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2019年02月10日
出題予測問題<臨床栄養学>糖尿病腎症
昨日の問題の解説です。
(2)後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で130/80mmHg未満である。
(3)肥満患者の減量は、降圧効果が期待できる。
(4)栄養管理では、カリウムの摂取量を制限する。
(5)アンギオテンシンU受容体拮抗薬服用時には、グレープフルーツジュースの摂取を控える。
【解説】正答(3)
(1)誤り。家庭血圧と診察室血圧の診断が異なる場合は、家庭血圧の診断を優先する。
(2)誤り。後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で150/90mmHg未満である。
なお、忍容性があれば140/90mmHg未満としている。
(3)正しい。
(4)誤り。カリウムは、ナトリウムの尿中排泄を促進して血圧を低下させる働きがあるので、
カリウムを多く含む野菜・果物を積極的に摂取する。
なお、重篤な腎障害を伴う患者では、高カリウム血症をきたすリスクがあるので、
積極的な摂取は推奨されない。
(5)誤り。アンギオテンシンU受容体拮抗薬(ARB)服用時には、
グレープフルーツジュースの摂取を控える必要はない。
グレープフルーツジュースは、カルシウム拮抗薬の薬効と副作用を増強させるので、
カルシウム拮抗薬服用時には摂取を控える。
今日は、「糖尿病腎症」の問題です。
「糖尿病腎症」は糖尿病が原因となって起こる腎機能の低下です。
透析導入が一番多いのも「糖尿病腎症」です。
慢性腎症とは異なりますので、分けて考えるようにしましょう。
腎疾患での栄養管理は疾患を治癒させるためではなく、症状進行を行うためのものとなります。
進行ステージによって制限量や制限するものが変わってくるので、数値をしっかり覚えておいてください。
下の設問のように、ステージが書いてある親切な問題もあれば、
検査値等の必要な情報だけ載せてステージの判断から自分で行わなくてはならない問題もあります。
問題の内容からステージの判断をし、そのステージの栄養管理の数値を元に栄養管理目標値を
導き出せるようにしておきましょう。
エネルギー たんぱく質 食塩
(1) 2,100kcal 70g 7g
(2) 2,100kcal 45g 3g
(3) 1,700kcal 70g 5g
(4) 1,700kcal 45g 7g
(5) 1,300kcal 45g 5g
明日解説します。
Q1.高血圧症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)診断では、家庭血圧より診察室血圧が重視される。(2)後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で130/80mmHg未満である。
(3)肥満患者の減量は、降圧効果が期待できる。
(4)栄養管理では、カリウムの摂取量を制限する。
(5)アンギオテンシンU受容体拮抗薬服用時には、グレープフルーツジュースの摂取を控える。
【解説】正答(3)
(1)誤り。家庭血圧と診察室血圧の診断が異なる場合は、家庭血圧の診断を優先する。
(2)誤り。後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で150/90mmHg未満である。
なお、忍容性があれば140/90mmHg未満としている。
(3)正しい。
(4)誤り。カリウムは、ナトリウムの尿中排泄を促進して血圧を低下させる働きがあるので、
カリウムを多く含む野菜・果物を積極的に摂取する。
なお、重篤な腎障害を伴う患者では、高カリウム血症をきたすリスクがあるので、
積極的な摂取は推奨されない。
(5)誤り。アンギオテンシンU受容体拮抗薬(ARB)服用時には、
グレープフルーツジュースの摂取を控える必要はない。
グレープフルーツジュースは、カルシウム拮抗薬の薬効と副作用を増強させるので、
カルシウム拮抗薬服用時には摂取を控える。
今日は、「糖尿病腎症」の問題です。
「糖尿病腎症」は糖尿病が原因となって起こる腎機能の低下です。
透析導入が一番多いのも「糖尿病腎症」です。
慢性腎症とは異なりますので、分けて考えるようにしましょう。
腎疾患での栄養管理は疾患を治癒させるためではなく、症状進行を行うためのものとなります。
進行ステージによって制限量や制限するものが変わってくるので、数値をしっかり覚えておいてください。
下の設問のように、ステージが書いてある親切な問題もあれば、
検査値等の必要な情報だけ載せてステージの判断から自分で行わなくてはならない問題もあります。
問題の内容からステージの判断をし、そのステージの栄養管理の数値を元に栄養管理目標値を
導き出せるようにしておきましょう。
Q1.68歳、男性。身長168p、体重65s(標準体重62s)。血圧150/90mmHg。糖尿病腎症第2期(早期腎症期)と診断された。この患者の1日当たりの目標栄養量の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
エネルギー たんぱく質 食塩
(1) 2,100kcal 70g 7g
(2) 2,100kcal 45g 3g
(3) 1,700kcal 70g 5g
(4) 1,700kcal 45g 7g
(5) 1,300kcal 45g 5g
明日解説します。
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2019年02月09日
出題予測問題<臨床栄養学>◎高血圧
昨日の問題の解説です。
(2)症状の悪化に伴い、フィッシャー比は上昇する。
(3)良質たんぱく質の供給源として、生の魚介類摂取が推奨される。
(4)出血傾向がみられる場合には、鉄を積極的に摂取する。
(5)腹水・浮腫に関しては、ラクツロースの投与が有効である。
【解説】正答(1)
(1)正しい。非代償期肝硬変では、エネルギー効率が悪く、
グリコーゲンの貯蔵量も少なく慢性的なエネルギー欠乏状態である。
絶食時間が長い夜間から早朝期は、飢餓状態(低血糖)に陥りやすい。
分割食(4回/日)としての就寝前補食(夜食、LES:約200kcal相当)の有用性が報告されている。
(2)誤り。症状の悪化に伴い、フィッシャー比は低下する。
肝機能が低下すると、肝臓での芳香族アミノ酸の代謝が低下するため、
血中の芳香族アミノ酸濃度は上昇する。
一方、筋肉における分岐アミノ酸の代謝は亢進し、血中の分岐アミノ酸濃度が低下する。
(3)誤り。ビブリオ・バルニフィカル感染症の予防のため、海産魚介類の生食は避け、
適切に加熱処理したものを摂取する。
これは、肝臓疾患などを基礎疾患として持つ人は、
ビブリオ・バルニフィカル感染が重篤化することがあるためである。
(4)誤り。出血傾向は、肝機能低下による血液凝固因子合成能の低下や、
脾臓機能亢進による血小板数の減少が原因となる。
鉄の過剰摂取は、肝臓の病態を悪化させるために避ける。
(5)誤り。腹水・浮腫にに対する治療は、まず食塩制限(場合によっては水分制限も)行い、
改善がみられない場合は利尿剤やアルブミン製剤を投与する。
ラクツロースは、肝性脳症、高アンモニア血症に対する治療として、
血中アンモニア濃度を低下させる目的で投与する。
(2)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、肝細胞の風船様変性を認める。
(3)脂肪肝では、血清コリンエステラーゼ値が低下する。
(4)胆石症では、痛風発作は左季肋部に起こりやすい。
(5)急性胆嚢炎の急性期では、流動食とする。
【解説】正答(2)
(1)誤り。非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、糖尿病、肥満、脂質異常症、
高血圧を合併することが多く、また、これらの疾患や心血管イベントの独立した発症リスクでもある。
(2)正しい。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、脂肪変性、炎症性細胞湿潤、
肝細胞障害は特徴である。
(3)誤り。脂肪肝では、血清コリンエステラーゼ値は上昇する。
コリンエステラーゼは、肝細胞で産生されるたんぱく質であり、その産生は高栄養状態、
たんぱく質合成や脂質代謝の亢進を反映する。
一方、産生低下をきたす肝硬変や肝細胞がん、低栄養では血清コリンエステラーゼ値は低下する。
(4)誤り。胆石が胆嚢頸部や胆嚢管に詰まったことにより生じる胆石発作は、
右季肋部や心窩部に起こりやすい。
胆石発作は、高脂肪食や過食後に誘発される。
(5)誤り。急性胆嚢炎の急性期では、絶飲食とし、静脈栄養補給とする。
回復期では流動食から粥食へと食事を漸増していく。
食事は低脂肪食(10g/日)を原則する。
今日は、「高血圧」の問題です。
高血圧は基本的な疾患です。
高血圧の診断基準はしっかり抑えておいて下さい。
(2)後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で130/80mmHg未満である。
(3)肥満患者の減量は、降圧効果が期待できる。
(4)栄養管理では、カリウムの摂取量を制限する。
(5)アンギオテンシンU受容体拮抗薬服用時には、グレープフルーツジュースの摂取を控える。
明日解説します。
Q1.非代償期肝硬変に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)夜間から早朝期に飢餓状態に陥りやすい。(2)症状の悪化に伴い、フィッシャー比は上昇する。
(3)良質たんぱく質の供給源として、生の魚介類摂取が推奨される。
(4)出血傾向がみられる場合には、鉄を積極的に摂取する。
(5)腹水・浮腫に関しては、ラクツロースの投与が有効である。
【解説】正答(1)
(1)正しい。非代償期肝硬変では、エネルギー効率が悪く、
グリコーゲンの貯蔵量も少なく慢性的なエネルギー欠乏状態である。
絶食時間が長い夜間から早朝期は、飢餓状態(低血糖)に陥りやすい。
