2019年02月04日
出題予測問題<臨床栄養学>肥満症
昨日の問題の解説です。
(2)腹囲が基準値を超えている者の割合を今より20%減らすー学習目標
(3)食堂で提供するヘルシーメニューの種類を増やすー環境目標
(4)適切なエネルギー摂取量がわかる者の割合を30%から60%に増やすー行動目標
(5)管理栄養士が社内で「健康づくりのための栄養教室」を開催するー実施目標
【解説】正答(3)、(5)
(1)誤り。結果目標を達成するための行動変容に関する内容であり、行動目標に該当する。
(2)誤り。対象の成果として得られる最終的な健康指標に関する内容であり、結果目標に該当する。
(3)正しい。行動目標を達成するための健康行動の形成、維持を支援する環境整備に関する内容であり、
環境目標に該当する。
(4)誤り。行動目標を達成するための知識の習得に関する内容であり、学習目標に該当する。
(5)正しい。学習目標を達成するための栄養介入の実施に関する内容であり、実施目標に該当する。
(2)野菜を十分に摂取することで便秘が解消されたかー影響評価
(3)クライアントが食事記録を毎日とっていたかー結果評価
(4)毎食ごとに野菜をとるようになったかー経過評価
(5)野菜不足を補うためのサプリメント代は減ったかー経済評価
【解説】正答(1)
(1)正しい。アセスメントの適否に対する評価であり、企画評価に該当する。
(2)誤り。結果目標に対する評価であり、結果評価に該当する。
(3)誤り。実施目標に対する評価であり、経過評価に該当する。
(4)誤り。行動目標に対する評価であり、影響評価に該当する。
(5)誤り。サプリメント代に費やす費用の削減額の評価は、経済評価には該当しない。
経済評価とは、栄養教育の有効性を社会経済的に評価することをいう。
(2)プログラムの最終回で、参加者の歩行速度が上がったかを確認した。
(3)プログラムの最終回で、参加者の握力の測定を行った。
(4)プログラム終了後、参加状況を回ごとに確認した。
(5)プログラム終了後、実施経費の総額を算出した。
【解説】正答(1)
(1)正しい。プログラムの途中における参加者の理解度の評価は、形成的評価に該当する。
理解度が低い場合、内容を見直すことで、よりよいプログラムの実施が可能となる。
(2)・(3)誤り。プログラムの最終段階における評価であり、総括的評価に該当する。
(4)誤り。プログラムの終了後の参加率の評価は、総括的評価に該当する。
(5)誤り。プログラム終了後の実施に要した総費用の算出は、経済評価に該当する。
(2)教室に参加したことで、減塩メニューのレパートリーは増えましたか−経過評価
(3)教室に参加したことで、減塩に取り組む自信は高まりましたかー企画評価
(4)教室に参加する前と比べて、塩分の摂取量は減りましたかー影響評価
(5)教室に参加する前と比べて、血圧は下がりましたかー統括的評価
【解説】正答(4)、(5)
(1)誤り。企画の内容に関する評価は、企画評価に該当する。
(2)誤り。学習目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(3)誤り。自己効力感(セルフ・エフィカシー)に関する評価は、経過評価に該当する。
また、自己効力感の向上を学習の成果として捉えた場合には、影響評価に該当する。
(4)正しい。行動目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(5)正しい。プログラムの最終段階で行われている評価であり、総括的評価に該当する。
また、結果目標の達成状況に関する評価であり、結果評価にも該当する。
今日からは臨床栄養学から出題します。
難しく感じるかもしれませんが、疾病別に要点を整理すれば、暗記によって解ける問題ばかりです。
今日は、「肥満症」の問題です。
基本的な内容ですし、糖尿病とリンクする部分もあります。
しっかり復習しておいて下さい。
(2)BMI25以上35s/u未満の肥満症では、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)フォーミュラ食の併用は、無効である。
(4)インスリン治療中の高度肥満症患者では、超低エネルギー食(VLCD)を選択する。
(5)高度肥満症において減量がみられない場合、外科手術を第一選択とする。
(2)インスリン感受性は低下する。
(3)1か月で1sの原料を目指す場合、エネルギー摂取量を1日当たり約100kcal減ずる。
(4)減量により、血中レプチン値は上昇する。
(5)運動療法では、無酸素運動を主体とする。
明日解説します。
Q1.S社ではメタボリックシンドロームとその予備軍の者が多く、社内で対策を行うこととなった。設定する目標の内容と種類の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)運動習慣をもつ者の割合を20%から40%に増やすー結果目標(2)腹囲が基準値を超えている者の割合を今より20%減らすー学習目標
(3)食堂で提供するヘルシーメニューの種類を増やすー環境目標
(4)適切なエネルギー摂取量がわかる者の割合を30%から60%に増やすー行動目標
(5)管理栄養士が社内で「健康づくりのための栄養教室」を開催するー実施目標
【解説】正答(3)、(5)
(1)誤り。結果目標を達成するための行動変容に関する内容であり、行動目標に該当する。
