへの栄養士の参加がある。
明日解説します。