分割食(4回/日)としての就寝前補食(夜食、LES:約200kcal相当)の有用性が報告されている。
(2)誤り。症状の悪化に伴い、フィッシャー比は低下する。
肝機能が低下すると、肝臓での芳香族アミノ酸の代謝が低下するため、
血中の芳香族アミノ酸濃度は上昇する。
一方、筋肉における分岐アミノ酸の代謝は亢進し、血中の分岐アミノ酸濃度が低下する。
(3)誤り。ビブリオ・バルニフィカル感染症の予防のため、海産魚介類の生食は避け、
適切に加熱処理したものを摂取する。
これは、肝臓疾患などを基礎疾患として持つ人は、
ビブリオ・バルニフィカル感染が重篤化することがあるためである。
(4)誤り。出血傾向は、肝機能低下による血液凝固因子合成能の低下や、
脾臓機能亢進による血小板数の減少が原因となる。
鉄の過剰摂取は、肝臓の病態を悪化させるために避ける。
(5)誤り。腹水・浮腫にに対する治療は、まず食塩制限(場合によっては水分制限も)行い、
改善がみられない場合は利尿剤やアルブミン製剤を投与する。
ラクツロースは、肝性脳症、高アンモニア血症に対する治療として、
血中アンモニア濃度を低下させる目的で投与する。
Q2.肝・胆道系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)では、糖尿病を合併することは少ない。(2)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、肝細胞の風船様変性を認める。
(3)脂肪肝では、血清コリンエステラーゼ値が低下する。
(4)胆石症では、痛風発作は左季肋部に起こりやすい。
(5)急性胆嚢炎の急性期では、流動食とする。
【解説】正答(2)
(1)誤り。非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、糖尿病、肥満、脂質異常症、
高血圧を合併することが多く、また、これらの疾患や心血管イベントの独立した発症リスクでもある。
(2)正しい。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は、脂肪変性、炎症性細胞湿潤、
肝細胞障害は特徴である。
(3)誤り。脂肪肝では、血清コリンエステラーゼ値は上昇する。
コリンエステラーゼは、肝細胞で産生されるたんぱく質であり、その産生は高栄養状態、
たんぱく質合成や脂質代謝の亢進を反映する。
一方、産生低下をきたす肝硬変や肝細胞がん、低栄養では血清コリンエステラーゼ値は低下する。
(4)誤り。胆石が胆嚢頸部や胆嚢管に詰まったことにより生じる胆石発作は、
右季肋部や心窩部に起こりやすい。
胆石発作は、高脂肪食や過食後に誘発される。
(5)誤り。急性胆嚢炎の急性期では、絶飲食とし、静脈栄養補給とする。
回復期では流動食から粥食へと食事を漸増していく。
食事は低脂肪食(10g/日)を原則する。
今日は、「高血圧」の問題です。
高血圧は基本的な疾患です。
高血圧の診断基準はしっかり抑えておいて下さい。
Q1.高血圧症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)診断では、家庭血圧より診察室血圧が重視される。(2)後期高齢者患者の降圧目標は、診察室血圧で130/80mmHg未満である。
(3)肥満患者の減量は、降圧効果が期待できる。
(4)栄養管理では、カリウムの摂取量を制限する。
(5)アンギオテンシンU受容体拮抗薬服用時には、グレープフルーツジュースの摂取を控える。
明日解説します。
2019年02月08日
出題予測問題<臨床栄養学>肝硬変
昨日の問題の解説です。
(2)高トリグリセリド血症では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を15%E以下にする。
(3)高LDLコレステロール血症では、乳類の摂取を増やす。
(4)高カイロミクロン血症では、脂質の摂取エネルギー比率を20%e以下にする。
(5)低HDLコレステロール血症では、コレステロールを多く含む食品を摂取する。
【解説】正答(1)
(1)正しい。血中のトリグリセリド(TG)が増加すればするほど、
HDL-コレステロールが低下していくことが知られており、
高トリグリセリド血症は、低HDLコレステロール血症の増悪因子となる。
(2)誤り。高トリグリセリド血症では、炭水化物の摂取エネルギー比率をやや低めにし、
アルコールの過剰摂取を制限する。
たんぱく質の摂取エネルギー比率を低くする意義はない。
(3)誤り。高LDLコレステロール血症では、緑黄色野菜を含めた野菜及び大豆・大豆製品の摂取を増やす。
一方、脂肪含有量の多い肉の脂身や動物性の脂、乳類、内臓類、卵類を制限する。
(4)誤り。高カイロミクロン血症では、より厳格に脂質制限を行う。
脂質の摂取エネルギー比率を15%E以下にし、中鎖脂肪酸を主として用いる。
(5)誤り。低HDLコレステロール血症では、炭水化物の摂取エネルギー比率をやや低めにし、
トランス脂肪酸を減らす。
動脈硬化疾患予防のため、コレステロール摂取量は200r/日未満に抑える。
今日は、「肝硬変」の問題です。
肝疾患の栄養管理は他の疾患に比べて複雑です。
しっかりキーワードを抑えておくことが大切です。
閉塞性黄疸出現の時には脂質制限、腹水出現の際には塩分制限、
飢餓状態の予防のためのLES食、フィッシャー比上昇目的のBCAA投与といったところでしょうか。
しかし、肝疾患は本当に予後が悪く、食欲低下が著名となるので、
理想の栄養管理も難しいというのが現状なのですが…。
(2)症状の悪化に伴い、フィッシャー比は上昇する。
(3)良質たんぱく質の供給源として、生の魚介類摂取が推奨される。
(4)出血傾向がみられる場合には、鉄を積極的に摂取する。
(5)腹水・浮腫に関しては、ラクツロースの投与が有効である。
(2)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、肝細胞の風船様変性を認める。
(3)脂肪肝では、血清コリンエステラーゼ値が低下する。
(4)胆石症では、痛風発作は左季肋部に起こりやすい。
(5)急性胆嚢炎の急性期では、流動食とする。
明日解説します。
Q1.脂質異常症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)高トリグリセリド血症は、低HDLコレステロール血症の増悪因子となる。(2)高トリグリセリド血症では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を15%E以下にする。
(3)高LDLコレステロール血症では、乳類の摂取を増やす。
(4)高カイロミクロン血症では、脂質の摂取エネルギー比率を20%e以下にする。
(5)低HDLコレステロール血症では、コレステロールを多く含む食品を摂取する。
【解説】正答(1)
(1)正しい。血中のトリグリセリド(TG)が増加すればするほど、
HDL-コレステロールが低下していくことが知られており、
高トリグリセリド血症は、低HDLコレステロール血症の増悪因子となる。
(2)誤り。高トリグリセリド血症では、炭水化物の摂取エネルギー比率をやや低めにし、
アルコールの過剰摂取を制限する。
たんぱく質の摂取エネルギー比率を低くする意義はない。
(3)誤り。高LDLコレステロール血症では、緑黄色野菜を含めた野菜及び大豆・大豆製品の摂取を増やす。
一方、脂肪含有量の多い肉の脂身や動物性の脂、乳類、内臓類、卵類を制限する。
(4)誤り。高カイロミクロン血症では、より厳格に脂質制限を行う。
脂質の摂取エネルギー比率を15%E以下にし、中鎖脂肪酸を主として用いる。
(5)誤り。低HDLコレステロール血症では、炭水化物の摂取エネルギー比率をやや低めにし、
トランス脂肪酸を減らす。
動脈硬化疾患予防のため、コレステロール摂取量は200r/日未満に抑える。
今日は、「肝硬変」の問題です。
肝疾患の栄養管理は他の疾患に比べて複雑です。
しっかりキーワードを抑えておくことが大切です。
閉塞性黄疸出現の時には脂質制限、腹水出現の際には塩分制限、
飢餓状態の予防のためのLES食、フィッシャー比上昇目的のBCAA投与といったところでしょうか。
しかし、肝疾患は本当に予後が悪く、食欲低下が著名となるので、
理想の栄養管理も難しいというのが現状なのですが…。
Q1.非代償期肝硬変に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)夜間から早朝期に飢餓状態に陥りやすい。(2)症状の悪化に伴い、フィッシャー比は上昇する。
(3)良質たんぱく質の供給源として、生の魚介類摂取が推奨される。
(4)出血傾向がみられる場合には、鉄を積極的に摂取する。
(5)腹水・浮腫に関しては、ラクツロースの投与が有効である。
Q2.肝・胆道系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)では、糖尿病を合併することは少ない。(2)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、肝細胞の風船様変性を認める。
(3)脂肪肝では、血清コリンエステラーゼ値が低下する。
(4)胆石症では、痛風発作は左季肋部に起こりやすい。
(5)急性胆嚢炎の急性期では、流動食とする。
明日解説します。
2019年02月07日
出題予測問題<臨床栄養学>脂質異常症
昨日の問題の解説です。
(2)たんぱく漏出性胃腸症ー高たんぱく質食
(3)弛緩性便秘ー水分制限
(4)急性肝炎ー炭水化物制限
(5)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)−食物繊維制限
【解説】正答(2)
(1)誤り。肥満では腹圧が高くなり逆流を誘発させるので、
胃食道逆流症では、肥満や過食を避ける必要がある。
したがって、適正エネルギー量とし、肥満がある場合には減量する。
また、1回の食事量が多いと逆流しやすいので、少量頻回食にする。
(2)正しい。たんぱく質漏出性胃腸症は、アルブミンをはじめとする血漿たんぱく質が、
