2019年02月25日
出題予測問題<公衆栄養学>日本人の食事摂取基準2015年版
昨日の問題の解説です。
(2)ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、女性が男性より高い。
(3)脂肪エネルギー比率は、男性が女性より高い。
(4)1日当たりの野菜摂取量の平均値は、60歳代が20歳代より高い。
(5)1日当たりの食塩摂取量の平均値は、日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量を上回っている。
【解説】正答(3)
(1)正しい。20歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性8.9%、女性22.3%で、
60歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性3.6%、女性6.7%と、60歳代が20歳代より低い。
なお、やせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男女とも20歳代が最も高い。
(2)正しい。ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、
男性26.1%、女性53.0%と、女性が男性より高い。
(3)誤り。脂肪エネルギー比率は、男性25.5%、女性27.2%と、女性が男性より高い。
(4)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均は、20歳代241.3g、60歳代331.2gと60歳代が20歳代より高い。
(5)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均値は、男性11.0g、女性9.2gと男女とも
日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量(男性:8g/日未満、女性:7g/日未満)を上回っている。
(2)世帯別の摂取量を推定するために、比例案分法を用いている。
(3)調査の校正は、身体状況調査、栄養摂取状況調査、生活習慣調査の3つである。
(4)調査の企画立案は、厚生労働省が行う。
(5)調査の結果は、健康日本21における数値目標の評価に活用される。
【解説】正答(2)
(1)正しい。健康増進法第10条に基づき、毎年、厚生労働大臣が実施する。
(2)誤り。比例案分法により、個人別の摂取量を推定している。
世帯単位で摂取した料理とその構成食品について、主に調理担当者が調査票にその重量を記入する。
さらに個人単位での摂取量を把握するため、誰が何をどれだけ食べたか、その割合を記入する。
(3)正しい。国民健康・栄養調査は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするために実施される。
このため、調査票は、身体状況調査票、栄養摂取状況調査票、生活習慣調査票の3つからなる。
(4)正しい。厚生労働省は、国民健康・栄養調査解析検討会を開催し、
専門家からの意見を踏まえて調査の企画立案を行う。
(5)正しい。この他、国民健康・栄養調査の結果は、日本人の食事摂取基準における参照体位や
目安量(AI)・目標量(DG)の設定、食品添加物や残留農薬に関わる規格基準の策定などに
幅広く活用されている。
(2)地域保健法に基づき実施される。
(3)生活習慣調査は、留置き法により実施される。
(4)栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日に実施される。
(5)食物摂取状況は、満20歳以上の者を対象に把握している。
【解説】正答(3)
(1)誤り。国民健康・栄養調査は、悉皆調査ではなく、標本調査である。
国民生活基礎調査(平成24年・平成28年は国勢調査)において設定された単位区から無作為に抽出した
世帯及びその世帯員が対象となる。
(2)誤り。国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき実施される。
同法第10条第1項に「厚生労働大臣は国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするため、
国民健康・栄養調査を行うものとする。」とある。
(3)正しい。生活習慣調査及び栄養摂取状況調査は、留置き法による自計調査である。
(4)誤り。栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日及び祝祭日を除く、任意の1日に実施する。
(5)誤り。食事摂取状況は、満1歳以上の者を対象に把握している。
今日は、「日本人の食事摂取基準2015年版」の問題です。
「日本人の食事摂取基準2015年版」は教科をまたいで出題される項目です。
要点を必ず抑えておきましょう。
(2)エネルギー過剰摂取ー目標とするBMIの範囲を上回る者の割合を算出した
(3)たんぱく質の摂取不足ーたんぱく質摂取量が推奨量を下回る者の割合を算出した
(4)カルシウムの摂取不足ー集団の平均カルシウム摂取量と推定平均必要量とを比較した
(5)鉄の過剰摂取ー集団の平均鉄摂取量が耐容上限量を超えていないことを確認した
明日解説します。
Q1.最近の国民健康・栄養調査結果からみた、成人の栄養・食生活状況に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)やせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、60歳代が20歳代とり低い。(2)ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、女性が男性より高い。