(2)誤り。対象の成果として得られる最終的な健康指標に関する内容であり、結果目標に該当する。
(3)正しい。行動目標を達成するための健康行動の形成、維持を支援する環境整備に関する内容であり、
環境目標に該当する。
(4)誤り。行動目標を達成するための知識の習得に関する内容であり、学習目標に該当する。
(5)正しい。学習目標を達成するための栄養介入の実施に関する内容であり、実施目標に該当する。
Q2.野菜の摂取不足で便秘に悩むクライアントに影響教育を実施した。その評価内容と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)野菜の摂取不足の原因を適切に分析できたかー企画評価(2)野菜を十分に摂取することで便秘が解消されたかー影響評価
(3)クライアントが食事記録を毎日とっていたかー結果評価
(4)毎食ごとに野菜をとるようになったかー経過評価
(5)野菜不足を補うためのサプリメント代は減ったかー経済評価
【解説】正答(1)
(1)正しい。アセスメントの適否に対する評価であり、企画評価に該当する。
(2)誤り。結果目標に対する評価であり、結果評価に該当する。
(3)誤り。実施目標に対する評価であり、経過評価に該当する。
(4)誤り。行動目標に対する評価であり、影響評価に該当する。
(5)誤り。サプリメント代に費やす費用の削減額の評価は、経済評価には該当しない。
経済評価とは、栄養教育の有効性を社会経済的に評価することをいう。
Q3.高齢者を対象としたサルコペニア予防プログラムの評価内容である。形成的評価の内容として、正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)プログラムの途中で、参加者の理解度を〇✕形式で確認した。(2)プログラムの最終回で、参加者の歩行速度が上がったかを確認した。
(3)プログラムの最終回で、参加者の握力の測定を行った。
(4)プログラム終了後、参加状況を回ごとに確認した。
(5)プログラム終了後、実施経費の総額を算出した。
【解説】正答(1)
(1)正しい。プログラムの途中における参加者の理解度の評価は、形成的評価に該当する。
理解度が低い場合、内容を見直すことで、よりよいプログラムの実施が可能となる。
(2)・(3)誤り。プログラムの最終段階における評価であり、総括的評価に該当する。
(4)誤り。プログラムの終了後の参加率の評価は、総括的評価に該当する。
(5)誤り。プログラム終了後の実施に要した総費用の算出は、経済評価に該当する。
Q4.高血圧改善プログラムの一環として調理実習を交えた減塩教室を複数回実施し、教室最終日に参加者にアンケートを配布した。アンケートの項目と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)教室の開始時刻は、適切でしたか−経過評価(2)教室に参加したことで、減塩メニューのレパートリーは増えましたか−経過評価
(3)教室に参加したことで、減塩に取り組む自信は高まりましたかー企画評価
(4)教室に参加する前と比べて、塩分の摂取量は減りましたかー影響評価
(5)教室に参加する前と比べて、血圧は下がりましたかー統括的評価
【解説】正答(4)、(5)
(1)誤り。企画の内容に関する評価は、企画評価に該当する。
(2)誤り。学習目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(3)誤り。自己効力感(セルフ・エフィカシー)に関する評価は、経過評価に該当する。
また、自己効力感の向上を学習の成果として捉えた場合には、影響評価に該当する。
(4)正しい。行動目標の達成状況に関する評価は、影響評価に該当する。
(5)正しい。プログラムの最終段階で行われている評価であり、総括的評価に該当する。
また、結果目標の達成状況に関する評価であり、結果評価にも該当する。
今日からは臨床栄養学から出題します。
難しく感じるかもしれませんが、疾病別に要点を整理すれば、暗記によって解ける問題ばかりです。
今日は、「肥満症」の問題です。
基本的な内容ですし、糖尿病とリンクする部分もあります。
しっかり復習しておいて下さい。
Q1.肥満症の治療に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)肥満症の治療は、薬物療法が基本となる。(2)BMI25以上35s/u未満の肥満症では、現在の体重から3〜6か月で3%以上の減少を目指す。
(3)フォーミュラ食の併用は、無効である。
(4)インスリン治療中の高度肥満症患者では、超低エネルギー食(VLCD)を選択する。
(5)高度肥満症において減量がみられない場合、外科手術を第一選択とする。
Q2.成人の肥満に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)男性のウエスト周囲長80pは、内臓脂肪面積100uに相当する。(2)インスリン感受性は低下する。
(3)1か月で1sの原料を目指す場合、エネルギー摂取量を1日当たり約100kcal減ずる。
(4)減量により、血中レプチン値は上昇する。
(5)運動療法では、無酸素運動を主体とする。
明日解説します。
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