消化管へ過剰に漏出することにより、低たんぱく質血症をきたす症候群である。
高たんぱく質食、高エネルギー食、低脂肪食とする。
(3)誤り。弛緩性便秘は、腸管に刺激を与える必要があり、水分を食物繊維を十分に摂取する。
また、香辛料や酸味の強い果物、脂肪を適度に摂取する。
(4)誤り。急性肝炎では炭水化物を制限しない。
なお、極期には食欲がないため、糖質を主体にエネルギー補給する。
また、黄疸がみられた場合は脂質を制限し、アルコール性肝炎の場合は禁酒とする。
(5)誤り。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、食物繊維は制限しない。
一般に、低エネルギー食とし、精製された糖質や果物は控えめに、穀類などから炭水化物を摂取する。
(2)好発部位は、直腸である。
(3)粘血便が高頻度にみられる。
(4)大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)寛解期には、食事制限が不要となる。
【解説】正答(1)
(1)正しい。なお。潰瘍性大腸炎の病変は、連続性である。
(2)誤り。クローン病は、口から肛門に至る消化管すべてに炎症が発生するが、
好発部位は回腸末端部である。
(3)誤り。持続性あるいは反復性の粘血便が高頻度にみられるのは、潰瘍性大腸炎である。
(4)誤り。全大腸炎型の潰瘍性大腸炎で罹患年数の長い(7〜10年)患者に
大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)誤り。クローン病の寛解期も活動期と同様、低脂肪食が望ましい。
また、狭窄があれば食物繊維を制限する。
(2)十二指腸潰瘍では、空腹時に心窩部痛を訴えることが多い。
(3)過敏性腸症候群では、粘血便がみられる。
(4)A型肝炎で黄疸がみられる場合には、炭水化物を制限する。
(5)非代償期の慢性膵炎では、エネルギー摂取量を制限する。
【解説】正答(2)
(1)誤り。胃食道逆流症では、食直後に仰臥位の姿勢になると、
胃内容物は噴門部に流れ、食道に逆流しやすい。
食後2〜3時間は横にならないようにし、就寝時は上体を上げたファーラー位(半坐位)にする。
(2)正しい。十二指腸潰瘍では、空腹時や夜間に心窩部痛を訴えることが多いが、
食事摂取によって痛みが軽快する。
(3)誤り。過敏性腸症候群は、精神的・肉体的なストレスによって発症する機能性腸症候群で、
器質的病変で小じる粘血便はみられない。
(4)誤り。A型肝炎で横断がみられる場合には、脂質の消化吸収能が低下しているため、脂質を制限する。
(5)誤り。非代償期の慢性膵炎では、消化吸収不良を補うため、
消化酵素薬を補充して30〜35kcal/kg標準体重/日の高エネルギー食とする。
今日は、「脂質異常症」に問題です。
「脂質異常症」は動脈硬化の一番の原因となっている疾患です。
脂質異常症には、大きく分けて高中性脂肪血症、高LDL-C血症、低HDL-C血症がありますね。
それぞれで食事療法は異なりますので、分けて整理しておきましょう。
(2)高トリグリセリド血症では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を15%E以下にする。
(3)高LDLコレステロール血症では、乳類の摂取を増やす。
(4)高カイロミクロン血症では、脂質の摂取エネルギー比率を20%e以下にする。
(5)低HDLコレステロール血症では、コレステロールを多く含む食品を摂取する。
明日解説します。
Q1.消化器疾患とその栄養管理の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)胃食道逆流症ー高エネルギー食(2)たんぱく漏出性胃腸症ー高たんぱく質食
(3)弛緩性便秘ー水分制限
(4)急性肝炎ー炭水化物制限
(5)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)−食物繊維制限
【解説】正答(2)
(1)誤り。肥満では腹圧が高くなり逆流を誘発させるので、
胃食道逆流症では、肥満や過食を避ける必要がある。
したがって、適正エネルギー量とし、肥満がある場合には減量する。
また、1回の食事量が多いと逆流しやすいので、少量頻回食にする。
(2)正しい。たんぱく質漏出性胃腸症は、アルブミンをはじめとする血漿たんぱく質が、
消化管へ過剰に漏出することにより、低たんぱく質血症をきたす症候群である。
高たんぱく質食、高エネルギー食、低脂肪食とする。
(3)誤り。弛緩性便秘は、腸管に刺激を与える必要があり、水分を食物繊維を十分に摂取する。
また、香辛料や酸味の強い果物、脂肪を適度に摂取する。
(4)誤り。急性肝炎では炭水化物を制限しない。
なお、極期には食欲がないため、糖質を主体にエネルギー補給する。
また、黄疸がみられた場合は脂質を制限し、アルコール性肝炎の場合は禁酒とする。
(5)誤り。非アルコール性脂肪肝炎(NASH)では、食物繊維は制限しない。
一般に、低エネルギー食とし、精製された糖質や果物は控えめに、穀類などから炭水化物を摂取する。
Q2.潰瘍性大腸炎と比較したクローン病の特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非連続性の病変である。(2)好発部位は、直腸である。
(3)粘血便が高頻度にみられる。
(4)大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)寛解期には、食事制限が不要となる。
【解説】正答(1)
(1)正しい。なお。潰瘍性大腸炎の病変は、連続性である。
(2)誤り。クローン病は、口から肛門に至る消化管すべてに炎症が発生するが、
好発部位は回腸末端部である。
(3)誤り。持続性あるいは反復性の粘血便が高頻度にみられるのは、潰瘍性大腸炎である。
(4)誤り。全大腸炎型の潰瘍性大腸炎で罹患年数の長い(7〜10年)患者に
大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)誤り。クローン病の寛解期も活動期と同様、低脂肪食が望ましい。
また、狭窄があれば食物繊維を制限する。
Q3.消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)胃食道逆流症では、食直後は仰臥位で安静にする。(2)十二指腸潰瘍では、空腹時に心窩部痛を訴えることが多い。
(3)過敏性腸症候群では、粘血便がみられる。
(4)A型肝炎で黄疸がみられる場合には、炭水化物を制限する。
(5)非代償期の慢性膵炎では、エネルギー摂取量を制限する。
【解説】正答(2)
(1)誤り。胃食道逆流症では、食直後に仰臥位の姿勢になると、
胃内容物は噴門部に流れ、食道に逆流しやすい。
食後2〜3時間は横にならないようにし、就寝時は上体を上げたファーラー位(半坐位)にする。
(2)正しい。十二指腸潰瘍では、空腹時や夜間に心窩部痛を訴えることが多いが、
食事摂取によって痛みが軽快する。
(3)誤り。過敏性腸症候群は、精神的・肉体的なストレスによって発症する機能性腸症候群で、
器質的病変で小じる粘血便はみられない。
(4)誤り。A型肝炎で横断がみられる場合には、脂質の消化吸収能が低下しているため、脂質を制限する。
(5)誤り。非代償期の慢性膵炎では、消化吸収不良を補うため、
消化酵素薬を補充して30〜35kcal/kg標準体重/日の高エネルギー食とする。
今日は、「脂質異常症」に問題です。
「脂質異常症」は動脈硬化の一番の原因となっている疾患です。
脂質異常症には、大きく分けて高中性脂肪血症、高LDL-C血症、低HDL-C血症がありますね。
それぞれで食事療法は異なりますので、分けて整理しておきましょう。
Q1.脂質異常症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)高トリグリセリド血症は、低HDLコレステロール血症の増悪因子となる。(2)高トリグリセリド血症では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を15%E以下にする。
(3)高LDLコレステロール血症では、乳類の摂取を増やす。
(4)高カイロミクロン血症では、脂質の摂取エネルギー比率を20%e以下にする。
(5)低HDLコレステロール血症では、コレステロールを多く含む食品を摂取する。
明日解説します。
2019年02月06日
出題予測問題<臨床栄養学>◎消化器系疾患(胃食道逆流症、過敏性腸症候群など)
昨日の問題の解説です。
(2)合併症予防のための血糖コントロール目標は、HbA1c6.0%未満である。
(3)栄養管理では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を20〜25%Etosuru。
(4)肥満2型糖尿病患者では、スルホニル尿素薬(SU薬)が第一選択となる。
(5)シックデイの場合は、水分を十分に摂取する。
【解説】正答(5)
(1)誤り。インスリン抵抗性は、HOMA-IRなどで評価する。
HOMA-IRは、早朝空腹時の血中インスリン値と血糖値から計算される。
24時間尿中C-ペプチド排泄量及び空腹時血中C-ペプチド値は、インスリン分泌能の指標である。
C- ペプチドは、プロインスリンからインスリンが切り離される際にできるペプチドであり、
C-ペプチドの存在は、インスリンの産生量と比例する。
(2)誤り。合併症予防のための血糖コントロール目標は、HbA1c7.0%未満である。
血糖正常化を目指す際の目標はHbA1c6.0%未満、
治療強化が困難な際の目標はHbA1c8.0%未満である。
いずれも治療目標は、年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して、
個別に設定する。
(3)誤り。たんぱく質摂取エネルギー比率は20%Eまでとする。
また、指示エネルギー量の50〜60%Eを炭水化物から摂取し、食物繊維が豊富な食物を選択する。
残りのエネルギーを脂質とするが、25%Eを超える場合は、
飽和脂肪酸を減じるなど脂肪酸組成に配慮する。