(3)脂肪エネルギー比率は、男性が女性より高い。
(4)1日当たりの野菜摂取量の平均値は、60歳代が20歳代より高い。
(5)1日当たりの食塩摂取量の平均値は、日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量を上回っている。
【解説】正答(3)
(1)正しい。20歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性8.9%、女性22.3%で、
60歳代のやせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男性3.6%、女性6.7%と、60歳代が20歳代より低い。
なお、やせの者(BMI<18.5kg/u)の割合は、男女とも20歳代が最も高い。
(2)正しい。ふだん食品を購入する時に栄養成分表示を参考にしている者の割合は、
男性26.1%、女性53.0%と、女性が男性より高い。
(3)誤り。脂肪エネルギー比率は、男性25.5%、女性27.2%と、女性が男性より高い。
(4)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均は、20歳代241.3g、60歳代331.2gと60歳代が20歳代より高い。
(5)正しい。1日当たりの食塩摂取量の平均値は、男性11.0g、女性9.2gと男女とも
日本人の食事摂取基準(2015年版)の目標量(男性:8g/日未満、女性:7g/日未満)を上回っている。
Q2.国民健康・栄養調査に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)調査は、毎年実施される。(2)世帯別の摂取量を推定するために、比例案分法を用いている。
(3)調査の校正は、身体状況調査、栄養摂取状況調査、生活習慣調査の3つである。
(4)調査の企画立案は、厚生労働省が行う。
(5)調査の結果は、健康日本21における数値目標の評価に活用される。
【解説】正答(2)
(1)正しい。健康増進法第10条に基づき、毎年、厚生労働大臣が実施する。
(2)誤り。比例案分法により、個人別の摂取量を推定している。
世帯単位で摂取した料理とその構成食品について、主に調理担当者が調査票にその重量を記入する。
さらに個人単位での摂取量を把握するため、誰が何をどれだけ食べたか、その割合を記入する。
(3)正しい。国民健康・栄養調査は、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするために実施される。
このため、調査票は、身体状況調査票、栄養摂取状況調査票、生活習慣調査票の3つからなる。
(4)正しい。厚生労働省は、国民健康・栄養調査解析検討会を開催し、
専門家からの意見を踏まえて調査の企画立案を行う。
(5)正しい。この他、国民健康・栄養調査の結果は、日本人の食事摂取基準における参照体位や
目安量(AI)・目標量(DG)の設定、食品添加物や残留農薬に関わる規格基準の策定などに
幅広く活用されている。
Q3.国民健康・栄養調査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)悉皆調査に分類される。(2)地域保健法に基づき実施される。
(3)生活習慣調査は、留置き法により実施される。
(4)栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日に実施される。
(5)食物摂取状況は、満20歳以上の者を対象に把握している。
【解説】正答(3)
(1)誤り。国民健康・栄養調査は、悉皆調査ではなく、標本調査である。
国民生活基礎調査(平成24年・平成28年は国勢調査)において設定された単位区から無作為に抽出した
世帯及びその世帯員が対象となる。
(2)誤り。国民健康・栄養調査は、健康増進法に基づき実施される。
同法第10条第1項に「厚生労働大臣は国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料として、
国民の身体の状況、栄養摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするため、
国民健康・栄養調査を行うものとする。」とある。
(3)正しい。生活習慣調査及び栄養摂取状況調査は、留置き法による自計調査である。
(4)誤り。栄養摂取状況調査は、11月中の日曜日及び祝祭日を除く、任意の1日に実施する。
(5)誤り。食事摂取状況は、満1歳以上の者を対象に把握している。
今日は、「日本人の食事摂取基準2015年版」の問題です。
「日本人の食事摂取基準2015年版」は教科をまたいで出題される項目です。
要点を必ず抑えておきましょう。
Q1.日本人の食事摂取基準(2015年版)を用いた集団の食事摂取量の評価内容と評価方法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)エネルギー摂取不足ー集団の平均エネルギー摂取量と推定エネルギー必要量とを比較した(2)エネルギー過剰摂取ー目標とするBMIの範囲を上回る者の割合を算出した
(3)たんぱく質の摂取不足ーたんぱく質摂取量が推奨量を下回る者の割合を算出した
(4)カルシウムの摂取不足ー集団の平均カルシウム摂取量と推定平均必要量とを比較した
(5)鉄の過剰摂取ー集団の平均鉄摂取量が耐容上限量を超えていないことを確認した
明日解説します。
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