(4)誤り。スルホニル尿素薬(SU薬)は、服用により体重増加をきたしやすいので、
肥満患者にはよい適応でない。
SU薬はインスリン分泌を促進して血糖降下作用を発揮する。
肥満2型糖尿病患者では、血糖コントロール改善に際して体重が増加しにくいビグアナイド薬が
第一選択となる。
ビグアナイド薬の主作用は、肝臓での糖新生の抑制であるが、その他、消化管からの糖吸収の抑制、
末梢組織でのインスリン感受性の改善など様々な膵外作用により、血糖を降下させる。
(5)正しい。シックデイの場合は十分な水分の摂取により脱水を防ぐ。
糖尿病患者が治療中に発熱、下痢、嘔吐をきたし、また食欲不振のため食事ができないときを
シックデイと呼び、著しい高血糖が起こったりケトアシドーシスに陥ることがある。
シックデイの場合は特別の注意が必要であり、主治医の指示を仰ぐ。
インスリン治療中の患者は、食事が摂れなくても自己判断でインスリン注射を中断してはならない。
(1)高浸透圧高血糖状態をきたしやすい。
(2)認知症やうつを発症しやすい。
(3)患者本人だけでなく介護者にも糖尿病教育を行う。
(4)厳格な食事制限を行う。
(5)運動療法として、バランス運動は有効である。
【解説】正答(4)
(1)・(2)正しい。
(3)正しい。いっっぱん的な糖尿病の教育だけでなく、高齢者総合機能評価(CGA)における
問題領域(ADL・IADLの低下、サルコペニア、転倒・骨折リスク、認知機能低下、うつ、低栄養、
重症低血糖のリスク、服薬アドヒアランス低下、独居、経済的問題)に対する対策も
教育の内容となる。
(4)誤り。高齢者では厳格な食事制限を実施すると、
体重減少に伴ってサルコペニアを悪化させる可能性がある。
十分なエネルギー摂取を確保するとともに運動療法を併用し、筋肉量を減らさないように指導する。
(5)正しい。運動療法として、歩行、レジスタンス運動に加えてバランス運動を行うと、
歩行速度、バランス能力、移動能力、下肢筋力、関節可動性などが改善する。
今日は、「消化器系疾患」についてです。
この項目も必ず出題されますので、必ず理解しておいてください。
Q2にもあるとおり、潰瘍性大腸炎とクローン病を比較した問題がよく出題されます。
どの問題集にもこの二つの疾患が比較された表が記載されていることが多いと思います。
それぞれの特徴を把握しておきましょう。
(2)たんぱく漏出性胃腸症ー高たんぱく質食
(3)弛緩性便秘ー水分制限
(4)急性肝炎ー炭水化物制限
(5)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)−食物繊維制限
(2)好発部位は、直腸である。
(3)粘血便が高頻度にみられる。
(4)大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)寛解期には、食事制限が不要となる。
(2)十二指腸潰瘍では、空腹時に心窩部痛を訴えることが多い。
(3)過敏性腸症候群では、粘血便がみられる。
(4)A型肝炎で黄疸がみられる場合には、炭水化物を制限する。
(5)非代償期の慢性膵炎では、エネルギー摂取量を制限する。
明日解説します。
Q1.糖尿病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)インスリン抵抗性は、尿中C-ペプチド排泄量にて評価する。(2)合併症予防のための血糖コントロール目標は、HbA1c6.0%未満である。
(3)栄養管理では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を20〜25%Etosuru。
(4)肥満2型糖尿病患者では、スルホニル尿素薬(SU薬)が第一選択となる。
(5)シックデイの場合は、水分を十分に摂取する。
【解説】正答(5)
(1)誤り。インスリン抵抗性は、HOMA-IRなどで評価する。
HOMA-IRは、早朝空腹時の血中インスリン値と血糖値から計算される。
24時間尿中C-ペプチド排泄量及び空腹時血中C-ペプチド値は、インスリン分泌能の指標である。
C- ペプチドは、プロインスリンからインスリンが切り離される際にできるペプチドであり、
C-ペプチドの存在は、インスリンの産生量と比例する。
(2)誤り。合併症予防のための血糖コントロール目標は、HbA1c7.0%未満である。
血糖正常化を目指す際の目標はHbA1c6.0%未満、
治療強化が困難な際の目標はHbA1c8.0%未満である。
いずれも治療目標は、年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して、
個別に設定する。
(3)誤り。たんぱく質摂取エネルギー比率は20%Eまでとする。
また、指示エネルギー量の50〜60%Eを炭水化物から摂取し、食物繊維が豊富な食物を選択する。
残りのエネルギーを脂質とするが、25%Eを超える場合は、
飽和脂肪酸を減じるなど脂肪酸組成に配慮する。
(4)誤り。スルホニル尿素薬(SU薬)は、服用により体重増加をきたしやすいので、
肥満患者にはよい適応でない。
SU薬はインスリン分泌を促進して血糖降下作用を発揮する。
肥満2型糖尿病患者では、血糖コントロール改善に際して体重が増加しにくいビグアナイド薬が
第一選択となる。
ビグアナイド薬の主作用は、肝臓での糖新生の抑制であるが、その他、消化管からの糖吸収の抑制、
末梢組織でのインスリン感受性の改善など様々な膵外作用により、血糖を降下させる。
(5)正しい。シックデイの場合は十分な水分の摂取により脱水を防ぐ。
糖尿病患者が治療中に発熱、下痢、嘔吐をきたし、また食欲不振のため食事ができないときを
シックデイと呼び、著しい高血糖が起こったりケトアシドーシスに陥ることがある。
シックデイの場合は特別の注意が必要であり、主治医の指示を仰ぐ。
インスリン治療中の患者は、食事が摂れなくても自己判断でインスリン注射を中断してはならない。
Q2.高齢者の糖尿病に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)高浸透圧高血糖状態をきたしやすい。
(2)認知症やうつを発症しやすい。
(3)患者本人だけでなく介護者にも糖尿病教育を行う。
(4)厳格な食事制限を行う。
(5)運動療法として、バランス運動は有効である。
【解説】正答(4)
(1)・(2)正しい。
(3)正しい。いっっぱん的な糖尿病の教育だけでなく、高齢者総合機能評価(CGA)における
問題領域(ADL・IADLの低下、サルコペニア、転倒・骨折リスク、認知機能低下、うつ、低栄養、
重症低血糖のリスク、服薬アドヒアランス低下、独居、経済的問題)に対する対策も
教育の内容となる。
(4)誤り。高齢者では厳格な食事制限を実施すると、
体重減少に伴ってサルコペニアを悪化させる可能性がある。
十分なエネルギー摂取を確保するとともに運動療法を併用し、筋肉量を減らさないように指導する。
(5)正しい。運動療法として、歩行、レジスタンス運動に加えてバランス運動を行うと、
歩行速度、バランス能力、移動能力、下肢筋力、関節可動性などが改善する。
今日は、「消化器系疾患」についてです。
この項目も必ず出題されますので、必ず理解しておいてください。
Q2にもあるとおり、潰瘍性大腸炎とクローン病を比較した問題がよく出題されます。
どの問題集にもこの二つの疾患が比較された表が記載されていることが多いと思います。
それぞれの特徴を把握しておきましょう。
Q1.消化器疾患とその栄養管理の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)胃食道逆流症ー高エネルギー食(2)たんぱく漏出性胃腸症ー高たんぱく質食
(3)弛緩性便秘ー水分制限
(4)急性肝炎ー炭水化物制限
(5)非アルコール性脂肪肝炎(NASH)−食物繊維制限
Q2.潰瘍性大腸炎と比較したクローン病の特徴に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非連続性の病変である。(2)好発部位は、直腸である。
(3)粘血便が高頻度にみられる。
(4)大腸がんを合併するリスクが高い。
(5)寛解期には、食事制限が不要となる。
Q3.消化器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)胃食道逆流症では、食直後は仰臥位で安静にする。(2)十二指腸潰瘍では、空腹時に心窩部痛を訴えることが多い。
(3)過敏性腸症候群では、粘血便がみられる。
(4)A型肝炎で黄疸がみられる場合には、炭水化物を制限する。
(5)非代償期の慢性膵炎では、エネルギー摂取量を制限する。
明日解説します。
2019年02月05日
出題予測問題<臨床栄養学>◎糖尿病
昨日の問題の解説です。
(2)BMI25以上35s/u未満の肥満症では、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)フォーミュラ食の併用は、無効である。
(4)インスリン治療中の高度肥満症患者では、超低エネルギー食(VLCD)を選択する。
(5)高度肥満症において減量がみられない場合、外科手術を第一選択とする。
【解説】正答(2)
(1)誤り。肥満症の治療は、食事療法や運動療法が基本である。
食事・運動療法を行うことで、内臓脂肪の減少が得られ、肥満に伴う健康障害の改善が期待できる。
食事・運動及び行動療法で目標が達成できなかった場合、薬物療法を検討する。
(2)正しい。BMI25以上35s/u未満の肥満症では、25kcal/kg標準体重/日以下を目安に
エネルギー摂取量を算定し、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)誤り。肥満症の食事療法でも不可欠アミノ酸を含むたんぱく質、ビタミン、ミネラルの
十分な摂取が必須であり、フォーミュラー食の併用が有効である。
フォーミュラー食を1日1食だけ食事を交換することでも、
有効な減量や肥満関連病態の改善を期待できる。
(4)誤り。インスリン治療中の患者は、超低エネルギー食(VLCD)は禁忌である。
VLCDは、摂取エネルギー量を600kcal/日以下にしたものである。
(5)誤り。外科手術を第一選択とはしない。
高度肥満症において減量がみられない場合には、低エネルギー食(LCD)もちくはVLCDを検討する。
VLCD療法は、副作用に注意して実施する必要があり、入院管理下で開始する。
継続期間は1〜3週間が一般的である。
(2)インスリン感受性は低下する。
(3)1か月で1sの原料を目指す場合、エネルギー摂取量を1日当たり約100kcal減ずる。
(4)減量により、血中レプチン値は上昇する。
(5)運動療法では、無酸素運動を主体とする。
【解説】正答(2)
(1)誤り。ウエスト周囲長が男性で85p、女性で90pの場合、内臓脂肪面積100㎠に相当する。
(2)正しい。アディポサイトカインの分泌異常になり、インスリン感受性は低下し、
耐糖能異常が起こりやすくなる。
(3)誤り。体脂肪が1s燃焼するには、約7,000kcalの消費が必要である。
したがって、「7,000kcal÷30(日)≒233kcal/日」となる。
100kcal/日では少ない。
(4)誤り。レプチンは、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインで、
体脂肪に応じて放出されるので、減量により血中レプチン値は低下する。
レプチンは、脂肪分解亢進、摂取抑制、エネルギー消費の亢進に作用する。
肥満症患者では、血中レプチン濃度が上昇しているにもかかわらず、体重の減少は認められず、
レプチン抵抗性が認められる。
減量により、レプチン抵抗性を改善し、血中レプチン濃度の適正化が図れる。
(5)誤り。運動療法では、体脂肪の燃焼が期待できる有酸素運動を主体とし、レジスタント運動、
ストレッチング、種々のコンディショニング・エクササイズを併用する。
1日合計30〜60分、週150〜300分の実施を目標とする。
今日は、「糖尿病」の問題です。
食事療法で治療が可能な糖尿病は、管理栄養士にとって基本中の基本であり、
病院でも一番栄養食事指導件数が多い疾患です。
そのため、国家試験でも毎年必ず数問は出題されます。
管理栄養士として絶対に正答しなければならない疾患なので、病態をしっかり理解しておいてください。
(2)合併症予防のための血糖コントロール目標は、HbA1c6.0%未満である。
(3)栄養管理では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を20〜25%Etosuru。
(4)肥満2型糖尿病患者では、スルホニル尿素薬(SU薬)が第一選択となる。
(5)シックデイの場合は、水分を十分に摂取する。
(1)高浸透圧高血糖状態をきたしやすい。
(2)認知症やうつを発症しやすい。
(3)患者本人だけでなく介護者にも糖尿病教育を行う。
(4)厳格な食事制限を行う。
(5)運動療法として、バランス運動は有効である。
明日解説します。
Q1.肥満症の治療に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)肥満症の治療は、薬物療法が基本となる。(2)BMI25以上35s/u未満の肥満症では、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)フォーミュラ食の併用は、無効である。
(4)インスリン治療中の高度肥満症患者では、超低エネルギー食(VLCD)を選択する。
(5)高度肥満症において減量がみられない場合、外科手術を第一選択とする。
【解説】正答(2)
(1)誤り。肥満症の治療は、食事療法や運動療法が基本である。
食事・運動療法を行うことで、内臓脂肪の減少が得られ、肥満に伴う健康障害の改善が期待できる。
食事・運動及び行動療法で目標が達成できなかった場合、薬物療法を検討する。
(2)正しい。BMI25以上35s/u未満の肥満症では、25kcal/kg標準体重/日以下を目安に
エネルギー摂取量を算定し、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)誤り。肥満症の食事療法でも不可欠アミノ酸を含むたんぱく質、ビタミン、ミネラルの
十分な摂取が必須であり、フォーミュラー食の併用が有効である。
フォーミュラー食を1日1食だけ食事を交換することでも、
有効な減量や肥満関連病態の改善を期待できる。
(4)誤り。インスリン治療中の患者は、超低エネルギー食(VLCD)は禁忌である。
VLCDは、摂取エネルギー量を600kcal/日以下にしたものである。
(5)誤り。外科手術を第一選択とはしない。
高度肥満症において減量がみられない場合には、低エネルギー食(LCD)もちくはVLCDを検討する。
VLCD療法は、副作用に注意して実施する必要があり、入院管理下で開始する。
継続期間は1〜3週間が一般的である。
Q2.成人の肥満に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)男性のウエスト周囲長80pは、内臓脂肪面積100uに相当する。(2)インスリン感受性は低下する。
(3)1か月で1sの原料を目指す場合、エネルギー摂取量を1日当たり約100kcal減ずる。
(4)減量により、血中レプチン値は上昇する。
(5)運動療法では、無酸素運動を主体とする。
【解説】正答(2)
(1)誤り。ウエスト周囲長が男性で85p、女性で90pの場合、内臓脂肪面積100㎠に相当する。
(2)正しい。アディポサイトカインの分泌異常になり、インスリン感受性は低下し、
耐糖能異常が起こりやすくなる。
(3)誤り。体脂肪が1s燃焼するには、約7,000kcalの消費が必要である。
したがって、「7,000kcal÷30(日)≒233kcal/日」となる。
100kcal/日では少ない。
(4)誤り。レプチンは、脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインで、
体脂肪に応じて放出されるので、減量により血中レプチン値は低下する。
レプチンは、脂肪分解亢進、摂取抑制、エネルギー消費の亢進に作用する。
肥満症患者では、血中レプチン濃度が上昇しているにもかかわらず、体重の減少は認められず、
レプチン抵抗性が認められる。
減量により、レプチン抵抗性を改善し、血中レプチン濃度の適正化が図れる。
(5)誤り。運動療法では、体脂肪の燃焼が期待できる有酸素運動を主体とし、レジスタント運動、
ストレッチング、種々のコンディショニング・エクササイズを併用する。
1日合計30〜60分、週150〜300分の実施を目標とする。
今日は、「糖尿病」の問題です。
食事療法で治療が可能な糖尿病は、管理栄養士にとって基本中の基本であり、
病院でも一番栄養食事指導件数が多い疾患です。
そのため、国家試験でも毎年必ず数問は出題されます。
管理栄養士として絶対に正答しなければならない疾患なので、病態をしっかり理解しておいてください。
Q1.糖尿病に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)インスリン抵抗性は、尿中C-ペプチド排泄量にて評価する。(2)合併症予防のための血糖コントロール目標は、HbA1c6.0%未満である。
(3)栄養管理では、たんぱく質の摂取エネルギー比率を20〜25%Etosuru。
(4)肥満2型糖尿病患者では、スルホニル尿素薬(SU薬)が第一選択となる。
(5)シックデイの場合は、水分を十分に摂取する。
Q2.高齢者の糖尿病に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)高浸透圧高血糖状態をきたしやすい。
(2)認知症やうつを発症しやすい。
(3)患者本人だけでなく介護者にも糖尿病教育を行う。
(4)厳格な食事制限を行う。
(5)運動療法として、バランス運動は有効である。
明日解説します。
2019年02月04日
出題予測問題<臨床栄養学>肥満症
昨日の問題の解説です。
(2)腹囲が基準値を超えている者の割合を今より20%減らすー学習目標
(3)食堂で提供するヘルシーメニューの種類を増やすー環境目標
(4)適切なエネルギー摂取量がわかる者の割合を30%から60%に増やすー行動目標
(5)管理栄養士が社内で「健康づくりのための栄養教室」を開催するー実施目標
【解説】正答(3)、(5)
(1)誤り。結果目標を達成するための行動変容に関する内容であり、行動目標に該当する。
(2)誤り。対象の成果として得られる最終的な健康指標に関する内容であり、結果目標に該当する。
(3)正しい。行動目標を達成するための健康行動の形成、維持を支援する環境整備に関する内容であり、
環境目標に該当する。
(4)誤り。行動目標を達成するための知識の習得に関する内容であり、学習目標に該当する。
(5)正しい。学習目標を達成するための栄養介入の実施に関する内容であり、実施目標に該当する。
(2)野菜を十分に摂取することで便秘が解消されたかー影響評価
(3)クライアントが食事記録を毎日とっていたかー結果評価
(4)毎食ごとに野菜をとるようになったかー経過評価
(5)野菜不足を補うためのサプリメント代は減ったかー経済評価
【解説】正答(1)
(1)正しい。アセスメントの適否に対する評価であり、企画評価に該当する。
(2)誤り。結果目標に対する評価であり、結果評価に該当する。
(3)誤り。実施目標に対する評価であり、経過評価に該当する。
(4)誤り。行動目標に対する評価であり、影響評価に該当する。
(5)誤り。サプリメント代に費やす費用の削減額の評価は、経済評価には該当しない。
経済評価とは、栄養教育の有効性を社会経済的に評価することをいう。
(2)プログラムの最終回で、参加者の歩行速度が上がったかを確認した。
(3)プログラムの最終回で、参加者の握力の測定を行った。
(4)プログラム終了後、参加状況を回ごとに確認した。
(5)プログラム終了後、実施経費の総額を算出した。
【解説】正答(1)
(1)正しい。プログラムの途中における参加者の理解度の評価は、形成的評価に該当する。
理解度が低い場合、内容を見直すことで、よりよいプログラムの実施が可能となる。
(2)・(3)誤り。プログラムの最終段階における評価であり、総括的評価に該当する。
(4)誤り。プログラムの終了後の参加率の評価は、総括的評価に該当する。
(5)誤り。プログラム終了後の実施に要した総費用の算出は、経済評価に該当する。
(2)教室に参加したことで、減塩メニューのレパートリーは増えましたか−経過評価
(3)教室に参加したことで、減塩に取り組む自信は高まりましたかー企画評価
(4)教室に参加する前と比べて、塩分の摂取量は減りましたかー影響評価
(5)教室に参加する前と比べて、血圧は下がりましたかー統括的評価
【解説】正答(4)、(5)
(1)誤り。企画の内容に関する評価は、企画評価に該当する。
(2)誤り。学習目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(3)誤り。自己効力感(セルフ・エフィカシー)に関する評価は、経過評価に該当する。
また、自己効力感の向上を学習の成果として捉えた場合には、影響評価に該当する。
(4)正しい。行動目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(5)正しい。プログラムの最終段階で行われている評価であり、総括的評価に該当する。
また、結果目標の達成状況に関する評価であり、結果評価にも該当する。
今日からは臨床栄養学から出題します。
難しく感じるかもしれませんが、疾病別に要点を整理すれば、暗記によって解ける問題ばかりです。
今日は、「肥満症」の問題です。
基本的な内容ですし、糖尿病とリンクする部分もあります。
しっかり復習しておいて下さい。
(2)BMI25以上35s/u未満の肥満症では、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)フォーミュラ食の併用は、無効である。
(4)インスリン治療中の高度肥満症患者では、超低エネルギー食(VLCD)を選択する。
(5)高度肥満症において減量がみられない場合、外科手術を第一選択とする。
(2)インスリン感受性は低下する。
(3)1か月で1sの原料を目指す場合、エネルギー摂取量を1日当たり約100kcal減ずる。
(4)減量により、血中レプチン値は上昇する。
(5)運動療法では、無酸素運動を主体とする。
明日解説します。
Q1.S社ではメタボリックシンドロームとその予備軍の者が多く、社内で対策を行うこととなった。設定する目標の内容と種類の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)運動習慣をもつ者の割合を20%から40%に増やすー結果目標(2)腹囲が基準値を超えている者の割合を今より20%減らすー学習目標
(3)食堂で提供するヘルシーメニューの種類を増やすー環境目標
(4)適切なエネルギー摂取量がわかる者の割合を30%から60%に増やすー行動目標
(5)管理栄養士が社内で「健康づくりのための栄養教室」を開催するー実施目標
【解説】正答(3)、(5)
(1)誤り。結果目標を達成するための行動変容に関する内容であり、行動目標に該当する。
(2)誤り。対象の成果として得られる最終的な健康指標に関する内容であり、結果目標に該当する。
(3)正しい。行動目標を達成するための健康行動の形成、維持を支援する環境整備に関する内容であり、
環境目標に該当する。
(4)誤り。行動目標を達成するための知識の習得に関する内容であり、学習目標に該当する。
(5)正しい。学習目標を達成するための栄養介入の実施に関する内容であり、実施目標に該当する。
Q2.野菜の摂取不足で便秘に悩むクライアントに影響教育を実施した。その評価内容と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)野菜の摂取不足の原因を適切に分析できたかー企画評価(2)野菜を十分に摂取することで便秘が解消されたかー影響評価
(3)クライアントが食事記録を毎日とっていたかー結果評価
(4)毎食ごとに野菜をとるようになったかー経過評価
(5)野菜不足を補うためのサプリメント代は減ったかー経済評価
【解説】正答(1)
(1)正しい。アセスメントの適否に対する評価であり、企画評価に該当する。
(2)誤り。結果目標に対する評価であり、結果評価に該当する。
(3)誤り。実施目標に対する評価であり、経過評価に該当する。
(4)誤り。行動目標に対する評価であり、影響評価に該当する。
(5)誤り。サプリメント代に費やす費用の削減額の評価は、経済評価には該当しない。
経済評価とは、栄養教育の有効性を社会経済的に評価することをいう。
Q3.高齢者を対象としたサルコペニア予防プログラムの評価内容である。形成的評価の内容として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)プログラムの途中で、参加者の理解度を〇✕形式で確認した。(2)プログラムの最終回で、参加者の歩行速度が上がったかを確認した。
(3)プログラムの最終回で、参加者の握力の測定を行った。
(4)プログラム終了後、参加状況を回ごとに確認した。
(5)プログラム終了後、実施経費の総額を算出した。
【解説】正答(1)
(1)正しい。プログラムの途中における参加者の理解度の評価は、形成的評価に該当する。
理解度が低い場合、内容を見直すことで、よりよいプログラムの実施が可能となる。
(2)・(3)誤り。プログラムの最終段階における評価であり、総括的評価に該当する。
(4)誤り。プログラムの終了後の参加率の評価は、総括的評価に該当する。
(5)誤り。プログラム終了後の実施に要した総費用の算出は、経済評価に該当する。
Q4.高血圧改善プログラムの一環として調理実習を交えた減塩教室を複数回実施し、教室最終日に参加者にアンケートを配布した。アンケートの項目と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)教室の開始時刻は、適切でしたか−経過評価(2)教室に参加したことで、減塩メニューのレパートリーは増えましたか−経過評価
(3)教室に参加したことで、減塩に取り組む自信は高まりましたかー企画評価
(4)教室に参加する前と比べて、塩分の摂取量は減りましたかー影響評価
(5)教室に参加する前と比べて、血圧は下がりましたかー統括的評価
【解説】正答(4)、(5)
(1)誤り。企画の内容に関する評価は、企画評価に該当する。
(2)誤り。学習目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(3)誤り。自己効力感(セルフ・エフィカシー)に関する評価は、経過評価に該当する。
また、自己効力感の向上を学習の成果として捉えた場合には、影響評価に該当する。
(4)正しい。行動目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(5)正しい。プログラムの最終段階で行われている評価であり、総括的評価に該当する。
また、結果目標の達成状況に関する評価であり、結果評価にも該当する。
今日からは臨床栄養学から出題します。
難しく感じるかもしれませんが、疾病別に要点を整理すれば、暗記によって解ける問題ばかりです。
今日は、「肥満症」の問題です。
基本的な内容ですし、糖尿病とリンクする部分もあります。
しっかり復習しておいて下さい。
Q1.肥満症の治療に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)肥満症の治療は、薬物療法が基本となる。(2)BMI25以上35s/u未満の肥満症では、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)フォーミュラ食の併用は、無効である。
(4)インスリン治療中の高度肥満症患者では、超低エネルギー食(VLCD)を選択する。
(5)高度肥満症において減量がみられない場合、外科手術を第一選択とする。
Q2.成人の肥満に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)男性のウエスト周囲長80pは、内臓脂肪面積100uに相当する。(2)インスリン感受性は低下する。
(3)1か月で1sの原料を目指す場合、エネルギー摂取量を1日当たり約100kcal減ずる。
(4)減量により、血中レプチン値は上昇する。
(5)運動療法では、無酸素運動を主体とする。
明日解説します。
2019年02月03日
出題予測問題<栄養教育論>◎目標や評価の種類
昨日の問題の解説です。
(2)バズセッション
(3)シンポジウム
(4)ブレインストーミング
(5)ピア・エデュケーション
【解説】正答(3)
(1)誤り。レクチャーでは、あるテーマについて1人の講師が学習者に講演を行う。
(2)誤り。バスセッションでは、学習者を少人数のグループに分け、
あるテーマについてグループごとに討議を行う。
その後、各グループの代表者が意見を発表し、全体の司会者がまとめる。
分団式討議法ともいう。
(3)正しい。シンポジウムでは、あるテーマについて領域の異なる専門家が講師となり、
各々の立場から講演を行う。
その後、学習者との質疑応答を行い、司会者がまとめる。
(4)誤り。ブレインストーミングでは、司会者のもと、あるテーマについて学習者が自由に発言し、
新しいアイデアを出す。
(5)誤り。ピア・エデュケーションでは、身近な存在で信頼でき同じような価値観をもつ仲間(ピア)が
情報を提供し、あるテーマについて共に考える。
(2)ブレインストーミング
(3)パネルディスカッション
(4)レクチャーフォーラム
【解説】正答(2)
(1)適切でない。6-6式討議では、学習者を6人ずつのグループに分け、
各グループが同時にあるテーマについて1人1分ずつ発言するという形で、討議する。
その後、各グループの代表者が意見を発表後、全体司会者がまとめる。
学習者の考えを短時間で把握できるが、1人当たりのグループ内での発言時間が1分間を限られており、
活発に意見を出し合うという点では(2)に劣る。
(2)適切。ブレインストーミングでは、司会者のもと学習者はあるテーマについて自由に発言し、
新しいアイデアを出す。
発言の内容に対して他の学習者は批判することなく、結論を求めることもしない。
生徒が「共食」についての考えを自由に発言でき、
その利点について様々な新しい発見が期待できる学習形態である。
(3)適切でない。パネルディスカッションでは、あるテーマについて立場や意見、知識、
経験の異なる人がパネラーとなり意見を述べる。
司会者の進行のもと、パネラー相互の意見交換が行われた後、学習者との質疑応答が行われる。
一斉学習にあたり、グループダイナミクスの活用による生徒の活発な意見の表出は期待できない。
(4)適切でない。レクチャーフォーラムでは、あるテーマについて1人の講師が講義を行った後、
学習者との質疑応答を行う。
一斉学習にあたり、グループダイナミクスの活用による生徒の活発な意見の表出は期待できない。
今日は、「目標や評価の種類」の問題です。
目標や評価に関する問題は必ず出題されると考えてよいでしょう。
ある文章に対してこれはどの目標にあたるのか、どの評価にあたるのかという出題形式が多くみられます。
それぞれの目標や評価がどのようなものなのかをしっかり理解できていれば、
あとは一般的な読解力で解ける問題になっています。
(2)腹囲が基準値を超えている者の割合を今より20%減らすー学習目標
(3)食堂で提供するヘルシーメニューの種類を増やすー環境目標
(4)適切なエネルギー摂取量がわかる者の割合を30%から60%に増やすー行動目標
(5)管理栄養士が社内で「健康づくりのための栄養教室」を開催するー実施目標
(2)野菜を十分に摂取することで便秘が解消されたかー影響評価
(3)クライアントが食事記録を毎日とっていたかー結果評価
(4)毎食ごとに野菜をとるようになったかー経過評価
(5)野菜不足を補うためのサプリメント代は減ったかー経済評価
(2)プログラムの最終回で、参加者の歩行速度が上がったかを確認した。
(3)プログラムの最終回で、参加者の握力の測定を行った。
(4)プログラム終了後、参加状況を回ごとに確認した。
(5)プログラム終了後、実施経費の総額を算出した。
(2)教室に参加したことで、減塩メニューのレパートリーは増えましたか−経過評価
(3)教室に参加したことで、減塩に取り組む自信は高まりましたかー企画評価
(4)教室に参加する前と比べて、塩分の摂取量は減りましたかー影響評価
(5)教室に参加する前と比べて、血圧は下がりましたかー統括的評価
明日解説します。
Q1.M大学では、地域と連携した健康づくり対策の一環としてロコモ手ティブシンドロームの普及を目的としたイベントを企画している。M大学に勤務する整形外科医、管理栄養士、健康運動指導士が講師となり、各々の立場からロコモティブシンドロームについて講演を行い、聴衆との質疑応答後に、座長がまとめを行った。該当する学習形態として正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)レクチャー(2)バズセッション
(3)シンポジウム
(4)ブレインストーミング
(5)ピア・エデュケーション
【解説】正答(3)
(1)誤り。レクチャーでは、あるテーマについて1人の講師が学習者に講演を行う。
(2)誤り。バスセッションでは、学習者を少人数のグループに分け、
あるテーマについてグループごとに討議を行う。
その後、各グループの代表者が意見を発表し、全体の司会者がまとめる。
分団式討議法ともいう。
(3)正しい。シンポジウムでは、あるテーマについて領域の異なる専門家が講師となり、
各々の立場から講演を行う。
その後、学習者との質疑応答を行い、司会者がまとめる。
(4)誤り。ブレインストーミングでは、司会者のもと、あるテーマについて学習者が自由に発言し、
新しいアイデアを出す。
(5)誤り。ピア・エデュケーションでは、身近な存在で信頼でき同じような価値観をもつ仲間(ピア)が
情報を提供し、あるテーマについて共に考える。
Q2.中学1年生を対象に「共食」をテーマとした食育プログラムを実施することになった。生徒が活発に意見を出し合い、共食の利点について様々な新しい発見が期待できる学習形態である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)6-6式討議(2)ブレインストーミング
(3)パネルディスカッション
(4)レクチャーフォーラム
【解説】正答(2)
(1)適切でない。6-6式討議では、学習者を6人ずつのグループに分け、
各グループが同時にあるテーマについて1人1分ずつ発言するという形で、討議する。
その後、各グループの代表者が意見を発表後、全体司会者がまとめる。
学習者の考えを短時間で把握できるが、1人当たりのグループ内での発言時間が1分間を限られており、
活発に意見を出し合うという点では(2)に劣る。
(2)適切。ブレインストーミングでは、司会者のもと学習者はあるテーマについて自由に発言し、
新しいアイデアを出す。
発言の内容に対して他の学習者は批判することなく、結論を求めることもしない。
生徒が「共食」についての考えを自由に発言でき、
その利点について様々な新しい発見が期待できる学習形態である。
(3)適切でない。パネルディスカッションでは、あるテーマについて立場や意見、知識、
経験の異なる人がパネラーとなり意見を述べる。
司会者の進行のもと、パネラー相互の意見交換が行われた後、学習者との質疑応答が行われる。
一斉学習にあたり、グループダイナミクスの活用による生徒の活発な意見の表出は期待できない。
(4)適切でない。レクチャーフォーラムでは、あるテーマについて1人の講師が講義を行った後、
学習者との質疑応答を行う。
一斉学習にあたり、グループダイナミクスの活用による生徒の活発な意見の表出は期待できない。
今日は、「目標や評価の種類」の問題です。
目標や評価に関する問題は必ず出題されると考えてよいでしょう。
ある文章に対してこれはどの目標にあたるのか、どの評価にあたるのかという出題形式が多くみられます。
それぞれの目標や評価がどのようなものなのかをしっかり理解できていれば、
あとは一般的な読解力で解ける問題になっています。
Q1.S社ではメタボリックシンドロームとその予備軍の者が多く、社内で対策を行うこととなった。設定する目標の内容と種類の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)運動習慣をもつ者の割合を20%から40%に増やすー結果目標(2)腹囲が基準値を超えている者の割合を今より20%減らすー学習目標
(3)食堂で提供するヘルシーメニューの種類を増やすー環境目標
(4)適切なエネルギー摂取量がわかる者の割合を30%から60%に増やすー行動目標
(5)管理栄養士が社内で「健康づくりのための栄養教室」を開催するー実施目標
Q2.野菜の摂取不足で便秘に悩むクライアントに影響教育を実施した。その評価内容と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)野菜の摂取不足の原因を適切に分析できたかー企画評価(2)野菜を十分に摂取することで便秘が解消されたかー影響評価
(3)クライアントが食事記録を毎日とっていたかー結果評価
(4)毎食ごとに野菜をとるようになったかー経過評価
(5)野菜不足を補うためのサプリメント代は減ったかー経済評価
Q3.高齢者を対象としたサルコペニア予防プログラムの評価内容である。形成的評価の内容として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)プログラムの途中で、参加者の理解度を〇✕形式で確認した。(2)プログラムの最終回で、参加者の歩行速度が上がったかを確認した。
(3)プログラムの最終回で、参加者の握力の測定を行った。
(4)プログラム終了後、参加状況を回ごとに確認した。
(5)プログラム終了後、実施経費の総額を算出した。
Q4.高血圧改善プログラムの一環として調理実習を交えた減塩教室を複数回実施し、教室最終日に参加者にアンケートを配布した。アンケートの項目と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)教室の開始時刻は、適切でしたか−経過評価(2)教室に参加したことで、減塩メニューのレパートリーは増えましたか−経過評価
(3)教室に参加したことで、減塩に取り組む自信は高まりましたかー企画評価
(4)教室に参加する前と比べて、塩分の摂取量は減りましたかー影響評価
(5)教室に参加する前と比べて、血圧は下がりましたかー統括的評価
明日解説します。
2019年02月02日
出題予測問題<栄養教育論>学習形態
昨日の問題の解説です。
(2)お酒は1日1合までにする。
(3)体重を定期的に測る。
(4)野菜中心の食生活にする。
【解説】正答(2)
(1)適切でない。1日当たりのお菓子摂取量の上限を具体的に決め、
目標が達成できたかどうかを評価しやすい内容とすることが望ましい。
(2)適切。減量するための行動目標として、最も具体的な内容である。
(3)適切でない。いつ体重を測るのかについて、具体的に宣言することが望ましい。
(4)適切でない。「朝食に野菜料理を1品追加する」など、
どのように野菜摂取量を増やすのかを明確に宣言することが望ましい。
(2)神経質にならなくても、自然に偏食しなくなるから大丈夫ですよ。
(3)他の子ども達と比べて発育が遅いと、心配になりますよね。
(4)幼児食のお薦めレシピ集があります。
(5)偏食の改善方法を一緒に考えましょう。
【解説】正答(3)
(1)誤り。正の強化子を与えることにより、子どもの行動変容を促そうとする発言である。
(2)誤り。母親の焦りや不安を和らげようとする発言であって、共感的理解には該当しない。
また、管理栄養士として、子どもの偏食に対応した支援をすべきである。
(3)正しい。他の子どもと比べて身長や体重の伸びがないことに焦りと不安を感じているAさんに、
共感を示している発言である。
また、ソーシャルサポートの一つである情動的サポートにより、
Aさんを支援しようとしている発言でもある。
(4)誤り。ソーシャルサポートの一つである情報的サポートによりAさんを支援しようとする発言である。
(5)誤り。ソーシャルサポートの一つである情動的サポートによりAさんを支援しようとする発言である。
(2)糖尿病食品交換表を使うと、私でもバランスの良い献立がたてられますね。
(3)バランスの良い食事は分かりましたが、自分で作ることができません。
(4)運動は血糖値を改善するために大切ですが、疲れるから嫌なんですよね。
(5)食事療法と運動療法を組み合わせて行うことが、血糖値の改善には効果的なのですね。
【解説】正答(4)
(1)誤り。行動変容の準備性に関する発言である。
(2)誤り。自己効力感(セルフ・エフィカシー)に関する発言である。
(3)誤り。調理スキルに関する発言である。
(4)正しい。運動療法を行うことに対する意思決定バランスにおける
正と負の両者の認知を含む発言である。
(5)誤り。血糖コントロールにおける食事療法、運動療法の効果についての知識に関する発言である。
今日は、「学習形態」の問題です。
一問程度出題される可能性があります。
復習しておきましょう。
(2)バズセッション
(3)シンポジウム
(4)ブレインストーミング
(5)ピア・エデュケーション
(2)ブレインストーミング
(3)パネルディスカッション
(4)レクチャーフォーラム
明日解説します。
Q1.減量を目的とした行動契約の目標宣言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)今よりも1日に食べるお菓子の量を減らす。(2)お酒は1日1合までにする。
(3)体重を定期的に測る。
(4)野菜中心の食生活にする。
【解説】正答(2)
(1)適切でない。1日当たりのお菓子摂取量の上限を具体的に決め、
目標が達成できたかどうかを評価しやすい内容とすることが望ましい。
(2)適切。減量するための行動目標として、最も具体的な内容である。
(3)適切でない。いつ体重を測るのかについて、具体的に宣言することが望ましい。
(4)適切でない。「朝食に野菜料理を1品追加する」など、
どのように野菜摂取量を増やすのかを明確に宣言することが望ましい。
Q2.3歳児の母親Aさん。子どもが偏食しがちで、他の子どもと比べて身長や体重の伸びが少ないことに焦りと不安を感じている。共感的理解を示している管理栄養士の発言として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)一口でも嫌いな物を食べることができたら、褒めてあげてください。(2)神経質にならなくても、自然に偏食しなくなるから大丈夫ですよ。
(3)他の子ども達と比べて発育が遅いと、心配になりますよね。
(4)幼児食のお薦めレシピ集があります。
(5)偏食の改善方法を一緒に考えましょう。
【解説】正答(3)
(1)誤り。正の強化子を与えることにより、子どもの行動変容を促そうとする発言である。
(2)誤り。母親の焦りや不安を和らげようとする発言であって、共感的理解には該当しない。
また、管理栄養士として、子どもの偏食に対応した支援をすべきである。
(3)正しい。他の子どもと比べて身長や体重の伸びがないことに焦りと不安を感じているAさんに、
共感を示している発言である。
また、ソーシャルサポートの一つである情動的サポートにより、
Aさんを支援しようとしている発言でもある。
(4)誤り。ソーシャルサポートの一つである情報的サポートによりAさんを支援しようとする発言である。
(5)誤り。ソーシャルサポートの一つである情動的サポートによりAさんを支援しようとする発言である。
Q3.糖尿病患者の食事・運動療法を行うことに対する意思決定バランスに関する発言である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)早速、明日から食事療法を始めます。(2)糖尿病食品交換表を使うと、私でもバランスの良い献立がたてられますね。
(3)バランスの良い食事は分かりましたが、自分で作ることができません。
(4)運動は血糖値を改善するために大切ですが、疲れるから嫌なんですよね。
(5)食事療法と運動療法を組み合わせて行うことが、血糖値の改善には効果的なのですね。
【解説】正答(4)
(1)誤り。行動変容の準備性に関する発言である。
(2)誤り。自己効力感(セルフ・エフィカシー)に関する発言である。
(3)誤り。調理スキルに関する発言である。
(4)正しい。運動療法を行うことに対する意思決定バランスにおける
正と負の両者の認知を含む発言である。
(5)誤り。血糖コントロールにおける食事療法、運動療法の効果についての知識に関する発言である。
今日は、「学習形態」の問題です。
一問程度出題される可能性があります。
復習しておきましょう。
Q1.M大学では、地域と連携した健康づくり対策の一環としてロコモ手ティブシンドロームの普及を目的としたイベントを企画している。M大学に勤務する整形外科医、管理栄養士、健康運動指導士が講師となり、各々の立場からロコモティブシンドロームについて講演を行い、聴衆との質疑応答後に、座長がまとめを行った。該当する学習形態として正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)レクチャー(2)バズセッション
(3)シンポジウム
(4)ブレインストーミング
(5)ピア・エデュケーション
Q2.中学1年生を対象に「共食」をテーマとした食育プログラムを実施することになった。生徒が活発に意見を出し合い、共食の利点について様々な新しい発見が期待できる学習形態である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)6-6式討議(2)ブレインストーミング
(3)パネルディスカッション
(4)レクチャーフォーラム
明日解説します。
2019年02月01日
出題予測問題<栄養教育論>◎栄養カウンセリング技法
昨日の問題の解説です。
a b c
(1)無条件刺激ーオペラント条件付け ー正の強化子
(2)無条件刺激ーレスポンデント条件付けー負の強化子
(3)随伴刺激 ーオペラント条件付け ー正の強化子
(4)随伴刺激 ーオペラント条件付け ー負の強化子
(5)随伴刺激 ーレスポンデント条件付けー正の強化子
【解説】正答(3)
自発的行動の後に伴う結果である。【a.随伴刺激】を操作することによって、
行動を変容させる理論を【b.オペラント条件付け】という。
学習が望ましい食行動をとった場合に、【c.正の強化子】を与えることで
望ましい食行動の出現頻度の増加が期待できる。したがって、(3)が正しい。
今日は、「栄養カウンセリング技法」の問題です。
栄養教育論の山となる分野です。
本試験では必ず出題されるので、しっかり復習しておいてください。
(2)お酒は1日1合までにする。
(3)体重を定期的に測る。
(4)野菜中心の食生活にする。
(2)神経質にならなくても、自然に偏食しなくなるから大丈夫ですよ。
(3)他の子ども達と比べて発育が遅いと、心配になりますよね。
(4)幼児食のお薦めレシピ集があります。
(5)偏食の改善方法を一緒に考えましょう。
(2)糖尿病食品交換表を使うと、私でもバランスの良い献立がたてられますね。
(3)バランスの良い食事は分かりましたが、自分で作ることができません。
(4)運動は血糖値を改善するために大切ですが、疲れるから嫌なんですよね。
(5)食事療法と運動療法を組み合わせて行うことが、血糖値の改善には効果的なのですね。
明日解説します。
Q1.刺激ー反応理論に関する記述である。【】に入る組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。自発的行動の後に伴う結果である【a】を操作することによって、行動を変容させる理論を【b】という。学習者が望ましい食行動をとった場合に、【c】を与えることで望ましい食行動の出現頻度の増加が期待できる。
a b c
(1)無条件刺激ーオペラント条件付け ー正の強化子
(2)無条件刺激ーレスポンデント条件付けー負の強化子
(3)随伴刺激 ーオペラント条件付け ー正の強化子
(4)随伴刺激 ーオペラント条件付け ー負の強化子
(5)随伴刺激 ーレスポンデント条件付けー正の強化子
【解説】正答(3)
自発的行動の後に伴う結果である。【a.随伴刺激】を操作することによって、
行動を変容させる理論を【b.オペラント条件付け】という。
学習が望ましい食行動をとった場合に、【c.正の強化子】を与えることで
望ましい食行動の出現頻度の増加が期待できる。したがって、(3)が正しい。
今日は、「栄養カウンセリング技法」の問題です。
栄養教育論の山となる分野です。
本試験では必ず出題されるので、しっかり復習しておいてください。
Q1.減量を目的とした行動契約の目標宣言である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
(1)今よりも1日に食べるお菓子の量を減らす。(2)お酒は1日1合までにする。
(3)体重を定期的に測る。
(4)野菜中心の食生活にする。
Q2.3歳児の母親Aさん。子どもが偏食しがちで、他の子どもと比べて身長や体重の伸びが少ないことに焦りと不安を感じている。共感的理解を示している管理栄養士の発言として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)一口でも嫌いな物を食べることができたら、褒めてあげてください。(2)神経質にならなくても、自然に偏食しなくなるから大丈夫ですよ。
(3)他の子ども達と比べて発育が遅いと、心配になりますよね。
(4)幼児食のお薦めレシピ集があります。
(5)偏食の改善方法を一緒に考えましょう。
Q3.糖尿病患者の食事・運動療法を行うことに対する意思決定バランスに関する発言である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)早速、明日から食事療法を始めます。(2)糖尿病食品交換表を使うと、私でもバランスの良い献立がたてられますね。
(3)バランスの良い食事は分かりましたが、自分で作ることができません。
(4)運動は血糖値を改善するために大切ですが、疲れるから嫌なんですよね。
(5)食事療法と運動療法を組み合わせて行うことが、血糖値の改善には効果的なのですね。
明日解説します。